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一章 〜異世界と旅立ち〜
20話 『魔法基礎理論』
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お風呂に浸かりながら考える。
今日一日はとても短かったな。なんでだろ?
新しいことに挑戦してたからかな?
考えてみれば、僕もついに魔法デビューなんだよな。でもさっきのってなぁ……どう考えたってあれは可笑しいよね。リッタも言ってたけど、最初から中級魔法を連発させるって、常識はずれもいいとこだ。ま、それでも最強の魔法使いに近づけたんだし、出だしは好調だな!
目指せ最強の魔法使い! 第一関門は突破だ!
時間が経って、頭がやっとまわり始めたのか、夢の異世界での初魔法がチート級に終わったことに喜びが爆発していた。
そんな僕はお風呂から出てすぐに、リッタの部屋に戻って図書館で借りた本を読みながら寝転がる。
さっきの本とは別の、『魔法基礎理論』と言うとても難しそうな本だ。
ちなみにリッタはお風呂に入ったきり出てこない。彼女はだいぶ長風呂派の人間だ。まぁ僕も大概だけどね。
さて、この本はどう読んだらいいのか。それなりには魔法の基礎が書いてあるようだけど、僕みたいな初心者が読むべきものなのかな? ま、基礎って書いてあるし大丈夫だとは思うけど。だいたいの内容だけ掴めればいいかな。
とりあえず読み進めてみて、僕に理解出来たのはこれぐらいだった。
1. 魔法は気持ち。自分の使いたい魔法の事をどれだけ知っているのか、どれだけその魔法が使いたいのか、どれだけその魔法を信じているのかが魔法を使う上での全てだ。信じる事の出来ない者には使う事は出来ず、それが出来る者は適正に関わらず使用する事が可能である。
2. 魔法を使用する際に消費される魔力は、どんな生物の中にも存在し、その量には限界がある。限界値は魔法を使用していけば増えていくが、増加量にもまた限界が存在する。
3. 魔力(固有魔法)の発現は、その人の気持ちに左右される事が多い。自分がどうなりたいという思いが限界に達した時に現れる。また、突発的な感情によって魔力に目覚める事も珍しくはない。魔力に目覚めると身体能力が格段と上がり、魔力有無の差はかなり大きなものとなる。
4. 固有魔法とは別に固有特性と言うものが存在する。固有特性は生まれつきの才能で、目覚める事はない。また、どちらも1つだけとは限らない。
ざっくり4項目に分けるとこんな感じだ。魔法、魔力、固有魔法、固有特性。この4つが大きな意味での魔法を示していた。
そして、僕のあの中級魔法連発についてもうなづけるところがあったのだ。それは、魔法を使いたいと言う気持ちだ。魔法を使うことが夢であった僕が初めて魔法を使おうとしたんだから、本の話通りならば、あの結果にもうなづける。
これならほんとになれるかもしれないな。
この世界最強の魔法使いに!
ただ本を読んだだけだったが、大きな夢と自分の未来に胸を踊らせる僕だった。
あの後やることを済ませ、時間もだいたい9時ぐらいにはなっていた。そろそろ寝る時間だ。
これからまた夢の中で彼女に会うんだよな。
あれ? そういえばこれって寝たことになるのかな……?
なんだか疲れがとれないんじゃないかと思う。気にしててもしょうがないけど。だって僕にどうこう出来る問題じゃないし! それに今日だってなんとかなってるから大丈夫だな。もう気にしないぞ!
それよりも、僕が魔法を使えるようになってたらルナは驚くかな。ちょっと恥ずかしいけど、誰かに褒めてもらえるのはとっても嬉しい。そのために頑張るってのもいいんじゃないかな? 僕はそう思う。
あー、早く寝たい! 寝たいけど寝たいと思うと寝られない。あぁ、ジレンマだな。もういっそのこと他のこと考えよう。何かあったっけ?
えっと……ないな……なんもない。いや何かあるだろ! あぁ!……余計に冴えてきた。
はーあ……疲れるな。
ずっとゴロゴロしてたけど、寝る時ってやっぱり気がつかないもんなんだね。
いつしか僕は眠りについていた。
そして、ルナと出会った夢の中に意識が移る。
前回とまったく同じ……という訳じゃないけど、また草原のど真ん中に立っていた。少し違うのはちょっと離れたところに森があることと、僕が気づいた時にはルナがもう近くにいたということ。
今彼女は近くにある木の下から、僕に手を振っている。それを少し眺めていると、その手の振り方もだんだん変わってきて、こっちに来いと言わんばかりの手招きになってしまった。はぁ……機嫌を損ねる前に行くか。
そうして僕は彼女の方へと歩いていった。
彼女のもとにつくと、ルナがニコッと笑いながら、「また会えたね」と言い、「そうだね」と返して僕は地面に腰を下ろす。彼女も僕の横に腰を下ろした。
「今日もよろしくね! ルナ‼︎」
「ふふっ、よろしく! コノハ‼︎」
だいぶ強調したら同じように返されてしまった。そのまま見つめあいながら二人で笑っているこんな時間もやっぱり楽しい。こうやって過ごすのも悪くないなと改めて思う。
僕はそう思いながらまた立ち上がる。同じようにルナも立ち上がった。
「じゃあ今日は早速魔法を使おう! 今日のうちに全部の属性の初級魔法は使えるようになるよ」
「あの……さ、その事なんだけどさ、僕、なんだか中級魔法が使えるみたいなんだよね」
「え? どういう事だい? 君はまだ魔法を使った事がないんじゃ……」
「さっきさ、本を読んで適正を調べてみたんだよ。そしたらその本に載ってた中級魔法が全部発動しちゃって」
「えぇ⁉︎ そんなのあり得ないよ! 初心者が中級魔法だなんて!」
「うーん……やっぱりそうなのかな?」
「そうだよ!」
ルナは僕が言っている事にかなり驚いているようだった。リッタと同じように黙り込んでしまったが、何かを考えているようにも見える。
はぁ……なんだか大変だなぁ……。
今日一日はとても短かったな。なんでだろ?
新しいことに挑戦してたからかな?
考えてみれば、僕もついに魔法デビューなんだよな。でもさっきのってなぁ……どう考えたってあれは可笑しいよね。リッタも言ってたけど、最初から中級魔法を連発させるって、常識はずれもいいとこだ。ま、それでも最強の魔法使いに近づけたんだし、出だしは好調だな!
目指せ最強の魔法使い! 第一関門は突破だ!
時間が経って、頭がやっとまわり始めたのか、夢の異世界での初魔法がチート級に終わったことに喜びが爆発していた。
そんな僕はお風呂から出てすぐに、リッタの部屋に戻って図書館で借りた本を読みながら寝転がる。
さっきの本とは別の、『魔法基礎理論』と言うとても難しそうな本だ。
ちなみにリッタはお風呂に入ったきり出てこない。彼女はだいぶ長風呂派の人間だ。まぁ僕も大概だけどね。
さて、この本はどう読んだらいいのか。それなりには魔法の基礎が書いてあるようだけど、僕みたいな初心者が読むべきものなのかな? ま、基礎って書いてあるし大丈夫だとは思うけど。だいたいの内容だけ掴めればいいかな。
とりあえず読み進めてみて、僕に理解出来たのはこれぐらいだった。
1. 魔法は気持ち。自分の使いたい魔法の事をどれだけ知っているのか、どれだけその魔法が使いたいのか、どれだけその魔法を信じているのかが魔法を使う上での全てだ。信じる事の出来ない者には使う事は出来ず、それが出来る者は適正に関わらず使用する事が可能である。
2. 魔法を使用する際に消費される魔力は、どんな生物の中にも存在し、その量には限界がある。限界値は魔法を使用していけば増えていくが、増加量にもまた限界が存在する。
3. 魔力(固有魔法)の発現は、その人の気持ちに左右される事が多い。自分がどうなりたいという思いが限界に達した時に現れる。また、突発的な感情によって魔力に目覚める事も珍しくはない。魔力に目覚めると身体能力が格段と上がり、魔力有無の差はかなり大きなものとなる。
4. 固有魔法とは別に固有特性と言うものが存在する。固有特性は生まれつきの才能で、目覚める事はない。また、どちらも1つだけとは限らない。
ざっくり4項目に分けるとこんな感じだ。魔法、魔力、固有魔法、固有特性。この4つが大きな意味での魔法を示していた。
そして、僕のあの中級魔法連発についてもうなづけるところがあったのだ。それは、魔法を使いたいと言う気持ちだ。魔法を使うことが夢であった僕が初めて魔法を使おうとしたんだから、本の話通りならば、あの結果にもうなづける。
これならほんとになれるかもしれないな。
この世界最強の魔法使いに!
ただ本を読んだだけだったが、大きな夢と自分の未来に胸を踊らせる僕だった。
あの後やることを済ませ、時間もだいたい9時ぐらいにはなっていた。そろそろ寝る時間だ。
これからまた夢の中で彼女に会うんだよな。
あれ? そういえばこれって寝たことになるのかな……?
なんだか疲れがとれないんじゃないかと思う。気にしててもしょうがないけど。だって僕にどうこう出来る問題じゃないし! それに今日だってなんとかなってるから大丈夫だな。もう気にしないぞ!
それよりも、僕が魔法を使えるようになってたらルナは驚くかな。ちょっと恥ずかしいけど、誰かに褒めてもらえるのはとっても嬉しい。そのために頑張るってのもいいんじゃないかな? 僕はそう思う。
あー、早く寝たい! 寝たいけど寝たいと思うと寝られない。あぁ、ジレンマだな。もういっそのこと他のこと考えよう。何かあったっけ?
えっと……ないな……なんもない。いや何かあるだろ! あぁ!……余計に冴えてきた。
はーあ……疲れるな。
ずっとゴロゴロしてたけど、寝る時ってやっぱり気がつかないもんなんだね。
いつしか僕は眠りについていた。
そして、ルナと出会った夢の中に意識が移る。
前回とまったく同じ……という訳じゃないけど、また草原のど真ん中に立っていた。少し違うのはちょっと離れたところに森があることと、僕が気づいた時にはルナがもう近くにいたということ。
今彼女は近くにある木の下から、僕に手を振っている。それを少し眺めていると、その手の振り方もだんだん変わってきて、こっちに来いと言わんばかりの手招きになってしまった。はぁ……機嫌を損ねる前に行くか。
そうして僕は彼女の方へと歩いていった。
彼女のもとにつくと、ルナがニコッと笑いながら、「また会えたね」と言い、「そうだね」と返して僕は地面に腰を下ろす。彼女も僕の横に腰を下ろした。
「今日もよろしくね! ルナ‼︎」
「ふふっ、よろしく! コノハ‼︎」
だいぶ強調したら同じように返されてしまった。そのまま見つめあいながら二人で笑っているこんな時間もやっぱり楽しい。こうやって過ごすのも悪くないなと改めて思う。
僕はそう思いながらまた立ち上がる。同じようにルナも立ち上がった。
「じゃあ今日は早速魔法を使おう! 今日のうちに全部の属性の初級魔法は使えるようになるよ」
「あの……さ、その事なんだけどさ、僕、なんだか中級魔法が使えるみたいなんだよね」
「え? どういう事だい? 君はまだ魔法を使った事がないんじゃ……」
「さっきさ、本を読んで適正を調べてみたんだよ。そしたらその本に載ってた中級魔法が全部発動しちゃって」
「えぇ⁉︎ そんなのあり得ないよ! 初心者が中級魔法だなんて!」
「うーん……やっぱりそうなのかな?」
「そうだよ!」
ルナは僕が言っている事にかなり驚いているようだった。リッタと同じように黙り込んでしまったが、何かを考えているようにも見える。
はぁ……なんだか大変だなぁ……。
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