158 / 186
八百万 焼酎と煮物
しおりを挟む
八百万
八百万は定食屋というのは最初の頃の話で、今では宿であり、娯楽視察であり、賭博もできれば、公園もあり、ちょっとした集会やレクリエーションが出来る場所なんかもある。
もはやウェールズの名物複合施設といってもいい、夏の祭りでは八百万監修の屋台がずらっと並び、斗真が購入してきてくれた花火や火気厳禁で空に打ち上げる、打ち上げ花火なんかも盛大に空に打ち上げる。
八百万が出来てから街の様子の変わりようといったら尋常じゃなかった。
一部の冒険者しかやってなかった師弟制度の様なものを投入、上級冒険者による下位の冒険者を徹底的に鍛え上げ、ギルドからのダンジョンの情報の全体への共有、魔物の狩り方のレクチャーなど今までにはなかった試みにみんなが驚いた。
複数ある孤児院への支援の強化、子供達への未来の職業に向けての教育、怪我や病気で脱落していった人たちの補助、生活の援助の一時的な物ではなく制度化、老朽化、廃墟化した家、建物の修繕、道の拡大、上下水道、街灯の設置、盤上に分かれた街をアルファベット別に町内会を設置、職人街の様に一つに固まっていた同じ職業の人達、飲食店などを均等に配分、これによりA地区に5軒も6軒も同じ店が固まっていたのが、AからGまでに分散され、どこの通りにも一通りの店が存在する事に。
商売で破産した人の現実的な返済計画から、新しい商売が軌道に乗るまでの商業ギルドによる監修、同業者による違法な妨害の排除、人間に協力的また共存できる魔物の受け入れ、その魔物達による特殊能力により手に入りずらかった鉱石や宝石や爪や角の生え替わりなどを理由に安全に高位魔物などの素材の獲得。
魔物の内臓や近郊の漁港による未利用魚の再利用なども街の利点にあげたいが、今の所八百万の様に再利用する店は少ない。
それでも街に珍しい屋台も増えた。
やきそばにお好み焼き、タコ焼きに大判焼き、小麦を利用した粉ものが安価で流行しているのと、孤児院や商売を失敗して再スタートを頑張ろうという人たちを優先に八百万のレシピは広がり、これらすべての案が斗真の旦那から領主のアーサー様やギムレットの旦那が考えて行ってきたことだ。
冒険者達による助け合いによって、ダンジョンからの収入は驚くほどあがった。
低級冒険者による、中層での安全な狩り、その一回の狩りで4~5日生きていける資金が稼げれば上々だった低級冒険者は、一回の狩りで一か月うまくいけば2か月程狩りにでずに生活できる程の収入を安全に手にいれれる様になり。
更には自分達も冒険者として身体や魔術的に鍛えられていく、実力の上昇に喜び高揚感をもちながらそして進化していく自分がまさに目に見えてわかる様な成長に喜び、狩り精を出す様になった。
これによりギルドは毎日が大忙し、街で消費しきれない素材は近隣の街、王都へと流れていくのに留まらず、港町を経由して他国とも大型取引をするレベルに。
ウェールズの住人が裕福になったいくのにそんなに時間はかからず、一人一人が余裕のある毎日を送る様になった。
遠い他国でも黄金の都市、桃源郷、幸せな街、貴族が住む世界などと言われる程、他の街に比べ裕福となった。
近隣の街や王都もその恩恵を受け、裕福になっているので下手に俺達より裕福な生活など許せない!などと言えない状況であり、公爵が治め、王はもちろん他一部の大貴族もウェールズの街を認めている為、こっぱ貴族では街で狼藉の一つ妨害の一つも出来ない、まさに恐るべき大都市なのだ。
最近ではエルフにドワーフ、龍族に妖精とまさに他国から八百万に食事にくるくらい大騒ぎ、目的は料理はもちろんなのだが、一番の目的は。
酒である。
八百万のビール、エール、日本酒は美味い!それが最近では海外からの客が来るほど、有名になってしまった。
でも俺からすると、日本酒を飲んで喜んでいる人間はまぁ~だまぁだである。
斗真の旦那の世界の酒はそれは美味い!ビールは斗真の旦那の世界では地域に分かれて、まぁつまりは街に一つは自分の所独自の地ビールってのが存在する程多い!ワインやウィスキー、ブランデーなんかは他国から学んだ酒の作り方らしいが、それらの酒も自国で作った酒があるという。
酒の作り方を共有する世界なんて存在するのか?とびっくりする。
こっちの世界でエルフの秘酒やドワーフの火酒、龍族の宝酒など作り方教えてくれるか?答えは否だ!。
八百万ではどんな酒でも味わえる、最近では日本酒よりも俺は焼酎が好きだ!焼酎って言っても種類がまた沢山ある。
米、芋、栗、そば、粕取り、ジャガイモに黒糖、トウモロコシ、中でも一段美味くて強いのに泡盛って酒があるが、こいつも分類上は焼酎に数えられるとか?
また本格焼酎なんて物まで存在するらしい。
芋焼酎の魔王、日本酒でも思ったが、ごくごくと飲めてしまう。
25度とそれなりに強いはずなのに、水の様に飲める。
芋臭さなんかは全然なく、日本酒でも思ったがこれが飲みすぎてしまうのだ。
斗真の旦那の世界では水やお湯で割ったりして飲むらしいが、これぐらいの酒ならここらの人間ならそのままの方ががつんと感じて好まれるんじゃないか?と思う、俺は薄めずにそのままごくごくと飲む。
頻繁に出て来るのは、黒霧島、これが一番なんの料理にもあって美味いかもしれない、魔王よりも芋の風味を感じ、どしんとした土台の基礎の様なものを感じる。
日本酒では花や果物などの味わいを感じ、舌の上で広がりそして後味も嫌味なく去っていく物が多く、まさに口の中を洗い流す如く一口ずつリセットされるような味わいなのに、焼酎は原料の芋の風味を感じる物から、芋本当に作ってるのか?って聞きたくなる程、癖もなにもなくさっきも言った通り、どっしりとした力石の様な?力強い味を感じる。
ドワーフの火酒に似ているが、あいつらはアルコールさえ強ければ風味や味なんかおかまいなしと考えている奴も多い、だからこそ龍族の酒の火酒に似たアルコール度数で更に味まで美味いと、それこそ一晩で何樽も飲み干してしまう。
さて、そんな焼酎を飲みながら食うのが、なんてことはない八百万の煮物である。
甘しょっぱめの良く炊かれた煮物、具もそんなに特別な物はなく。
人参、ジャガイモ、こんにゃく、ごぼう、サトイモ、タケノコ、高野豆腐などがはいっている。
これが美味い!しょっぱ甘いのに甘さにくどさがない、米も一緒に食えそうな煮物、関東とも関西とも違く、寒い東北ならではの味なのだとか。
黒すぎない茶色の出汁の色が綺麗で、この煮物の高野豆腐がまたご馳走みたいに美味い!じゅわっと味を放ってほろほろと口で崩れる。
確かに高級な店で出される料理ってのと比べると、斗真の旦那がいってた家庭の味って奴に近いのかもしれない。
だが、これがいいのだ。
なんて事はない、等身大の普通の料理、特別な部位とか素材とか味付けとかそんなんじゃなくて、本当になんて事はないそれでいて毎日食える煮物。
そこに塩のおにぎり、そう塩むすびを食って、そこに黒霧島もぐっとやるのがいい!顔がにんまりだらしなくなるくらいこの普通なのがいい!
多分そんな「普通」であり自分の中で「普通なんだけど特別」っていう矛盾したもんが、きっと常連客の奴らには何かしらあるんだと思う。
八百万は定食屋というのは最初の頃の話で、今では宿であり、娯楽視察であり、賭博もできれば、公園もあり、ちょっとした集会やレクリエーションが出来る場所なんかもある。
もはやウェールズの名物複合施設といってもいい、夏の祭りでは八百万監修の屋台がずらっと並び、斗真が購入してきてくれた花火や火気厳禁で空に打ち上げる、打ち上げ花火なんかも盛大に空に打ち上げる。
八百万が出来てから街の様子の変わりようといったら尋常じゃなかった。
一部の冒険者しかやってなかった師弟制度の様なものを投入、上級冒険者による下位の冒険者を徹底的に鍛え上げ、ギルドからのダンジョンの情報の全体への共有、魔物の狩り方のレクチャーなど今までにはなかった試みにみんなが驚いた。
複数ある孤児院への支援の強化、子供達への未来の職業に向けての教育、怪我や病気で脱落していった人たちの補助、生活の援助の一時的な物ではなく制度化、老朽化、廃墟化した家、建物の修繕、道の拡大、上下水道、街灯の設置、盤上に分かれた街をアルファベット別に町内会を設置、職人街の様に一つに固まっていた同じ職業の人達、飲食店などを均等に配分、これによりA地区に5軒も6軒も同じ店が固まっていたのが、AからGまでに分散され、どこの通りにも一通りの店が存在する事に。
商売で破産した人の現実的な返済計画から、新しい商売が軌道に乗るまでの商業ギルドによる監修、同業者による違法な妨害の排除、人間に協力的また共存できる魔物の受け入れ、その魔物達による特殊能力により手に入りずらかった鉱石や宝石や爪や角の生え替わりなどを理由に安全に高位魔物などの素材の獲得。
魔物の内臓や近郊の漁港による未利用魚の再利用なども街の利点にあげたいが、今の所八百万の様に再利用する店は少ない。
それでも街に珍しい屋台も増えた。
やきそばにお好み焼き、タコ焼きに大判焼き、小麦を利用した粉ものが安価で流行しているのと、孤児院や商売を失敗して再スタートを頑張ろうという人たちを優先に八百万のレシピは広がり、これらすべての案が斗真の旦那から領主のアーサー様やギムレットの旦那が考えて行ってきたことだ。
冒険者達による助け合いによって、ダンジョンからの収入は驚くほどあがった。
低級冒険者による、中層での安全な狩り、その一回の狩りで4~5日生きていける資金が稼げれば上々だった低級冒険者は、一回の狩りで一か月うまくいけば2か月程狩りにでずに生活できる程の収入を安全に手にいれれる様になり。
更には自分達も冒険者として身体や魔術的に鍛えられていく、実力の上昇に喜び高揚感をもちながらそして進化していく自分がまさに目に見えてわかる様な成長に喜び、狩り精を出す様になった。
これによりギルドは毎日が大忙し、街で消費しきれない素材は近隣の街、王都へと流れていくのに留まらず、港町を経由して他国とも大型取引をするレベルに。
ウェールズの住人が裕福になったいくのにそんなに時間はかからず、一人一人が余裕のある毎日を送る様になった。
遠い他国でも黄金の都市、桃源郷、幸せな街、貴族が住む世界などと言われる程、他の街に比べ裕福となった。
近隣の街や王都もその恩恵を受け、裕福になっているので下手に俺達より裕福な生活など許せない!などと言えない状況であり、公爵が治め、王はもちろん他一部の大貴族もウェールズの街を認めている為、こっぱ貴族では街で狼藉の一つ妨害の一つも出来ない、まさに恐るべき大都市なのだ。
最近ではエルフにドワーフ、龍族に妖精とまさに他国から八百万に食事にくるくらい大騒ぎ、目的は料理はもちろんなのだが、一番の目的は。
酒である。
八百万のビール、エール、日本酒は美味い!それが最近では海外からの客が来るほど、有名になってしまった。
でも俺からすると、日本酒を飲んで喜んでいる人間はまぁ~だまぁだである。
斗真の旦那の世界の酒はそれは美味い!ビールは斗真の旦那の世界では地域に分かれて、まぁつまりは街に一つは自分の所独自の地ビールってのが存在する程多い!ワインやウィスキー、ブランデーなんかは他国から学んだ酒の作り方らしいが、それらの酒も自国で作った酒があるという。
酒の作り方を共有する世界なんて存在するのか?とびっくりする。
こっちの世界でエルフの秘酒やドワーフの火酒、龍族の宝酒など作り方教えてくれるか?答えは否だ!。
八百万ではどんな酒でも味わえる、最近では日本酒よりも俺は焼酎が好きだ!焼酎って言っても種類がまた沢山ある。
米、芋、栗、そば、粕取り、ジャガイモに黒糖、トウモロコシ、中でも一段美味くて強いのに泡盛って酒があるが、こいつも分類上は焼酎に数えられるとか?
また本格焼酎なんて物まで存在するらしい。
芋焼酎の魔王、日本酒でも思ったが、ごくごくと飲めてしまう。
25度とそれなりに強いはずなのに、水の様に飲める。
芋臭さなんかは全然なく、日本酒でも思ったがこれが飲みすぎてしまうのだ。
斗真の旦那の世界では水やお湯で割ったりして飲むらしいが、これぐらいの酒ならここらの人間ならそのままの方ががつんと感じて好まれるんじゃないか?と思う、俺は薄めずにそのままごくごくと飲む。
頻繁に出て来るのは、黒霧島、これが一番なんの料理にもあって美味いかもしれない、魔王よりも芋の風味を感じ、どしんとした土台の基礎の様なものを感じる。
日本酒では花や果物などの味わいを感じ、舌の上で広がりそして後味も嫌味なく去っていく物が多く、まさに口の中を洗い流す如く一口ずつリセットされるような味わいなのに、焼酎は原料の芋の風味を感じる物から、芋本当に作ってるのか?って聞きたくなる程、癖もなにもなくさっきも言った通り、どっしりとした力石の様な?力強い味を感じる。
ドワーフの火酒に似ているが、あいつらはアルコールさえ強ければ風味や味なんかおかまいなしと考えている奴も多い、だからこそ龍族の酒の火酒に似たアルコール度数で更に味まで美味いと、それこそ一晩で何樽も飲み干してしまう。
さて、そんな焼酎を飲みながら食うのが、なんてことはない八百万の煮物である。
甘しょっぱめの良く炊かれた煮物、具もそんなに特別な物はなく。
人参、ジャガイモ、こんにゃく、ごぼう、サトイモ、タケノコ、高野豆腐などがはいっている。
これが美味い!しょっぱ甘いのに甘さにくどさがない、米も一緒に食えそうな煮物、関東とも関西とも違く、寒い東北ならではの味なのだとか。
黒すぎない茶色の出汁の色が綺麗で、この煮物の高野豆腐がまたご馳走みたいに美味い!じゅわっと味を放ってほろほろと口で崩れる。
確かに高級な店で出される料理ってのと比べると、斗真の旦那がいってた家庭の味って奴に近いのかもしれない。
だが、これがいいのだ。
なんて事はない、等身大の普通の料理、特別な部位とか素材とか味付けとかそんなんじゃなくて、本当になんて事はないそれでいて毎日食える煮物。
そこに塩のおにぎり、そう塩むすびを食って、そこに黒霧島もぐっとやるのがいい!顔がにんまりだらしなくなるくらいこの普通なのがいい!
多分そんな「普通」であり自分の中で「普通なんだけど特別」っていう矛盾したもんが、きっと常連客の奴らには何かしらあるんだと思う。
61
お気に入りに追加
2,653
あなたにおすすめの小説
追放令嬢の叛逆譚〜魔王の力をこの手に〜
ノウミ
ファンタジー
かつて繁栄を誇る国の貴族令嬢、エレナは、母親の嫉妬により屋敷の奥深くに幽閉されていた。異母妹であるソフィアは、母親の寵愛を一身に受け、エレナを蔑む日々が続いていた。父親は戦争の最前線に送られ、家にはほとんど戻らなかったが、エレナを愛していたことをエレナは知らなかった。
ある日、エレナの父親が一時的に帰還し、国を挙げての宴が開かれる。各国の要人が集まる中、エレナは自国の王子リュシアンに見初められる。だが、これを快く思わないソフィアと母親は密かに計画を立て、エレナを陥れようとする。
リュシアンとの婚約が決まった矢先、ソフィアの策略によりエレナは冤罪をかぶせられ、婚約破棄と同時に罪人として国を追われることに。父親は娘の無実を信じ、エレナを助けるために逃亡を図るが、その道中で父親は追っ手に殺され、エレナは死の森へと逃げ込む。
この森はかつて魔王が討伐された場所とされていたが、実際には魔王は封印されていただけだった。魔王の力に触れたエレナは、その力を手に入れることとなる。かつての優しい令嬢は消え、復讐のために国を興す決意をする。
一方、エレナのかつての国は腐敗が進み、隣国への侵略を正当化し、勇者の名のもとに他国から資源を奪い続けていた。魔王の力を手にしたエレナは、その野望に終止符を打つべく、かつて自分を追い詰めた家族と国への復讐のため、新たな国を興し、反旗を翻す。
果たしてエレナは、魔王の力を持つ者として世界を覆すのか、それともかつての優しさを取り戻すことができるのか。
※下記サイトにても同時掲載中です
・小説家になろう
・カクヨム
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
異世界でドラゴニュートになってのんびり異世界満喫する!
ファウスト
ファンタジー
ある日、コモドドラゴンから『メダル』を受け取った主人公「龍河 由香」は
突然剣と魔法の世界へと転移してしまった。
メダルは数多の生物が持つことを許される異世界への切符で・・・!
伝説のドラゴン達の加護と武具を受けて異世界大冒険!だけど良く見たら体が?!
『末永く可愛がる為って・・・先生、愛が重いです』
ドラゴニュートに大変身!無敵のボディを駆使して異世界を駆け巡る!
寿命が尽きたら元の世界に戻れるって一体何年?ええっ!千年以上?!
ドラゴニュートに変身した少女が異世界を巡ってドラゴン達を開放したり
圧倒的な能力で無双しつつ尊敬を集めたりと異世界で自由にするお話。
※タイトルを一部変更しました。ですがこれからの内容は変えるつもりありません。 ※現在ぱパソコンの破損により更新が止まっています
異世界でゆるゆる生活を満喫す
葉月ゆな
ファンタジー
辺境伯家の三男坊。数か月前の高熱で前世は日本人だったこと、社会人でブラック企業に勤めていたことを思い出す。どうして亡くなったのかは記憶にない。ただもう前世のように働いて働いて夢も希望もなかった日々は送らない。
もふもふと魔法の世界で楽しく生きる、この生活を絶対死守するのだと誓っている。
家族に助けられ、面倒ごとは優秀な他人に任せる主人公。でも頼られるといやとはいえない。
ざまぁや成り上がりはなく、思いつくままに好きに行動する日常生活ゆるゆるファンタジーライフのご都合主義です。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
25歳のオタク女子は、異世界でスローライフを送りたい
こばやん2号
ファンタジー
とある会社に勤める25歳のOL重御寺姫(じゅうおんじひめ)は、漫画やアニメが大好きなオタク女子である。
社員旅行の最中謎の光を発見した姫は、気付けば異世界に来てしまっていた。
頭の中で妄想していたことが現実に起こってしまったことに最初は戸惑う姫だったが、自身の知識と持ち前の性格でなんとか異世界を生きていこうと奮闘する。
オタク女子による異世界生活が今ここに始まる。
※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。
食の使徒 素人だけど使徒に選ばれちゃいました。癒しの食事を貴方に 幻想食材シリーズ
夜刀神一輝
ファンタジー
八戸 樹 は平凡な人生に幕を閉じた。
だが樹には強い一つの願望があった。
誰かの為になりたい、人の為に生きたい、日本人として日本人の為に、そう思って生きていても人生とは、そうそううまくいく事もなく、死ぬ最後の時まで自分は誰かの?国の?国民の?為に生きれたのだろうか?と疑問が残る様な人生だった。
そのまま魂が消え終わるかと思われた時に、女神様が現れ、異世界に使徒として転生してほしいと言われる。
使徒として転生してほしい世界では、地球の様に食事や調理法が豊かではなく、また今一進化の兆しも見えない為、樹を使徒として異世界に送り込みたいと、樹は自分は料理人じゃないし、食事も自分で自炊する程度の能力しかないと伝えるが、異世界に送り込めるほど清い魂は樹しかいないので他に選択肢がないと、樹が素人なのも考慮して様々なチートを授け、加護などによるバックアップもするので、お願いだから異世界にいってほしいと女神様は言う。
こんな自分が誰かの為になれるのならと、今度こそ人の役に立つ人間、人生を歩めるように、素人神の使徒、樹は異世界の大地に立つ
妖精王オベロンの異世界生活
悠十
ファンタジー
ある日、サラリーマンの佐々木良太は車に轢かれそうになっていたお婆さんを庇って死んでしまった。
それは、良太が勤める会社が世界初の仮想空間による体感型ゲームを世界に発表し、良太がGMキャラの一人に、所謂『中の人』選ばれた、そんな希望に満ち溢れた、ある日の事だった。
お婆さんを助けた事に後悔はないが、未練があった良太の魂を拾い上げたのは、良太が助けたお婆さんだった。
彼女は、異世界の女神様だったのだ。
女神様は良太に提案する。
「私の管理する世界に転生しませんか?」
そして、良太は女神様の管理する世界に『妖精王オベロン』として転生する事になった。
そこから始まる、妖精王オベロンの異世界生活。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる