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夜の部 黄金のレオン ヴァサゴの姿揚げと地龍の炙り寿司
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-八百万 夜の部ー
夜の部はホルモンを中心とした、一般受けのしないマニアックな食材達を率先的にメニューとして出して消費していく方針である。
流石に内臓を食べると言う文化がなかった、この異世界で美味く調理して見せてもやはり食べなかった潜入感みたいなものが邪魔をして、美味い具合に流行したりはなく、今の所安心してというか、食べられるのは八百万だけだった。
昼の部常連の客でも、夜の部にはちょっといくのが怖いなぁといった印象が広まっている。
そんな夜の部にすっかりはまってしまった冒険者達の夜の食事風景である。
「おう!今日も一番のりだぜ!」
「レオンさんいらっしゃい」
「昼もこんくらい空いてたら楽なんだけどなぁ」
「まぁ夜も昼ほど混んだら、流石に大変だからこの位が丁度いいよ。そうだ!地龍の内臓仕上がってるよ!地龍のレバ刺しなんて最高に美味しかったよ!お勧め!」
「へぇ、レバ刺しってやっぱ生か?」
「そうなんだ、でも他所の店では絶対食べちゃ駄目だよ。新鮮でも当たる事あるから、俺の加護で病気の元を取り除いてるから安全に食べれるって覚えといて、でもマジで美味いよ!火の入ったレバーは俺苦手なんだけど、生だと全然美味しく食えちゃうもん。しかも地龍のレバーはフォアグラと違ってまた美味かったよ!これはやると思うんだけどなぁ」
「レバー苦手な斗真が、そんなに美味いって言うなら間違いないな!地龍のレバ刺し頼むわ!」
「あいよ!お酒は何にする?レバ刺しなら日本酒かな?秋津っていいお酒はいってるよ」
「おう!いいねぇ、それ頼むわ!」
「あいよ!お待ちどう!」
「どれ・・・・」
見た目の赤い色が血に見えてちょっと驚くが、見様によっては綺麗な見た目だ。
タレか?油か?ちょいちょいとつけて食うと、うぉ!なんだこりゃ!肉?内臓だとくにくにした歯ざわりが多いのに、こいつはサックリと歯が子気味よく入る、血生臭い所か濃厚なのにどこかさっぱりと舌に軽く触って消えていく、焼いた時に舌に張り付く感じとは全然中身が違っている!こりゃいくらでも食えるな!。
そこに酒!おおっ!こいつはいつものとはまた違う風味だ、日本酒はものによっては果物や花の様な香りのいい風味が生臭さとかを消してくれるんだが、中にはその花や果物の風味が苦手な奴もいる、こいつは重厚感と良い香りが口の鼻を抜けるが、さっぱりとしつつも重さが一瞬で消えるかの如く爽やかに去っていく、ついつい飲みすぎちまう酒の部類だ。
「は~い、いつもの御待ち、地龍の炙り寿司と刺身盛りだよ」
「うぉ!きたきた!俺の好物ちゃん達!」
炙り寿司のいい香りが店に充満する。
こいつがまた美味いんだよ!火に入った肉の部分と生の甘く爽やかな部分どっちも味わえるのが最高なんだ!しかも炙ってる所もじゅわじゅわ脂がでて、それが八百万特製の酢飯と一緒に食うともう!笑いがとまんなくなっちまう!わははははははは!たまに遠征で街から離れたりするけど、俺の故郷はもう完全にこの街ウェールズが故郷になっちまった。
なにせ八百万に胃袋掴まれちまってる。
刺身は脂身の白い刺し身と赤身を一緒にワサビ醬油で食う!!
咀嚼するとサクサクと歯が入り、次第に口の温度でトロトロにとろけて来る!それでいて脂の嫌な部分か地龍の脂からは一切しない、胃もたれしないのだ!腹いっぱいの時って高級な肉の脂でも、うって胃が拒否する時があるが、こいつにはそれがねぇ!満腹でもう食えない!!けど最後に刺身をひょいと一口なんて、ついつい食っちまうぐらい美味いんだ!
「大将、魚なんか美味いの入ってる?出来れば火の入ってる奴が食いたいな」
「あるよ、グラナダ領からヴァサゴが大漁入荷したんだ。ヴァサゴの丸揚げなんて美味しいよ」
「ヴァサゴってあのちょっと大きい小魚みたいな感じの奴か、んじゃそれと酒もおまかせで!」
「あいよ!ヴァサゴの姿揚げ、味変に甘酢タレをつけとくよ。お酒は山崎25年とかどう?ロックにする?ハイボール?お湯割り?水割り?」
「ロックで!」
「あいさー」
ヴァサゴの姿揚げ、スパイスを塗って揚げたのか?頭から齧ってみると、これがいける!ちょっと苦味もあるが、またそれがいい!スパイスと身の部分はほくほくしているのに、骨はサックサクのパリパリだ!うぉ!ヒレの部分がまたサクサクでうめぇ!
山崎25年、正直酒の事は深くはわかんねぇ、それでもこれが上等な酒だって事はぼんくらの俺でもわかる。
まるで宝石をとろとろの水に溶かしたかのような深みのある色に、飲めば思わず美味いといいつつ脳裏に浮かんでくる様々な、風味、その風味達を俺は深く表現できないが、樽の木の様な匂いなんかも感じつつ、豊かで嫌味なく、それでいて自分と言う酒を表現しているのがくっきりと脳に浮かぶ。
普通の店ならおまかせでっていったら、適当にエールかちょっと濃酒でも出すもんだが、ここはおまかせで、素直に美味い酒をもってきやがる。
相手が酒飲んでるから、味なんてわかんねぇだろって適当なもんを出すなんて事、通ってて一度もなかった。
しってるか?ここの店の奴等、地龍を狩ってきてやったってだけで、当分の飲み食い代はタダでいいなんていいやがるんだ。
こんなに美味い酒、安いわけねぇじゃねぇか!貴族が大金払って飲むような高級酒を、俺なんかのもてないしの為に惜しみなく出しやがる!
ヴァサゴだって地龍だって、手間かけて調理してあるじゃねぇか、そんでもって極上の酒!俺は地龍を差し入れしただけで、こんな好待遇受けてもいい男なのか?
「ううん、酔っ払ってきたな。斗真~今日こそ料金払ってくぜ」
「何言ってんの、当分お代はタダって毎回いってるでしょ。地龍のお肉も内臓もまだまだあまってるし、レオンさんのお陰で儲けてるんだから、飲み代くらいタダにしないとね」
「でもよぅ、本当にいいのか?」
「もちろんだよ。明日も頑張って毎日食いにきてよ!まってるから!」
嫁さんじゃねぇけど、こんな事言ってくれる友達がいるって、いい事だよなぁ。
決して安い酒じゃない、もしかしたら地龍なんかより高いかもしれないのに、そんでも斗真は俺をもてなしてくれる。
ああっいい店だなぁ八百万。
また明日も頑張るかぁ!
夜の部はホルモンを中心とした、一般受けのしないマニアックな食材達を率先的にメニューとして出して消費していく方針である。
流石に内臓を食べると言う文化がなかった、この異世界で美味く調理して見せてもやはり食べなかった潜入感みたいなものが邪魔をして、美味い具合に流行したりはなく、今の所安心してというか、食べられるのは八百万だけだった。
昼の部常連の客でも、夜の部にはちょっといくのが怖いなぁといった印象が広まっている。
そんな夜の部にすっかりはまってしまった冒険者達の夜の食事風景である。
「おう!今日も一番のりだぜ!」
「レオンさんいらっしゃい」
「昼もこんくらい空いてたら楽なんだけどなぁ」
「まぁ夜も昼ほど混んだら、流石に大変だからこの位が丁度いいよ。そうだ!地龍の内臓仕上がってるよ!地龍のレバ刺しなんて最高に美味しかったよ!お勧め!」
「へぇ、レバ刺しってやっぱ生か?」
「そうなんだ、でも他所の店では絶対食べちゃ駄目だよ。新鮮でも当たる事あるから、俺の加護で病気の元を取り除いてるから安全に食べれるって覚えといて、でもマジで美味いよ!火の入ったレバーは俺苦手なんだけど、生だと全然美味しく食えちゃうもん。しかも地龍のレバーはフォアグラと違ってまた美味かったよ!これはやると思うんだけどなぁ」
「レバー苦手な斗真が、そんなに美味いって言うなら間違いないな!地龍のレバ刺し頼むわ!」
「あいよ!お酒は何にする?レバ刺しなら日本酒かな?秋津っていいお酒はいってるよ」
「おう!いいねぇ、それ頼むわ!」
「あいよ!お待ちどう!」
「どれ・・・・」
見た目の赤い色が血に見えてちょっと驚くが、見様によっては綺麗な見た目だ。
タレか?油か?ちょいちょいとつけて食うと、うぉ!なんだこりゃ!肉?内臓だとくにくにした歯ざわりが多いのに、こいつはサックリと歯が子気味よく入る、血生臭い所か濃厚なのにどこかさっぱりと舌に軽く触って消えていく、焼いた時に舌に張り付く感じとは全然中身が違っている!こりゃいくらでも食えるな!。
そこに酒!おおっ!こいつはいつものとはまた違う風味だ、日本酒はものによっては果物や花の様な香りのいい風味が生臭さとかを消してくれるんだが、中にはその花や果物の風味が苦手な奴もいる、こいつは重厚感と良い香りが口の鼻を抜けるが、さっぱりとしつつも重さが一瞬で消えるかの如く爽やかに去っていく、ついつい飲みすぎちまう酒の部類だ。
「は~い、いつもの御待ち、地龍の炙り寿司と刺身盛りだよ」
「うぉ!きたきた!俺の好物ちゃん達!」
炙り寿司のいい香りが店に充満する。
こいつがまた美味いんだよ!火に入った肉の部分と生の甘く爽やかな部分どっちも味わえるのが最高なんだ!しかも炙ってる所もじゅわじゅわ脂がでて、それが八百万特製の酢飯と一緒に食うともう!笑いがとまんなくなっちまう!わははははははは!たまに遠征で街から離れたりするけど、俺の故郷はもう完全にこの街ウェールズが故郷になっちまった。
なにせ八百万に胃袋掴まれちまってる。
刺身は脂身の白い刺し身と赤身を一緒にワサビ醬油で食う!!
咀嚼するとサクサクと歯が入り、次第に口の温度でトロトロにとろけて来る!それでいて脂の嫌な部分か地龍の脂からは一切しない、胃もたれしないのだ!腹いっぱいの時って高級な肉の脂でも、うって胃が拒否する時があるが、こいつにはそれがねぇ!満腹でもう食えない!!けど最後に刺身をひょいと一口なんて、ついつい食っちまうぐらい美味いんだ!
「大将、魚なんか美味いの入ってる?出来れば火の入ってる奴が食いたいな」
「あるよ、グラナダ領からヴァサゴが大漁入荷したんだ。ヴァサゴの丸揚げなんて美味しいよ」
「ヴァサゴってあのちょっと大きい小魚みたいな感じの奴か、んじゃそれと酒もおまかせで!」
「あいよ!ヴァサゴの姿揚げ、味変に甘酢タレをつけとくよ。お酒は山崎25年とかどう?ロックにする?ハイボール?お湯割り?水割り?」
「ロックで!」
「あいさー」
ヴァサゴの姿揚げ、スパイスを塗って揚げたのか?頭から齧ってみると、これがいける!ちょっと苦味もあるが、またそれがいい!スパイスと身の部分はほくほくしているのに、骨はサックサクのパリパリだ!うぉ!ヒレの部分がまたサクサクでうめぇ!
山崎25年、正直酒の事は深くはわかんねぇ、それでもこれが上等な酒だって事はぼんくらの俺でもわかる。
まるで宝石をとろとろの水に溶かしたかのような深みのある色に、飲めば思わず美味いといいつつ脳裏に浮かんでくる様々な、風味、その風味達を俺は深く表現できないが、樽の木の様な匂いなんかも感じつつ、豊かで嫌味なく、それでいて自分と言う酒を表現しているのがくっきりと脳に浮かぶ。
普通の店ならおまかせでっていったら、適当にエールかちょっと濃酒でも出すもんだが、ここはおまかせで、素直に美味い酒をもってきやがる。
相手が酒飲んでるから、味なんてわかんねぇだろって適当なもんを出すなんて事、通ってて一度もなかった。
しってるか?ここの店の奴等、地龍を狩ってきてやったってだけで、当分の飲み食い代はタダでいいなんていいやがるんだ。
こんなに美味い酒、安いわけねぇじゃねぇか!貴族が大金払って飲むような高級酒を、俺なんかのもてないしの為に惜しみなく出しやがる!
ヴァサゴだって地龍だって、手間かけて調理してあるじゃねぇか、そんでもって極上の酒!俺は地龍を差し入れしただけで、こんな好待遇受けてもいい男なのか?
「ううん、酔っ払ってきたな。斗真~今日こそ料金払ってくぜ」
「何言ってんの、当分お代はタダって毎回いってるでしょ。地龍のお肉も内臓もまだまだあまってるし、レオンさんのお陰で儲けてるんだから、飲み代くらいタダにしないとね」
「でもよぅ、本当にいいのか?」
「もちろんだよ。明日も頑張って毎日食いにきてよ!まってるから!」
嫁さんじゃねぇけど、こんな事言ってくれる友達がいるって、いい事だよなぁ。
決して安い酒じゃない、もしかしたら地龍なんかより高いかもしれないのに、そんでも斗真は俺をもてなしてくれる。
ああっいい店だなぁ八百万。
また明日も頑張るかぁ!
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