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グラナダ・フォン・リナリア
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その日冒険者ギルドで、今日の八百万の飯がやばい!!と言う情報が流れた、加えてなんでもスープが無くなり次第販売終了するので早めに行った方がいいと言う情報も拡散された。
八百万の噂は隣町はもちろん、王都まで広まっている。
ラウンズのアーサーが治めてる街だ、だから直接奴に聞いて見たのだが、なんと!奴はこんなにも噂になっているのに、自ら足を運んだ事はないと言う、聞けばガウェインに調査をまかせているらしいが、聞けばいまだに調査が終わらず、まだ帰って来ていないとか、何やらきな臭い話になってきたではないか。
クラン グラナダファミリア団長 グラナダ・フォン・リナリア
八百万の店主が有能な人間なら、私のクランにくればいい、街の料理屋なんかよりもよっぽど高い金で雇ってやろう、クランが嫌なら私の領地にくればいい、アーサーに美食の芸術がわかるとは到底思えん、自分の領地でありこれだけ噂になっているのに、動かないのも愚鈍だ、そんな奴の所にいるより、私の所で腕を振るった方が、職人にとってもいいはずだ。
聞けば八百万なる店は貴族、平民関係なく、並ばせると聞いたが、目の前の列を見る限り事実なのだろうな、ガウェインが丁度並んでいる。
「ガウェイン、貴様、アーサーの調査依頼ほ放棄してここで何をしている」
「うあわばばばば!?びっくりした!?なんだ、グラナダの姉御か」
「それで?お前も八百万なる店に並んで何をしている?アーサーに報告しなくていいのか?」
「何って飯を食いに来たにきまってるだろ、アーサーに報告する為に並んで調査してるんじゃないか」
「本当か?貴様大分前からこの街に潜伏していたと聞くが、その間ただのうのうと飯を食っていただけって訳ではないよなぁ」
ガウェインの顔は段々青くなっていく。
「嫌だなぁ姉御!怖い事いいっこなしだぜ!で何が聞きたいんだ?」
「差し当って、この列だ、八百万なる店主の腕前王都のシェフやロイヤルシェフに並ぶともそれ以上とも噂されている、お前の所感でいい答えろ」
「貴族の屋敷や王族のシェフと比べてねぇ・・・・・おらぁこれでも色んな所で飯を食ってる、アーサーの屋敷はもちろん、王族の食事会にも何度も顔をだしてる、そんな俺が個人的に飯を食うのに店、もしくは作ってくれるシェフを選ぶなら、八百万の旦那に作ってもらうね!間違いなく!」
「ほう、随分とはっきり言ったな、それほどの腕なのか?」
「う~ん、見た目は普通の兄ちゃんなんだよ、これが、だが出す料理は本物だ!あんなもん作れるのが二人も三人もいるとは思えねぇからなぁ、この街の飯屋なんか八百万の飯の一つでも真似して出そうって考えても苦労してんのによぉ、肝心の八百万は日替わりで毎日違う飯が出ると来たもんだ、どんだけ美味くても!どんだけ客を魅了しても!次の日にはまた違う飯を出す!しかも次の日の飯にも昨日と同じ衝撃を受けるんだ、ついたあだ名がジャックポッドの八百万亭、味のビックリ箱、桃源郷とマジでびっくりだぜ、それによう・・・・・・ここだけの話、アーサーの爺さんの剣神様が若い頃一度食って、それはもぅぅぅぅぅぅぅぅぅ感動して!生涯その味を求めたって言う、寿司って料理をここの店主は作れるんだ」
「本当か!?」
「声が大きい!?いやな・・・実は俺もちょっと食ったんだけどよぉ、ありゃ美味かった!!五つとも同じに見えて全然違う味でな!風味や香も楽しみながらも、一つ一つがそれは違う存在感を出してなぁ、見た目は単純な料理に見えて、あれはちゃんと職人の味だった!出来る事なら俺も腹いっぱい味わいたかったぜ・・・・・くぅうううう~」
「お前!そんな大事な情報アーサーに伝えないとか、殺されるぞ!?アーサーを通じて王宮に報告しないと、我々ですら反逆罪で処刑されかねん!?お前の話を聞いて確信した!相手は国家最優先保護対象者だ!数十年から数百年に一人現れるかどうかと言われている、超国宝級の方だ!」
「あれか?伝説の落ち人とか稀人って言われてる奴か?」
「そうだ!?ばかたれ!?隠匿すれば国家反逆罪だ!?」
「うっまぁ今日の飯食ったら報告するよ!護衛は十分みたいだし」
「どういう事だ?」
「どういうも何も、八百万はSSS級の冒険者達の巣窟だぞ、笑う災害の一撃のフィガロに鮮血姫・深紅の衝撃のクリスタ、ディザスター・龍の咆哮のニーアに海神・大陸の半分を制するルーカス、荒人神の大魔導・ライブラのギムレッド、最近じゃ黄金のレオンにタイタンのレックスなんかルーキー達にも大人気だからなぁ」
「邪神討伐戦の生き残りのSSS・・・・・一人で連合国すら相手に出来る化け物達の巣窟・・・・・・」
「どうする?逃げ出すか?姉御?でも俺は絶対今日の飯を食う!?まず今日の飯は数量限定な上、もうちょっとで俺達の番だ!ここにいて話に夢中で言わなかったが、匂いがやべぇ!俺は今日の料理食わねぇと、死んでも死にきれねぇ!?報告なんて二の次だ!?」
この男!ここに来て堂々と命令無視しましたって言ってる様なもんじゃないか!?だが確かに漂う匂いが嗅いだことない香りを放っている!?これは抗えない!?
「あっガウェインさん!いらっしゃい!」
「おう!嬢ちゃん!二人なんだ席あいてるかい?」
「大丈夫だよ~!今日のご飯は特製輝き鳥の塩ラーメンだよ!レックスさんの差し入れで格安で販売できるんだから!レックスさんを見たらお礼をぜひいって上げてください!」
輝き鳥はわかるが、塩ラーメンとは・・・席に座るとすぐに運ばれてくる。
これはフォークとスープを飲む深めのスプーンで食べるのか?周りには木の棒二本で食べている奴らもいる、あれは確か東国の箸とか言う食べ物を掴む奴だな。
「ぐお~俺は先に食うぞ!ずずっ!うぉ!美味いな!口に入った瞬間にもう美味い!?」
ガウェインの奴、当たり前の様に箸を使いやがって、ふむ・・・私はスープから、こくっこくっなんだこれは!美味いには美味いのだが、これは美味すぎる!?たかが塩味がなんでこんなに美味い!?濃厚な鳥を感じる!?。
次に紐状のこれ、麺とかいったな、これも確か東国にあると聞いた事がある。
ちゅるちゅるちゅるちゅる、!!??これは小麦か!小麦の風味豊かな味!もちもちとしてぷっつりと噛みちぎれる、スープと絡み、鼻を抜ける香がとてもいい!!?。
肉!?輝き鳥だが、何故こんなにも香ばしく脂も豊で甘く!ネギがまた口の中を爽やかにする!?サクサクのアクセントは脂を揚げたものか?それとギザギザのこれは?ムチムチとしてぷりんとしている!?それでいてこりこりとした食感が美味い!?
「うめぇ!?こりゃ鳥のとさかか!むちむちで美味い!?姉御!味はどうだ?・・・・・姉御?」
「こぉ・・・・」
「こぉ?」
「こぉぉぉぉんなに美味い物がこの世にあるとは!!!???お前これ食べたか!?」
「この白いのか?」
「食ってみろ!!??凄いぞ!!」
「これは・・・・夜の部でも出てるレバーに似ているな・・・・・美味い!?なんだこれは!滅茶苦茶美味い!!濃厚でねっとりとして!ほろほろと崩れる!これはレバーに見えたが全然別物か!?」
驚くガウェインを見て、ねねがクスクスと笑う。
「あってるよ!それは輝き鳥のレバー」
「うぉあってたのかよ!でも待ってくれ嬢ちゃん!俺の知ってるレバーと全然違うぞ!レバーは血の風味があるはずだ、独特のねっとり感もこれは別物だぞ!?」
「お兄ちゃんが言うには健康的なレバーはちょっと血の風味がして、太った鳥さんはそのレバーに脂がついて白レバーって言う、レバーに脂身が混ざった奴になるんだって、それでもっと太った鳥さんになると、脂肪肝、フォアグラって言うとっても美味しいレバーになるんだって、凄く珍しい物だからレックスさんには感謝しないといけないって言ってたよ」
「なるほど、太った事で内臓にも脂が豊かになったわけか!こりゃすげぇ!」
「そのまま食っても美味いし、スープに溶けても味が複雑になり濃厚で美味い!?王族でも驚くぞこれは!?」
「そんなラーメンが一杯銀貨5枚で食べれて、替え玉は一人一杯無料だよ!」
「替え玉とは?」
「麺がなくなって、スープが残っていたら、熱々の麺をお替りできるの!」
「まじか!?替え玉頼む!この麺も美味いんだよな!」
「私にも替え玉をくれ!?」
「は~い!替え玉2丁!」
ごわごわとした麺を飲む、のど越し!強い小麦の味!いい味だ!そこに妖艶に絡むクリーミーなスープ!半熟卵も濃厚で美味い!引き込まれる!サクサクの脂がまたいい!
気が付けばスープも全部飲み干してしまった!あれだけ濃い味だったのに、しょっぱい事なく最後まで飲んでしまった!
そして水を飲む!この最後の水が凄い美味い!甘露とはこの事!!。
「くっは~!美味かった!!物凄く美味かった!!」
「いくぞ!ガウェイン!急ぎアーサーに伝えろ!!」
「うぇ~い・・・・ちぇ、明日の飯はお預けかよ~、あっ!姉御はこの街に残るつもりだな!?ずるいぞ!自分ばっかり!」
「私がアーサーに報告する義務はない!お前の仕事だろうが!!??ああっ!ついでに言伝を頼む!私は当分この街を拠点に活動すると、グラナダファミリアの職員に伝えて置いてくれたまえ」
「自分ばっかりきたねぇえぞ!?」
「調査報告の為戻らなきゃいけないのは私の命令ではないだろ!恨むならアーサーを恨め」
「ちくしょおおおお明日の飯も気になるなぁ・・・・・ああっでも狩ってきた魔物調理してくれるんだろ嬢ちゃん!?」
「う~ん、そんなサービスしてないんだけど、みんながお土産に沢山狩ってお裾分けしてくれるうちにそうなちゃったんだよね」
「まかせろ!美味い食材沢山狩ってくるぞ!大将によろしく頼むっていっといてくれ!?」
「無理しないでね!またのお越しを~」
「くぅ!私も好物を自ら狩りにいくか!確か近くにダンジョンがあったな!ふはははははは!!楽しくなってきたぞ!?」
八百万は今日も元気に営業しております。
八百万の噂は隣町はもちろん、王都まで広まっている。
ラウンズのアーサーが治めてる街だ、だから直接奴に聞いて見たのだが、なんと!奴はこんなにも噂になっているのに、自ら足を運んだ事はないと言う、聞けばガウェインに調査をまかせているらしいが、聞けばいまだに調査が終わらず、まだ帰って来ていないとか、何やらきな臭い話になってきたではないか。
クラン グラナダファミリア団長 グラナダ・フォン・リナリア
八百万の店主が有能な人間なら、私のクランにくればいい、街の料理屋なんかよりもよっぽど高い金で雇ってやろう、クランが嫌なら私の領地にくればいい、アーサーに美食の芸術がわかるとは到底思えん、自分の領地でありこれだけ噂になっているのに、動かないのも愚鈍だ、そんな奴の所にいるより、私の所で腕を振るった方が、職人にとってもいいはずだ。
聞けば八百万なる店は貴族、平民関係なく、並ばせると聞いたが、目の前の列を見る限り事実なのだろうな、ガウェインが丁度並んでいる。
「ガウェイン、貴様、アーサーの調査依頼ほ放棄してここで何をしている」
「うあわばばばば!?びっくりした!?なんだ、グラナダの姉御か」
「それで?お前も八百万なる店に並んで何をしている?アーサーに報告しなくていいのか?」
「何って飯を食いに来たにきまってるだろ、アーサーに報告する為に並んで調査してるんじゃないか」
「本当か?貴様大分前からこの街に潜伏していたと聞くが、その間ただのうのうと飯を食っていただけって訳ではないよなぁ」
ガウェインの顔は段々青くなっていく。
「嫌だなぁ姉御!怖い事いいっこなしだぜ!で何が聞きたいんだ?」
「差し当って、この列だ、八百万なる店主の腕前王都のシェフやロイヤルシェフに並ぶともそれ以上とも噂されている、お前の所感でいい答えろ」
「貴族の屋敷や王族のシェフと比べてねぇ・・・・・おらぁこれでも色んな所で飯を食ってる、アーサーの屋敷はもちろん、王族の食事会にも何度も顔をだしてる、そんな俺が個人的に飯を食うのに店、もしくは作ってくれるシェフを選ぶなら、八百万の旦那に作ってもらうね!間違いなく!」
「ほう、随分とはっきり言ったな、それほどの腕なのか?」
「う~ん、見た目は普通の兄ちゃんなんだよ、これが、だが出す料理は本物だ!あんなもん作れるのが二人も三人もいるとは思えねぇからなぁ、この街の飯屋なんか八百万の飯の一つでも真似して出そうって考えても苦労してんのによぉ、肝心の八百万は日替わりで毎日違う飯が出ると来たもんだ、どんだけ美味くても!どんだけ客を魅了しても!次の日にはまた違う飯を出す!しかも次の日の飯にも昨日と同じ衝撃を受けるんだ、ついたあだ名がジャックポッドの八百万亭、味のビックリ箱、桃源郷とマジでびっくりだぜ、それによう・・・・・・ここだけの話、アーサーの爺さんの剣神様が若い頃一度食って、それはもぅぅぅぅぅぅぅぅぅ感動して!生涯その味を求めたって言う、寿司って料理をここの店主は作れるんだ」
「本当か!?」
「声が大きい!?いやな・・・実は俺もちょっと食ったんだけどよぉ、ありゃ美味かった!!五つとも同じに見えて全然違う味でな!風味や香も楽しみながらも、一つ一つがそれは違う存在感を出してなぁ、見た目は単純な料理に見えて、あれはちゃんと職人の味だった!出来る事なら俺も腹いっぱい味わいたかったぜ・・・・・くぅうううう~」
「お前!そんな大事な情報アーサーに伝えないとか、殺されるぞ!?アーサーを通じて王宮に報告しないと、我々ですら反逆罪で処刑されかねん!?お前の話を聞いて確信した!相手は国家最優先保護対象者だ!数十年から数百年に一人現れるかどうかと言われている、超国宝級の方だ!」
「あれか?伝説の落ち人とか稀人って言われてる奴か?」
「そうだ!?ばかたれ!?隠匿すれば国家反逆罪だ!?」
「うっまぁ今日の飯食ったら報告するよ!護衛は十分みたいだし」
「どういう事だ?」
「どういうも何も、八百万はSSS級の冒険者達の巣窟だぞ、笑う災害の一撃のフィガロに鮮血姫・深紅の衝撃のクリスタ、ディザスター・龍の咆哮のニーアに海神・大陸の半分を制するルーカス、荒人神の大魔導・ライブラのギムレッド、最近じゃ黄金のレオンにタイタンのレックスなんかルーキー達にも大人気だからなぁ」
「邪神討伐戦の生き残りのSSS・・・・・一人で連合国すら相手に出来る化け物達の巣窟・・・・・・」
「どうする?逃げ出すか?姉御?でも俺は絶対今日の飯を食う!?まず今日の飯は数量限定な上、もうちょっとで俺達の番だ!ここにいて話に夢中で言わなかったが、匂いがやべぇ!俺は今日の料理食わねぇと、死んでも死にきれねぇ!?報告なんて二の次だ!?」
この男!ここに来て堂々と命令無視しましたって言ってる様なもんじゃないか!?だが確かに漂う匂いが嗅いだことない香りを放っている!?これは抗えない!?
「あっガウェインさん!いらっしゃい!」
「おう!嬢ちゃん!二人なんだ席あいてるかい?」
「大丈夫だよ~!今日のご飯は特製輝き鳥の塩ラーメンだよ!レックスさんの差し入れで格安で販売できるんだから!レックスさんを見たらお礼をぜひいって上げてください!」
輝き鳥はわかるが、塩ラーメンとは・・・席に座るとすぐに運ばれてくる。
これはフォークとスープを飲む深めのスプーンで食べるのか?周りには木の棒二本で食べている奴らもいる、あれは確か東国の箸とか言う食べ物を掴む奴だな。
「ぐお~俺は先に食うぞ!ずずっ!うぉ!美味いな!口に入った瞬間にもう美味い!?」
ガウェインの奴、当たり前の様に箸を使いやがって、ふむ・・・私はスープから、こくっこくっなんだこれは!美味いには美味いのだが、これは美味すぎる!?たかが塩味がなんでこんなに美味い!?濃厚な鳥を感じる!?。
次に紐状のこれ、麺とかいったな、これも確か東国にあると聞いた事がある。
ちゅるちゅるちゅるちゅる、!!??これは小麦か!小麦の風味豊かな味!もちもちとしてぷっつりと噛みちぎれる、スープと絡み、鼻を抜ける香がとてもいい!!?。
肉!?輝き鳥だが、何故こんなにも香ばしく脂も豊で甘く!ネギがまた口の中を爽やかにする!?サクサクのアクセントは脂を揚げたものか?それとギザギザのこれは?ムチムチとしてぷりんとしている!?それでいてこりこりとした食感が美味い!?
「うめぇ!?こりゃ鳥のとさかか!むちむちで美味い!?姉御!味はどうだ?・・・・・姉御?」
「こぉ・・・・」
「こぉ?」
「こぉぉぉぉんなに美味い物がこの世にあるとは!!!???お前これ食べたか!?」
「この白いのか?」
「食ってみろ!!??凄いぞ!!」
「これは・・・・夜の部でも出てるレバーに似ているな・・・・・美味い!?なんだこれは!滅茶苦茶美味い!!濃厚でねっとりとして!ほろほろと崩れる!これはレバーに見えたが全然別物か!?」
驚くガウェインを見て、ねねがクスクスと笑う。
「あってるよ!それは輝き鳥のレバー」
「うぉあってたのかよ!でも待ってくれ嬢ちゃん!俺の知ってるレバーと全然違うぞ!レバーは血の風味があるはずだ、独特のねっとり感もこれは別物だぞ!?」
「お兄ちゃんが言うには健康的なレバーはちょっと血の風味がして、太った鳥さんはそのレバーに脂がついて白レバーって言う、レバーに脂身が混ざった奴になるんだって、それでもっと太った鳥さんになると、脂肪肝、フォアグラって言うとっても美味しいレバーになるんだって、凄く珍しい物だからレックスさんには感謝しないといけないって言ってたよ」
「なるほど、太った事で内臓にも脂が豊かになったわけか!こりゃすげぇ!」
「そのまま食っても美味いし、スープに溶けても味が複雑になり濃厚で美味い!?王族でも驚くぞこれは!?」
「そんなラーメンが一杯銀貨5枚で食べれて、替え玉は一人一杯無料だよ!」
「替え玉とは?」
「麺がなくなって、スープが残っていたら、熱々の麺をお替りできるの!」
「まじか!?替え玉頼む!この麺も美味いんだよな!」
「私にも替え玉をくれ!?」
「は~い!替え玉2丁!」
ごわごわとした麺を飲む、のど越し!強い小麦の味!いい味だ!そこに妖艶に絡むクリーミーなスープ!半熟卵も濃厚で美味い!引き込まれる!サクサクの脂がまたいい!
気が付けばスープも全部飲み干してしまった!あれだけ濃い味だったのに、しょっぱい事なく最後まで飲んでしまった!
そして水を飲む!この最後の水が凄い美味い!甘露とはこの事!!。
「くっは~!美味かった!!物凄く美味かった!!」
「いくぞ!ガウェイン!急ぎアーサーに伝えろ!!」
「うぇ~い・・・・ちぇ、明日の飯はお預けかよ~、あっ!姉御はこの街に残るつもりだな!?ずるいぞ!自分ばっかり!」
「私がアーサーに報告する義務はない!お前の仕事だろうが!!??ああっ!ついでに言伝を頼む!私は当分この街を拠点に活動すると、グラナダファミリアの職員に伝えて置いてくれたまえ」
「自分ばっかりきたねぇえぞ!?」
「調査報告の為戻らなきゃいけないのは私の命令ではないだろ!恨むならアーサーを恨め」
「ちくしょおおおお明日の飯も気になるなぁ・・・・・ああっでも狩ってきた魔物調理してくれるんだろ嬢ちゃん!?」
「う~ん、そんなサービスしてないんだけど、みんながお土産に沢山狩ってお裾分けしてくれるうちにそうなちゃったんだよね」
「まかせろ!美味い食材沢山狩ってくるぞ!大将によろしく頼むっていっといてくれ!?」
「無理しないでね!またのお越しを~」
「くぅ!私も好物を自ら狩りにいくか!確か近くにダンジョンがあったな!ふはははははは!!楽しくなってきたぞ!?」
八百万は今日も元気に営業しております。
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