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内臓の仕込み
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朝、時刻は7時、フィガロさんが内臓を持ってきた。
「おう!おはよう!新鮮でいいのが入ったんだ!七色系統のよりは劣るが宝石の系譜の内臓だ!ブルーサファイアタウラスの内臓、もちろん宝石類は全部回収して、いつもなら廃棄か細かく粉砕して家畜の餌にしている、宝石シリーズの魔物は骨も宝石並みに美しいから、残念ながら骨も回収済みだ、腸内にもたまに宝石が出来るから、腸内の内容物、まぁ糞だな、これも抜いてある」
腸内の内容物が抜かれてあるのはかなり助かる、正直その作業はきついだろうなと思っていたので、かなり理想的な状態で内臓が手に入った。
心臓にレバー、センマイ、ハチの巣、ミノ、シマチョウにマルチョウにタン、コリコリとかアブシンとかいう脂付き心臓の部分、ノドや食道なんかはないけど使うのかな?ノドをウルテと確か呼んだはずだ、ネクタイもないけど、シビレはあるな、マメ、ギアラ、コブクロもない、アキレスはあるけど、フワ、肺の部分がない、ハラミ、サガリ、カシラに頬肉はもちろん入ってない。
新鮮なら刺しでも食べれるかもしれないけど、万が一あってはいけない、浄化の魔法が使えないと刺しでは出せないな、だからもちろんユッケなんかも出せない。
「ありがとうございます。これなら下処理もやりやすいです」
「おう!昼にまたくるな!」
そう言うと、さっそうと足早にフィガロさんは去っていった。
まずは下処理から始めよう、流水で内臓達を洗う、センマイやミノなどはヒダが多いので、その隙間に内証物が挟まっていないか確認しながら洗う、二度三度と洗うが、やりすぎなんて事はない、自分で調理するなら納得のいくまで綺麗にしよう。
次に大量の塩を使ってぬめりも一緒にとる、これも二度三度やって綺麗にする、内臓についてる脂はそう簡単にはとれないので、安心して綺麗にしよう。
ハツ、センマイ、ハチの巣、ミノ、アブシン、シビレは鉄板でもつ焼きにする。
シマチョウとマルチョウは牛筋煮込みにする。
タンは炭火で焼こう、その前にタン以外の内臓類は一旦茹でて灰汁と臭みをとりその後調理する。
大きな鍋がないなら、先にカットしてからでもいい、カットする時コリコリやタケノコなんて歯ごたえのある部位は切込みを細かく入れてから茹でた方がいいだろ、生姜とネギと一緒に二度茹ですれば、焼肉用の仕込みは終わり。
牛筋煮込みには大根とこんにゃく、醬油、酒、みりん、ネギに生姜、砂糖、本だし、赤唐辛子などを入れて一時間煮込み、その後適量の味噌をいれて更に煮込む、あとは盛り付ける時に針ショウガ、めんどくさいならネギを乗せるだけでもいい。
もつ焼きはみんなが来た時に焼き始めればいいかな?
ラーメンの出汁とりようのデカい寸胴の半分くらいの量のもつ煮が出来てる、この鍋満杯にしてもつ煮を売るのはありかもしれない、煮込めば煮込むほど美味くなるし、沢山のお客さんが来るのを予想しても、これならもってすぐにだせる、ここまで考えて何故店が自然と繁盛する予想を自分の中でしたのか、恥ずかしくなってきた、いくら宣伝してもお客さんこないかもしれないのに、俺の脳内では大繁盛してる事を考えていた、なんという自惚れ。
7時に内臓が届いて、下処理を始めたのが8時、洗ったりカットしたりでなんだかんだで煮込み始めたのが10時、11時半にお客さんに出せる煮込み具合になったのでギリギリって所か。
カウンター内部には鉄板もあるのだが、お好み焼きなんかもやれるなぁ、鉄板をたこ焼きの鉄板に変えればたこ焼きもできるな。
さて12時になりそうだけど、そんなにみんながすぐに来るってわけでもない、味見はちょっとだけしたけど、じっくり味わってはいないので、ここでちょっとお先にいただいてみようか。
ブルーサファイアタウラスの牛筋煮込み、煮込みを盛ってみると表面に青い粒が綺麗に浮いている、確かにちょっと青みがかった内臓だなと思ったけども、食べても大丈夫だよな?触感で石みたいにシャリシャリしているなんて事はないといいんだけど。
恐る恐るスープを口にすると、これがなんとも美味い!あれぇ?意外と上品な出汁の様な、牛の脂の旨味とゼラチン質なちょっとしたとろみを感じる、牛コツラーメンとかってこんな味だっけか?口の中に牛の濃い旨味を感じる、それと味噌、醤油の塩味が程よく絡んで、脂から出た甘味と砂糖の甘味も丁度良く、うん!ご飯ほしくなっちゃう!。
青く浮いてある綺麗な粒はシャリシャリする事もなく、なんの抵抗もなく舌で消えていく。
次にシマチョウはコリコリとして弾力があるが、歯で噛み切れる、独特の匂いや風味があるが、嫌な感じじゃない、マルチョウはもうプルンプルンしてぎゅっと噛むとじゅわっと脂が出る、くにくにと噛んでいる感覚が楽しくてまた美味い!牛筋これもプルンとしていると思ったら、舌、口の中で咀嚼するとトロトロと溶けてゆく、そのゼラチン質が溶けて口の中で消えていく快感と旨味、ああ!ハマるわこれ!米とも絶対相性いいよこれ!それでいて筋の部分はゴリンゴリンと歯ごたえがよく、第三者が聞いても、ザクザクと噛んでいる音が響いていることだろう。
またこんにゃくと大根がいい味をだしてる、そしてネギ!名わき役とはこう言う事だ!と爪痕を残すような味わいに、飽きることなく次にいける。
怒涛の一杯だった!特にこの牛の旨味!まさに異世界!日本の物とは違うぜって旨味がする!こいつは骨でラーメン作っても絶対うまいだろ!家系の醬油豚骨を初めて食べた時のガツンとした旨味が、新しい形でそこにはあった。
「おう!おはよう!新鮮でいいのが入ったんだ!七色系統のよりは劣るが宝石の系譜の内臓だ!ブルーサファイアタウラスの内臓、もちろん宝石類は全部回収して、いつもなら廃棄か細かく粉砕して家畜の餌にしている、宝石シリーズの魔物は骨も宝石並みに美しいから、残念ながら骨も回収済みだ、腸内にもたまに宝石が出来るから、腸内の内容物、まぁ糞だな、これも抜いてある」
腸内の内容物が抜かれてあるのはかなり助かる、正直その作業はきついだろうなと思っていたので、かなり理想的な状態で内臓が手に入った。
心臓にレバー、センマイ、ハチの巣、ミノ、シマチョウにマルチョウにタン、コリコリとかアブシンとかいう脂付き心臓の部分、ノドや食道なんかはないけど使うのかな?ノドをウルテと確か呼んだはずだ、ネクタイもないけど、シビレはあるな、マメ、ギアラ、コブクロもない、アキレスはあるけど、フワ、肺の部分がない、ハラミ、サガリ、カシラに頬肉はもちろん入ってない。
新鮮なら刺しでも食べれるかもしれないけど、万が一あってはいけない、浄化の魔法が使えないと刺しでは出せないな、だからもちろんユッケなんかも出せない。
「ありがとうございます。これなら下処理もやりやすいです」
「おう!昼にまたくるな!」
そう言うと、さっそうと足早にフィガロさんは去っていった。
まずは下処理から始めよう、流水で内臓達を洗う、センマイやミノなどはヒダが多いので、その隙間に内証物が挟まっていないか確認しながら洗う、二度三度と洗うが、やりすぎなんて事はない、自分で調理するなら納得のいくまで綺麗にしよう。
次に大量の塩を使ってぬめりも一緒にとる、これも二度三度やって綺麗にする、内臓についてる脂はそう簡単にはとれないので、安心して綺麗にしよう。
ハツ、センマイ、ハチの巣、ミノ、アブシン、シビレは鉄板でもつ焼きにする。
シマチョウとマルチョウは牛筋煮込みにする。
タンは炭火で焼こう、その前にタン以外の内臓類は一旦茹でて灰汁と臭みをとりその後調理する。
大きな鍋がないなら、先にカットしてからでもいい、カットする時コリコリやタケノコなんて歯ごたえのある部位は切込みを細かく入れてから茹でた方がいいだろ、生姜とネギと一緒に二度茹ですれば、焼肉用の仕込みは終わり。
牛筋煮込みには大根とこんにゃく、醬油、酒、みりん、ネギに生姜、砂糖、本だし、赤唐辛子などを入れて一時間煮込み、その後適量の味噌をいれて更に煮込む、あとは盛り付ける時に針ショウガ、めんどくさいならネギを乗せるだけでもいい。
もつ焼きはみんなが来た時に焼き始めればいいかな?
ラーメンの出汁とりようのデカい寸胴の半分くらいの量のもつ煮が出来てる、この鍋満杯にしてもつ煮を売るのはありかもしれない、煮込めば煮込むほど美味くなるし、沢山のお客さんが来るのを予想しても、これならもってすぐにだせる、ここまで考えて何故店が自然と繁盛する予想を自分の中でしたのか、恥ずかしくなってきた、いくら宣伝してもお客さんこないかもしれないのに、俺の脳内では大繁盛してる事を考えていた、なんという自惚れ。
7時に内臓が届いて、下処理を始めたのが8時、洗ったりカットしたりでなんだかんだで煮込み始めたのが10時、11時半にお客さんに出せる煮込み具合になったのでギリギリって所か。
カウンター内部には鉄板もあるのだが、お好み焼きなんかもやれるなぁ、鉄板をたこ焼きの鉄板に変えればたこ焼きもできるな。
さて12時になりそうだけど、そんなにみんながすぐに来るってわけでもない、味見はちょっとだけしたけど、じっくり味わってはいないので、ここでちょっとお先にいただいてみようか。
ブルーサファイアタウラスの牛筋煮込み、煮込みを盛ってみると表面に青い粒が綺麗に浮いている、確かにちょっと青みがかった内臓だなと思ったけども、食べても大丈夫だよな?触感で石みたいにシャリシャリしているなんて事はないといいんだけど。
恐る恐るスープを口にすると、これがなんとも美味い!あれぇ?意外と上品な出汁の様な、牛の脂の旨味とゼラチン質なちょっとしたとろみを感じる、牛コツラーメンとかってこんな味だっけか?口の中に牛の濃い旨味を感じる、それと味噌、醤油の塩味が程よく絡んで、脂から出た甘味と砂糖の甘味も丁度良く、うん!ご飯ほしくなっちゃう!。
青く浮いてある綺麗な粒はシャリシャリする事もなく、なんの抵抗もなく舌で消えていく。
次にシマチョウはコリコリとして弾力があるが、歯で噛み切れる、独特の匂いや風味があるが、嫌な感じじゃない、マルチョウはもうプルンプルンしてぎゅっと噛むとじゅわっと脂が出る、くにくにと噛んでいる感覚が楽しくてまた美味い!牛筋これもプルンとしていると思ったら、舌、口の中で咀嚼するとトロトロと溶けてゆく、そのゼラチン質が溶けて口の中で消えていく快感と旨味、ああ!ハマるわこれ!米とも絶対相性いいよこれ!それでいて筋の部分はゴリンゴリンと歯ごたえがよく、第三者が聞いても、ザクザクと噛んでいる音が響いていることだろう。
またこんにゃくと大根がいい味をだしてる、そしてネギ!名わき役とはこう言う事だ!と爪痕を残すような味わいに、飽きることなく次にいける。
怒涛の一杯だった!特にこの牛の旨味!まさに異世界!日本の物とは違うぜって旨味がする!こいつは骨でラーメン作っても絶対うまいだろ!家系の醬油豚骨を初めて食べた時のガツンとした旨味が、新しい形でそこにはあった。
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