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仏の手のひらの上
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四人は光に包まれ、次に姿を現したのは学校の廊下の様な場所だった。
アレックス
「こちらは交渉と報告に来ただけなのに、手痛い仕打ちだ。彼は確かに聖人と呼ぶには荒々しすぎる。俺にはもはや彼は聖人ではなく巨大な何かにみえる」
アラヤ
「ちくしょう!下手に出てれば調子に乗りやがって!呑気にそんなこと言ってる場合ではない。我ら死後聖人が押さえつけられたのだぞ!しかもこんな場所に転移まで!教皇様の命令通り、これよりは抹殺対象とみなし、奴を殺す!」
アプレリヒト
「おやヴァチカンのお二人はヤル気ですか?気が合いますね。私も彼がもはや聖人には見えない。これ以上地上に二代目魔王などと言われる虫けら共が地上を闊歩する事は我々もゆるすところではない、しかも奴には天魔を治療するかもしrない手立てがある。六条一輝の神聖力ですらマリアンヌ様、教皇アレフと同等だというなら、天魔の絶脈治癒は非常に避けたいところだ」
メティス
「ああ、悲しい、この世に降誕されし神をまた退去させなければいけない。邪神、悪神、偽神、亜神、魔神、呪神、異神、迷神、地上に必要ない神の力を宿した使徒には死んでもらうしかありません。ああ、私は悲しい」
アレックス
「六条一輝は聖人に在らず、聖王国、ヴァチカン共に危険と判断して排除する。これからは共闘でいこう。それにしてもここはどこだ?奴らの場所まで戻ろう」
彼らは団結して、一輝のいる場所に戻るべく走り出した。
日本の学校の様な、窓ガラスで外が見える道をとりあえず、今いる場所からひたすら真っすぐ駆け抜けていく。
だが、走っても走っても曲がる道も、部屋すらにも遭遇する事は出来ず、時間ばかりがすぎさっていく。
アレックス
「何かおかしい、あれだけ走ればいくら巨大な施設でも壁に遭遇するはずだ。これは・・・・」
アラヤ
「クソが!!馬鹿にしやがって!ここ自体が異空間だ!ならば俺の剣で切らせてもらうぞ!俺の剣は空間すら切断する。絶 剣 抜 刀!!!」
アラヤが空間を切り裂くと、ゴーンと言う鐘の音と共にそこには曼荼羅が広がっていた。
アラヤ
「これは!?仏教の曼荼羅!?また異空間か!?それとも固有結界なのか!?ならば今度はそれすらも切り裂いてやる!絶剣!!!」
曼荼羅を切り裂くと、そこには夜の星々が広かる外の世界に繋がっていた。
アラヤ
「はぁはぁ!舐めやがって、やっとだ!やっと外にでれたぞ!今度こそ奴を殺す!」
アレックス
「まて!!!アラヤ、後ろを振り向いてみろ・・・・」
全員が後ろを振り向いてみると、そこには
アラヤ
「ば・・・・馬鹿な・・・・」
アプレリヒト
「これは東洋の故事にある、あの」
アレックス
「そうだ、仏の手の平の上!!!」
全員が見上げると、そこには巨大な仏、そして自分達はその手のひらの上にいる状態だった。
アラヤ
「あれだけの空間を何度も切り裂いたのに、ブッタの手のひらの上だと!?」
アレックス
「六条一輝、本当に危険な男だ。今回は去ろう。この一撃を最後に!!??」
アレックスの神聖力が最大限に爆発し、その拳は天空に放たれると、幻影であった仏は切り裂かれ、今度こそ本当の外に4人は存在していた。
アレックス最大の核撃の一撃は、空に舞うと誘導弾の様に一輝と天照のいる本堂に向かって落ち、巨大な爆発をしてみせた。
だが、一輝の巨大な蓮華の神聖力によって地上所か、草木、木々にいたるまで一切無傷に爆発はかきけされてしまった。
4人は六条家までの道の第一関所に、ただ立ち尽くしていた。
根津源一郎
「おやぁ、守護聖人のお歴々、おかえりですかな?本堂から何もきかされてませんがね、こちとら、それとも一輝様にちょっかい出して化かされましたか?かっかっかっか」
アラヤ
「調子に乗るなよ!?日本の十二神!?」
根津源一郎
「なぁに、一輝様は護衛は適当でいいなんておっしゃるもんですから、ここ最近はすっかり自分達が日本の護法なんて事、へへっすっかり忘れてましたがね。正式に命が降りたんですよ。我らが天照、月詠に敵対する者、その悉くを各関所、干支十二神の判断で討てと、こいつはてぇへんだ。」
アレックス
「敵は我々だけではないだろう。聖堂教会も相当こけにしたと聞いたし、第一魔王ルシフェルも怒らせているのだろ?この間は5戒のシヴァが襲撃にきたときいたぞ」
根津源一郎
「ええ、ええ!それに鬼神衆の十王の何人かは、一輝様を良く思ってない。もしかしたら全員かも?まぁそれはさておき、戦争になりますなぁ」
アレックス
「ヴァチカンの十二神と干支十二神、決着をつける時がきたようだな」
根津源一郎
「まぁ世界はかつての日本を取り戻すのがお気に召さない様なんで、遅かれ早かれですかね?国内のろくでなし共も足を引っ張っている現状ですし、それでは次のお越しを」
聖王国、ヴァチカン、聖堂教会、ルシフェル、もっとも身近な十王さえも敵に回してしまった一輝。
日本は人材による高度成長と、他国との戦闘の動乱期にはいりつつあった。
アレックス
「こちらは交渉と報告に来ただけなのに、手痛い仕打ちだ。彼は確かに聖人と呼ぶには荒々しすぎる。俺にはもはや彼は聖人ではなく巨大な何かにみえる」
アラヤ
「ちくしょう!下手に出てれば調子に乗りやがって!呑気にそんなこと言ってる場合ではない。我ら死後聖人が押さえつけられたのだぞ!しかもこんな場所に転移まで!教皇様の命令通り、これよりは抹殺対象とみなし、奴を殺す!」
アプレリヒト
「おやヴァチカンのお二人はヤル気ですか?気が合いますね。私も彼がもはや聖人には見えない。これ以上地上に二代目魔王などと言われる虫けら共が地上を闊歩する事は我々もゆるすところではない、しかも奴には天魔を治療するかもしrない手立てがある。六条一輝の神聖力ですらマリアンヌ様、教皇アレフと同等だというなら、天魔の絶脈治癒は非常に避けたいところだ」
メティス
「ああ、悲しい、この世に降誕されし神をまた退去させなければいけない。邪神、悪神、偽神、亜神、魔神、呪神、異神、迷神、地上に必要ない神の力を宿した使徒には死んでもらうしかありません。ああ、私は悲しい」
アレックス
「六条一輝は聖人に在らず、聖王国、ヴァチカン共に危険と判断して排除する。これからは共闘でいこう。それにしてもここはどこだ?奴らの場所まで戻ろう」
彼らは団結して、一輝のいる場所に戻るべく走り出した。
日本の学校の様な、窓ガラスで外が見える道をとりあえず、今いる場所からひたすら真っすぐ駆け抜けていく。
だが、走っても走っても曲がる道も、部屋すらにも遭遇する事は出来ず、時間ばかりがすぎさっていく。
アレックス
「何かおかしい、あれだけ走ればいくら巨大な施設でも壁に遭遇するはずだ。これは・・・・」
アラヤ
「クソが!!馬鹿にしやがって!ここ自体が異空間だ!ならば俺の剣で切らせてもらうぞ!俺の剣は空間すら切断する。絶 剣 抜 刀!!!」
アラヤが空間を切り裂くと、ゴーンと言う鐘の音と共にそこには曼荼羅が広がっていた。
アラヤ
「これは!?仏教の曼荼羅!?また異空間か!?それとも固有結界なのか!?ならば今度はそれすらも切り裂いてやる!絶剣!!!」
曼荼羅を切り裂くと、そこには夜の星々が広かる外の世界に繋がっていた。
アラヤ
「はぁはぁ!舐めやがって、やっとだ!やっと外にでれたぞ!今度こそ奴を殺す!」
アレックス
「まて!!!アラヤ、後ろを振り向いてみろ・・・・」
全員が後ろを振り向いてみると、そこには
アラヤ
「ば・・・・馬鹿な・・・・」
アプレリヒト
「これは東洋の故事にある、あの」
アレックス
「そうだ、仏の手の平の上!!!」
全員が見上げると、そこには巨大な仏、そして自分達はその手のひらの上にいる状態だった。
アラヤ
「あれだけの空間を何度も切り裂いたのに、ブッタの手のひらの上だと!?」
アレックス
「六条一輝、本当に危険な男だ。今回は去ろう。この一撃を最後に!!??」
アレックスの神聖力が最大限に爆発し、その拳は天空に放たれると、幻影であった仏は切り裂かれ、今度こそ本当の外に4人は存在していた。
アレックス最大の核撃の一撃は、空に舞うと誘導弾の様に一輝と天照のいる本堂に向かって落ち、巨大な爆発をしてみせた。
だが、一輝の巨大な蓮華の神聖力によって地上所か、草木、木々にいたるまで一切無傷に爆発はかきけされてしまった。
4人は六条家までの道の第一関所に、ただ立ち尽くしていた。
根津源一郎
「おやぁ、守護聖人のお歴々、おかえりですかな?本堂から何もきかされてませんがね、こちとら、それとも一輝様にちょっかい出して化かされましたか?かっかっかっか」
アラヤ
「調子に乗るなよ!?日本の十二神!?」
根津源一郎
「なぁに、一輝様は護衛は適当でいいなんておっしゃるもんですから、ここ最近はすっかり自分達が日本の護法なんて事、へへっすっかり忘れてましたがね。正式に命が降りたんですよ。我らが天照、月詠に敵対する者、その悉くを各関所、干支十二神の判断で討てと、こいつはてぇへんだ。」
アレックス
「敵は我々だけではないだろう。聖堂教会も相当こけにしたと聞いたし、第一魔王ルシフェルも怒らせているのだろ?この間は5戒のシヴァが襲撃にきたときいたぞ」
根津源一郎
「ええ、ええ!それに鬼神衆の十王の何人かは、一輝様を良く思ってない。もしかしたら全員かも?まぁそれはさておき、戦争になりますなぁ」
アレックス
「ヴァチカンの十二神と干支十二神、決着をつける時がきたようだな」
根津源一郎
「まぁ世界はかつての日本を取り戻すのがお気に召さない様なんで、遅かれ早かれですかね?国内のろくでなし共も足を引っ張っている現状ですし、それでは次のお越しを」
聖王国、ヴァチカン、聖堂教会、ルシフェル、もっとも身近な十王さえも敵に回してしまった一輝。
日本は人材による高度成長と、他国との戦闘の動乱期にはいりつつあった。
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