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第5章 嫉妬編
第46話 美人母娘/亮二
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俺はカナちゃんから誕生日プレゼントに貰ったネックレスをその日から首にかけるようになっていた。
勿論、次の日からボランティア部のメンバーから色々な質問をされたのは言うまでもない。
先輩達からは「鎌田君、何を急に色気付いたんだい?」と冷やかされるし、同級生からは「彼女からのプレゼントなのか? 遂に鎌田にも彼女ができたのか!?」と執拗に聞かれ、俺はそれ等を適当に誤魔化していた。
何故か後輩達は特に女子達は何か言いたそうな表情をしながらも俺に遠慮して何も聞いてこなかったので助かった感じだった。
しかし、一番、しつこく聞いてきそうな大石さんが俺のネックレスをジッとは見ていたが何も聞いてこなかったのは逆に違和感があったけど……
でも内心、彼女に絡まれると面倒なので内心ホッとしていたのにまさか彼女は俺に聞かずにカナちゃんに聞いている。
「加奈子ちゃんに一つ聞きたいんだけどさぁ、鎌田先輩が最近つけているネックレスってもしかして加奈子ちゃんがプレゼントしたのかなぁ?」
「えっ!? そ、それは……そのぉ……はい、そうですけど……」
「やっぱりそうなんだぁ……でもさ、二人の関係って兄妹みたいな関係だって前に鎌田先輩は言ってたよね? でもそんな妹的な存在のはずの加奈子ちゃんが鎌田先輩にハートのネックレスだなんて……何だかただの兄妹みたいな関係には思えないんだけどなぁ……」
これはマズイ。
俺は嬉しくて直ぐにネックレスをした事を今頃になって後悔したが、そんな事を悔やんでいる場合ではないので慌てて二人の間に入った。
「お、大石さん!? 今から4人で打ち合わせをするから向こうの机に集まってくれないか? あ、カナちゃんや橋本君もだよ」
「えっ? あ、はい……分かりました」
「う、うん……」
「はーい、了解でーす」
俺は誰にも気づかれないようにしながらカナちゃんに笑顔でウインクをした。
カナちゃんは俺のウインクを見て察してくれたみたいで、小声で俺に「ありがとう」と言ってくれた。
無事に打ち合わせが終わり、俺はカナちゃんと一緒に自転車で帰る事に。
その際、大石さんが俺達に何か言っていたけど俺は急ぐからと言って慌てて自転車に乗り込みカナちゃんと一緒に大学を出た。
そして俺は自転車をこぎながらカナちゃんに話しかける。
「今日はゴメンね? なんか大石さんが変な事を聞いてきたみたいで……」
「別に変な事ではないよ。大石さんが不思議がるのは当然だと思うし……」
「でも俺が嬉しがって直ぐにネックレスをしたもんだから変な誤解を招くことになってしまったから……」
「誤解なんだ……何だか寂しいなぁ……」
「えっ? ご、ゴメン!! そんなつもりで言った訳じゃないんだよ」
「うん、分かってるよ。りょう君との約束はもっと先の話だという事も分かってる……でも、私がプレゼントしたネックレスを直ぐにつけてくれたのはとても嬉しかったんだ。だから大石さんや他の人達に誤解をされても変な質問をされても私は我慢するつもりだったの。だからお願い、りょう君!! 今日の事でネックレスを外すなんてことは思わないで!?」
カナちゃんはいつになく真剣な表情で俺にお願いをしてきた。
正直言えば俺はバイト先でカナちゃんから誕生日プレゼントをもらった時、この場所じゃなければ嬉し過ぎてカナちゃんの事を抱きしめていたかもしれないくらいの喜びを感じていたから……
最近の俺は7歳差もある俺とカナちゃんの関係を憎んでいる。会うたびに凄いスピードで成長していっているカナちゃんが頭から離れなくなっているから……
「カナちゃん、大丈夫だよ。俺はこのネックレスを外すつもりはないから」
俺の一番の宝物を誰が外すものか……
「あ、ありがとう、りょう君……」
目に涙を溜めながらも嬉しそうな表情をしているカナちゃんがとても愛おしく思う俺であった。
「さぁ、次に会う時は『七夕祭り』だよ。当日、元気な姿で会おうね?」
「うん、りょう君こそ、体調崩さないようにね? アイスクリームを食べ過ぎてお腹を壊したりしないでね? フフフ……」
「ハハハ、俺がアイスクリームを食べ過ぎるなんて……いや、あり得るよな? ありがとう、気を付けるよ」
「フフフ……私も気を付けよっと」
「 「ハハハハハ」 」
俺達は笑顔で帰路につくのであった。
そして遂に今日は7月5日の日曜日、青葉第二小学校で行われる『七夕祭り』の日がやってきた。だいたいどこの小学校でも開催されているが、今年の平成21年7月7日は火曜日なので毎年、7日に一番近い日曜日に開催されるのだ。
そういえば俺の母校の青六小は昨日の土曜日に行われていたっけ? たしか母さんも顔を出したって言ってたよな? 香織おばさんが園長をしている園児達がゲスト参加で踊りをするから見に行くって……やっぱ母さんは根っからの子供好きなんだなぁ……身体さえ壊さなかったら本当は今でも幼稚園の先生をやっていたんだろうなぁ……
――――――――――――――――――――――――
俺達、ボランティア部は現地集合になっている。部員の中では俺は青二小に近い所に住んで居るので時間に余裕があったけど、カナちゃんを家まで迎えに行くと約束をしていたので少し早めに出かけることにした。
途中、山田さんの自宅の前を自転車で通り過ぎようとした時、中から翔太君と桜ちゃんらしき二人が自宅から出て行く姿を見かけた。でも俺は相変わらず翔太君とはほとんど会話をしたことがなかったので声をかけずにカナちゃんの家に向かうことに……
今日は日曜だし二人はデートにでも行くのかな?
はぁ、羨ましいよなぁ……って、俺は何を中学生に対して羨ましがっているんだよ!?
俺だって今日はカナちゃんと一緒にボランティア活動をするんだし、そんな大差は無いぜ!! と、思うことにしよう……
ピンポーン
俺はカナちゃんの自宅に着きインターホンを押す。
するとインターホン越しでは無く自宅の中から「はーい!!」という声が聞こえてきた。
あれ? でも今の声はカナちゃんでは無かったような……
ガチャッ
「はーい、いらっしゃーい、鎌田君。わざわざ加奈子を迎えに来てくれてありがとねぇ?」
元気よく家の外に出て来たのはカナちゃんのお母さんだった。
カナちゃんのお母さんに会うのは2年前のエキサイトランドで会った以来だけど、相変わらずカナちゃんに似て綺麗な人だよなぁ……ってか、カナちゃんがお母さんに似ているんだよな?
ほんと、カナちゃんのお母さんとカナちゃんは香織おばさんと広美と同じで美人母娘だよなぁ……
「こ、こんにちは。お久しぶりです。今日はカナちゃんにうちのボランティア部の手伝いをしてもらうことになりありがとうございます」
「フフフ、何を言っているの、鎌田君? うちの方こそ中学生の娘が大学生のお手伝いをさせていただけるなんて光栄よ。逆にご迷惑をおかけしないかとても心配だしねぇ……」
「いえ、カナちゃんはとてもしっかりしているので全然、大丈夫ですよ。逆にうちの部の1年生の方が心配なくらいですし……ハハハ……」
「フフフ……鎌田君ってとても面白い子ね。それに2年前よりもずっと大人っぽくなっているし……加奈ちゃんが鎌田君の事をお気に入りなのがよく分かるわぁ」
「えっ!? い、いや、あの、そのぉ……」
「フフフ……照れた顔も可愛らしくていいわねぇ。あ、そうだ。おばさんも今日から鎌田君の事をりょう君って呼んでも構わないかしら?」
「え? は、はい……それは別にいいですけど……」
「ダメーッ!! 絶対にダメーッ!!」
カナちゃんが血相を変えて玄関先に飛んで来た。
「か、カナちゃん……」
「あら、加奈ちゃん? やっと準備が終わったのね? あなたの準備が終わるまでお母さんが鎌田君とお話をして繋いでおいたからねっ。ウフッ」
「それはどうも。さぁ、りょう君、お母さんとの話はもういいから早く行きましょう?」
カナちゃんはそう言いながら俺の手を引っ張ってきた。
「え? ああ、そうだね。それでは失礼します」
「はーい、二人共、行ってらっしゃーい」
カナちゃんのお母さんは満面の笑みで俺達の事を見送るのだった。
勿論、次の日からボランティア部のメンバーから色々な質問をされたのは言うまでもない。
先輩達からは「鎌田君、何を急に色気付いたんだい?」と冷やかされるし、同級生からは「彼女からのプレゼントなのか? 遂に鎌田にも彼女ができたのか!?」と執拗に聞かれ、俺はそれ等を適当に誤魔化していた。
何故か後輩達は特に女子達は何か言いたそうな表情をしながらも俺に遠慮して何も聞いてこなかったので助かった感じだった。
しかし、一番、しつこく聞いてきそうな大石さんが俺のネックレスをジッとは見ていたが何も聞いてこなかったのは逆に違和感があったけど……
でも内心、彼女に絡まれると面倒なので内心ホッとしていたのにまさか彼女は俺に聞かずにカナちゃんに聞いている。
「加奈子ちゃんに一つ聞きたいんだけどさぁ、鎌田先輩が最近つけているネックレスってもしかして加奈子ちゃんがプレゼントしたのかなぁ?」
「えっ!? そ、それは……そのぉ……はい、そうですけど……」
「やっぱりそうなんだぁ……でもさ、二人の関係って兄妹みたいな関係だって前に鎌田先輩は言ってたよね? でもそんな妹的な存在のはずの加奈子ちゃんが鎌田先輩にハートのネックレスだなんて……何だかただの兄妹みたいな関係には思えないんだけどなぁ……」
これはマズイ。
俺は嬉しくて直ぐにネックレスをした事を今頃になって後悔したが、そんな事を悔やんでいる場合ではないので慌てて二人の間に入った。
「お、大石さん!? 今から4人で打ち合わせをするから向こうの机に集まってくれないか? あ、カナちゃんや橋本君もだよ」
「えっ? あ、はい……分かりました」
「う、うん……」
「はーい、了解でーす」
俺は誰にも気づかれないようにしながらカナちゃんに笑顔でウインクをした。
カナちゃんは俺のウインクを見て察してくれたみたいで、小声で俺に「ありがとう」と言ってくれた。
無事に打ち合わせが終わり、俺はカナちゃんと一緒に自転車で帰る事に。
その際、大石さんが俺達に何か言っていたけど俺は急ぐからと言って慌てて自転車に乗り込みカナちゃんと一緒に大学を出た。
そして俺は自転車をこぎながらカナちゃんに話しかける。
「今日はゴメンね? なんか大石さんが変な事を聞いてきたみたいで……」
「別に変な事ではないよ。大石さんが不思議がるのは当然だと思うし……」
「でも俺が嬉しがって直ぐにネックレスをしたもんだから変な誤解を招くことになってしまったから……」
「誤解なんだ……何だか寂しいなぁ……」
「えっ? ご、ゴメン!! そんなつもりで言った訳じゃないんだよ」
「うん、分かってるよ。りょう君との約束はもっと先の話だという事も分かってる……でも、私がプレゼントしたネックレスを直ぐにつけてくれたのはとても嬉しかったんだ。だから大石さんや他の人達に誤解をされても変な質問をされても私は我慢するつもりだったの。だからお願い、りょう君!! 今日の事でネックレスを外すなんてことは思わないで!?」
カナちゃんはいつになく真剣な表情で俺にお願いをしてきた。
正直言えば俺はバイト先でカナちゃんから誕生日プレゼントをもらった時、この場所じゃなければ嬉し過ぎてカナちゃんの事を抱きしめていたかもしれないくらいの喜びを感じていたから……
最近の俺は7歳差もある俺とカナちゃんの関係を憎んでいる。会うたびに凄いスピードで成長していっているカナちゃんが頭から離れなくなっているから……
「カナちゃん、大丈夫だよ。俺はこのネックレスを外すつもりはないから」
俺の一番の宝物を誰が外すものか……
「あ、ありがとう、りょう君……」
目に涙を溜めながらも嬉しそうな表情をしているカナちゃんがとても愛おしく思う俺であった。
「さぁ、次に会う時は『七夕祭り』だよ。当日、元気な姿で会おうね?」
「うん、りょう君こそ、体調崩さないようにね? アイスクリームを食べ過ぎてお腹を壊したりしないでね? フフフ……」
「ハハハ、俺がアイスクリームを食べ過ぎるなんて……いや、あり得るよな? ありがとう、気を付けるよ」
「フフフ……私も気を付けよっと」
「 「ハハハハハ」 」
俺達は笑顔で帰路につくのであった。
そして遂に今日は7月5日の日曜日、青葉第二小学校で行われる『七夕祭り』の日がやってきた。だいたいどこの小学校でも開催されているが、今年の平成21年7月7日は火曜日なので毎年、7日に一番近い日曜日に開催されるのだ。
そういえば俺の母校の青六小は昨日の土曜日に行われていたっけ? たしか母さんも顔を出したって言ってたよな? 香織おばさんが園長をしている園児達がゲスト参加で踊りをするから見に行くって……やっぱ母さんは根っからの子供好きなんだなぁ……身体さえ壊さなかったら本当は今でも幼稚園の先生をやっていたんだろうなぁ……
――――――――――――――――――――――――
俺達、ボランティア部は現地集合になっている。部員の中では俺は青二小に近い所に住んで居るので時間に余裕があったけど、カナちゃんを家まで迎えに行くと約束をしていたので少し早めに出かけることにした。
途中、山田さんの自宅の前を自転車で通り過ぎようとした時、中から翔太君と桜ちゃんらしき二人が自宅から出て行く姿を見かけた。でも俺は相変わらず翔太君とはほとんど会話をしたことがなかったので声をかけずにカナちゃんの家に向かうことに……
今日は日曜だし二人はデートにでも行くのかな?
はぁ、羨ましいよなぁ……って、俺は何を中学生に対して羨ましがっているんだよ!?
俺だって今日はカナちゃんと一緒にボランティア活動をするんだし、そんな大差は無いぜ!! と、思うことにしよう……
ピンポーン
俺はカナちゃんの自宅に着きインターホンを押す。
するとインターホン越しでは無く自宅の中から「はーい!!」という声が聞こえてきた。
あれ? でも今の声はカナちゃんでは無かったような……
ガチャッ
「はーい、いらっしゃーい、鎌田君。わざわざ加奈子を迎えに来てくれてありがとねぇ?」
元気よく家の外に出て来たのはカナちゃんのお母さんだった。
カナちゃんのお母さんに会うのは2年前のエキサイトランドで会った以来だけど、相変わらずカナちゃんに似て綺麗な人だよなぁ……ってか、カナちゃんがお母さんに似ているんだよな?
ほんと、カナちゃんのお母さんとカナちゃんは香織おばさんと広美と同じで美人母娘だよなぁ……
「こ、こんにちは。お久しぶりです。今日はカナちゃんにうちのボランティア部の手伝いをしてもらうことになりありがとうございます」
「フフフ、何を言っているの、鎌田君? うちの方こそ中学生の娘が大学生のお手伝いをさせていただけるなんて光栄よ。逆にご迷惑をおかけしないかとても心配だしねぇ……」
「いえ、カナちゃんはとてもしっかりしているので全然、大丈夫ですよ。逆にうちの部の1年生の方が心配なくらいですし……ハハハ……」
「フフフ……鎌田君ってとても面白い子ね。それに2年前よりもずっと大人っぽくなっているし……加奈ちゃんが鎌田君の事をお気に入りなのがよく分かるわぁ」
「えっ!? い、いや、あの、そのぉ……」
「フフフ……照れた顔も可愛らしくていいわねぇ。あ、そうだ。おばさんも今日から鎌田君の事をりょう君って呼んでも構わないかしら?」
「え? は、はい……それは別にいいですけど……」
「ダメーッ!! 絶対にダメーッ!!」
カナちゃんが血相を変えて玄関先に飛んで来た。
「か、カナちゃん……」
「あら、加奈ちゃん? やっと準備が終わったのね? あなたの準備が終わるまでお母さんが鎌田君とお話をして繋いでおいたからねっ。ウフッ」
「それはどうも。さぁ、りょう君、お母さんとの話はもういいから早く行きましょう?」
カナちゃんはそう言いながら俺の手を引っ張ってきた。
「え? ああ、そうだね。それでは失礼します」
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