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第4章 成長編
第39話 お似合いのカップル/亮二
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「鎌田先輩、昨日はありがとうございました!! お陰で卒業できました!!」
「は、橋本君、声がデカ過ぎるって。ここは部室だぞ。そういう話は小声でしてくれないか? もし誰かに聞かれたら恥ずかしいじゃないか」
「す、すみません!! でも部室には僕達しかいませんし……それに僕は本当に嬉しくて嬉しくて!! これで大学を卒業したら安心して結婚できます!!」
「えっ? 橋本君って彼女いなかったよね? それともこれから先で彼女ができたとしての話をしているのかい?」
「はい、彼女はいませんよ。でも僕の場合は卒業と同時に親に見合いをさせられて、きっとその見合い相手と結婚する事になると思いますので……だから昨日、童貞を卒業できたのは自分に自信の無い僕にとっては凄く大きかったんですよ」
卒業と同時に見合いって……もしかして橋本君の家ってめちゃくちゃ金持ちなのか? 彼を見ているとそんな感じには見えないけどって、それは橋本君に失礼だよな?
まぁ、俺も昨夜はあの『世話焼きお姉さん』のお陰で童貞を卒業しただけじゃなくて、色んなノウハウを伝授してもらったからなぁ……
初めての子とする場合やそうで無い子とする場合のテクニックの違いみたいな……ふぅ、思い出しただけで恥ずかしくなってきたぞ。
しかし、俺も橋本君と同じ気持ちはあるよなぁ。どことなく自分に自信が持てたというか……不安が消えたというか……昨日のお姉さんが言っていた通りなのかもしれないな……でも……
さすがに昨日のことは誰にも言えない。カナちゃんにはもってのほかだ。
「ところで鎌田先輩もマリリンとは上手くできましたか?」
「へっ? マリリンって誰?」
「先輩、何を言っているんですか? 昨夜、先輩が指名したお姉さんの名前ですよ。もう忘れたんですか?」
し、知らなかった。あのお姉さんの名前はマリリンだったのか……俺は何も考えずに顔写真で指名したからな。っていうか、マリリンって何だよ? 思いっきり日本人の顔をしていたぞ。
「ゴメン、名前は知らなかったけど、俺もそのマリリンという人と『それなりに』上手くやったぞ」
「そうなんですね。それは良かったです。僕の相手をしてくれたキャサリンが、君のお連れさんが指名したマリリンは気難しい性格だから、もし変な事を言ったりしたら殴られるかもしれないわよって言ってましたので」
「えっ、そうなのか!?」ってか、キャサリンって……
でも、俺にあんなにも親切にしてくれたお姉さんが気難しい性格だなんて……もしかして俺があのままセックスするのを拒んでいたら殴られていたのか!?
そ、それは助かったというか、何というか……でも、会話をした限りではそんな風には見えなかったけどなぁ……
「それに先輩は僕の事を忘れて先に駅まで行っちゃたから、もしかしたらそのマリリンに何かされたんじゃないかと思って心配していたんですよぉ」
「そ、それはゴメン……」
ただ、舞い上がり過ぎて君の事を忘れていただけだから……
ガラッ、ガラガラッ
「二人して何の話をされていたんですか?」
「うわっ、大石さん!!」
マズイぞ。もしかして俺達の話を立ち聞きしていたんじゃ……
「鎌田先輩、私が来たくらいでそんなに驚く様な話をされていたんですかぁ?」
「ま、まさか……そ、そんな事あるはずないじゃないか……なっ、橋本君?」
「えっ? ええ、そうですよね。大石さんこそ何を言っているのかよく分からないよぉ。ハ、ハハハハ……」
「ふーん、それじゃぁ、マリリンやらキャサリンって何の事ですかぁ?」
「 「ブッ!!」 」
大石のやつ、やっぱり立ち聞きしていたんじゃないか!!
「お、大石さん? 君はどこまで俺達の話を聞いていたのかなぁ?」
「え、そうですねぇ、話しの内容はよく分かっていませんよぉ。キャサリンがどうとか、マリリンがどうとか、上手くやれましたかっていう橋本君の話声は聞こえましたけど……」
結構、聞いているじゃないか!! ってか、どうしよう。どうやって話を誤魔化せばいいのだろうか……ん? そ、そうだ!!
「はぁ……大石さんにそこまで聞かれたら仕方がないなぁ……分かったよ。白状するよ」
「えっ!? か、鎌田先輩、本当に白状するんですか!?」
「キャサリンやらマリリンの名前を聞かれて誤魔化せるはずもないし、仕方が無いさ……実はさ、俺達『恋愛ゲーム』にはまっていてさ、キャサリンとマリリンは俺達が攻略する女の子のキャラ名なんだよ。それで俺の攻略相手がマリリンっていう子でね、橋本君が上手くやれましたか、上手く攻略できましたかって聞いてきたんだよ。だよな、橋本君?」
「えっ!? ああ、そうそう、そうです。大石さん、そういう事なんだよぉ!!」
「へぇ、『恋愛ゲーム』の話だったんだぁ……」
「でもさ、俺達、大学生にもなってそんなゲームにハマっているのをみんなに知られちゃうとちょっと恥ずかしいだろ? だからこの話は橋本君と二人になった時だけにしているんだよ……これで分かってくれたかな?」
どうだ、大石さん? 元演劇部部長だった俺の演技力は?
「なるほど、そうだったんですね? でも別に大学生が『恋愛ゲーム』にハマってもおかしくないと思いますけどねぇ……普通のことじゃないですかぁ? それに私はあまりゲームはしませんけど、その『恋愛ゲーム』って面白そうですね? 逆に男性キャラを攻略するパターンは無いんですか? もしあれば私もやってみたいです!!」
「 「えっ!?」 」
大石さんが軽いノリの子で助かったと思ったのも束の間かよ……
「あ、あると言えばあるだろうけど……は、橋本君、女子向けの『恋愛ゲーム』もあるよね?」
俺はその手のゲームは一度もやったことが無いんだよ。だから橋本君、お願いだ。あると言ってくれ!!
「はい、ありますよ。イケメンキャラを攻略する女子向けの『恋愛ゲーム』なんて山ほどあります」
橋本!! よく言ってくれた!!
「だそうだ、大石さん。こ、今度さ、橋本君にゆっくり教えてもらったらどうだい?」
「えっ、僕がですか!?」
「えーっ!? 橋本君ですかぁ? どうせなら私、鎌田先輩に教えてもらいたいです~」
「いや、俺はあまりゲームに詳しくないんだよ。今やっているゲームも橋本君に勧められて始めたくらいだから……」
すまん、橋本!! そんなに俺を睨まないでくれ。
「そうなんですかぁ……それじゃぁいいです。私は鎌田先輩をリアルに攻略したいと思っていますし……」
「ゴホッゴホッ!!」
大石さん、橋本君がいる前で何て事を言うんだよ!?
「え? 大石さんは鎌田先輩のことが好きなのかい?」
「そ、そうよ。何か文句ある!?」
「も、文句なんて無いよ。っていうか、その逆だよ。僕の目から見れば大石さんと鎌田先輩って、お似合いのカップルになると思うけどなぁ……」
「橋本君、何てことを……」火に油を注ぐんじゃないよ!!
「橋本君、君って良い人だったんだね!? 今日から橋本君は部員仲間からお友達に昇格よ!!」
「えっ? ぼ、僕は大石さんとはとっくに友達だと思っていたんだけど……違ったの……?」
「甘いわね、橋本君!! 私の友達になるには結構、ハードルが高いのよ。でも君は今の一言で一気に友達まで上り詰めた勇者なの。これからは私の友達らしく自信を持って生きて行きなさい!!」
何なんだ、この上から目線女子は……さすがの橋本君だって怒るんじゃないのか?
「大石さん!! ぼ、僕嬉しいよ。何か本物の勇者になれた気がしたよ。昨日と今日で僕は生まれ変わった気持ちだなぁ……」
は、橋本……お前……はぁ……
というか、この二人の方ががお似合いのカップルじゃないのか……?
「は、橋本君、声がデカ過ぎるって。ここは部室だぞ。そういう話は小声でしてくれないか? もし誰かに聞かれたら恥ずかしいじゃないか」
「す、すみません!! でも部室には僕達しかいませんし……それに僕は本当に嬉しくて嬉しくて!! これで大学を卒業したら安心して結婚できます!!」
「えっ? 橋本君って彼女いなかったよね? それともこれから先で彼女ができたとしての話をしているのかい?」
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しかし、俺も橋本君と同じ気持ちはあるよなぁ。どことなく自分に自信が持てたというか……不安が消えたというか……昨日のお姉さんが言っていた通りなのかもしれないな……でも……
さすがに昨日のことは誰にも言えない。カナちゃんにはもってのほかだ。
「ところで鎌田先輩もマリリンとは上手くできましたか?」
「へっ? マリリンって誰?」
「先輩、何を言っているんですか? 昨夜、先輩が指名したお姉さんの名前ですよ。もう忘れたんですか?」
し、知らなかった。あのお姉さんの名前はマリリンだったのか……俺は何も考えずに顔写真で指名したからな。っていうか、マリリンって何だよ? 思いっきり日本人の顔をしていたぞ。
「ゴメン、名前は知らなかったけど、俺もそのマリリンという人と『それなりに』上手くやったぞ」
「そうなんですね。それは良かったです。僕の相手をしてくれたキャサリンが、君のお連れさんが指名したマリリンは気難しい性格だから、もし変な事を言ったりしたら殴られるかもしれないわよって言ってましたので」
「えっ、そうなのか!?」ってか、キャサリンって……
でも、俺にあんなにも親切にしてくれたお姉さんが気難しい性格だなんて……もしかして俺があのままセックスするのを拒んでいたら殴られていたのか!?
そ、それは助かったというか、何というか……でも、会話をした限りではそんな風には見えなかったけどなぁ……
「それに先輩は僕の事を忘れて先に駅まで行っちゃたから、もしかしたらそのマリリンに何かされたんじゃないかと思って心配していたんですよぉ」
「そ、それはゴメン……」
ただ、舞い上がり過ぎて君の事を忘れていただけだから……
ガラッ、ガラガラッ
「二人して何の話をされていたんですか?」
「うわっ、大石さん!!」
マズイぞ。もしかして俺達の話を立ち聞きしていたんじゃ……
「鎌田先輩、私が来たくらいでそんなに驚く様な話をされていたんですかぁ?」
「ま、まさか……そ、そんな事あるはずないじゃないか……なっ、橋本君?」
「えっ? ええ、そうですよね。大石さんこそ何を言っているのかよく分からないよぉ。ハ、ハハハハ……」
「ふーん、それじゃぁ、マリリンやらキャサリンって何の事ですかぁ?」
「 「ブッ!!」 」
大石のやつ、やっぱり立ち聞きしていたんじゃないか!!
「お、大石さん? 君はどこまで俺達の話を聞いていたのかなぁ?」
「え、そうですねぇ、話しの内容はよく分かっていませんよぉ。キャサリンがどうとか、マリリンがどうとか、上手くやれましたかっていう橋本君の話声は聞こえましたけど……」
結構、聞いているじゃないか!! ってか、どうしよう。どうやって話を誤魔化せばいいのだろうか……ん? そ、そうだ!!
「はぁ……大石さんにそこまで聞かれたら仕方がないなぁ……分かったよ。白状するよ」
「えっ!? か、鎌田先輩、本当に白状するんですか!?」
「キャサリンやらマリリンの名前を聞かれて誤魔化せるはずもないし、仕方が無いさ……実はさ、俺達『恋愛ゲーム』にはまっていてさ、キャサリンとマリリンは俺達が攻略する女の子のキャラ名なんだよ。それで俺の攻略相手がマリリンっていう子でね、橋本君が上手くやれましたか、上手く攻略できましたかって聞いてきたんだよ。だよな、橋本君?」
「えっ!? ああ、そうそう、そうです。大石さん、そういう事なんだよぉ!!」
「へぇ、『恋愛ゲーム』の話だったんだぁ……」
「でもさ、俺達、大学生にもなってそんなゲームにハマっているのをみんなに知られちゃうとちょっと恥ずかしいだろ? だからこの話は橋本君と二人になった時だけにしているんだよ……これで分かってくれたかな?」
どうだ、大石さん? 元演劇部部長だった俺の演技力は?
「なるほど、そうだったんですね? でも別に大学生が『恋愛ゲーム』にハマってもおかしくないと思いますけどねぇ……普通のことじゃないですかぁ? それに私はあまりゲームはしませんけど、その『恋愛ゲーム』って面白そうですね? 逆に男性キャラを攻略するパターンは無いんですか? もしあれば私もやってみたいです!!」
「 「えっ!?」 」
大石さんが軽いノリの子で助かったと思ったのも束の間かよ……
「あ、あると言えばあるだろうけど……は、橋本君、女子向けの『恋愛ゲーム』もあるよね?」
俺はその手のゲームは一度もやったことが無いんだよ。だから橋本君、お願いだ。あると言ってくれ!!
「はい、ありますよ。イケメンキャラを攻略する女子向けの『恋愛ゲーム』なんて山ほどあります」
橋本!! よく言ってくれた!!
「だそうだ、大石さん。こ、今度さ、橋本君にゆっくり教えてもらったらどうだい?」
「えっ、僕がですか!?」
「えーっ!? 橋本君ですかぁ? どうせなら私、鎌田先輩に教えてもらいたいです~」
「いや、俺はあまりゲームに詳しくないんだよ。今やっているゲームも橋本君に勧められて始めたくらいだから……」
すまん、橋本!! そんなに俺を睨まないでくれ。
「そうなんですかぁ……それじゃぁいいです。私は鎌田先輩をリアルに攻略したいと思っていますし……」
「ゴホッゴホッ!!」
大石さん、橋本君がいる前で何て事を言うんだよ!?
「え? 大石さんは鎌田先輩のことが好きなのかい?」
「そ、そうよ。何か文句ある!?」
「も、文句なんて無いよ。っていうか、その逆だよ。僕の目から見れば大石さんと鎌田先輩って、お似合いのカップルになると思うけどなぁ……」
「橋本君、何てことを……」火に油を注ぐんじゃないよ!!
「橋本君、君って良い人だったんだね!? 今日から橋本君は部員仲間からお友達に昇格よ!!」
「えっ? ぼ、僕は大石さんとはとっくに友達だと思っていたんだけど……違ったの……?」
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何なんだ、この上から目線女子は……さすがの橋本君だって怒るんじゃないのか?
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