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第3章 ポジティ部編
第37話 桃色ナイスバディ
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「お、おいっ、モブオ!! お前、肝心な事を話さないで、何勝手に食堂に行ってるんだよ!?」
「えっ? あ、ああ……」そうだったな? そう言えば俺、フツオに大した情報を言って無かったよな? 悪い悪い……スシ、いやっ『舞奈ちゃん』と友達になれたのがあまりに嬉しくてさ……それで思いっきり舞い上がってしまって……お前に情報を教えてやるのが、どうでも良くなってしまってさ……」
「舞い上がって忘れたのならともかく、どうでも良くなったってのは何だよ!?」
まぁモブオの気持ちも分からなくはないけども……普通に考えて、舞奈みたいな美人とお前が友達になれるはず無いんだからな!! お、俺もだけど……
そりゃあ、モブオが舞い上がっても不思議では無いんだが……
「モ、モブオの舞い上がる気持ちは良く分かったからさ、それはそれとして早くポジティ部の人達の情報を教えてくれよ!? 俺はそれが気になって昼飯どころじゃないんだよ!!」
「へっ……フツオは前妻木先輩の情報が特に聞きたいんだろ? ってか前妻木先輩だけの情報だけでも良いんじゃないのか?」
「えっ!? ううう……まぁ、そうかも……いや別にそれは良いじゃないか!? とにかく俺は少しでも前妻木先輩を含めたポジティ部の情報が知りたいんだよ!!」
「ハァ……ハァ……ハァ……ま、前妻木先輩って、今朝校門の前で一矢と話をしていた人だよね!? あの人は昨日うちの部室に来ていたポジティ部副部長さんだよね!?」
ドキッ!!
「えっ、え――――――っ!? まっ、舞奈!? 何でお前がその事を知っているんだっ!? って言うか俺達を追いかけて来たのか!?」
髪の毛は乱れているし、息はめっちゃ上がってるし……大丈夫なのか、舞奈?
「みっ、見ていたから知ってるに決まってるじゃない!!」
「はーっ!? ま、舞奈も見ていたのか!? どっ、どこで見てたんだよ!? で、見ていた舞奈は遅刻していないのに何で俺だけ遅刻したんだよ!?」
「そんな事はどうでも良いじゃない!! わ、私も前妻木先輩の事を詳しく知りたいわ!! ねぇモブオ君、私達ついさっきお友達になったんだし、勿論私にも教えてくれるよね?」
「えっ、あーっ!! も、勿論さ!! それより、ちゃんと教えるから昼飯を食べながらで良いだろ? 俺、メチャクチャ腹減ってるんだよぉぉ」
「おい、あれ見てみろよ!? あのテーブルに座っている二人って、ネガティ部の新入部員なんじゃないか!?」
「そ、そうだな……間違いないぞ!! あの二人が一緒に学食に来るのは初めてじゃないか? あの二人はどんな関係なんだろう?」
「しかしあの『桃色ナイスバディ』は、いつ見てもたまらんな!! 1年生とは思えないくらいのエロいプロポーションだよな!?」
「そ、それなのに、あんな『普通』の奴が仲良くしてるんだから、ホンット嫌になるせ!!」
「でもさ、あいつも最近は『何か凄い普通の奴』って言われてるんだろ? だからきっと、何か俺達の知らない大きな秘密があるに違いないぞ!!」
あのなぁ……
めちゃくちゃ聞こえてるって!!
ほんと、お前等何好き勝手な事ばかり言ってやがるだ!?
俺みたいな人間に『大きな秘密』なんてあるかよ!!
あれば俺が教えて欲しいぜ!!
逆にそんな謎めいた男になってみたいもんだ!!
そ、それと、舞奈は他の男子生徒達から陰で『桃色ナイスバディ』って言われてるのかよ!?
全然知らなかったぞ……っていうか、見たまんまの異名だな!?
まぁ、あんな奴等の言葉なんか気にしている場合じゃない。早くモブオから情報を聞かなければ……
「……で、前妻木先輩の情報だけど、前妻木先輩と部長の天翔部長は小さい頃からの幼馴染だそうだ」
「えっ、マジか!?」
「そう、マジだ。そしてこれは『うちの部』の推測だけど、前妻木先輩は天翔部長の事をずっと片思いしていると思う……」
「なっ、何だって~っ!?」
「そっ、そうなの、モブオ君!?」
「うん、多分間違い無いと思うよ。前妻木先輩は元々この学園に来る気は無かったらしいぞ。でも一個上の天翔部長がこの学園に入学して直ぐに同じクラスだった越智子部長に一目惚れしてしまったらしくて、その事を前妻木先輩は毎日、天翔部長から聞かされていたらしい……」
「ほっ、本当かよ!? それってどこからの情報なんだ?」
「それは秘密さ!! 情報元をばらすなんてのはうちの部の信用問題に関わるからな!!」
「まぁ、それは良いとして……それで続きを話してくれよ?」
「ああ、それで越智子部長に対する『愛の言葉』を毎日毎日聞かされ続けた前妻木先輩は流石に不安になっやみたいで1年後に超進学校の受験を取りやめてまでこの『名染伊太学園』に入学したらしいんだ」
そ、そうだったのかぁ……
でもモブオの情報が本当かどうかは分からないが、俺が前妻木先輩と話をしていた時に感じたあの『安心感』……
そうだ、きっとそうだ!!
前妻木先輩は俺と同じ『普通の人』なんだ!!
絶対そうに違いない……あっ、俺は『普通』ではないけどな!!
いずれにしても、これから俺がやる事は決まったぞ。
美代部長の為にも……それに俺が学園で一番好感が持てる前妻木先輩の為にも何が何でも天翔部長と前妻木先輩をくっつけてやるぜ!!
そ、それでどうやって二人をくっつけようか……
前妻木先輩はともかく、あの異常なくらいにテンションの高い天翔部長の美代部長に対する気持ちを変えれることなんて恋愛経験が少ない俺に出来るのだろうか?
うーん……俺には難しい問題なのかなぁ……
いやっ、速攻で諦めモードになっている場合じゃないよな!?
『格言』にもあっただろってか『格言』ではないけど……
『諦めたら、そこで試合終了だよ』ってな!!!!
――――――――――――――――――――――――
【屋上にて】
「しかし一矢君と舞奈ちゃん遅いなぁ……一体どうしたのかしら? まさか私達とお昼ご飯を食べるのが嫌になったとか? わ、私……考えただけで悩み事が増えそうよ……」
「あ、あの二人に限って……そ、そんな事は無いと思う……きっと、何かあったのよ……遅れる理由ができたのよ。だからもう少し待てば二人は来ると思うわ……」
「ハハハ、案外二人きりでさぁ、どこか違う場所でお昼食べてるかもよぉぉ」
・・・・・・
バシッ!! ギュ~ッ!! バシッ!! ギュ~ッ!
「いっ、イテイテ~ッ!? ちょっと待て二人共!? な、何で僕の背中に何度も蹴りを入れるのかな? イデッ!! ゾ、ゾジでぇ、なんでぶぉくの頬っべだをぶだりぞろっでづねっでいるのがな~? イデデッッ!!」
「「な、何でも無いわよ!!」」
「何でも無いならつねらないでくれよ!!」
「フン、子龍は悩む性格じゃないからいいわよね!?」
「ほんと、子龍は気にする性格でもないから羨ましいわ!!」
「な、何なんだよ、君達は~!?」
「えっ? あ、ああ……」そうだったな? そう言えば俺、フツオに大した情報を言って無かったよな? 悪い悪い……スシ、いやっ『舞奈ちゃん』と友達になれたのがあまりに嬉しくてさ……それで思いっきり舞い上がってしまって……お前に情報を教えてやるのが、どうでも良くなってしまってさ……」
「舞い上がって忘れたのならともかく、どうでも良くなったってのは何だよ!?」
まぁモブオの気持ちも分からなくはないけども……普通に考えて、舞奈みたいな美人とお前が友達になれるはず無いんだからな!! お、俺もだけど……
そりゃあ、モブオが舞い上がっても不思議では無いんだが……
「モ、モブオの舞い上がる気持ちは良く分かったからさ、それはそれとして早くポジティ部の人達の情報を教えてくれよ!? 俺はそれが気になって昼飯どころじゃないんだよ!!」
「へっ……フツオは前妻木先輩の情報が特に聞きたいんだろ? ってか前妻木先輩だけの情報だけでも良いんじゃないのか?」
「えっ!? ううう……まぁ、そうかも……いや別にそれは良いじゃないか!? とにかく俺は少しでも前妻木先輩を含めたポジティ部の情報が知りたいんだよ!!」
「ハァ……ハァ……ハァ……ま、前妻木先輩って、今朝校門の前で一矢と話をしていた人だよね!? あの人は昨日うちの部室に来ていたポジティ部副部長さんだよね!?」
ドキッ!!
「えっ、え――――――っ!? まっ、舞奈!? 何でお前がその事を知っているんだっ!? って言うか俺達を追いかけて来たのか!?」
髪の毛は乱れているし、息はめっちゃ上がってるし……大丈夫なのか、舞奈?
「みっ、見ていたから知ってるに決まってるじゃない!!」
「はーっ!? ま、舞奈も見ていたのか!? どっ、どこで見てたんだよ!? で、見ていた舞奈は遅刻していないのに何で俺だけ遅刻したんだよ!?」
「そんな事はどうでも良いじゃない!! わ、私も前妻木先輩の事を詳しく知りたいわ!! ねぇモブオ君、私達ついさっきお友達になったんだし、勿論私にも教えてくれるよね?」
「えっ、あーっ!! も、勿論さ!! それより、ちゃんと教えるから昼飯を食べながらで良いだろ? 俺、メチャクチャ腹減ってるんだよぉぉ」
「おい、あれ見てみろよ!? あのテーブルに座っている二人って、ネガティ部の新入部員なんじゃないか!?」
「そ、そうだな……間違いないぞ!! あの二人が一緒に学食に来るのは初めてじゃないか? あの二人はどんな関係なんだろう?」
「しかしあの『桃色ナイスバディ』は、いつ見てもたまらんな!! 1年生とは思えないくらいのエロいプロポーションだよな!?」
「そ、それなのに、あんな『普通』の奴が仲良くしてるんだから、ホンット嫌になるせ!!」
「でもさ、あいつも最近は『何か凄い普通の奴』って言われてるんだろ? だからきっと、何か俺達の知らない大きな秘密があるに違いないぞ!!」
あのなぁ……
めちゃくちゃ聞こえてるって!!
ほんと、お前等何好き勝手な事ばかり言ってやがるだ!?
俺みたいな人間に『大きな秘密』なんてあるかよ!!
あれば俺が教えて欲しいぜ!!
逆にそんな謎めいた男になってみたいもんだ!!
そ、それと、舞奈は他の男子生徒達から陰で『桃色ナイスバディ』って言われてるのかよ!?
全然知らなかったぞ……っていうか、見たまんまの異名だな!?
まぁ、あんな奴等の言葉なんか気にしている場合じゃない。早くモブオから情報を聞かなければ……
「……で、前妻木先輩の情報だけど、前妻木先輩と部長の天翔部長は小さい頃からの幼馴染だそうだ」
「えっ、マジか!?」
「そう、マジだ。そしてこれは『うちの部』の推測だけど、前妻木先輩は天翔部長の事をずっと片思いしていると思う……」
「なっ、何だって~っ!?」
「そっ、そうなの、モブオ君!?」
「うん、多分間違い無いと思うよ。前妻木先輩は元々この学園に来る気は無かったらしいぞ。でも一個上の天翔部長がこの学園に入学して直ぐに同じクラスだった越智子部長に一目惚れしてしまったらしくて、その事を前妻木先輩は毎日、天翔部長から聞かされていたらしい……」
「ほっ、本当かよ!? それってどこからの情報なんだ?」
「それは秘密さ!! 情報元をばらすなんてのはうちの部の信用問題に関わるからな!!」
「まぁ、それは良いとして……それで続きを話してくれよ?」
「ああ、それで越智子部長に対する『愛の言葉』を毎日毎日聞かされ続けた前妻木先輩は流石に不安になっやみたいで1年後に超進学校の受験を取りやめてまでこの『名染伊太学園』に入学したらしいんだ」
そ、そうだったのかぁ……
でもモブオの情報が本当かどうかは分からないが、俺が前妻木先輩と話をしていた時に感じたあの『安心感』……
そうだ、きっとそうだ!!
前妻木先輩は俺と同じ『普通の人』なんだ!!
絶対そうに違いない……あっ、俺は『普通』ではないけどな!!
いずれにしても、これから俺がやる事は決まったぞ。
美代部長の為にも……それに俺が学園で一番好感が持てる前妻木先輩の為にも何が何でも天翔部長と前妻木先輩をくっつけてやるぜ!!
そ、それでどうやって二人をくっつけようか……
前妻木先輩はともかく、あの異常なくらいにテンションの高い天翔部長の美代部長に対する気持ちを変えれることなんて恋愛経験が少ない俺に出来るのだろうか?
うーん……俺には難しい問題なのかなぁ……
いやっ、速攻で諦めモードになっている場合じゃないよな!?
『格言』にもあっただろってか『格言』ではないけど……
『諦めたら、そこで試合終了だよ』ってな!!!!
――――――――――――――――――――――――
【屋上にて】
「しかし一矢君と舞奈ちゃん遅いなぁ……一体どうしたのかしら? まさか私達とお昼ご飯を食べるのが嫌になったとか? わ、私……考えただけで悩み事が増えそうよ……」
「あ、あの二人に限って……そ、そんな事は無いと思う……きっと、何かあったのよ……遅れる理由ができたのよ。だからもう少し待てば二人は来ると思うわ……」
「ハハハ、案外二人きりでさぁ、どこか違う場所でお昼食べてるかもよぉぉ」
・・・・・・
バシッ!! ギュ~ッ!! バシッ!! ギュ~ッ!
「いっ、イテイテ~ッ!? ちょっと待て二人共!? な、何で僕の背中に何度も蹴りを入れるのかな? イデッ!! ゾ、ゾジでぇ、なんでぶぉくの頬っべだをぶだりぞろっでづねっでいるのがな~? イデデッッ!!」
「「な、何でも無いわよ!!」」
「何でも無いならつねらないでくれよ!!」
「フン、子龍は悩む性格じゃないからいいわよね!?」
「ほんと、子龍は気にする性格でもないから羨ましいわ!!」
「な、何なんだよ、君達は~!?」
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