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第9話 エルフ、姉とスキンシップする。
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「で、全部答えられたっていうことは信じてもらえたっていうことでいいんだよなぁ?」
姉さんに聞いてみたが、肝心の姉さんはというと、絶賛俺を愛で途中なのである。そのため、話を聞く耳を持たない。
「うふふっ、可愛いー!」
いつになったら飽きるのやら。こっちが先に参ってしまいそうだ。
「そういえばえーくん、さっきから思ってたんだけど、この長い耳は本物なの?」
「ああ、うん。この耳は本物だよ。何でも、エルフというものになってしまったらしい……」
「えーくん、エルフになったの?」
「ああ、色々試してみたけど、色々と特徴が合ってたしな」
「その一環で写真撮ったから見る?」なんて姉さんには言えはしないが……
さらには、トゥイッターのアカウントがバレてしまった時はより最悪だ。
からかわれるのがオチだろう。
「ふえ~、そうなんだぁ」
姉さんは納得いったご様子。だが、それもつかの間だった。
「ところでえーくん、耳触ってみてもいい?」
「それはダメだ!!」
「なんでダメなの?えーくん?」
「いや、エルフの耳はだなぁ、人間の耳よりもすごく敏感なんだよ。だから家族であっても出来るだけ触らせたくない」
「分かったよ、えーくんがその触り心地の良い長いお耳さんを触らせてくれないなら、お姉ちゃんだってとっておきを出しちゃうからね?」
そう言って姉さんは、持ってきたバッグの中を漁り、自分のスマホを取り出した。
「えーくん、これが目に入らぬか!!」
「なっ、それはっ!」
「そうだよえーくん。これは昨日トゥイッターでトレンド入りもした写真だよ!!あれー?おかしいなぁ?えーくんとすごい似てる気がするんだけど?気のせいかなぁ?」
「き、キノセイデスヨ?」
「じゃあ、未玖ちゃんにもこの写真見せちゃうけど大丈夫だよね?だってえーくんじゃないもんね?」
「えっ?未玖に?」
「うん、そうだよ」
ヤバイぞ。ここに鬼がおる!!
未玖は、俺と双子の姉なのだが、とにかくヤバイ。とにかく、こんな弱みを握られたら即試合終了だ。
未玖は俺の弱みを握ると、たちまち何かを吹っかけてくる。俺にはそれに対抗する手段はない。その結果、未玖の命令を聞かざるおえない状況になるのだ。
俺はこの人生で何回もそれを味わってきた。それはもう懲り懲りだ。
な訳で、未玖にこの情報を言いふらすわけにはいかない。まあ、詩織姉さんのほうでまた同じ状況になってしまってはいるが……
まだ姉さんの方が全然マシだろう。
「はぁ……分かったよ。耳触っていいから」
「えっ?いいの?」
「ああ、その代わりこの事未玖には言いふらすなよ?」
「うん、分かったよ」
結局俺は、この長い耳を姉さんに触らせてあげることになった。
「じゃあ、えーくん、失礼するね?」
「あ、ああ」
姉さんは、俺の耳を触り始めた。
「どれどれ……うん、触り心地良好だね!」
「んっ、敏感だからもっと優しくしてくれ」
「うん分かったよ、えーくん」
そんな感じで耳を弄らせていくと、姉さんは俺の一番敏感な耳の先端付近を触り始めた。
「ひゃっ、ふにゃっ!?姉さんそこ敏感だから!ああ、そこ弄らないで!!んっ、ふひゃぁ!」
「えーくんが喘ぎ声をあげてる、可愛い!!」
姉さんは俺の喘ぎ声を聞きたいのか、さっきよりも手つきがエロくなってきた。
「ここ敏感だし気持ちいいでしょ?ほらほら、もっとやってあげるね!」
姉さんは手を止めない。否、止めるのは不可能となっていた。そう、俺はもう限界なのだ。
「んっ、んんっ!?んっ、はっ、はぁはぁ……もうやめて姉さん。おかしくなっちゃうから!!」
「え~もう?仕方がないなぁ。えーくん、フィニッシュいくよ?」
姉さんは指を素早く、かつ的確に俺の弱い耳を弄り始めた。
「あっ、あっ、ああ、もうダメぇええ!!!」
俺はそこで力尽きたのだった。
姉さんに聞いてみたが、肝心の姉さんはというと、絶賛俺を愛で途中なのである。そのため、話を聞く耳を持たない。
「うふふっ、可愛いー!」
いつになったら飽きるのやら。こっちが先に参ってしまいそうだ。
「そういえばえーくん、さっきから思ってたんだけど、この長い耳は本物なの?」
「ああ、うん。この耳は本物だよ。何でも、エルフというものになってしまったらしい……」
「えーくん、エルフになったの?」
「ああ、色々試してみたけど、色々と特徴が合ってたしな」
「その一環で写真撮ったから見る?」なんて姉さんには言えはしないが……
さらには、トゥイッターのアカウントがバレてしまった時はより最悪だ。
からかわれるのがオチだろう。
「ふえ~、そうなんだぁ」
姉さんは納得いったご様子。だが、それもつかの間だった。
「ところでえーくん、耳触ってみてもいい?」
「それはダメだ!!」
「なんでダメなの?えーくん?」
「いや、エルフの耳はだなぁ、人間の耳よりもすごく敏感なんだよ。だから家族であっても出来るだけ触らせたくない」
「分かったよ、えーくんがその触り心地の良い長いお耳さんを触らせてくれないなら、お姉ちゃんだってとっておきを出しちゃうからね?」
そう言って姉さんは、持ってきたバッグの中を漁り、自分のスマホを取り出した。
「えーくん、これが目に入らぬか!!」
「なっ、それはっ!」
「そうだよえーくん。これは昨日トゥイッターでトレンド入りもした写真だよ!!あれー?おかしいなぁ?えーくんとすごい似てる気がするんだけど?気のせいかなぁ?」
「き、キノセイデスヨ?」
「じゃあ、未玖ちゃんにもこの写真見せちゃうけど大丈夫だよね?だってえーくんじゃないもんね?」
「えっ?未玖に?」
「うん、そうだよ」
ヤバイぞ。ここに鬼がおる!!
未玖は、俺と双子の姉なのだが、とにかくヤバイ。とにかく、こんな弱みを握られたら即試合終了だ。
未玖は俺の弱みを握ると、たちまち何かを吹っかけてくる。俺にはそれに対抗する手段はない。その結果、未玖の命令を聞かざるおえない状況になるのだ。
俺はこの人生で何回もそれを味わってきた。それはもう懲り懲りだ。
な訳で、未玖にこの情報を言いふらすわけにはいかない。まあ、詩織姉さんのほうでまた同じ状況になってしまってはいるが……
まだ姉さんの方が全然マシだろう。
「はぁ……分かったよ。耳触っていいから」
「えっ?いいの?」
「ああ、その代わりこの事未玖には言いふらすなよ?」
「うん、分かったよ」
結局俺は、この長い耳を姉さんに触らせてあげることになった。
「じゃあ、えーくん、失礼するね?」
「あ、ああ」
姉さんは、俺の耳を触り始めた。
「どれどれ……うん、触り心地良好だね!」
「んっ、敏感だからもっと優しくしてくれ」
「うん分かったよ、えーくん」
そんな感じで耳を弄らせていくと、姉さんは俺の一番敏感な耳の先端付近を触り始めた。
「ひゃっ、ふにゃっ!?姉さんそこ敏感だから!ああ、そこ弄らないで!!んっ、ふひゃぁ!」
「えーくんが喘ぎ声をあげてる、可愛い!!」
姉さんは俺の喘ぎ声を聞きたいのか、さっきよりも手つきがエロくなってきた。
「ここ敏感だし気持ちいいでしょ?ほらほら、もっとやってあげるね!」
姉さんは手を止めない。否、止めるのは不可能となっていた。そう、俺はもう限界なのだ。
「んっ、んんっ!?んっ、はっ、はぁはぁ……もうやめて姉さん。おかしくなっちゃうから!!」
「え~もう?仕方がないなぁ。えーくん、フィニッシュいくよ?」
姉さんは指を素早く、かつ的確に俺の弱い耳を弄り始めた。
「あっ、あっ、ああ、もうダメぇええ!!!」
俺はそこで力尽きたのだった。
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