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2.ヨドの街
よん、トイレ
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あら、またいつの間に寝てたのかしら。ここは最初にいた部屋ね。食べたまま寝ちゃって口の中が気持ち悪いわ。時間はんー、07:03ね、朝だわ。たっぷり寝たわね。
横を見ると荷物がおいてある。魔王様かシーツおばけさんが運んでくれたのかもしれないわ。水差しもおいてあるわね、いただきましょう。
あ、そうだわ、荷物の確認!家族に写真を送らなきゃ。心配しているかしらね。
水差しから置いてあるコップに水をうつし、飲みながら写真を撮ってアルバムに載せる。
「そうねえ、あとはもしかしたら連絡が数日つかないこともいっておこうかしら。それと親切な方に会ったので衣食住を手に入れられたことも伝えましょう」
子どもの持ち物にあったノートを使い、手紙を書く。
-------------------------------------------
地球にいる大好きなみんなへ
るみです。魔王様という方に拾ってもらい、お部屋をもらいました。(魔王っていっても悪の大魔王みたいな感じではなさそうよ、安心してね)衣食住をもらえるのと家庭教師がつくみたいです。この屋敷のようなおうちには、温泉もあります。まだ人のような方には二人しか出会えてないけど優しくしてもらっています。
こんなにも優しいとなにか企んでいるのでは、と誠さんは疑うでしょう?対価のようなものとして私との毎日1回食事(多分これは業務連絡ね!)と3日に1回何処かに行ってきてほしいみたい(これも危険がないかとかはきちんと聞いたわよ!)です。
みんなお母さんは危機管理能力がないんだから、やら騙されやすい、ちょろいっていうけど、最低限は聞いているから安心してね。
早く帰れる何かを探すわ。みんなも元気で過ごしてね。
追伸
英会話に役立つ何かを送ってくださいな。英語はどこに行っても大切ね、異世界でも話すみたい。子どもたちが英語の勉強嫌がったら異世界でお母さんは使えなくて苦労してるっていっておいてほしいわ。
さらに追伸
毎日アルバムを更新する予定だったけど、もしかしたら写真の更新ができないかもしれないわ。1ヶ月連絡がなかったら何かがあったと思ってね。そちらでの扱いは失踪になっているのかしら。死亡にはならないわよね。7年以内には帰れるといいのだけど。
異世界より愛を込めて るみ
-------------------------------------------
こんなもんかしら。よし、写真を撮ったしこれでいいわね。にしてもどうしてあんなにも眠くなったのかしら。困るわね。
あら、地球のアルバムにたくさん写真があがってるわ。ふふ、元気そうね。日にちが違うみたいね、後ろの時計とあがってる時間がずれて、いえ、ここを考えたらだめよ、異世界パワーね。
にしても、どうしてこんなにも眠くなるのかしら。魔王様はなにか知ってそうだったわね、教えてもらいましょう。
あと、お手洗いに行きたいわ。場所を聞いておけばよかったわ。パサランはどこかしら。
「パサランいるー?」
…コートのポケットにもいないわね。うーん、この時間は寝てるし分からないわね。魔王様のところかしら。
カチャ
「Goodmorning!よく寝られタですネ」
あら、シーツおばけさんが来てくれたわ。英語も喋れるようね、というより英語のが得意なのかしら。ちょうどいいタイミングできてくれて良かったわ。この年でお漏らしは避けたいところよ。
「おはようございます。運んでいただいてありがとうございます。昨日聞き忘れてしまったのですが、お手洗いの場所ってどこですか」
「オテアライ…?」
あ、だめね、伝わってないわ。
「えーっと、Toilet、Restroom、Bathroom…うーん、お手洗いに行きたいという英文はなんていうんだっけ、May I use the Restroom?いえ、これはトイレをお借りしても、だったわ。トイレの場所を聞くんだから、、」
「Okey!オテアライ、こっちデスネ」
あああ、助かったわ。本当に英語の勉強をしなきゃなのかしら。逃げられないのね、共通語からは。誰よ、英語を広めたの、日本語を広めてちょうだい。
「ありがとうございます」
・・・・・
なんとお手洗いは洋式だったわ!平屋っぽいから和式かもしれないわと思っていたけど、洋式万歳!トイレットペーパーはごわついていたけどそんなものよね。あまり日本と変わらなかったわ。いえ、流すところがなかったわね。底がどうなっているのかは分からないわ。
汚物とかはスライムが処理とかいうのを結構な異世界もので読んだこともあったから思わず便器の中を覗いちゃったけど真っ暗で分からなかったのよね。臭いはしなかったし清潔だったので私はとても満足よ。本当に良かったわ、中世くらいのトイレ事情だったらどうしようかと思ってたわよ。トイレには煩いわよ、これからしばらく過ごすことになるんだから、多分ね。
異世界ものの小説や漫画は結構読んだけど、お手洗いの描写あまりなかったのよね。みんなどうしてたのかしら。流石に日本と同じくらいではないわよね、中世とかだと。私が来た世界は中世ではなさそうね?トイレは大事よ、本当に。衛生的な場所でよかったわ。数日前は野外でいたしてたけど、本当に文化的な異世界にこれてよかった。いや、異世界にくるのは良くなかったわ。雰囲気に流されるところだったわ、危ない。
「お手洗いひとつでどれだけ国が発展しているのかが分かるわね。トイレは陶器だったのかしら?よく分からないけどちゃんとしてたわね。ひんやりしたから陶器…?ベッドも見事だし、うん」
そういいながらお手洗いから出るとシーツおばけさんと知らない人の方がいたわ。誰かしら…
横を見ると荷物がおいてある。魔王様かシーツおばけさんが運んでくれたのかもしれないわ。水差しもおいてあるわね、いただきましょう。
あ、そうだわ、荷物の確認!家族に写真を送らなきゃ。心配しているかしらね。
水差しから置いてあるコップに水をうつし、飲みながら写真を撮ってアルバムに載せる。
「そうねえ、あとはもしかしたら連絡が数日つかないこともいっておこうかしら。それと親切な方に会ったので衣食住を手に入れられたことも伝えましょう」
子どもの持ち物にあったノートを使い、手紙を書く。
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地球にいる大好きなみんなへ
るみです。魔王様という方に拾ってもらい、お部屋をもらいました。(魔王っていっても悪の大魔王みたいな感じではなさそうよ、安心してね)衣食住をもらえるのと家庭教師がつくみたいです。この屋敷のようなおうちには、温泉もあります。まだ人のような方には二人しか出会えてないけど優しくしてもらっています。
こんなにも優しいとなにか企んでいるのでは、と誠さんは疑うでしょう?対価のようなものとして私との毎日1回食事(多分これは業務連絡ね!)と3日に1回何処かに行ってきてほしいみたい(これも危険がないかとかはきちんと聞いたわよ!)です。
みんなお母さんは危機管理能力がないんだから、やら騙されやすい、ちょろいっていうけど、最低限は聞いているから安心してね。
早く帰れる何かを探すわ。みんなも元気で過ごしてね。
追伸
英会話に役立つ何かを送ってくださいな。英語はどこに行っても大切ね、異世界でも話すみたい。子どもたちが英語の勉強嫌がったら異世界でお母さんは使えなくて苦労してるっていっておいてほしいわ。
さらに追伸
毎日アルバムを更新する予定だったけど、もしかしたら写真の更新ができないかもしれないわ。1ヶ月連絡がなかったら何かがあったと思ってね。そちらでの扱いは失踪になっているのかしら。死亡にはならないわよね。7年以内には帰れるといいのだけど。
異世界より愛を込めて るみ
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こんなもんかしら。よし、写真を撮ったしこれでいいわね。にしてもどうしてあんなにも眠くなったのかしら。困るわね。
あら、地球のアルバムにたくさん写真があがってるわ。ふふ、元気そうね。日にちが違うみたいね、後ろの時計とあがってる時間がずれて、いえ、ここを考えたらだめよ、異世界パワーね。
にしても、どうしてこんなにも眠くなるのかしら。魔王様はなにか知ってそうだったわね、教えてもらいましょう。
あと、お手洗いに行きたいわ。場所を聞いておけばよかったわ。パサランはどこかしら。
「パサランいるー?」
…コートのポケットにもいないわね。うーん、この時間は寝てるし分からないわね。魔王様のところかしら。
カチャ
「Goodmorning!よく寝られタですネ」
あら、シーツおばけさんが来てくれたわ。英語も喋れるようね、というより英語のが得意なのかしら。ちょうどいいタイミングできてくれて良かったわ。この年でお漏らしは避けたいところよ。
「おはようございます。運んでいただいてありがとうございます。昨日聞き忘れてしまったのですが、お手洗いの場所ってどこですか」
「オテアライ…?」
あ、だめね、伝わってないわ。
「えーっと、Toilet、Restroom、Bathroom…うーん、お手洗いに行きたいという英文はなんていうんだっけ、May I use the Restroom?いえ、これはトイレをお借りしても、だったわ。トイレの場所を聞くんだから、、」
「Okey!オテアライ、こっちデスネ」
あああ、助かったわ。本当に英語の勉強をしなきゃなのかしら。逃げられないのね、共通語からは。誰よ、英語を広めたの、日本語を広めてちょうだい。
「ありがとうございます」
・・・・・
なんとお手洗いは洋式だったわ!平屋っぽいから和式かもしれないわと思っていたけど、洋式万歳!トイレットペーパーはごわついていたけどそんなものよね。あまり日本と変わらなかったわ。いえ、流すところがなかったわね。底がどうなっているのかは分からないわ。
汚物とかはスライムが処理とかいうのを結構な異世界もので読んだこともあったから思わず便器の中を覗いちゃったけど真っ暗で分からなかったのよね。臭いはしなかったし清潔だったので私はとても満足よ。本当に良かったわ、中世くらいのトイレ事情だったらどうしようかと思ってたわよ。トイレには煩いわよ、これからしばらく過ごすことになるんだから、多分ね。
異世界ものの小説や漫画は結構読んだけど、お手洗いの描写あまりなかったのよね。みんなどうしてたのかしら。流石に日本と同じくらいではないわよね、中世とかだと。私が来た世界は中世ではなさそうね?トイレは大事よ、本当に。衛生的な場所でよかったわ。数日前は野外でいたしてたけど、本当に文化的な異世界にこれてよかった。いや、異世界にくるのは良くなかったわ。雰囲気に流されるところだったわ、危ない。
「お手洗いひとつでどれだけ国が発展しているのかが分かるわね。トイレは陶器だったのかしら?よく分からないけどちゃんとしてたわね。ひんやりしたから陶器…?ベッドも見事だし、うん」
そういいながらお手洗いから出るとシーツおばけさんと知らない人の方がいたわ。誰かしら…
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