元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~

冒険者ギルド酒場 チューイ

文字の大きさ
上 下
71 / 81

【予選】

しおりを挟む
 今日から4日間、剣術大会が開催され、本日が予選、明日、明後日が本選の決勝前、最終日が決勝と言うスケジュールになっている。俺達は、剣術大会が行われるコロシアムへ向かった。コロシアムは、中央広場にあり大体、東京ドームくらいの大きさだ。コロシアムの周辺は、お祭り騒ぎで多くのお店や露店が出ている。

「沢山の人がいる。凄い!」

「そうね。皆楽しそうで私も”ワクワク”してくるわ。ちょっと、ナディア、それ、私にも少し分けてくださる?」

「うん!これもなかなかいけるのじゃ!」

 ティナは迷子にならない様に手を繋ぎ、ノアは俺の肩に留まっている。ナディアは露店で買った食べ物を持ち、頬張りながら歩く。俺達は、人込みを抜け、コロシアムの入口に着いた。入口には、受付があり、この先は関係者以外、立ち入り禁止だ。

「どうやらここから先は、俺以外は入れないらしい。皆は、観客席から観て。試合が始まるまで、適当に見て回っていいからね。」

「分かった。タカミ、頑張って。」

「了解じゃ。ご主人の試合楽しみにしているのじゃ。」

「分かりましたわ。ファイト♪」

 3人?は、人込みの中に消えていく。さて、俺は、受付に向かった。受付には、すでにドミノがいる。

「もう、受付は済ませたのですか?」

「えぇ、。とっくに済ませたわよ。私は、第一グループね。」

「そうなんですね。では、俺も受付をしてきます。」

 俺は、受付に行き受付をする。

「えっと、タカミと言います。中央帝都冒険者ギルドの推薦枠で登録されていると思うのですが。」

「えっと、冒険者ギルドの推薦枠ですね。少々お待ちください。はい、タカミ様ですね。では、タカミ様は予選の第二グループになります。こちらに、出身地、流派、武闘経験年数を記載してください。流派が無い場合は”我流”とお書き頂ければいいです。」

 えっと、出身地は”ヤマトの街”、流派は、”神明流”で経験年数は”1ヶ月”かな。俺は、記載用紙に書き込む。

「え?武闘経験1ヶ月ですか?」

「はい。先月から習い始めました。」

「そうですか。ではこの水晶に手を乗せてください。」

 俺は、水晶に手を乗せる。すると水晶は、青く光った。

「はい。ありがとうございます。これで登録は完了です。それでは、30分程度前にはコロシアムの控室にお越しください。これが選手の方が身に付けるゼッケンとコロシアム内部の地図です。試合では、魔法は禁止です。魔法を使った場合は失格となりますのでご注意ください。王都主催の大会ですが、大怪我や命を落としたとしても自己責任での参加となります。王都や相手に責任を問うことは出来ません。それをご了承いただけるならこちらにサインをお願いします。」

「分かりました。ありがとうございます。」

 おれは、書類にサインをする。

「これで受付は以上となります。何か質問はありますか?」

「特にありません。」

「それでは、頑張ってください。」

 俺は、受付を済ませる。予選は、各グループのバトルロイヤルで競われる。残った4名が本選へと出場する。本選出場枠は4グループあるので16名だ。本選はA,Bのグループに分かれトーナメント形式で行われる。決勝は、A,Bグループの優勝者同士で戦い、本選の準優勝者同士で3位決定戦が行われる。また、本選からは、王都の公式で毎試合の賭け事が行われる。会場には選手の情報とオッズが表示され、試合30分前に締め切られる。とりあえず、本日は、4人の中に入ればいい。

「受付終りました。俺は、折角なのでコロシアム内部をちょっと見て回ろうと思うのですが、ドミノさんはどうされるんですか?」

「そうね。じゃあ、私もご一緒させてもらおうかな。」

折角なので俺とドミノは、コロシアム内を散策する事にした。様々な地方から訪れた武闘家達が大勢いる。大柄な人や小柄だけど引き締まった体をしている人、ヒャッハーみたいな悪人顔の人(人を見かけで判断しては行けません)、各々がウォーミングアップをしている。そんな中、俺達に声をかけてくる奴がいる。クーガだ。

「おい、逃げずに来たな。約束通り、大勢の前でぶっ殺してやるから覚悟しておけよ。まさか、予選落ちなんて結果にならないだろうな。」

「おいおい、それはこっちのセリフだ。お前に師匠の偉大さを叩きこんでやるよ。精々、今のうちに大口を叩いとけ。」

「ふん。ここでぶちのめしてやってもいいんだが、楽しみは後に取っておいてやる。わっはっはっは!」

 クーガは、高笑いと共にどこかに行った。

「やっぱり、あいつは最低だわ。気分悪いから私は、控室で精神統一でもするわ」

 ドミノは、控室の方へ向かって行った。俺達の会話を聞いていたのか、なんか、”キラキラ”したキザっぽいイケメンが俺に話しかけてくる。

「いやぁー、君、大変な奴に目を付けられたね。」

「君は?」

「あ、ごめん。僕は、ラルト。剣術学園の期待のホープさ。」

 ラルトは、前髪を掻き上げる仕草をする。見た目は16~17歳位のキザっぽい感じの剣士だ。身体のラインは細身だが、肉体はしっかりと鍛え上げられている。顔は小っちゃく、色白のブロンドヘアーで女性が好きそうな凄いイケメンだ。

「そうなんだ。ラルトはクーガを知っているの?」

「知っているも何も、彼は有名だからね。凄い実力の持ち主なのだろうけど、結構、卑怯な手も使うってね。だから、皆、余り彼には関わらない様にしているのさ。」

 ラルトはポーズを決めながらクーガの話をしてくれた。

「でも、クーガは元神明流の剣士だろ?あそこは、とても礼を重んじている所だけど。」

「そうだね、君は神明流の剣士なのかい?」

「うん。最近、入門したばかりだけどね。」

「なるほど、それで目を付けられたんだね。彼は、北辰流にそそのかされたのさ。あそこは、ゴロツキのような奴らのたまり場だから」

ラルトはポーズを変え、説明してくれる。

「北辰流は有名なの?」

「っていうか。君は北辰流を知らないのかい?」

「うん、まだ、この帝都に来て1ヶ月位だからまだ帝都には詳しくなくて。」

「そうなんだね。北辰流は確かに強い。しかし、”勝てばいい”っていう方針なんだよ。確かに、冒険者や剣士にとって強さは大事さ。でも、僕はスマートな戦い方の方が好きだから彼らとは合わないんだよね。」

 ラルトはポーズを変え、説明してくれる。

「まぁ、兎に角、彼には気をつけた方が良いよ。何をしてくるか分から無いからね。」

 ラルトは前髪を掻き上げる。

「忠告ありがとう。でもなんで、見ず知らずの俺に親切にしてくれるんだ?」

 俺は、真偽のスキルを使いながら訪ねる。

「うん。それはそうと、君は予選のグループは第二じゃないのかい?」

「うん。そうだけど。」

「予選は、バトルロイヤル形式なのは知っているよね。」

「もちろん、受付で説明は受けたから分かっているよ。それが何か?」

「そう。周りは手当たり次第に誰彼構わず襲ってくる。僕らの様に知名度の低い相手は格好の餌食だ。まぁ、僕一人でも十分対応できるけど、先ほど言った通り、僕はスマートな戦い方を好む。予選は、4人選ばれるわけだからその4人に入ればいいのさ。誰が強いかは本選で分かる。そこで、僕と手を組まないか?」

「手を組む?」

「そう、お互いフォローし合って予選突破の4人の中に入ればいい。一人より二人で戦った方が勝率はぐっと上がるだろ?」

「敵の数が減ったら、今度はこちらから戦いで弱った誰かを狙えばいい。一人より、二人で戦った方が勝率は上がるだろ。目的は、予選突破なんだから、悪い作戦では無いと思うけど。」

 確かに、ラルトが言う事も一理ある。それにあまり目立ったことはしたくないしな。真偽のスキルも”真”となっているし、それはそれでありかもしれない。

「なるほど。ラルト、君、頭いいね。俺は、タカミ。その作戦にのるよ。」

「お。いいね、そう来なくっちゃ!」

 ラルトは”いいね”をして歯を”キラーン”とする。なんか、変わっているけど、面白いなこいつ。

「って事で、作戦はこうだ!最初は、俺達が戦っているフリをする。他の奴らにこちらから仕掛ける事はせずに体力を温存する。襲ってくる連中は二人で対処しよう。そして、ある程度、人数が絞られてきたところで大暴れして体力が少なくなった奴を狙えばいい。最後は、4人に入るまで二人で一人を攻撃する。いいかい?」

「了解。細かい指示は、実際に始まってからしてくれ。俺は、ラルトの言う通りに動くから。」

「物分かりが早くて助かるよ。じゃあ、これからは作戦がバレるといけないから話しかけないでくれよ。お互い頑張ろうな。」

 ラルトは、歯を”キラーン”とさせながら俺と握手をする。

「じゃあ、僕は、準備するからまた後で会おう!」

 ラルトは、控室に戻っていった。俺も控室に戻ろうとした時、”カツッ”っと何かを蹴った。よく見ると、ちょっと大きめのネックレスだ。きっと誰かが落としたのだろう。俺は、それを拾いスタッフに渡そうとスタッフを探す。少し歩くとごっついフルプレートの戦士が”きょろきょろ”と何かを探しているそぶりを見せている。多分、これかな?

「すみません。探し物ですか?」

「君は?」

「はい、この大会に出場する物です。何か”キョロキョロ”していますが、探し物ですか?」

「あぁ、ちょっと、大切な物を落としてしまってね。困っているだ。」

「それは、これじゃないですか?」

 俺は、さっき拾ったネックレスを見せる。

「あ!そう!それだ!ありがとう。助かったよ。これは、私にとってとても大切な物なんだ。」

 俺は、ネックスレスを手渡す。

「見つかって良かったですね。」

「あぁ、君のお蔭だよ。私は、ウルスだ。第4グループで出場する。」

「俺は、タカミです。第2グループです。」

「そうか。では、お互い勝ち残ったらまた会おう。本当に助かった。ありがとう。」

「いいえ、ウルスさんも頑張ってください。」

 ウルスは俺に一礼し、”ガシャンガシャン”音を立てて控室に戻っていく。なんか、凄く目立つ人だな。顔は見分からなかったけど。そろそろ予選の45分位前だ。俺は、控室に戻った。控室からは”ピリピリ”とした空気が流れる。俺は、ラルトから少し離れ、腰を下ろす。少しすると第二グループの呼び出しがかかった。俺は、ラルトと”アイコンタクト”を交し、少し距離を縮める。

「これから、第一グループと第二グループの予選を始める。ルールは、全員で行われるバトルロイヤル形式だ。戦闘不能になった者、自ら負けを認めたもの、場外に出たものは失格とする。また、これは、剣術大会である。一切の魔法は禁止である。魔法を使った者はその場で失格となる。また、故意に相手の命を奪う行為も禁止とする。ただし、故意でないと判断した場合は、失格にはならない。武器、防具は、自分達で用意した物を使用する事を認める。勝ち残った4名が本選への術条件を獲得する。以上」

 各選手は、コロシアム中央のステージに上がっていく。
しおりを挟む
感想 45

あなたにおすすめの小説

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~ 旧タイトルに、もどしました。 日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。 まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。 劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。 日々の衣食住にも困る。 幸せ?生まれてこのかた一度もない。 ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・ 目覚めると、真っ白な世界。 目の前には神々しい人。 地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・ 短編→長編に変更しました。 R4.6.20 完結しました。 長らくお読みいただき、ありがとうございました。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~

川原源明
ファンタジー
 秋津直人、85歳。  50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。  嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。  彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。  白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。  胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。  そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。  まずは最強の称号を得よう!  地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編 ※医療現場の恋物語 馴れ初め編

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

処理中です...