元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~

冒険者ギルド酒場 チューイ

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【中央帝都】

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「や、やっと、下山出来たぁー!!!」

「ナディアが道に迷うからいけない。」

「わ、妾はちゃんと道案内したであろう。」

「ノアが空から誘導しれくれたから街道に出れた。偉い!」

 あれから俺達は道に迷い、ナディアが

「こっちじゃ、こっち」

 と言いながら道案内してくれたが、同じところをぐるぐる。見かねたノアが空から誘導してくれてやっと街道に出られた。

「兎に角、やっと街道に出たれたんだから今日の所はこの辺でキャンプしよう。」

 俺は、簡易宿泊所(拠点よりちょっと狭い)を取り出し、目立たない所に設置する。

「今日は、BBQにしよう。俺は、準備するから皆はシャワーでも浴びてきな。」

「ティナは、お手伝いする。」

「妾も汚名を挽回するのじゃ!」

 汚名は挽回じゃなくて返上だろ・・・、まぁ、皆が手伝うって言うなら皆でやろう。

「じゃあ、ティナはそこ野菜たちを切ってくれ。ナディアは肉を切って串にさして味付けして。ノアは・・・任せる!」

「な、なによー。私だって手伝いくらいできるわよ。」

 そう言うと、ノアが人型に変身する。

「え!?人型になれるの?」

「誰も成れないなんて言ってないわ。」

 ノアは、ティナより一回り大きな15、6歳くらいの女の子になる。整った顔立ちにちょっとした吊り目が可愛らしい。髪は尾の先と同じように青くきらきらとしている。見た目は、スラっとしたお嬢風な感じ。胸はティナよりは大きい位で、これから成長?するだろうと思われる。

「なぁ、俺、いつも思うんだけど、なぜ人型になる時女の子の姿なんだ?フェニックスにも性別があるのか?」

「妾は子を産むぞ。なので女性でよかろう。っていうか、人化の時はこの姿じゃ。」

「私には性別と言う概念はないけど、同胞はすべて牝のみよ。」

「え!フェニックスって牝のみなの!?」

 Q&Aフェニックスについて教えてくれ。

”フェニックスは、不死鳥とも呼ばれている鳥で、500~600年程生きた後、炎の中で死にますが、再び蘇って永遠の時を生きます。単性生殖をする鳥で、性別は牡のみです。同胞には鳳凰、ガルダ、火の鳥または火喰い鳥がいます。“

 なんだ、なんだ。フェニックス=鳳凰=火の鳥じゃないのか!?何が違うんだろう・・・日本人、中国人、ロシア人みたいな感じなのかな?

「牝だけって、ちょっと驚いた。じゃあ、ノアはティナを手伝ってあげて。」

「わかったわ。任せて頂戴!」

 俺は、”テキパキ”とBBQをするための焼場や椅子、テーブル等を土魔法で創作する。そこに、準備が出来た食材が並べられた。炭をくべ、火を付けて準備完了だ。

「さて、出来た!好きな物を焼いて食べよう!ナディア、お酒もあるからね。」

「おー!流石ご主人。妾の事良く分かっておる!」

 久しぶりに飲むお酒にナディアは上機嫌になった。

「あら、私も頂いても良くて?」

「ああ、一緒に飲もうぞ!」

「え!ノアも飲めるの?」

「勿論ですわ。私も成人していますのよ。人化ではそうは見えないかもしれませんが。」

「ほう。なるほど。ナディア、良かったな。飲み仲間が出来て。」

 ノアとナディアはお互いにお酒を注ぎ合い楽しそうに飲んでいる。ノアも数百年、こういったことが無かったんだろうな。数百年か・・・ぞっとする年月だ。たった一人で、楽しみも無く寂しくずっと居たんだろうな。なんだか、イグニールがムカついてきた。

「なぁ、ノア。嫌な事聞くようだけどさ。嫌なら答えなくていいから質問していいか?」

「あら、何かしら?」

「なんで、イグニールに閉じ込められていたんだ?今のノアを見ていると、凄く楽しそうで、ノアを閉じ込めたイグニールに俺も憤りを感じているんだ。事と次第によっては許さない。」

 イグニールの名前を聞いただけで、ノアは怒りに震え出しそうだったが、俺もノアの気持ちに同調している事が伝わったのか少し落ち着き始めた。

「ふぅ。イグニールめ。いつかぶっ殺してやる!!」

 あ・・・余り落ち着いてなかったかな?(;’∀’)

「あれは、もう数百年前だったかしら・・・」

 ノアが語り始める。

「私は、転生するためにあの火口に行ったのよ。転生直後は、力も魔力も安定しないから暫くそこで身体を休めるの。フェニックスは転生する前に一度だけ、”太陽の恵み”という死者を蘇らせることのできる宝珠を生み出すことが出来るの。でも、それは前(前世)に私が生きてきた証。次の生涯で”この人?”と思った人?にあげる物なの。それは、私が生涯をささげると言う証でもあるの。本来だったらご主人のような人にね。転生も終わり、ここを離れようと思ったその時、奴が現れたわ。奴は私にその宝玉を渡せと言ってきたわ。勿論、そんな簡単にあげられるものじゃない。あげるのを断ったら、力ずくで奪いに来た。勿論、抵抗して、それはそれは熾烈な戦いだったわ。しかし、相手はエンシェントドラゴンのイグニール。一瞬のスキを突かれ奪われてしまった。取り返そうと奴を追い回した結果、結界を張られてその場から出られなくされてしまったの。思い出すだけでも虫唾が走るわ。」

”イグニール。許せんな。ノアの大切な物を奪い、自由まで奪って、奴はのうのうとしている。俺は、殺しはしない。しかし、ノアと同じ思い、いや、それ以上の思いをさせて償わせてやる。”

 俺は、怒りで胸が爆発しそうな感情に捕らわれていた。ノアの怒りも俺に伝わってくる。従属関係にあるからなのだろうか。と言う事は、こちらの怒りもノアやナディアにも伝わっているって事か。少し落ち着こう。

「ノア、俺の大事な友達にそんな思いをさせたイグニールを俺は許さない。嫌かもしれないけど、俺にも手伝わせてくれ。」

「そんな、嫌なわけないわ。ご主人の思いは、さっきから私に伝わっているもの。嘘偽りのない真実の感情が。それにご主人は私に自由をくれた。しかも、自由にしていいとまで言ってくれた。貴方がご主人で良かったわ。でも、ごめんなさい。私にはあなたに捧げるものが無いの。」

「そんなの要らないさ。その思いだけで十分。ある意味、ノアの心を貰ったようなもんだからね。話してくれてありがとう。ノア」

 なんか、話を振っといてなんだけど、暗くなっちゃったな。

「ノアはもう妾なんかの仲間じゃ!それ、飲むぞ!」

 ナディアが気を利かせて明るくふるまってくれる。そうだ。明日はやっと帝都に着く。楽しまないとね。

「明日はいよいよ帝都だ!朝になったら、一旦、ドアマンドに置いて来た馬を連れてくる。ここから帝都までは半日くらいだから、夕方までには着けると思う。もう少しだから頑張ろうね。」

「うん。でも、ここまでの旅も楽しかった。」

「そうじゃの。やはり旅はいいの。色々な出会いがあるしの。」

「あら。帝都って言ったら一番栄えている街じゃないの。楽しみだわー」

 各々、感想はあるみたいだ。しかし、帝都に来るまで色々あったな。それぞれの思いを話しながらBBQは終わった。片づけをして、煙に塗れた身体を洗うために入浴をする。案の定、全員入ってくる。ノアは、最初は”モジモジ”していたが慣れてしまえば結構堂々としたもんだった。俺の方が恥ずかしい・・・それよりも、全員に来られると狭い。風呂、改装しないとな・・・夜は夜で俺が寝ている隙に皆が寝床に押し掛けてくる。これも狭い・・・。相変わらず、ナディアは裸だし。俺が思春期になったらどうなっちゃうんだろう・・・

 朝になり、やっぱり、身体がおかしい。昨日着ていた服が小っちゃくなっていたので、一回り大きい服を着ているのだが、またキツイ。皆がごそごそと起き出してくる。

「皆おはよう。ん?あれ?皆、少し縮んだ?」

 昨日と比べて明らかに目線がおかしい。

「タカミ、昨日比べて大きくなっている。」

「そうじゃな。確かに大きくなっとるの。」

 もしかして、俺の身体が急成長しているのか!?あー、フェニックスのユニークスキルに不老不死があった。確か、その種族の一番いい時期で成長が止まり衰えることが無いんだっけ?つまり、成人に近くまで成長し続けるって事か!?俺は、身長を測ってみる。

”やっぱり、大きくなってる。”

 身長は大体だが小学6年生位、150cmほどあった。一昨日、昨日で約20cm伸びている。ってことは、明日は160cm位になるのか?

「ま、まぁ、成長期だな。うん。」

「タカミに身長抜かれた・・・」

 ティナが”シュン”としている。なんだかんだでお姉さんのつもりだったのだろう。兎に角、俺は、帝都に向けて出発する準備をする。

一旦、ドアマンドにゲートで戻り、宿の料金を支払い、馬を返してもらう。馬車に馬を固定し出発した。ここから中央帝都までは半日くらいなので休みを考えても夕方には到着てきる。その道中には多くの集落があり、帝都に近づくにつれ増えていく。帝都への道のりは、街道に沿っていくだけだが、いくつも存在する集落へ行くための道が交差していて、街道から反れたら絶対迷子になる。すれ違う馬車や馬も多く、このような通行人たちをターゲットにしたお店が街道沿いにも多く出ている。まるで国道だ。っていうか、国道だろう。俺達は、休憩の為、街道沿いのお店に入ってみる。馬車を停める所に誘導され、馬車を停める。そこには、馬の餌や水もある。行商人や冒険者にとって凄く助かる。俺達は、お店に入った。

「いらっしゃいませ!太古レストラン ダイナソーにようこそ!何名様ですか?」

「4名で。」

「はい。畏まりました。それでは店内のご説明をさせていただきます。」

 冒険者風の服を着たウェイトレスがレストランの説明をした後、俺達を席に案内してくれる。店内は広々としていて、テーブルや椅子もとても雰囲気がでている。お店の中には亜竜が展示されており、どのような魔法が使われているか分からないがすべて動く。特に危険は無さそうだ。楽しく食事をする環境としてはすごくいい。メニューを広げると絵と説明書きがあり、そのメニューがどんなものなのかとても分かりやすい。きっと、様々な所からやってくる人たちへの配慮だろう。メニューは、冒険者ギルドの酒場によく似ている。分かり易くていい。

「じゃあ、俺はこのダブルポンドハンバーグにしようかな。成長期だし。」

「妾はやっぱり肉なのじゃ。」

「ティナも大きくならないといけないからお肉食べる!」

 どうやら、結構気にしているらしい。

「では、私はナポリタンと言うのにしようかしら」

 全員、注文する物が決まったのでウェイトレスを呼んで注文する。ここは、お酒以外は自分で持ってくるそうだ。ティナとノアはエールを頼む。暫くすると、

ウェイトレスが全員の前にそれぞれ注文した食事を置く。

「お待たせしました!ダブルポンドハンバーグをお持ちしました! 」

鮮やかな色のニンジンと大盛りのポテトフライ、鮮やかな色合いのインゲンに彩られ皿の中央に置かれた、平たく丸い2枚の肉。

傍らに置かれているのは、いかにも上質であることをうかがわせる、器に盛られた純白の飯。

「へえ……」

その、匂いと大量の肉の塊に、俺はごくりとつばを飲む。

「これ……」

俺は目の前の肉の塊にナイフを入れる。

「……あ、結構柔らかい」

ナイフとフォークを手にした俺まず肉を切り分ける。よく磨かれた、金属製のナイフで切るくらいだから結構硬いのではと思っていたそれは予想以上に柔らかく、あっさりと切れる。

「いただきます……」

それから、一口分に切った肉をフォークで口に運ぶ。

そしてかみ締め……

「……えっ!? 」

そのおいしさに驚いた。その肉は獣くささの無い、上質な肉だった。かみ締めるたびに、肉の中にたっぷりと含まれた肉汁が溢れ、口の中に広がる。

“こ、これ……ご飯が欲しくなる!”

傍らに置かれた飯を手に取り、フォークでかっ込む。

(おお!これはすごいな!)

ほんのりと甘い、ねっとりとした米の淡い風味が、肉汁と汁の風味と出会うことで、すばらしい味になる。ハンバーグそれだけでも十分うまいが、米と一緒に食べるはんばぁぐはまた別格であった。

「……デミグラスも試すか」

その味に魅了され、盛大にハンバーグとライスを食べ進める俺を、皆が注目する。

「その肉、そんなにうまいのかの?少し分けてくれぬじゃろうか。」

「ティナも欲しい!」

「私も!」

 俺は、少しずつ切り分け、皆に配る。

そう、肉の味に、複雑な味のソース加わり、更に味が高まるのだ。

「……本当じゃ。このソースと肉とってもおいしいのじゃ!」

そんな言葉と共に俺に向けられる、笑顔。それは俺に、満足感をもたらした。

こうして食事も終わり皆が満足して店を後にする。道中は特に何事もなく進めたが、中央帝都に到着する事にはもう日が沈もうとしていた。

俺達は、防壁の兵士に身分証を呈示し中に入る。中央帝都の内部は、今までと別世界である。もう夕方だと言うのに、町中に魔石の街灯があり、道を照らす。道はしっかり舗装されていて馬車が通る道と人が通る道とに分けられている。街道には、所狭しとお店や家が立ち並び、多くの人が往来する。これ、道に迷うパターンだ。俺は、マップを映し出し、冒険者ギルドを目指す。マップによると中央帝都の中心のちょっと手前側に方に表示されている。

「ここをまっすぐ行って、2つ目の所を右に・・・」

俺は、ナディアをナビゲートしながら冒険者ギルドを目指す。そして、賑やかな繁華街の一角に冒険者ギルドはあった。俺は、師匠から貰った図書館への使用許可書を用意して冒険者ギルドに入っていく。

「冒険者ギルドへようこそ!どういったご用件でしょいうか?」

「ヤマトのウォーレン大魔導士の弟子のタカミと言います。中央帝都の図書館を利用したいのですが手続きをお願いします。」

 俺は、師匠から貰った図書館への使用許可書を手渡す。

「図書館の使用許可ですね。少々お待ちください。」

 受付嬢は、許可書を魔道具の入れ、何かやっている。そして、

「では、ここに手を乗せてください。」

 俺は言われた通りに手を乗せる。

「はい。タカミさん、確認が取れました。こちらが図書館の使用許可証となります。私は、受付を担当していますテスラと申します。よろしくお願いしますね。何か他にご用はありますか?」

「暫く中央帝都に滞在するので、家を購入したいのですが、この辺で手頃な広さの物件は無いですか?もちろん、少し離れてもいいのですが。」

「この辺ですか。この辺は高いですよ。どれくらいの広さがご希望ですか?」

「そうですね。あまり広くなくていいのでダイニングキッチン、浴室、トイレ、部屋が4つほどあるといいんですが。」

「かなり高価な建物になりますね。中古物件がいいですか?それとも新築がいいですか?」

「どちらでも構わないのですが、出来れば新しい方がいいですね。」

「分かりました。少々お待ちください。」

 テスラは奥に行き、何冊かのファイルを持ってくる。

「ご希望の部屋ですと戸建ての方が良いと思いますので、こちらをご覧ください。この辺ですと大体大金貨60枚近いですね。いい物件になりますと大金貨120枚ですかね。ちょっと、離れれば大金貨40枚位からありますが。」

俺はペラペラとファイルを見ていく。あまりピンとくるものが無い。

「すみません。この辺で格安の物はないですか?訳アリでもいいので」

「あるにはあるんですがね…」

 ほら!やっぱりあった。事故物件。

「それ見せてもらえませんか?」

「いいですが・・・少々お待ちください。」

ステラは奥に戻り、数枚の紙を持ってきた。

「この物件は、住んでいた方が孤独死してその後、奇麗にしてもすぐ浮き上がってくるそうです。これは、この家に前の方の怨念があり、不幸になると言われている物件です。前住んでいた商人の方のお店が倒産し、売りに出ています。こちらは・・・」

 いくつかの訳アリ物件を一つずつ説明してくれる。なんだか”これだ!”っていう物件が無い。最後に、赤い紙に書かれた物件がある。

「この赤い紙の物件は?」

「え、これですか!!これはやめた方が良いですよ。この紙は”ゆずり物件”になります。かなり難題で、その難題をクリアした方に譲ると言う物です。これは、王都から直々に出ていますね。」

「そんなに厄介なんですか?

「厄介なんてもんじゃないです。エクソシストの方やプラチナ冒険者が挑みましたが皆が皆、この物件に手を出すもんじゃないと言っていました。」

「そうなんですね。どんな物件なんですか?」

「これは、昔、著名な魔導士の方が住んでいらっしゃったお屋敷なのですが、おとりつぶしになりまして。そこの一族全員が主人に惨殺され、今ではレイスの住処になっているんですよ。そこの元主人が著名な魔導士だったこともあって、浄化が出来ないんです。ここを浄化できる方にお譲りすると魔導騎士団の方がご依頼されています。」

「うん。じゃあ、俺が問題を解決してここに住もう。問題を解決できればくれるんでしょ?」

「まぁ、確かにそうですが・・・」

「その物件はどこにあるの?」

「本気ですか!?魔導騎士団の方も手を焼いている物件ですよ。」

「問題無いと思います。ではその物件に案内して。」

「そうですか。分かりました。では、参りますか。丁度、これ位の時間からレイス達が活発に動き始めるので・・・」

ステラは乗り気じゃない。そりゃそうだ。ある意味、お化け屋敷に行くようなもんだからな。俺は、皆に物件の詳細を話す。

「ティナはタカミが決めたならそれでいい。」

「妾も全然問題ないのじゃ。」

「私も問題無くてよ。」

 満場一致で、その物件に行くことになった。そうこうしている内にテスラがやって来た。

「それでは参りましょうか。」

 俺達は、冒険者ギルドの馬車に乗り、問題の物件に行く。
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