元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~

冒険者ギルド酒場 チューイ

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【不死鳥】

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 やはり不死鳥と言われるだけのことはある。ユニークスキルに”不老不死”が付いている。強さ的には、出会ったばかりの時のナディアよりは強いかな。でも、今のナディアは従属補正があるし、レベルも上がっていると思われるのでいい勝負になると思う。とにかく、俺は、ファニックスの前に出た。

「こんにちわ。一度、伝説のファニックス様に会いたくてやってきました。」

 俺は、恐る恐るフェニックスに近づく。

「あら、久しぶりの来客ね。歓迎するわ。あなた、よくあの死の空気を抜けてこられたわね。皆、あそこで死んじゃうのよね。」

「俺は、伝説のファニックスに会いたくて頑張ってやって来たんだ。出来ればあなたと知合いに・・・いや、友達成れればいいなって思っているんだけど。」

「お友達に?人間が?なぜ?」

「うん。街でこの山の火山に伝説のフェニックスがいるって聞いたから、是非会ってみたいと思って。」

「なんのために?私の血が欲しいのかしら?」

「うーん、俺は、フェニックスの血なんて興味は無いけど、フェニックス自身に興味があって。」

「私の血を欲しがらないなんてなんて珍しい人間だ事。本当かしら?」

「まぁ、嘘言ってもしょうが無いと思うけど。俺自身、ファニックスがどんな生き物なのか興味があるだけ。知的な生き物って聞いたから、色んな話をして、聞いて、友達に成れたら嬉しいなって思ってきたんだ。」

「本当に?」

「うん。本当。」

 フェニックスが俺を”ジーっ”と見つめている。そして、

「嘘じゃないようね。折角、ここまで来てくれたのだもの。お友達になりましょ。私もお友達が出来て嬉しいわ!」

「はい、是非。」

 思ったより、フレンドりーな感じがする。嫌な予感もするが。まぁ、でもいきなり敵意を向けられるよりは良いのかもしれない。特に決定的に”ヤバい”って事は無さそうなので、皆をフェニックスに紹介する事を試みた。

「良かったら私の仲間とも仲良くしてもらえないですか?」

「勿論。それはとても嬉しいわ。大勢の方が賑やかで楽しいもの。」

 うーん。フェニックスってこんなに人懐っこいのか?なんか怪しいなぁ。まぁいいや。折角、皆も来たんだし、すぐに攻撃されるって訳じゃないし。俺は、岩陰に潜んでいるコブラ達を呼びに行った。

「今の所、凄く友好的なので呼びに来たんだけどどおする?」

「私は、折角ここまで来たのだから会ってみたい!!」

「うん。俺も会ってみたいかな。」 

 ティファとコブラが力強く頷きながら答えた。その後、皆がフェニックスに会いたいと言うのでファニックスに紹介する事にした。ゲートはこの位置から拠点に繋ぐ。

「多分大丈夫だと思うけど、何かあったらここにゲートを用意しておくので昨日の打合せ通りにお願いします。」

「了解!!」←全員

 俺達は“ゾロゾロ”とフェニックスに会いに行く。

「あら、こんなに大勢の来客何て何百年ぶりかしら。皆、死の空気で死んじゃうから。」

 ”そりゃ、硫化水素をまともに吸えば人間は死ぬだろうな・・・”

 やはり、火口へ向かう通路にあった人骨は、ここまでたどり着けなかった冒険者たちの亡骸だったのだろう。ご冥福をお祈りします。

 俺は、皆の紹介をする。

「俺は、アルフォード。冒険者ギルド プラチナランク冒険者で魔導剣士。この子がティナ。魔導士でこっちがナディア。魔法武闘家かな?で、この子達が順番にティファとヴァイロン。魔導士と回復師。で彼がコブラ。剣士でリーダー的存在。で、これがキャップね。」

「おい、俺だけ紹介が雑じゃね?アサシンのキャップです。よろしく!」

「私は、名前は特にないわ。聖獣 ファニックスと呼ばれているの。皆さんよろしくね。」

 簡単だが、自己紹介も済ませフェニックスと色々話始める。最初にティファが切り出した。

「ちょっと、質問していいですか?」

「お嬢さん、ティファさんと言ったかしら?何でしょう?

「えっと、その・・・、本当にあなたの血は”不老不死”をもたらすのですか?」

「そうね。確かに、成長が一番いい時で止まると言うのは本当よ。だから、寿命による死は無くなるわね。」

「では、どんな万病にも効くと言うのは?」

「それは、無いわね。基本的に病気にはならなくなるけど、既に病気にかかっている人には効果は無いわ。」

 ほう。予防効果はあるのか。

「では、一回病気にかかって、治った人の再発の防止にはなるのですか?」

 今度は俺が尋ねてみる。

「そうね。はっきりとは分からないけど、可能性はありそうね。」

 それは、それで凄い事だよ。不老寿命不死で病気の予防効果があるなんて。そりゃ、重宝されるな。

 今度は、コブラが質問し始めた。

「では、怪我とかした場合、即座に治癒される効果はあるのですか?」

「あなたは、コブラさんね。それは、無いわね。私だって怪我したら治癒魔法で治すくらいですもの。」

「そうか。どんな怪我や病気も治すと言うのはやはり噂でしかなかったか。でも、その事実を知る事が出来て良かった。この事実が知れれば、むやみにファニックス殿を追いかけまわす輩も少しは減ると思う。しかし、やはり権力者は不老不死を欲しがるから、余り変わらないのかもしれないが・・・」

「不老不死か。俺は、不老不死なんてどうかと思うし、興味ないけどね。限りある命だからこそ、その人生を人は一生懸命生きられるのではないかと思うから。それに、進化の過程で淘汰が作用する事で人は様々な事に適応してきたのだから、その進化の妨げにもなると思うし。まぁ、人それぞれ考え方があるから俺は、どちらがいいなんて言えないけどさ。」

「難しい事は、良く分かんないけど、確かに限りある命だから一生懸命生きられるって言うのは分かる気がするわ。でも、年は取りたくなーーい!」

 女子は、やはりいつまでも奇麗でいたいんだろうな。

「でも、俺は、女性も年を重ねる毎にその年ならではの魅力が出来ると思う。確かに、”異性に対する事”は年を重ねる毎に難しくなると思うけど、人生の深みの魅力は凄く素敵な事で大事なことだと思うよ。」

「なんか、アルファードはおじいちゃんみたいなのニャ(笑)でも、そんなアルファードを私は尊敬しているニャ。流石は私の旦那様ニャ!」

「こらこら、ヴァイロンさん。どさくさに紛れて何をおっしゃっているのですか(;’∀’)」

「アルフォードと言ったかしら?君は、他の人間とは違う感じがするが、何者なんだい?」

 フェニックスがいきなり俺に話を振ってきた。

「え?そうですか?まぁ、中々壮絶な人生を”送った事がある”だけですよ。(笑)」

 俺達は、フェニックスと今の情勢や世界観、冒険の事(特にコブラ達が)等、色々な話をした。ファニックスもそれを楽しそうに聞いてくれたり、自分の昔話をしてくれたりして楽しい時間を過ごした。

「そう言えば、数百年もの長い間ここに居るのですか?ファニックスは、余り一か所には留まらないって聞いたことがあったと思うんだけど。」

 キャップが何気なく言った一言でファニックスが黙ってしまった。

「・・・」

 少しの間、沈黙があった。

「・・・わよ。」

 ファニックスが声を絞り出すような小さな声でつぶやく

「私だって、こんな所にずっと居たくないわよ!!!!!ずっと、一人で。ずっと、こんな狭い息苦しい所に!!!!私だって広い世界にもう一度羽ばたきたい!!色々な世界に行きたいわよ!!!!」

 キャップが言った一言がファニックスのスイッチを入れてしまったようだ。

「くっ。あの忌々しいイグニールめ。私をこんな所に閉じ込めおって。いつか、いつかこの手で殺してやる!!!!」

 フェニックスが今にも暴れ出しそうな感じだ。そんな中、キャップが更に追い打ちをかける。

「さ、さて、そろそろこんな時間だし、下山するにも時間がかかるから、俺達はそろそろお暇しようかな。」

 すると、フェニックスは“ばさっ”っと羽ばたき、俺達を見つめる。

「あら、あなた達は私のお友達でしょ?あなた方もここに住みなさいな。遠慮はいらないのよ。」

「い、いや、一応、俺達には色々やる事があるからここに住むことは出来ない。」

 コブラが恐る恐るフェニックスに答える。

「あなた達は、お友達って言ったのに”また”私を一人にするの?もう、独りぼっちは嫌なの。」

「嫌と言われても・・・」

 ティファが申し訳なさそうにしている。

「あなた達はお友達を置いていくの!?そんなのお友達じゃない!!」

 フェニックスは、”バサッ”と空中に飛ぶ。

「都合のいい事ばかり言って、私を期待させて、そして裏切る。それが人間。あなた達はそうじゃないって思ったのに!!!!あなた達もイグニールと一緒!!!私を一人にする!!!やっと、一人じゃなくなるって思ったのに!!!嘘つき!!」

 長い間、たった一人きりでこんな所にある意味”閉じ込められて”いたのか、精神的に参っている様子だ。そりゃ、数百年も一人で閉じ込められてればおかしくもなるわな。

「イグニール、殺す。イグニール、殺す。イグニールと一緒のお前達も殺してやる!!」

 フェニックスは、ブレスを吐いた。

《エリアプロテクション》

 俺は、即座にブレスに対抗するために防御魔法をパーティー全体にかける。

「ナディア!」

「うむ。分かっておる!」

 ナディアは、コブラ達を守るように構える。

「私のブレスをレジストするなんて、人間のくせにやるわね。でも、逃がさない。私には勝てない!」

《アサルトファイヤー》

 俺足場に向け、炎の攻撃を仕掛け、足場を崩された。

「くっ!」

《レビテーション》

 俺は、浮遊魔法で空中に飛ぶ。

「俺は、出来れば戦いたくない。友達だろ!」

《ファイヤーストーム》

 炎の嵐が俺を包み込むように襲ってきた。

《アイスストーム》

 俺は、それを氷の魔法で打ち消す。

「今更、何言ってるのよ。裏切ったのはあなた達じゃない!」

「俺達は、裏切っていない!」

「私を独りぼっちにするじゃないの!!」

《シャイニングブラスト》

 光の波動が俺を襲う。俺も対抗する。

《ダークマター》

 光の波動を闇が吸い込み相殺する。

「ふん。いつまで耐えられるかしらね。こんなんじゃ話にならないわね。力ずくで説得してみなさいよ。」

《ブレス》

 俺は、魔力を込めプロテクションを張らずに片手でレジストして見せた。

「な、私のブレスを防御魔法無しで、片手でレジスト!?」

「力ずくか・・・あまりやりたくは無いけど、それを望むなら勝負してやるよ。」

「何を!人間のくせに!!死ねー!!」

 フェニックスが翼をはためかせる。その衝撃波が俺に襲い掛かってきた。俺は、その衝撃波を打ち消して、足場を探しそこに降り立つ。そして、レールガンを構え、フェニックスの翼に目掛け数発打ち込む。弾丸は、翼を打ち抜き、フェニックスも地上に降りてくる。

「あなた、魔導士じゃないね。なかなかやるじゃない。」

《ヒール》

 フェニックスの翼の傷口がみるみる塞がっていく。フェニックスはまた飛び立とうとする。それは、それを防ぐ。

《グラビティー》

 フェニックスに大きな重力がかかり、飛び立てない。しかも、重力のせいで動きも鈍くなる。

「ふん、飛ばなくても私の強さに変わりはない。」

《ホーリセイバー》

 数本の光の剣がフェニックスを取り巻く。俺も、剣を抜き身構える。っと同時に光の剣が俺を襲ってきた。俺は、剣で光の剣を受ける。

「ほらほら、余裕がなくなったんじゃないの?」

 応戦一方の俺を煽るかのように魔法攻撃を仕掛けてくる。

《ヴァンジエンド》

 空雷砲撃派が俺の目の前に襲い掛かる。か、俺は、無詠唱で空雷砲撃派を空雷砲撃派で相殺する。フェニックスには、急に攻撃が消えたかのように見えただろう。

「な、なに?」

 俺は、光の剣の攻撃を受けながら反撃する。

《魔人剣 煉獄破》

 魔人剣の炎の衝撃波がフェニックスを襲う。炎の聖獣だけあって致命的なダメージは与えられてない。が、攻撃力の差で結構なダメージを与えた。フェニックスの翼はボロボロになっている。

「な、なんて力なの!この私がここまで追いつめられるなんて・・・」

 俺は、相変わらず光の剣を受け流している。

「さて、そろそろ決着をつけるか。」

《アースバインド》

《フロストノヴァ》

《シャイニングレイ》

 地面がフェニックスを絡めとり動きを止める。そこにマグマも凍るほどの冷気がフェニックスを包み込む。更に、無数の光線がフェニックスの身体を突き抜ける。勿論、急所は外してる。

《瞬歩》

《眞陰流 壱の太刀 斬》

 瞬歩でフェニックスの目の前まで移動し、寸止めで切りつける。フェニックスの奇麗な羽毛が一瞬、波だった。

「もう、終わりでいいだろ。これ以上は、傷つけたくない。」

《レベルが上がった。》×8

 あ、レベルが上がった。一応、聖獣との戦いだったからかな。

 俺は、回復の魔法をファニックスにかける。

 《リカバリー》

 強烈な光に包まれてファニックスの傷は塞がり、体力が回復する。

「あなた、なかなかやるわね。本当に裏切っていないって言うなら証明しなさいよ。」

「分かった。」

 俺は、フェニックスを抱きしめ耳元で囁く。

「独りぼっちにするなんて言ってごめん。俺は、お前を独りぼっちにしない。もし、イグニールの結界が解けないなら俺は、お前の側に残り一緒に居てやる。もし、結界を解くことが出来たら俺と一緒に冒険に出よう。」

「な、何言っているのよ。出来る訳ないじゃない。エンシェントドラゴンが施した結界よ。」

「そしたら、俺がずっと一緒に居てやる。大丈夫。俺なら出来る。お前を自由にしてやれる。」

「ほんとに?ほんとに私と一緒に居てくれるの?」

「うん、嘘じゃない。分かるだろ?」

 フェニックスは俺の目を”ジッ”と見る。そして、

「うん。」

 と呟いた。そして、涙を流し始めた。

「わ、わだじ、もう、一人はいや・・・、一人にしないで・・・」

 まるで、幼い子供の様にフェニックスが泣く。

「もう、独りにしないよ。」

 俺は、フェニックスを抱きしめ続けた。

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