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【2】
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【2】
いつもの魔力量を増やすトレーニングを行い床に就いた。今の俺のステータスは下記の通りである。
人間族 LV25
HP 1600/1600
MP 5400/5400
筋力 375
魔力 1275
防御力 375
魔防 400
俊敏 350
器用 325
知力 450
幸運 350
【ユニークスキル】
Q&A 空間収納 鑑定 医療の心得 魔術 剣術 精霊魔術 召喚 全記憶
【スキル】
毒耐性(低) 光属性(中) 闇属性(低) 炎属性(中) 水属性(低) 地属性(低)
風属性(低) 無属性(中) 剣(低) 魔力欠乏耐性(中) 無詠唱 魔力調整
魔力向上(中) MP向上(中) 物理耐性(中) 魔法耐性(中) 翻訳 速読
【魔法】
《生活魔法》(3階層)
《医療関連魔法(回復魔法)》(5階層)
《防御魔法》(5階層)
《補助強化魔法》(5階層)
《炎魔法》(4階層)
《氷魔法》(3階層)
《水魔法》(3階層)
《風魔法》(3階層)
《光魔法》(3階層)
《闇魔法》(3階層)
《無属性》(4階層)
あれ、回復魔法が《医療関連魔法(回復魔法)》に変わってる。
“ユニークスキル 医療の心得の効果です”
Q&Aが事得てくれる。なるほどね。では、これから医療系の“技術”を魔法に変えて行けるわけだ。ちょっと、楽しみだな。どんなことが出来るか考えながら俺は床に就いた。
さて、今日もいい天気だなぁー。朝から、父に起こされ、朝の剣術トレーニングが始まる。シンは既にウォーミングアップを終え、素振りをしている。気合入ってるなー
。いつものように県のトレーニングをし、水浴びをして師匠の元に行く。
「こんにちわー」
門番の兵士に挨拶し、屋敷に向かう。
「こんにちわー。本日も参りました。」
アコードさんが迎え入れてくるが、
「タカミ様、本日ご主人様は伯爵のところに行っております。帰りは遅くなると思われます。」
「それでは、師匠の部屋の片づけの続きをしようと思います。お部屋に入ってよろしいでしょうか?」
「そうですか。わかりました。では、どうぞ」
そう言ってアコードさんは俺を中に入れてくれた。師匠の部屋に入ると相変わらずの状態。昨日片づけた本もまた出ている。
しかし、ここの本の量はすごいな。魔導書、召喚術書、錬金術、薬草や薬の図鑑、様々な調合の本、歴史、様々な本がある。
折角だから読みながら片付けよう。俺は、速読と全記憶を駆使して読む。読み終わった本は種類別にきちんと整理していく。この様な作業を繰り返してるうちに夕方になった。
”半分くらいは片付いたかな”
スキルも取得しているし、ここはすごくいい環境だな。そうこうしているうちに師匠が帰ってきた。
「あれ?今日も来ているのかい?」
「はい、昨日お借りした本をお返ししようと思いまして。それに、片付けも終わってませんでしたし。」
「そんなに気にすることは無いよ。ってゆうか、本を返すってもう読み終わったのかい?」
びっくりしながら俺に問いかける。
「はい、昨日寝る前に全部読みました。大変勉強になります。」
「はぁ、呆れるくらい天才だね。これは、私もあっという間に抜かれてしまいそうだよ。」
やれやれといった感じで首を振っている。
「今日は、来てもらって悪いんだがこんな時間になってしまってね。講義はまたの機会にしよう。」
「はい。師匠がお時間のある時にご教授していただければ嬉しいです。」
「まったく、この子は本当に子供なのかね。では、今日は、この本を貸してあげよう。」
”魔導書初級と魔導書の中級”の本だ。
「次回説明してあげるからとりあえず読めるところだけで良いから見てみるといいかもね。」
そう言うと本を数冊手渡される。
「2~3日、遅くなりそうだから4日後にまたおいで!」
「でも、また散らかってしまうんじゃ…、片付けだけでもいいので来ちゃだめですか?」
「まぁ、そりゃ助かるし構わないけど、大変じゃないのか?友達とも遊べないし」
「僕は、師匠にこんなに良くしていただいてます。少しでも恩返しがしたいのです。」
「まだ、一回しかレクチャーしてないけどね。」
微笑みながら、そう答える。
「いえ、その一回のレクチャーでも僕にとっては大変勉強になっています。本当に感謝してもしきれません。せめて、片付けだけでもさせてください。」
「そこまで言うなら構わないけど、無理はしないようにね。」
「それとちょっとお願いがあるんですが…片付けながら興味のある本を読んでもいいですか?」
「もちろん、構わないさ。知識を身に付けることは大切なことだからね。」
「ありがとうございます!!」
なんてすばらしい師匠だろう。
「僕、たくさん勉強して師匠みたいな立派な魔法使いになりたいと思います。よろしくお願いします。」
「うん。期待してるよ。」
師匠は、微笑みながら俺にそう言った。そして、屋敷の皆さんに挨拶をして家路についた。家に帰ると母が出迎えてくれる。
「ただいまー。」
「おかえりなさい。タカミ君は、最近、楽しいそうね。ママも楽しくなっちゃうわ!」
ご機嫌な俺を見て母が微笑む。最近の出来事を母と話していると、父が帰ってきた。
「ただいま。腹減ったぞー」
「おかえりなさい。」
「パパ、おかえりなさい。」
「じゃあ、お父さんも帰ってきたことだし、ご飯にしましょうか。」
夕食を食べながら、父と母に師匠の事を話す。
「とても、立派な師匠ですごく色んなことを教えてくれるんだ!それが嬉しくて楽しい!」
「ウォーレン大魔導士様は本当に立派な方だものね。町の皆に慕われるの分かるわ。」
「そうだな。俺たち兵士の間でもすごくいい評判しか聞かないよ。雲の上の存在だと思ってたけど、我が息子の師匠だなんて驚きだよ。」
「うん。とても親切でやさしい師匠だよ!僕は、そんな師匠の期待に応えたいんだ!」
「そんなにお世話になってるなら、今度自分もご挨拶に行かないといけないな。」
そんな会話をしながら家族の団欒を過ごしている。家族っていいな。
食事も終わり、
「タカミー、風呂に入るぞ!」
「はい。今行きます」
父は、俺を呼ぶと浴室に向かった。父と一緒に風呂に入りながら色々な話をする。
「勉強もいいけど、友達を作ったり、遊んだりすることも大事なことなんだぞ!」
父は、本ばっかり読んでる俺を心配しているのだろう。
「うん、わかった!ありがとう。パパ」
「沢山勉強して、沢山剣の稽古をして、パパみたいな立派な大人になるからね。」
「お、おう。」
なんか照れたように苦笑いしている。
「男の子だから、強さや力に憧れるのは分かるけど。でも、いいか。力を付けることはとても良い事だと思う。その力は、大切な人や物、弱い人達を守るために使うんだぞ!」
俺に向かって真剣に話をする。
「もちろん、分かってるよ。僕は、大切な人は弱い人を守れるような人になる!」
「そかそか!そうなってくれたらパパやママはすごくうれしいぞ!」
そんな他愛のもない親子の会話がすごく愛しく思える。俺は、この家に生まれて本当によかったと思う。風呂から出て、いつもの鍛錬をし、就寝する。今日も有意義な一日が過ごせた。そして、3日かけて師匠の部屋を片付けた。興味のある本はほぼ読み終えた。
《ユニークスキル 重力操作を取得》
《ユニークスキル 空間操作・認識を取得》
《ユニークスキル 錬金術を取得》
《ユニークスキル 偽装を取得》
《ユニークスキル 真偽を取得》
《スキル 加速演算を取得》
《スキル マップを取得》
《スキル 索敵を取得》
《スキル 分離・結合を取得》
《スキル 創作(低)を取得》
《スキル 解体(低)を取得》
なんか、俺のステータスがやばいことになってる。
人間族 LV25
HP 1600/1600
MP 5400/5400
筋力 375
魔力 1275
防御力 375
魔防 400
俊敏 350
器用 325
知力 450
幸運 350
【ユニークスキル】
Q&A 空間収納 鑑定 医療の心得 模倣 偽装 真偽 魔術 剣術 精霊魔術 召喚 全記憶 空間操作・認識 重力操作
【スキル】
毒耐性(低) 光属性(中) 闇属性(低) 炎属性(中) 水属性(低) 地属性(低)
風属性(低) 無属性(中) 剣(低) 魔力欠乏耐性(中) 無詠唱 魔力調整
魔力向上(中) MP向上(中) 物理耐性(中) 翻訳 速読
マップ 索敵 演算加速 分離・結合 解体(低) 異常状態耐性(低) 錬金術(低)
創作(低)
【魔法】
《生活魔法》(5階層)
《医療関連魔法(回復魔法)》(5階層)
《防御魔法》(5階層)
《補助強化魔法》(5階層)
《炎魔法》(4階層)
《氷魔法》(3階層)
《水魔法》(3階層)
《風魔法》(3階層)
《光魔法》(4階層)
《闇魔法》(3階層)
《無属性》(4階層)
《錬金魔法》(2階層)
《創作魔法》(2階層)
速読と全記憶はすごい能力だ!読み終えたものを記憶として呼び出すことができる。まじ、っぱねえです。そして、1日をのんびりと過ごした。
今日は、師匠がレクチャーをしてくれる日だ。朝の鍛錬を終え、急いで師匠の元へと向かう。
「こんにちわー。本日、よろしくお願いします。」
「お。タカミ、来たね。部屋も奇麗に片付いて満足だよ。整理だけじゃなく掃除もしてくれたんだね。ありがとう!」
「それは、僕の方ですよ。貴重な本を読ませて頂きましたから。お借りしていた本も戻しておきました。ありがとうございました。」
「そっか。それならよかった。役に立ててうれしいよ。さて、一段落したら始めようか。それまでのんびりしてて。」
「はい。」
そう言うと、師匠はカップを手にゆっくりとお茶している。なんか、優雅でかっこいいな。
「ん?どうしたんだい?」
「え、えぇ、なんか、貫禄があってかっこいいなーって思ってたんです。」
「それは、誉めてくれてるかい?ふふ、ありがとう。それじゃ、始めようか。」
隣の部屋に移動すると、師匠がレクチャを始めてくれた。
「前回は、魔法について話したと思うんだけど、覚えてるかな?」
師匠は、俺に質問を投げかける。
「はい。魔法には、術式魔法、召喚魔法、精霊魔法があって、更に術式魔法には『火属性、水属性、風属性、地属性、光属性、闇属性、無属性』があります。属性には、効果があり、火は水、水は樹、樹は火、風は地 地は風、闇と光に有効。更に魔法には階層があり、魔力に応じて使える魔法が異なります。階層が上がれば上がるほど、強力な魔法や禁呪が使えるようになります。
召喚魔法は、主に召喚士が使う魔法。魔物や魔獣を自分に従属させ、必要に応じて呼び出すことができます。
精霊魔法は、主に精霊使いが使う魔法。これは、根源の基となる精霊と契約を結び、必要に応じて呼び出し、”協力”をしてもらうことで能力を発揮すします。」
「うん。ちゃんと理解しているようだね。では、今日は、魔法付与について話をしよう。」
そう言うと、師匠は”黒板?”に向かった。
「まずは、魔法付与について。君が魔法を使うとき、魔力を集中させて、その現象を頭に思い描いているだろ。そして、基準点、速度、範囲、トリガー等を設定し、魔力を放出する。」
師匠は、”黒板?”にカツカツと話している内容を書きていく。自分も、それをメモに写し書く。まぁ、全記憶があるから書く必要は無いんだけどね。
「魔法付与は、現象を形にした”文字のような物”をその発動条件に合わせて書込んでいき、それに魔力を流すことで発動されるんだ。例えば簡単な物だと」
師匠は、紙を取り出し、何か記号みたいなものを書き始めた。それを俺に手渡す。
「魔力だけを流してみて。」
俺が魔力を流すと、魔力を流すだけで紙が燃えた。
「このように現象と効果を書き込む事で魔力がある人であれば誰でも魔法が使えるようになる。また、魔法スクロールの様なものは、あらかじめ魔法を付与し、スクロールに魔力を貯蓄することで使用すると貯蓄した魔力を利用して魔力がない人でも使うことができる。貯蓄できる魔力量はスクロールの素材によって違うため、より魔力量を貯蓄できる素材にはより大きな魔法を付与する。スクロールは使用する度に魔力を使うので大抵は数回で使えなくなるんだ。
この杖にも魔力を増加される付与がされているが付与師によって使う記号が違うし、効果も大きく異なる。そのため、自分たちの使う”記号”は秘密にするんだ。この杖のここを見て。」
師匠はそう言うと俺の目の前に杖を差し出し、指をさす。よく見ると、切れ込みに何かをはめ込んだ跡がうっすら見える。
「どんな”記号”で付与されてるかバレない様に封印してある。これを外そうとするとこの杖は消滅してしまう。この様に、付与師にとって”記号”がとても重要で大切な物なんだよ。」
師匠は、俺に紙を差し出す。
「とりあえず、難しいと思うけど、この紙に何か付与をさせてみようか。現象のイメージと初剣条件のイメージを”記号”して付与してごらん。」
俺は、その紙に”水 出 5秒”と書いてみた。漢字は、その物事の意味を文字にしたものだと某先生が言ってたのを思い出す。
「はい。これでどうでしょうか?」
師匠に手渡す。
「へ?もう出来たのかい?んー」
その紙を受け取り師匠が魔力を流す。すると、水が5秒ほど紙からあふれ出す。
「これはすごい!!君には付与師の才能もあるんじゃないのか!?しかも、ほとんど魔力がいらないじゃないか。この”記号”はかなり魔法効率がいいらしい。しかも、こんな短時間作るとは…」
師匠は感心するというより半ば呆れてる感じがした。
「魔法付与は、普通は、3カ月くらいかけて試行錯誤しながら習得していくもんなんだけどな…」
「ははは…、なんか、頭に浮かんだイメージをそのまま記号にしただけなんですけどね。」
漢字の事は、黙っておこう。とりあえず、魔法の付与の仕方は分かった。漢字半端ねー。
「これが簡単にできちゃうと魔法の創造も簡単にできてしまう気がするよ。まったく…」
師匠がぶつぶつ言ってる。
「師匠の教え方がすごく理解しやすいので、上達しています。本当に感謝です。」
俺は、そう言うと深々と頭を下げる。
「まぁ、分かったよ。それでは、魔法の創造について話します。もう、勘のいい君なら大体わかっていると思うんだけど、術式と現象、発動条件を想像することで新たな魔法を創造出来る。これは、自然界の現象を知っていないと出来ないので流石に”おいそれとは”出来ないと思うんだけど…」
そう言いながら俺をジト目で見る。
「まぁ、出来たら逆に教えて欲しいくらいだよ。」
「わかりました。ちょっと、やってみます。」
そう言うと俺は、今後何かに役立ちそうな考える。
「あ!こういうのはどうでしょうか?」
俺は、”お湯”ができる過程を思い浮かべる。
1、 水を作り出す
2、 その水を火で温める
3、 温度を設定する
4、 お湯を出す。
そして、術式は、”ホットウォーター”でいけそうな気がする。これは、”前の世界の混合水栓”の原理かな?
「いつも、お湯を作る時に水を容れ物に入れて火にかけて温めますよね。つまり、水を作る→火で温める→温まった水を出す。この過程を一つにしてしまえば、温めるという作業が省略できます。術式は、温かい水という事で”ホットウォーター”でどうでしょうか?これなら生活魔法に適してると思います。」
そう説明して、魔力を手に集中させる。
《ホットウォーター》
すると、俺の掌からお湯がちょろちょろ出てくる。
「!!いきなり生活魔法の創造!教えた直後に魔法を作り出すなんて!君は一体何者なんだ!わ、私は、とんでもない弟子をもったのかも知れない…」
師匠が本気で取り乱している。やりすぎたかな?なんか、”この世界”は”前の世界”に比べてチート過ぎるんじゃないか?これが、創造神が言ってた魂と肉体のずれってやつなのか?
「師匠、僕は変なのですか?」
「変というか、まぁ、普通ではないよね…。こんなの人が成せる事じゃないよ。君は、大賢者になるべく選ばれた”者”なのかもしれない。いいかい。魔法は、生活を豊かにし、身を守るため、人を助けるための物だと私は思っている。君が持っているその力を是非、正しい方に使ってほしいと切に願ってるよ。」
師匠は俺を引き寄せ軽く抱擁する。
「はい!もちろん、師匠の期待は裏切りません!これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。」
俺は、師匠に力強く答えた。
「君には期待しているよ。」
微笑む師匠の顔にはまだ困惑の色が出ていた。それから、魔力の操作の仕方や調整のトレーニングを行っていると、すごい勢いでセリカがやってくる。
いつもの魔力量を増やすトレーニングを行い床に就いた。今の俺のステータスは下記の通りである。
人間族 LV25
HP 1600/1600
MP 5400/5400
筋力 375
魔力 1275
防御力 375
魔防 400
俊敏 350
器用 325
知力 450
幸運 350
【ユニークスキル】
Q&A 空間収納 鑑定 医療の心得 魔術 剣術 精霊魔術 召喚 全記憶
【スキル】
毒耐性(低) 光属性(中) 闇属性(低) 炎属性(中) 水属性(低) 地属性(低)
風属性(低) 無属性(中) 剣(低) 魔力欠乏耐性(中) 無詠唱 魔力調整
魔力向上(中) MP向上(中) 物理耐性(中) 魔法耐性(中) 翻訳 速読
【魔法】
《生活魔法》(3階層)
《医療関連魔法(回復魔法)》(5階層)
《防御魔法》(5階層)
《補助強化魔法》(5階層)
《炎魔法》(4階層)
《氷魔法》(3階層)
《水魔法》(3階層)
《風魔法》(3階層)
《光魔法》(3階層)
《闇魔法》(3階層)
《無属性》(4階層)
あれ、回復魔法が《医療関連魔法(回復魔法)》に変わってる。
“ユニークスキル 医療の心得の効果です”
Q&Aが事得てくれる。なるほどね。では、これから医療系の“技術”を魔法に変えて行けるわけだ。ちょっと、楽しみだな。どんなことが出来るか考えながら俺は床に就いた。
さて、今日もいい天気だなぁー。朝から、父に起こされ、朝の剣術トレーニングが始まる。シンは既にウォーミングアップを終え、素振りをしている。気合入ってるなー
。いつものように県のトレーニングをし、水浴びをして師匠の元に行く。
「こんにちわー」
門番の兵士に挨拶し、屋敷に向かう。
「こんにちわー。本日も参りました。」
アコードさんが迎え入れてくるが、
「タカミ様、本日ご主人様は伯爵のところに行っております。帰りは遅くなると思われます。」
「それでは、師匠の部屋の片づけの続きをしようと思います。お部屋に入ってよろしいでしょうか?」
「そうですか。わかりました。では、どうぞ」
そう言ってアコードさんは俺を中に入れてくれた。師匠の部屋に入ると相変わらずの状態。昨日片づけた本もまた出ている。
しかし、ここの本の量はすごいな。魔導書、召喚術書、錬金術、薬草や薬の図鑑、様々な調合の本、歴史、様々な本がある。
折角だから読みながら片付けよう。俺は、速読と全記憶を駆使して読む。読み終わった本は種類別にきちんと整理していく。この様な作業を繰り返してるうちに夕方になった。
”半分くらいは片付いたかな”
スキルも取得しているし、ここはすごくいい環境だな。そうこうしているうちに師匠が帰ってきた。
「あれ?今日も来ているのかい?」
「はい、昨日お借りした本をお返ししようと思いまして。それに、片付けも終わってませんでしたし。」
「そんなに気にすることは無いよ。ってゆうか、本を返すってもう読み終わったのかい?」
びっくりしながら俺に問いかける。
「はい、昨日寝る前に全部読みました。大変勉強になります。」
「はぁ、呆れるくらい天才だね。これは、私もあっという間に抜かれてしまいそうだよ。」
やれやれといった感じで首を振っている。
「今日は、来てもらって悪いんだがこんな時間になってしまってね。講義はまたの機会にしよう。」
「はい。師匠がお時間のある時にご教授していただければ嬉しいです。」
「まったく、この子は本当に子供なのかね。では、今日は、この本を貸してあげよう。」
”魔導書初級と魔導書の中級”の本だ。
「次回説明してあげるからとりあえず読めるところだけで良いから見てみるといいかもね。」
そう言うと本を数冊手渡される。
「2~3日、遅くなりそうだから4日後にまたおいで!」
「でも、また散らかってしまうんじゃ…、片付けだけでもいいので来ちゃだめですか?」
「まぁ、そりゃ助かるし構わないけど、大変じゃないのか?友達とも遊べないし」
「僕は、師匠にこんなに良くしていただいてます。少しでも恩返しがしたいのです。」
「まだ、一回しかレクチャーしてないけどね。」
微笑みながら、そう答える。
「いえ、その一回のレクチャーでも僕にとっては大変勉強になっています。本当に感謝してもしきれません。せめて、片付けだけでもさせてください。」
「そこまで言うなら構わないけど、無理はしないようにね。」
「それとちょっとお願いがあるんですが…片付けながら興味のある本を読んでもいいですか?」
「もちろん、構わないさ。知識を身に付けることは大切なことだからね。」
「ありがとうございます!!」
なんてすばらしい師匠だろう。
「僕、たくさん勉強して師匠みたいな立派な魔法使いになりたいと思います。よろしくお願いします。」
「うん。期待してるよ。」
師匠は、微笑みながら俺にそう言った。そして、屋敷の皆さんに挨拶をして家路についた。家に帰ると母が出迎えてくれる。
「ただいまー。」
「おかえりなさい。タカミ君は、最近、楽しいそうね。ママも楽しくなっちゃうわ!」
ご機嫌な俺を見て母が微笑む。最近の出来事を母と話していると、父が帰ってきた。
「ただいま。腹減ったぞー」
「おかえりなさい。」
「パパ、おかえりなさい。」
「じゃあ、お父さんも帰ってきたことだし、ご飯にしましょうか。」
夕食を食べながら、父と母に師匠の事を話す。
「とても、立派な師匠ですごく色んなことを教えてくれるんだ!それが嬉しくて楽しい!」
「ウォーレン大魔導士様は本当に立派な方だものね。町の皆に慕われるの分かるわ。」
「そうだな。俺たち兵士の間でもすごくいい評判しか聞かないよ。雲の上の存在だと思ってたけど、我が息子の師匠だなんて驚きだよ。」
「うん。とても親切でやさしい師匠だよ!僕は、そんな師匠の期待に応えたいんだ!」
「そんなにお世話になってるなら、今度自分もご挨拶に行かないといけないな。」
そんな会話をしながら家族の団欒を過ごしている。家族っていいな。
食事も終わり、
「タカミー、風呂に入るぞ!」
「はい。今行きます」
父は、俺を呼ぶと浴室に向かった。父と一緒に風呂に入りながら色々な話をする。
「勉強もいいけど、友達を作ったり、遊んだりすることも大事なことなんだぞ!」
父は、本ばっかり読んでる俺を心配しているのだろう。
「うん、わかった!ありがとう。パパ」
「沢山勉強して、沢山剣の稽古をして、パパみたいな立派な大人になるからね。」
「お、おう。」
なんか照れたように苦笑いしている。
「男の子だから、強さや力に憧れるのは分かるけど。でも、いいか。力を付けることはとても良い事だと思う。その力は、大切な人や物、弱い人達を守るために使うんだぞ!」
俺に向かって真剣に話をする。
「もちろん、分かってるよ。僕は、大切な人は弱い人を守れるような人になる!」
「そかそか!そうなってくれたらパパやママはすごくうれしいぞ!」
そんな他愛のもない親子の会話がすごく愛しく思える。俺は、この家に生まれて本当によかったと思う。風呂から出て、いつもの鍛錬をし、就寝する。今日も有意義な一日が過ごせた。そして、3日かけて師匠の部屋を片付けた。興味のある本はほぼ読み終えた。
《ユニークスキル 重力操作を取得》
《ユニークスキル 空間操作・認識を取得》
《ユニークスキル 錬金術を取得》
《ユニークスキル 偽装を取得》
《ユニークスキル 真偽を取得》
《スキル 加速演算を取得》
《スキル マップを取得》
《スキル 索敵を取得》
《スキル 分離・結合を取得》
《スキル 創作(低)を取得》
《スキル 解体(低)を取得》
なんか、俺のステータスがやばいことになってる。
人間族 LV25
HP 1600/1600
MP 5400/5400
筋力 375
魔力 1275
防御力 375
魔防 400
俊敏 350
器用 325
知力 450
幸運 350
【ユニークスキル】
Q&A 空間収納 鑑定 医療の心得 模倣 偽装 真偽 魔術 剣術 精霊魔術 召喚 全記憶 空間操作・認識 重力操作
【スキル】
毒耐性(低) 光属性(中) 闇属性(低) 炎属性(中) 水属性(低) 地属性(低)
風属性(低) 無属性(中) 剣(低) 魔力欠乏耐性(中) 無詠唱 魔力調整
魔力向上(中) MP向上(中) 物理耐性(中) 翻訳 速読
マップ 索敵 演算加速 分離・結合 解体(低) 異常状態耐性(低) 錬金術(低)
創作(低)
【魔法】
《生活魔法》(5階層)
《医療関連魔法(回復魔法)》(5階層)
《防御魔法》(5階層)
《補助強化魔法》(5階層)
《炎魔法》(4階層)
《氷魔法》(3階層)
《水魔法》(3階層)
《風魔法》(3階層)
《光魔法》(4階層)
《闇魔法》(3階層)
《無属性》(4階層)
《錬金魔法》(2階層)
《創作魔法》(2階層)
速読と全記憶はすごい能力だ!読み終えたものを記憶として呼び出すことができる。まじ、っぱねえです。そして、1日をのんびりと過ごした。
今日は、師匠がレクチャーをしてくれる日だ。朝の鍛錬を終え、急いで師匠の元へと向かう。
「こんにちわー。本日、よろしくお願いします。」
「お。タカミ、来たね。部屋も奇麗に片付いて満足だよ。整理だけじゃなく掃除もしてくれたんだね。ありがとう!」
「それは、僕の方ですよ。貴重な本を読ませて頂きましたから。お借りしていた本も戻しておきました。ありがとうございました。」
「そっか。それならよかった。役に立ててうれしいよ。さて、一段落したら始めようか。それまでのんびりしてて。」
「はい。」
そう言うと、師匠はカップを手にゆっくりとお茶している。なんか、優雅でかっこいいな。
「ん?どうしたんだい?」
「え、えぇ、なんか、貫禄があってかっこいいなーって思ってたんです。」
「それは、誉めてくれてるかい?ふふ、ありがとう。それじゃ、始めようか。」
隣の部屋に移動すると、師匠がレクチャを始めてくれた。
「前回は、魔法について話したと思うんだけど、覚えてるかな?」
師匠は、俺に質問を投げかける。
「はい。魔法には、術式魔法、召喚魔法、精霊魔法があって、更に術式魔法には『火属性、水属性、風属性、地属性、光属性、闇属性、無属性』があります。属性には、効果があり、火は水、水は樹、樹は火、風は地 地は風、闇と光に有効。更に魔法には階層があり、魔力に応じて使える魔法が異なります。階層が上がれば上がるほど、強力な魔法や禁呪が使えるようになります。
召喚魔法は、主に召喚士が使う魔法。魔物や魔獣を自分に従属させ、必要に応じて呼び出すことができます。
精霊魔法は、主に精霊使いが使う魔法。これは、根源の基となる精霊と契約を結び、必要に応じて呼び出し、”協力”をしてもらうことで能力を発揮すします。」
「うん。ちゃんと理解しているようだね。では、今日は、魔法付与について話をしよう。」
そう言うと、師匠は”黒板?”に向かった。
「まずは、魔法付与について。君が魔法を使うとき、魔力を集中させて、その現象を頭に思い描いているだろ。そして、基準点、速度、範囲、トリガー等を設定し、魔力を放出する。」
師匠は、”黒板?”にカツカツと話している内容を書きていく。自分も、それをメモに写し書く。まぁ、全記憶があるから書く必要は無いんだけどね。
「魔法付与は、現象を形にした”文字のような物”をその発動条件に合わせて書込んでいき、それに魔力を流すことで発動されるんだ。例えば簡単な物だと」
師匠は、紙を取り出し、何か記号みたいなものを書き始めた。それを俺に手渡す。
「魔力だけを流してみて。」
俺が魔力を流すと、魔力を流すだけで紙が燃えた。
「このように現象と効果を書き込む事で魔力がある人であれば誰でも魔法が使えるようになる。また、魔法スクロールの様なものは、あらかじめ魔法を付与し、スクロールに魔力を貯蓄することで使用すると貯蓄した魔力を利用して魔力がない人でも使うことができる。貯蓄できる魔力量はスクロールの素材によって違うため、より魔力量を貯蓄できる素材にはより大きな魔法を付与する。スクロールは使用する度に魔力を使うので大抵は数回で使えなくなるんだ。
この杖にも魔力を増加される付与がされているが付与師によって使う記号が違うし、効果も大きく異なる。そのため、自分たちの使う”記号”は秘密にするんだ。この杖のここを見て。」
師匠はそう言うと俺の目の前に杖を差し出し、指をさす。よく見ると、切れ込みに何かをはめ込んだ跡がうっすら見える。
「どんな”記号”で付与されてるかバレない様に封印してある。これを外そうとするとこの杖は消滅してしまう。この様に、付与師にとって”記号”がとても重要で大切な物なんだよ。」
師匠は、俺に紙を差し出す。
「とりあえず、難しいと思うけど、この紙に何か付与をさせてみようか。現象のイメージと初剣条件のイメージを”記号”して付与してごらん。」
俺は、その紙に”水 出 5秒”と書いてみた。漢字は、その物事の意味を文字にしたものだと某先生が言ってたのを思い出す。
「はい。これでどうでしょうか?」
師匠に手渡す。
「へ?もう出来たのかい?んー」
その紙を受け取り師匠が魔力を流す。すると、水が5秒ほど紙からあふれ出す。
「これはすごい!!君には付与師の才能もあるんじゃないのか!?しかも、ほとんど魔力がいらないじゃないか。この”記号”はかなり魔法効率がいいらしい。しかも、こんな短時間作るとは…」
師匠は感心するというより半ば呆れてる感じがした。
「魔法付与は、普通は、3カ月くらいかけて試行錯誤しながら習得していくもんなんだけどな…」
「ははは…、なんか、頭に浮かんだイメージをそのまま記号にしただけなんですけどね。」
漢字の事は、黙っておこう。とりあえず、魔法の付与の仕方は分かった。漢字半端ねー。
「これが簡単にできちゃうと魔法の創造も簡単にできてしまう気がするよ。まったく…」
師匠がぶつぶつ言ってる。
「師匠の教え方がすごく理解しやすいので、上達しています。本当に感謝です。」
俺は、そう言うと深々と頭を下げる。
「まぁ、分かったよ。それでは、魔法の創造について話します。もう、勘のいい君なら大体わかっていると思うんだけど、術式と現象、発動条件を想像することで新たな魔法を創造出来る。これは、自然界の現象を知っていないと出来ないので流石に”おいそれとは”出来ないと思うんだけど…」
そう言いながら俺をジト目で見る。
「まぁ、出来たら逆に教えて欲しいくらいだよ。」
「わかりました。ちょっと、やってみます。」
そう言うと俺は、今後何かに役立ちそうな考える。
「あ!こういうのはどうでしょうか?」
俺は、”お湯”ができる過程を思い浮かべる。
1、 水を作り出す
2、 その水を火で温める
3、 温度を設定する
4、 お湯を出す。
そして、術式は、”ホットウォーター”でいけそうな気がする。これは、”前の世界の混合水栓”の原理かな?
「いつも、お湯を作る時に水を容れ物に入れて火にかけて温めますよね。つまり、水を作る→火で温める→温まった水を出す。この過程を一つにしてしまえば、温めるという作業が省略できます。術式は、温かい水という事で”ホットウォーター”でどうでしょうか?これなら生活魔法に適してると思います。」
そう説明して、魔力を手に集中させる。
《ホットウォーター》
すると、俺の掌からお湯がちょろちょろ出てくる。
「!!いきなり生活魔法の創造!教えた直後に魔法を作り出すなんて!君は一体何者なんだ!わ、私は、とんでもない弟子をもったのかも知れない…」
師匠が本気で取り乱している。やりすぎたかな?なんか、”この世界”は”前の世界”に比べてチート過ぎるんじゃないか?これが、創造神が言ってた魂と肉体のずれってやつなのか?
「師匠、僕は変なのですか?」
「変というか、まぁ、普通ではないよね…。こんなの人が成せる事じゃないよ。君は、大賢者になるべく選ばれた”者”なのかもしれない。いいかい。魔法は、生活を豊かにし、身を守るため、人を助けるための物だと私は思っている。君が持っているその力を是非、正しい方に使ってほしいと切に願ってるよ。」
師匠は俺を引き寄せ軽く抱擁する。
「はい!もちろん、師匠の期待は裏切りません!これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。」
俺は、師匠に力強く答えた。
「君には期待しているよ。」
微笑む師匠の顔にはまだ困惑の色が出ていた。それから、魔力の操作の仕方や調整のトレーニングを行っていると、すごい勢いでセリカがやってくる。
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