元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~

冒険者ギルド酒場 チューイ

文字の大きさ
上 下
2 / 81

【新たな命の始まり】

しおりを挟む
“く、苦しい。息ができない…。いきなり死ぬのか?”
 息もできなければ、目も開かない。とその時。
パチーン!
 お尻に結構な痛みが走った。
“はぅ!?”
「ぶぅぅうぅーー!!」
 なんか変な声が出たと当時に息ができるようになった。死ぬかと思った。
 遠くで“おーー。元気な男の子だぞ!”っと聞こえたような気がする。

 どれくらいたったのだろうか。未だに手足がなかなか思うように動かせないし、目も開かない。とりあえず、叫べば、何か飲ませてはもらえるようだ。カップ麺食べたい…
 俺、どうなったの?
 どれくらいたったのだろうか。多分感覚的には数日が経ったと思う。段々、目が見えてきた。声もうっすらだけど聞こえ始めた。たまに、女性らしき人と男性らしき人が俺をのぞき込んでいるように思えた。
 しばらくしてやっと、状況がつかめた。どうやら俺は“赤ん坊”として新たに誕生したらしい。良く覗き込んでいた女性は、母親で男性は父親だったってことが分かった。かーさん若い。多分、20代前半じゃないのか?しかも、美人だし。
「はーい。タカミちゃん。おっぱいの時間ですよー。」
「あうぅ。」
 母がおっぱいを出し、俺に与えてくれる。あー、なんか若い子のおっぱいっていいなー。母親のおっぱいだけど。興奮はしないけど、目の保養にはなる。俺、元々おっさんだし。乳首噛んじゃえ!たまに強く噛むと母は“んーんー”と言う。これはご褒美かな(笑)

 あれから数カ月経ち、なんとなく自分の身の回りの様子がわかり始めた。どうやらここは、ヤマト辺境伯と言う貴族が治める街らしい。父の名は、サンバー・エドワード。街の警備をしている兵士みたいだ。母は、サニー・エドワード。専業主婦なのかな?家は、割と質素な作りで平屋。部屋は3つくらいあるらしいがそこまで移動ができないため、詳しくはまだ分からない。一つ驚いたのは、どうやらこの世界には魔力というものが存在するらしい。なんか、ちょっと楽しみかもしれない。

 俺が生まれて半年ほど。自分はすくすくと育っております。中身はおっさんだけど。ハイハイして若い女の尻を追っかけてます。母だけど。そんな時に事件は起こった。
「はい。じゃあ、今からご飯食べるからあーんしてね。」
「あーん」
 俺は普段通り離乳食らしい、おかゆみたいな穀物を食べていた。
 “ん?なんか、いつもより変な味がする。ちょっと、酸っぱい感じだぞ。これ、やばくね?”
「はい。たくさん食べてね。」
「ん~。ん~」
 俺は、食べるのを嫌がった。
「たくさん食べないと大きくなれませんよー。」
 無理やり食べさせられている。勘弁してくれー。絶対、腹壊す!俺、赤ちゃんだぞ!
「ん~。ぶぅーー」
 しゃべれないのが辛い。もうやめてお母さま。
 その予感は的中。案の定、その数時間後、すごい吐き気と下痢に侵された。
「え!?どうしたのタカミちゃん!!気持ち悪いの!!」
「うぇー。」
 ぐったりして口からげろげろ出ている。身体も少しひきつけを起こし始めた。
「うぅ…おえぇ…」
「キャーーーー!?タカミちゃんが死んじゃう!どうしよう!」
 母が俺を抱きかかえながらおろおろしている。
「ただいまー。ん?どうした。そんなに慌てて」
 父が返ってきた。
「タカミちゃんが死んじゃう。吐いて、身体がぴくぴくして熱がある。どーしよー」
「え!?」
 父が死にそうになっている俺を見て状況が呑み込めたらしい。
「はやく、治療院に連れて行かないと!」
 俺を抱きかかえ、猛スピードでどこかに連れられて行った。
「ん?治療院」
 俺は、もうろうとした意識の中で父が叫んでいる声が聞こえた。
「先生!お願いします。息子が大変なことになっているんです。治癒を治癒をお願いします。」
「おお。エドワードさん。どうしたんじゃ?」
 白いローブを着たおじさんが父に問いかけた。多分、この人が治癒師なんだろう。
「息子が食べ物を戻して、高熱を出して震えてるんです。お願いです。治してください」
 父が必死に懇願する。
「ん?どれどれ?なんでこうなったんじゃ?」
 母が
「朝食を与えて、少し時間が経ったらこんな状態になってしまって。」
 “食中毒だよ。抗生物質の点滴をしてくれー”俺は、心の中で叫ぶ。
「なるほど。それなら治せるかな。」
「ほっほんとですか!よろしくお願いします。」
「ほれ、こっちに連れてきて、そこに寝かせい。」
「はい。」
 俺は、ベットの上に寝かされ、先生が俺のおなかに手を当てた。
《キュアー》
 俺のお腹が青い光に包まれる。
 “へ?痛みと吐き気が引いていく。まじで!?”
「ヒール」
 今度は、倦怠感がなくなっていく。“どうなってるんだ!?”これが魔法!?すげー!
「せんせー!ありがとうございます。ありがとうございます。」
 両親は先生に深々と頭を下げ、お礼を言っている。
「大人なら大丈夫だからといっても、小さい子にとっては大変なことになる事もある。食事を与えるときはちゃんと注意してあげんといかんの。」
「はい!本当に本当にありがとうございました。」
 母は俺を抱きかかえ
「ごめんね。ごめんね。」と言って泣いていた。
 その時、異変は起こった。
《レベルが上がりました。》
《スキル 光属性を取得》
《回復魔法(低)を覚えました。》

 今日は、大変な一日だったな。しかし、さっきから目の前に
《レベルが上がりました。》
《スキル 光属性を取得》
《回復魔法(低)を覚えました。》
 という文字が浮かび上がっている。
 ゲームかなんか?“ステータスウィンドー”
 なんちゃってね。
 そう念じると目の前に画面が現れた。
「へ?ステータスウィンドウ?」
人間族 LV2
HP128/128
MP144/144
筋力30
魔力34
防御力30
魔防32
俊敏28
器用26
知力36
幸運28

【ユニークスキル】
Q&A 空間収納 鑑定 医療の心得 魔術

【スキル】
毒耐性(低)
光属性(低)

【魔法】
《回復魔法》(2階層)

 何これ?
 ユニークスキル?Q&A?
 とりあえず、Q&Aって何?
《私が知る限りの質問に答える事ができます》
 いきなり、目の前にざっくりとした答えが返ってきた。
 “これってこの世界の人はみんなできるの?”
《いいえ、これは、ユニークスキル Q&Aの能力です》
 なんだ!質問に答えてくれるぞ!それなら疑問にあることを聞きまくろう!
“目の前に文字として現れるんだけど、音声にできない?”
《音声に切り替えます。》
 文字が消え、頭の中に機械音が聞こえた。
 お!これは、便利ですな。
“目の前のステータスボードを消すのは?”
《消えろと念じれば消えます。》
 消えろ!
 すると、目の前からステータスボードが消えた。
 ほぉー、これはすごい。
 “キュアとヒールの違いは?”
《ヒールは簡単な傷や体力そのものを回復して、キュアは”簡単な”異常状態を回復させます。》
 “どうすればLVが上がるの?”
《トレーニングや討伐等 成長に必要な経験値がたまればLVが上がります。》
 ほー、なるほどね。でも、今回はトレーニングも討伐してないけど…
 “今回はなぜLVが上がったの?”
《細菌との戦いに勝利したからです。》
 あ、なるほど。それも討伐に入るのね。つまり、成長過程でLVが自然と上がることもあるってことね。
 “魔法は、どのように覚える?”
《スキルに適合する属性を持ち、魔法を学ぶ事で取得できます。また、現象と術式から創造することもできます》
 “魔法はどのように使うの?”
《MPを消費して、発動に必要な魔力を流す事及び魔法の発動に必要な術式を口頭で唱える、若しくは物に付与する事で魔法が発動します。また、無詠唱のスキルがあれば頭の中で唱える事で発動します。》
うーん、つまり、術式を覚える必要があるのか。
 “無詠唱のスキルを覚えるのはどうすればいいの?”
《いくつかの現象のイメージと術式が一致する事で取得できます。》
なるほどね。“術式にはどんなのがあるの?”
《言葉で表現する術式と現象を文字や形にすることで発動します。》
 なるほど。現象を理解してそれに必要な魔力と発動条件、MPがあれば使えるってことだね。
《この空間収納とは何?》
 ”異次元の空間と現空間をリンクさせた収納です。この中では、時間という概念が無いので入れた時と同じ状態で取り出すことができます。”
 ”どれくらい収納できる?”
 ”限度はありません。”
 それはすごい!これだけでも、とんでもない価値があるじゃないか!
 でも、今の俺には活用する術がない。まぁ、もう少し大きくなってから使ってみよう。
 ん?ぱたぱたと足音を鳴らしながら母がやってくる。
「はーい。たかみちゃん。そろそろ寝ましょうね。」
「うぅー、ぅー」
 やっぱ、まだ言葉がうまくしゃべれないかも。少し練習しようかな。
今日のところは、ここまでとしよう。

 翌日、朝から発音の練習を始めてみた。
「あー、あー」
「いー、いー、うーー、えー、おおー」
 やっぱ、母音は発音し易いや。
 …
 発音の練習をなんだか不思議そうに母がみている。じゃあ、よし!
「まー、まー」「まー、まー」
 !?母がすごい勢いで近づいてきた。
「たかみちゃん!ママっていってるの!!」
 俺は、うなずいて
「まーまー」
 ともう一度、言ってみた。
「きゃーー!たかみちゃん!すごい!」
 く、苦しい…すごく、強く抱きしめられているんですけど。助けて…

 次は、ハイハイからの腕立てだ。お。お腹をつけて上半身を起こせばしゃちほこみたいな腕立てができる ぞ!腹筋も鍛えられるかな?」
 こんな感じでトレーニングを始めました。
 父が仕事から帰ってきた。
「ただいまー。腹減ったー」
「あなたー、今日ね、タカミちゃんがしゃべったの。ママーって」
「え!本当に!俺の事も分かるかな?」
 父が近づいてくる。
「ほーら、タカミ。パパだよー」
「ぱーぱ、ぱーぱ」
「!?タ、タカミが俺の事パパって言ってる!」
 ワナワナしながら母のほうを見た。
「ね。なんだかすごいわよね。天才なのかしら。私に似て」
「マーマ、マーマ」
 母に手を伸ばす。
「はーい。タカミちゃん。ママですよー。すごくいい子ねー」
「タカミ、パパは?」
 なんか、面倒くさいけど二人が喜んでくれているし、もしかしたらこれが親子のスキンシップなのかもしれないな。
「パーパー、パーパー」
 父に手を伸ばす。
 そんな俺を父は満面の笑みで“高い高い”して抱きしめてきた。
 く、苦しい…すごく、強く抱きしめられてるんですけど。助けて…
 こうして、母と父と子の夜は更けていった。
しおりを挟む
感想 45

あなたにおすすめの小説

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~ 旧タイトルに、もどしました。 日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。 まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。 劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。 日々の衣食住にも困る。 幸せ?生まれてこのかた一度もない。 ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・ 目覚めると、真っ白な世界。 目の前には神々しい人。 地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・ 短編→長編に変更しました。 R4.6.20 完結しました。 長らくお読みいただき、ありがとうございました。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~

川原源明
ファンタジー
 秋津直人、85歳。  50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。  嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。  彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。  白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。  胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。  そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。  まずは最強の称号を得よう!  地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編 ※医療現場の恋物語 馴れ初め編

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

処理中です...