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夢見る蛇の都
その15
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高い土台の上に建てられたラピータ宮殿の門前に集まったシュナン一行は周囲に広がる深い堀の中にひしめくペルセウス軍の様子を高所から見下ろしながらそれぞれの顔に戸惑いの表情を浮かべていました。
メデューサと彼女が持つ「黄金の種子」を引き渡すように主人であるペルセウス王に要求されたシュナン少年は眼下の堀の中にいる王の方に手に持つ杖を向けながら静かな声で聞きました。
「陛下、「黄金の種子」はともかくメデューサを引き渡せとはいったいどういうおつもりですか?メデューサをどうするつもりなのです」
多数の兵と共にシュナンたちがその上に立つラピータ宮殿を支える土台を包囲するペルセウス王は馬上から冷徹な声を発すると高所からこちらを見下ろしているショナン少年に対し自分の目的を告げました。
「もちろん、メデューサを通してメデューサ族の宝を手に入れるためだよ。予想通りメデューサ族の宝物殿である「夢幻宮」にはメデューサ王の子孫であるその娘しか入れないようだからな。メデューサを使ってわたしは宝物殿の宝をすべて手に入れるつもりなのだ。特に超兵器「ギガス」をな。あれがあれば世界はわたしのものー」
黄金の鎧を光らせながら馬にまたがるペルセウス王は自分の目的と野望を大声で語り高所から自分を見下ろしているシュナン少年を説得しようとします。
「そうすれば、このわたしー。ペルセウス王の名の元に世界は一つに統一される。そうすれば国々同士の争いは無くなり平和な世界が到来する。お前が夢見ていた争いのない時代が千年王国が実現するのだ。素晴らしい事ではないか、シュナンドリック。だから悪いことは言わん、わたしに協力しろ。おとなしくメデューサをこちらに引き渡すのだー」
そんな時、ラピータ宮殿の前でシュナンと向かい合っていたメデューサがいきなり蛇の前髪を逆立てると眼下の深い堀の中を赤い目でにらみつけました。
そしてその堀の中で宮殿を支える土台を部下たちと共に包囲しているペルセウス王に向かって叫びます。
「冗談じゃないわっ!!誰があんた達にそんな危険な物を渡すもんですかっ!シュナンはともかくあんたらにそんな兵器を渡したら悪い事に使うに決まってる!!この都市を滅ぼしたみたいにね!!絶対に渡さないわっ!!!」
しかし、そんな風に高所から怒鳴り散らすメデューサに対しペルセウス王は眼下の堀の中から冷徹な目で彼女を見つめ余裕の笑みを浮かべています。
そして今度はその王の傍らで彼の麾下の兵士たちの間に屹立する巨大なロボットー。
魔術師レプカールが内部から操縦する機械人形「魔神兵」が声を発します。
レプカールは魔神兵の頭部内の操縦席からそこに付いたモニターを通じて自分たちの包囲する宮殿を支える高い土台の上に立つメデューサを見上げくぐもった声で彼女に告げました。
「フハハハ、威勢のいいお姫様だな。だがお前のような小娘に言う事を聞かせる方法などいくらでもあるのだ。精神を支配して操り人形にする事も出来る。お前もシュナンと一緒に長い間旅をしてきたのだ。魔法使いの術の恐ろしさは身にしみてわかっているだろう」
その言葉を聞いた宮殿の前に立つメデューサは「黄金の種子」の入った麻袋を胸にかき抱くと怯えたように身を縮こまらせます。
メデューサの隣に立つシュナンはそんな彼女の姿を杖を通じて見てその目隠しをした顔に心配そうな表情を浮かべます。
そして彼は自分たちが立つラピータ宮殿の土台をぐるりと包囲する堀の中のペルセウス軍を一べつすると彼らを率いる王に対して言いました。
「陛下ー。確かにメデューサ族の兵器類を使えば全世界の征服も充分可能でしょう。無数の人々を殺戮した上でー。でもそれはしょせんひと時の事です。やがてその偽りの平和は破られ今度は互いに超兵器を使った恐ろしい戦いが再び始まる事でしょう。そしてその戦いが終わればまた次の戦いがー。いや、もしかしたら人類自体がその前に滅びてしまうかもしれません」
シュナンは宮殿を支える土台の上から真摯な声と表情で眼下のペルセウス王に訴えかけ彼の野望に少しでも歯止めをかけようとしていました。
メデューサを始めとした宮殿前にいる彼の仲間たちはそんな少年の姿を心配そうに見つめています。
「我々が作るべきなのはそんな砂上の楼閣のような国ではないはずです。全ての人々がいつまでも幸せに平和に暮らせるー。そんな真の千年王国のはずです。そしてそれはメデューサ族の恐ろしい兵器になど頼らなくてもきっと作ることが出来ます。そうです。陛下ならば、きっとー」
シュナン少年の王に諫言する声は当のペルセウス王はもちろんその傍らで巨大なロボットに乗り組んだ魔術師レプカールそして彼らの周りにいる眼下の堀の中でひしめく包囲陣の兵士たちの耳にも切々と響いていました。
しかしー。
シュナンたちがその上に立つラピータ宮殿を支える高い土台を堀の中にひしめく麾下の兵たちと共に足元から包囲するペルセウス王は馬上で薄ら笑いを浮かべながら少年の言葉を一蹴します。
「シュナンドリック、お前の考えは解る。だが甘い、甘すぎる。人間はしょせん愚かな生き物。力で押さえつけなければすぐに悪に走りどこまでも際限なく堕落する存在なのだ。だから多少の犠牲が出たとしても強く優れた者が力で支配して愚民どもを導いてやらねばー。そうだな、レプカール」
国王の傍らで兵士たちの間に屹立する巨大な機械人形がくぐもった声を発します。
「御意でこざいます、陛下。シュナンはまだ非常に若く我々のように人間の愚かさに絶望しておりません。ただ、それだけの事ー。いずれ我が不詳の弟子にも人間の愚かさと陛下の偉大な御心が分かる日が来るでしょう」
レプカールの乗ったロボットの言葉に満足げにうなずく馬上のペルセウス王。
一方、王の言葉を聞いたシュナン少年はラピータ宮殿を支える高い土台の上でその目隠しをした顔を悲しげに振ります。
「違う・・・。人間は誰だって正しく生きる事が出来るはずだ。そうだ、ほんの、ほんの小さなチャンスさえ与えられればー。例えば「黄金の種子」のような。だから僕はー」
杖を強く握りしめながら顔を伏せるシュナン。
メデューサはそんなシュナンを他の仲間たちと共に見守りながら両手で胸にかき抱いた「黄金の種子」の麻袋をそっと口元に寄せました。
さて、そんなやり取りにもそろそろ飽きたのか馬上のペルセウス王はラピータ宮殿を支える高い土台の上に立つシュナン少年を堀の底の地面から見上げながら冷徹な声で決断を迫ります。
「さぁ、シュナンドリックよ。さっさとメデューサをこちらに引き渡すのだ。ついでに「黄金の種子」もな。朕の怒りを買わぬうちに言う通りにした方がいいぞ。なぁに、遠慮する事は無い。メデューサはお前を裏切って「黄金の種子」を独り占めしようとした身勝手な性悪女だ。お前が自分の栄光を捨ててまで守る価値など微塵も無いわ」
シュナン少年を更に動揺させる為にメデューサをおとしめる言葉を続けざまに発するペルセウス王。
そんな王に対してシュナン少年は冷静な表情で杖を構えると主人である王の方にその杖を静かに振りかざします。
そして、眼下の堀の中にいるペルセウス王やその傍らで兵士たちの間に屹立するレプカールの乗るロボット更に二人の指揮下にある宮殿の土台を取り巻く軍勢を杖を通じて一べつします。
それから彼は自分の傍らで他の仲間たちと共に心配そうにこちらを見つめる「黄金の種子」を持ったメデューサの視線を背中に感じながらもう一度眼下の堀の中で大勢の兵士たちに囲まれているペルセウス王の方にその目隠しをした顔を向けました。
師匠の杖を強く握りしめ仲間たちと共に立つ高い土台に支えられたラピータ宮殿の門前からはっきりとした声で眼下のペルセウス王に向かって自分の意思を告げるシュナン少年。
「いくら陛下であってもメデューサを引き渡す事は出来ません。彼女はー。メデューサは僕の妻です。決して誰にも渡しません」
[続く]
メデューサと彼女が持つ「黄金の種子」を引き渡すように主人であるペルセウス王に要求されたシュナン少年は眼下の堀の中にいる王の方に手に持つ杖を向けながら静かな声で聞きました。
「陛下、「黄金の種子」はともかくメデューサを引き渡せとはいったいどういうおつもりですか?メデューサをどうするつもりなのです」
多数の兵と共にシュナンたちがその上に立つラピータ宮殿を支える土台を包囲するペルセウス王は馬上から冷徹な声を発すると高所からこちらを見下ろしているショナン少年に対し自分の目的を告げました。
「もちろん、メデューサを通してメデューサ族の宝を手に入れるためだよ。予想通りメデューサ族の宝物殿である「夢幻宮」にはメデューサ王の子孫であるその娘しか入れないようだからな。メデューサを使ってわたしは宝物殿の宝をすべて手に入れるつもりなのだ。特に超兵器「ギガス」をな。あれがあれば世界はわたしのものー」
黄金の鎧を光らせながら馬にまたがるペルセウス王は自分の目的と野望を大声で語り高所から自分を見下ろしているシュナン少年を説得しようとします。
「そうすれば、このわたしー。ペルセウス王の名の元に世界は一つに統一される。そうすれば国々同士の争いは無くなり平和な世界が到来する。お前が夢見ていた争いのない時代が千年王国が実現するのだ。素晴らしい事ではないか、シュナンドリック。だから悪いことは言わん、わたしに協力しろ。おとなしくメデューサをこちらに引き渡すのだー」
そんな時、ラピータ宮殿の前でシュナンと向かい合っていたメデューサがいきなり蛇の前髪を逆立てると眼下の深い堀の中を赤い目でにらみつけました。
そしてその堀の中で宮殿を支える土台を部下たちと共に包囲しているペルセウス王に向かって叫びます。
「冗談じゃないわっ!!誰があんた達にそんな危険な物を渡すもんですかっ!シュナンはともかくあんたらにそんな兵器を渡したら悪い事に使うに決まってる!!この都市を滅ぼしたみたいにね!!絶対に渡さないわっ!!!」
しかし、そんな風に高所から怒鳴り散らすメデューサに対しペルセウス王は眼下の堀の中から冷徹な目で彼女を見つめ余裕の笑みを浮かべています。
そして今度はその王の傍らで彼の麾下の兵士たちの間に屹立する巨大なロボットー。
魔術師レプカールが内部から操縦する機械人形「魔神兵」が声を発します。
レプカールは魔神兵の頭部内の操縦席からそこに付いたモニターを通じて自分たちの包囲する宮殿を支える高い土台の上に立つメデューサを見上げくぐもった声で彼女に告げました。
「フハハハ、威勢のいいお姫様だな。だがお前のような小娘に言う事を聞かせる方法などいくらでもあるのだ。精神を支配して操り人形にする事も出来る。お前もシュナンと一緒に長い間旅をしてきたのだ。魔法使いの術の恐ろしさは身にしみてわかっているだろう」
その言葉を聞いた宮殿の前に立つメデューサは「黄金の種子」の入った麻袋を胸にかき抱くと怯えたように身を縮こまらせます。
メデューサの隣に立つシュナンはそんな彼女の姿を杖を通じて見てその目隠しをした顔に心配そうな表情を浮かべます。
そして彼は自分たちが立つラピータ宮殿の土台をぐるりと包囲する堀の中のペルセウス軍を一べつすると彼らを率いる王に対して言いました。
「陛下ー。確かにメデューサ族の兵器類を使えば全世界の征服も充分可能でしょう。無数の人々を殺戮した上でー。でもそれはしょせんひと時の事です。やがてその偽りの平和は破られ今度は互いに超兵器を使った恐ろしい戦いが再び始まる事でしょう。そしてその戦いが終わればまた次の戦いがー。いや、もしかしたら人類自体がその前に滅びてしまうかもしれません」
シュナンは宮殿を支える土台の上から真摯な声と表情で眼下のペルセウス王に訴えかけ彼の野望に少しでも歯止めをかけようとしていました。
メデューサを始めとした宮殿前にいる彼の仲間たちはそんな少年の姿を心配そうに見つめています。
「我々が作るべきなのはそんな砂上の楼閣のような国ではないはずです。全ての人々がいつまでも幸せに平和に暮らせるー。そんな真の千年王国のはずです。そしてそれはメデューサ族の恐ろしい兵器になど頼らなくてもきっと作ることが出来ます。そうです。陛下ならば、きっとー」
シュナン少年の王に諫言する声は当のペルセウス王はもちろんその傍らで巨大なロボットに乗り組んだ魔術師レプカールそして彼らの周りにいる眼下の堀の中でひしめく包囲陣の兵士たちの耳にも切々と響いていました。
しかしー。
シュナンたちがその上に立つラピータ宮殿を支える高い土台を堀の中にひしめく麾下の兵たちと共に足元から包囲するペルセウス王は馬上で薄ら笑いを浮かべながら少年の言葉を一蹴します。
「シュナンドリック、お前の考えは解る。だが甘い、甘すぎる。人間はしょせん愚かな生き物。力で押さえつけなければすぐに悪に走りどこまでも際限なく堕落する存在なのだ。だから多少の犠牲が出たとしても強く優れた者が力で支配して愚民どもを導いてやらねばー。そうだな、レプカール」
国王の傍らで兵士たちの間に屹立する巨大な機械人形がくぐもった声を発します。
「御意でこざいます、陛下。シュナンはまだ非常に若く我々のように人間の愚かさに絶望しておりません。ただ、それだけの事ー。いずれ我が不詳の弟子にも人間の愚かさと陛下の偉大な御心が分かる日が来るでしょう」
レプカールの乗ったロボットの言葉に満足げにうなずく馬上のペルセウス王。
一方、王の言葉を聞いたシュナン少年はラピータ宮殿を支える高い土台の上でその目隠しをした顔を悲しげに振ります。
「違う・・・。人間は誰だって正しく生きる事が出来るはずだ。そうだ、ほんの、ほんの小さなチャンスさえ与えられればー。例えば「黄金の種子」のような。だから僕はー」
杖を強く握りしめながら顔を伏せるシュナン。
メデューサはそんなシュナンを他の仲間たちと共に見守りながら両手で胸にかき抱いた「黄金の種子」の麻袋をそっと口元に寄せました。
さて、そんなやり取りにもそろそろ飽きたのか馬上のペルセウス王はラピータ宮殿を支える高い土台の上に立つシュナン少年を堀の底の地面から見上げながら冷徹な声で決断を迫ります。
「さぁ、シュナンドリックよ。さっさとメデューサをこちらに引き渡すのだ。ついでに「黄金の種子」もな。朕の怒りを買わぬうちに言う通りにした方がいいぞ。なぁに、遠慮する事は無い。メデューサはお前を裏切って「黄金の種子」を独り占めしようとした身勝手な性悪女だ。お前が自分の栄光を捨ててまで守る価値など微塵も無いわ」
シュナン少年を更に動揺させる為にメデューサをおとしめる言葉を続けざまに発するペルセウス王。
そんな王に対してシュナン少年は冷静な表情で杖を構えると主人である王の方にその杖を静かに振りかざします。
そして、眼下の堀の中にいるペルセウス王やその傍らで兵士たちの間に屹立するレプカールの乗るロボット更に二人の指揮下にある宮殿の土台を取り巻く軍勢を杖を通じて一べつします。
それから彼は自分の傍らで他の仲間たちと共に心配そうにこちらを見つめる「黄金の種子」を持ったメデューサの視線を背中に感じながらもう一度眼下の堀の中で大勢の兵士たちに囲まれているペルセウス王の方にその目隠しをした顔を向けました。
師匠の杖を強く握りしめ仲間たちと共に立つ高い土台に支えられたラピータ宮殿の門前からはっきりとした声で眼下のペルセウス王に向かって自分の意思を告げるシュナン少年。
「いくら陛下であってもメデューサを引き渡す事は出来ません。彼女はー。メデューサは僕の妻です。決して誰にも渡しません」
[続く]
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