お気に入りに追加
5
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(3件)
あなたにおすすめの小説
アナグラム
七海美桜
ミステリー
26歳で警視になった一条櫻子は、大阪の曽根崎警察署に新たに設立された「特別心理犯罪課」の課長として警視庁から転属してくる。彼女の目的は、関西に秘かに収監されている犯罪者「桐生蒼馬」に会う為だった。櫻子と蒼馬に隠された秘密、彼の助言により難解な事件を解決する。櫻子を助ける蒼馬の狙いとは?
※この作品はフィクションであり、登場する地名や団体や組織、全て事実とは異なる事をご理解よろしくお願いします。また、犯罪の内容がショッキングな場合があります。セルフレイティングに気を付けて下さい。
イラスト:カリカリ様
背景:由羅様(pixiv)
犯人が分かりません。
月島
ミステリー
神奈川県で発生した何件もの殺人事件。警察はこれを連続殺人事件と断定するが、過去へ解決のカギを求めるうちに、謎が蔓延る迷宮にハマっていく。そして黒幕は警察に罠を仕掛けー
審判【完結済】挿絵有り
桜坂詠恋
ミステリー
「神よ。何故あなたは私を怪物になさったのか──」
捜査一課の刑事・西島は、5年前、誤認逮捕による悲劇で全てを失った。
罪悪感と孤独に苛まれながらも、ひっそりと刑事として生きる西島。
そんな西島を、更なる闇に引きずり込むかのように、凄惨な連続殺人事件が立ちはだかる。
過去の失敗に囚われながらも立ち向かう西島。
彼を待ち受ける衝撃の真実とは──。
渦巻く絶望と再生、そして狂気のサスペンス!
物語のラストに、あなたはきっと愕然とする──。
【完結】告発【続編の『挑発』もよろしくお願いします】
ももがぶ
ミステリー
俺が新米警官だった頃に受け持った殺人事件。
そして、無実を訴えながら、独房で自殺した被疑者。
数年後にそれを担当していた弁護士が投身自殺。
何かが動き出している……そんな感じがする。
第六章の七話で完結予定です。
※完結しました
※「挑発」という続編を掲載していますので、よければそちらもお願いします!
Star's in the sky with Blood Diamond
汀
ミステリー
The snow of the under world の第二弾。
F県警が震撼した警察官拉致事件から、およそ一年。
捜査第二課に異動した遠野警部は、ある日、古巣であるサイバー犯罪対策課の市川警部に呼び出された。
「特命である人物の警護をしてほしい」と、言われた遠野は……。
笊の刺
壺の蓋政五郎
ミステリー
変死体と一報があり私は出動した。被害者は病院用のベッドで食事をする姿勢で死んでいました。ベッドの脇には車椅子がありました。箸は握ったままです。料理は手の込んだ和風です。妻は旅行中、家政婦は盆休みでした。被害者が一人で支度をしてわざわざ厨房から運んだのでしょうか。
カフェ・シュガーパインの事件簿
山いい奈
ミステリー
大阪長居の住宅街に佇むカフェ・シュガーパイン。
個性豊かな兄姉弟が営むこのカフェには穏やかな時間が流れる。
だが兄姉弟それぞれの持ち前の好奇心やちょっとした特殊能力が、巻き込まれる事件を解決に導くのだった。
鐘楼湖の殺人
大沢敦彦
ミステリー
《あらすじ》
ミステリー作家の阿門正はKADOYAMAの編集者上十石めぐみと鐘楼湖の近くにある旅館「てる」に宿泊。穏やかな環境で執筆に集中することが目的だったが、”死神コンビ”の到来は殺人事件をもたらすのだった。
《登場人物》
・阿門正…ミステリー作家
・上十石めぐみ…KADOYAMA編集者
・大塚國夫…刑事
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
「あなたにおすすめの小説」から辿り着きました。
猟奇的で美しく、不安な余韻が残る、とても好きな世界観です!自分もこんな文章書きたい・・・。
帆足じれ様
素敵な感想を、有難うございます! おすすめに感謝です。
元々耽美系+曖昧な終わり方+狂気が好きな傾向なので、気に入ってくださり嬉しいです。
帆足様の創作の糧になると、嬉しく思います。
4 作品の感想
構成が巧いなと感じた。短編ながら二つの事件が起きており、どちらも危ない人である。どんな手段で主人公の記憶が改変されたのかはわからないが、ここからが始まりなのでは? と思わせる物語である。
面白いなと感じたのは、事件のあと先に”ん?”と思うのが読者で、続いて主人公も”ん?”となっていく。真相を知っているのが読者で書き替えられたのが主人公なのだが、恐怖はリンクしているような気がする。
短編だからこそ、主人公はどうなってしまうんだ! というハラハラドキドキ感もある。そして犯人のヤバさがとても印象的であり、”みつからない”ことに対して納得のいくエピソードもあり、事件の全体像が分かるのも良いなと思った。これから長編として続いていきそうな、想像力を掻き立てる物語だなと感じた。
5 物語のその先を想像して
読者の脳内で、続きが始まっていくに違いない。主人公は果たして生き残れるのだろうか?! 続く……(続きません)。
あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? お奨めです。
1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと)
アナグラムとは? アナグラム(anagram)とは、言葉遊びの一つで、単語または文の中の文字をいくつか入れ替えることによって、全く別の意味にさせる遊びである。(web調べ)
あらすじの一言がとても気になる物語である。アナグラムが使われているのが物語全体という可能性も考えられるからだ。さすがに長編ならばそんな大掛かりなことをするのは大変だが、こちらは短編のようなのでその可能性は否定できない。さて、どの部分にアナグラムが関係してくるのだろうか?
2 物語は(どのように始まっていくのか?)
事件に巻き込まれた、ある一人の男性の危機から始まっていく。助かりそうにない状況。奇跡は起こるのだろうか? それとも……。
3 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。
・意識を保とうと何かを考えるくだりから事件の詳細について、という流れが良い。
・いろいろと謎な部分が多いが、これは始まりに過ぎないと続きそうな物語である。
・猟奇的な人物とはこういう人を言うのだなと、勉強になった。
・好奇心の形はそれぞれであり、道を踏み外すと危ない人間になってしまうということがよくわかる。(危ない人が、二人も出てくる!)
・違和感に対しての表現の仕方が巧いなと感じた。
・”いつもの”行動に対して、”恐怖”が重なると、人は自然と”いつも”を避けようとするもの。そういう部分がとても自然に描かれていて、素晴らしいと感じた。
続く