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16:屈辱の身体検査②
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「はっ!」
仰向けで見上げる弥生が最初に見たのは、鏡になっている天井だった。
荒い呼吸を繰り返すたびに、胸の膨らみが大きく上下し、身体を包んだレオタードは汗を吸って大きな染みができている。
「そうか、私は葉月に捕まってしまったのね、最悪!」
体を起こそうとすると、両腕が背中に回されていることに気が付いた。
首を回して背中を見ると、両手首に金属製のリストバンドのようなものが嵌められている。
「なにこれ、まさか手錠なの!?」
腕に力を入れるが、左右のリストバンドは電磁石でピッタリと結合していて離れない。
おまけに手首をきつく締めていて、親指の関節を外して抜くのも不可能だ。
鍵穴も見当たらない、これでは隠し持った針金で外すこともできない。
「私のための特注手錠ってところかしら。参ったわね、ここまでするの?」
両腕の解放を諦めた弥生は、周囲を見まわして自分の置かれた状況を確認した。
彼女がいるのは鉄格子に囲まれた鳥かごのような空間だ。
直径は2.5メートルほどで、弥生が寝ていた所にはマットが敷かれている。
「この檻も簡単には開けられないのでしょうね、もうどうにもならないわ」
弥生の口から諦めのため息が漏れる。
すると外から耳障りな笑い声が聞こえてきた。
「はっはっはっ、ようこそ怪盗アクアくん、いやお帰りと言うべきかな?」
檻の外には身なりの良い恰好をした葉月火虎の姿があった。
テレビで顔は知っていたが、直接目にするのは初めてだ。
中肉中背で美形という訳ではないが、清潔感のある身なりをしていて、これで若さと資産があるなら言い寄る女性も多いだろうなと弥生は思った。
「念願かなってご機嫌のようね、変態さん」
鉄格子に近づいた弥生は、精一杯の気力を振り絞って笑顔を作る。
葉月の背後には、自分を捕らえたロボット達が控えていた。
(ここは何をされても言う事を聞くしか無いわね)
そう考える弥生の背中には、びっしょりと汗が浮かんでいた。
自分に偏愛を抱く者に身を任せなければいけない恐怖には、さしもの怪盗アクアも怯えを隠せない。
「では、さっそく来てもらおうかな」
葉月がそう言うと、弥生の目の前にあるステンレスの鉄格子が2本、キュルキュルと回転した。
格子のパイプが上へと引き抜かれて、檻に狭い出口ができあがる。
弥生は力なく檻から出て、葉月の前へと立った。
「これでようやく君は私のものだ、長かったよ」
自分の目の前へ来た女怪盗を、葉月は愛おしそうに抱き寄せた。
青いレオタード越しに伝わる柔らかさ、暖かさを感じながら、満足そうに微笑む。
「で、これから私をどうするつもりなわけ? 変態さん」
葉月に抱きしめられながら、弥生は冷たい口調で言った。
右手を腰に回され、尻や背中を撫でまわされる度に、足元がワナワナと震えている。
「そうだね、捕まえた泥棒にすることと言ったら、まずは身体検査かな? 君の体をくまなく調べさせてもらうよ」
そう言って葉月は、青いレオタードの上から乳房を鷲掴みにした。
「……っ!」
声を噛み殺し、弥生は美貌に嫌悪感だけを露わにする。
その間に葉月の手はレオタードの中へと潜り込み、胸の谷間からカードを取り出した。
「ふぅん、意外とたくさん入るんだね。やはり大きいというのは便利なものだな」
グニグニと、葉月の手が下からすくうように弥生の乳房を揉み込む。
さらに布地の上から乳首を押し込んで刺激を与えた。
その感触に声が漏れそうになるのを、弥生は必死に押しとどめた。
「どうしたんだね、アクアちゃん? さっきからずっと静かじゃないか」
嘲るように言いながら、葉月は膝を折って女怪盗の前に屈んだ。
そしてレオタードのクロッチを下から撫であげる。
「ひぃっ!」
弥生の体がビクッと跳ねた。
葉月の手はクロッチの上をツツッと滑り、尻の方へと向かう。
弥生は奥歯を噛み占めて、声が出ないよう耐えた。
「ほらほら、少しは『いやん』とか『あはん』とか反応したらどうだね」
健康的な腰つきの感触を楽しみつつ、葉月は舌で女怪盗の太腿を舐め上げた。
その感触に弥生の背中がゾゾっと震える。
しかし真一文字に噤まれた口は決して開かれない。
(こういう奴は反応すればするほど、やり方がエスカレートしていく。昔はそれで何度もひどい目に合ったし、ここは我慢しないと)
弥生は侮蔑を極めた表情を二つの目に集めて、ただ葉月を睨みつける。
その間も葉月の手は女怪盗のレオタードを丹念に調べ、持っている道具を奪っていく。
そんな屈辱的な身体検査は、1時間にわたって続けられた。
仰向けで見上げる弥生が最初に見たのは、鏡になっている天井だった。
荒い呼吸を繰り返すたびに、胸の膨らみが大きく上下し、身体を包んだレオタードは汗を吸って大きな染みができている。
「そうか、私は葉月に捕まってしまったのね、最悪!」
体を起こそうとすると、両腕が背中に回されていることに気が付いた。
首を回して背中を見ると、両手首に金属製のリストバンドのようなものが嵌められている。
「なにこれ、まさか手錠なの!?」
腕に力を入れるが、左右のリストバンドは電磁石でピッタリと結合していて離れない。
おまけに手首をきつく締めていて、親指の関節を外して抜くのも不可能だ。
鍵穴も見当たらない、これでは隠し持った針金で外すこともできない。
「私のための特注手錠ってところかしら。参ったわね、ここまでするの?」
両腕の解放を諦めた弥生は、周囲を見まわして自分の置かれた状況を確認した。
彼女がいるのは鉄格子に囲まれた鳥かごのような空間だ。
直径は2.5メートルほどで、弥生が寝ていた所にはマットが敷かれている。
「この檻も簡単には開けられないのでしょうね、もうどうにもならないわ」
弥生の口から諦めのため息が漏れる。
すると外から耳障りな笑い声が聞こえてきた。
「はっはっはっ、ようこそ怪盗アクアくん、いやお帰りと言うべきかな?」
檻の外には身なりの良い恰好をした葉月火虎の姿があった。
テレビで顔は知っていたが、直接目にするのは初めてだ。
中肉中背で美形という訳ではないが、清潔感のある身なりをしていて、これで若さと資産があるなら言い寄る女性も多いだろうなと弥生は思った。
「念願かなってご機嫌のようね、変態さん」
鉄格子に近づいた弥生は、精一杯の気力を振り絞って笑顔を作る。
葉月の背後には、自分を捕らえたロボット達が控えていた。
(ここは何をされても言う事を聞くしか無いわね)
そう考える弥生の背中には、びっしょりと汗が浮かんでいた。
自分に偏愛を抱く者に身を任せなければいけない恐怖には、さしもの怪盗アクアも怯えを隠せない。
「では、さっそく来てもらおうかな」
葉月がそう言うと、弥生の目の前にあるステンレスの鉄格子が2本、キュルキュルと回転した。
格子のパイプが上へと引き抜かれて、檻に狭い出口ができあがる。
弥生は力なく檻から出て、葉月の前へと立った。
「これでようやく君は私のものだ、長かったよ」
自分の目の前へ来た女怪盗を、葉月は愛おしそうに抱き寄せた。
青いレオタード越しに伝わる柔らかさ、暖かさを感じながら、満足そうに微笑む。
「で、これから私をどうするつもりなわけ? 変態さん」
葉月に抱きしめられながら、弥生は冷たい口調で言った。
右手を腰に回され、尻や背中を撫でまわされる度に、足元がワナワナと震えている。
「そうだね、捕まえた泥棒にすることと言ったら、まずは身体検査かな? 君の体をくまなく調べさせてもらうよ」
そう言って葉月は、青いレオタードの上から乳房を鷲掴みにした。
「……っ!」
声を噛み殺し、弥生は美貌に嫌悪感だけを露わにする。
その間に葉月の手はレオタードの中へと潜り込み、胸の谷間からカードを取り出した。
「ふぅん、意外とたくさん入るんだね。やはり大きいというのは便利なものだな」
グニグニと、葉月の手が下からすくうように弥生の乳房を揉み込む。
さらに布地の上から乳首を押し込んで刺激を与えた。
その感触に声が漏れそうになるのを、弥生は必死に押しとどめた。
「どうしたんだね、アクアちゃん? さっきからずっと静かじゃないか」
嘲るように言いながら、葉月は膝を折って女怪盗の前に屈んだ。
そしてレオタードのクロッチを下から撫であげる。
「ひぃっ!」
弥生の体がビクッと跳ねた。
葉月の手はクロッチの上をツツッと滑り、尻の方へと向かう。
弥生は奥歯を噛み占めて、声が出ないよう耐えた。
「ほらほら、少しは『いやん』とか『あはん』とか反応したらどうだね」
健康的な腰つきの感触を楽しみつつ、葉月は舌で女怪盗の太腿を舐め上げた。
その感触に弥生の背中がゾゾっと震える。
しかし真一文字に噤まれた口は決して開かれない。
(こういう奴は反応すればするほど、やり方がエスカレートしていく。昔はそれで何度もひどい目に合ったし、ここは我慢しないと)
弥生は侮蔑を極めた表情を二つの目に集めて、ただ葉月を睨みつける。
その間も葉月の手は女怪盗のレオタードを丹念に調べ、持っている道具を奪っていく。
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