独身男の一人旅 松山へ行ってみた

司条西

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4日目 城山公園、坊ちゃん列車ミュージアム

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午前6時、起床。
ゆっくり眠るつもりだったが、やはり早めに目が覚めてしまう。

コーヒーを煎れて前日に買ったパンをいただく。
アップルパイはリンゴがギッシリと詰まっているが、カスタードが主張をせず甘さは控えめ。
これは美味い。
しかしコーヒーより紅茶の方が合うかもしれない。

対してベーコンパンは塩味が抑えめで、一緒に入っているポテトがいいアクセントになっておりコーヒーと抜群に合う。
パンに対する飲み物のチョイスというのは、これで奥が深いようだ。

しばらく部屋でダラダラするが、最後に松山の空気を吸いたいので外に出ることに。
7時30分に荷物をまとめてチェックアウトし、3泊お世話になったホテルビスタ松山を後にする。

最初に向かうのは城山公園。
路面電車は使わず、裁判所や県庁の前を歩いて向かう。
朝の公園はウォーキングやランニングに来た人がぼちぼちいて、それなりに賑わっていた。
北東の小高い丘の上には昨日行った松山城が見える。



公園をさらに西へ進むと、愛媛県美術館と市民会館。
NHK松山放送局を右手に観ながら南に向かって堀を渡り、そのまま南進して松山市駅を目指す。
広い歩道の途中には、正岡子規の誕生地跡がある。
『坂の上の雲』の文章を引用した解説板がファンには嬉しい。



午前8時30分ごろ松山市駅に到着。
ここからバスに乗って空港へ行くつもりだが、さすがにまだ早すぎる。
時間を潰すために、駅近くにある坊ちゃん列車ミュージアムへ行くことに決める。

グーグルマップで調べながらミュージアムの入り口を探す。
看板はあるのだが、入り口がどこにあるかサッパリわからない。
ビルの周りを不審者のごとくウロウロした後、スターバックスの店内にあることに気が付く。
頭を掻きながら入店し、店の奥にある坊っちゃん列車ミュージアムへと入る。



展示物のメインは原寸大 1 号機レプリカ。
細部までしっかりと作りこまれている。
だが個人的に目を引いたのは、伊予鉄道の歴史や資料の方だ。
ここにあるものを読むと、明治以降の松山の発展が伊予鉄道と共にあったことがよくわかる。

ミュージアムを楽しんだ後は、スターバックスの店内で休憩。
ここは四国4県でわずか2店舗しか無い、高級な豆を取り扱っている店舗とのことだ。
それを知ったせいか、ここで呑むコーヒーは実にうまい。

空港へのバスが出るまでスターバックで時間を潰し、9時30分発の空港行きバスに乗車。
リムジンではなく普通の路線バスだが、その分安い。
停留所が多く時間はかかるが、その点はご愛敬だ。

午前9時55分、松山空港に到着。
楽しい旅行が終わり明日から仕事だと思うと、つい気分が沈んでしまう。
ここは美味しいものを食べてから松山を後にしたいものだ。
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