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第1章
第5話 名前
しおりを挟むそうだ!名前聞かないと!
この子名前はあるのかな?
「あなた、名前はあるの?」
「いや、私たち魔物は名前は持たない。名を持つのは人間等だけだ。」
ないのかー、でも毎回ドラゴンさんっていうのもなー
「じゃあ、名前、私が付けてあげてもいい?」
「ああ、構わないがちなみにお前は名前はあるのか?」
あっ、そっか、私も無いんだった
「ううん、無いよ」
あ、いい事思い付いた!
「私たち、名前ないなら一緒につけようよ!お互いに!」
「私は良いが...いいのか?」
私はむしろ嬉しい!
「うん!君に付けて貰えたら嬉しい!」
「そうか」
そう言ってドラゴンは微笑む
うふふ、ちゃんと考えてくれてるんだ
嬉しい! 私もちゃんといい名前考えないとね!
うーん、この子は黒だからー...黒、黒、黒、 うーん
あ、これなんかいいんじゃない?うーんあれも...
私は頭を整理すると名前を絞り込んでいく
うんおっけー!
顔をあげるとこの子もちょうど決まったみたい!
「いーいー? じゃあ私から行くよ!あのね、君の名前は ノイア! かっこいいでしょ?」
「ノイア、うん いいな。気に入った。ありがとう。嬉しいよ。」
とノイアが嬉しそうに答える
やったー!喜んでくれたみたい!
「じゃあ次はノイアの番だね!」
「ああ、気に入ってもらえるといいが」
私はワクワクしてノイアを見る
「沢山あって悩んだんだが アイリス というのはどうだ?」
ノイアが顔色を伺うように首をかしげる
アイリス!私の名前!
「うん!ありがとう!私、この名前大事にする!」
「そうか、気に入ってくれてよかった」
ノイアが嬉しそうに答える
もう!かわいいなぁ!
応援ありがとうございます!
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