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隆太郎サイド STORY.1 どうしようもないくらい
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俺には2つ歳の離れた姉がいる。名前をゆりといい、百合のように美しく、清らかに優しく育つよう名付けられたらしいがまったくその気配はない。人のことをあごで使うわ蹴るわ殴るわとにかく半端ない。幼い頃、時折強引に聞かされたおとぎ話にも、なんでねーちゃんはそのお姫さまみたいにおしとやかで優しくないんだと心の中で思っていた。
だからなのか、美緒と初めて顔を合わせたとき、俺は彼女をまじまじと見つめてしまった。
背中へ真っ直ぐにおろされた長い黒髪、服からのぞく肌はまっ白で、その姿はどこか儚げだった。
それまで周りにいた女子といえばやたら元気な奴が多く、当時小柄な体型だった俺はそのパワーに圧倒されていた。外で遊んでいたいのに無理矢理おままごとに付き合わされたり、よくどつかれたりして転ぶこともしょっちゅうだった。今思い返してみれば情けないことこの上ないが、家には凶暴な姉がいて、それが当たり前だった俺には、〝女の子〟、その存在自体が脅威だったのだ。
俺を見る美緒のぱっちりとした瞳は、胸の奥をずーんとさせた。可愛い。こういう子を可愛いっていうんだ。そう思った。
お姫さま――おとぎ話にでてくる女の子は、こういう子なんだ。
俺はそのとき本気でそう思った。
その日から、美緒は俺の大切な女の子になった。お姫様な彼女は可愛くて優しかった。ちょっと気の強いところもあったけれど、俺を頼ってくれるその姿はひどく庇護欲をそそられた。俺が守ってあげたいと思った。
家が近かったということもあるが、その日から俺は毎日美緒と学校の行き帰りをともにした。
事故で足を悪くしたという彼女。俺は左足を少し引きずって歩く彼女に合わせて、ゆっくりと道を進んだ。朝の澄んだ空や、風になびく薄い雲、雨の露だとか道に咲く花にかかる七色の虹だとか、美緒と足をともにすればたくさんの発見があった。テンポがゆっくりなぶんだけ、視界に映る景色も広がる。そんなものを見つけては美緒は嬉しそうに笑い、俺はそんな彼女の表情に笑んだ。固く結ばれた手のひらは俺の視野を大きく広げてくれた。
小学校中学年に上がるころには、もう美緒は普通の人と変わらずに歩けるようになった。ときどき足をもたつかせて転んでしまうことはあったけれど、軽く走ったりもできるようになった。毎日のように握っていた手もそのころには離れ、俺の中には少し寂しい気持ちもあった。
美緒への恋心をはっきり自覚したのは、中学に上がってからだった。
俺と美緒は、徒歩で通える地元の公立中学へそのまま進学した。あいにくクラスは離れてしまったけれど、俺たちは相変わらずの関係を続けていた。
毎朝美緒を迎えに行っては学校へ向かう。美緒は調理部に入り、部活がないときは教室で友達と暇をつぶしたり、勉強をしたりと、俺の部活が終わるのを待っていてくれる。
きっかけは廊下で呼びかけられた低い声。その男の一声だった。
「佐藤ってお前の何?」
夏も色を濃くしてきた頃。
そう尋ねてきたのは、隣のクラス――美緒のクラスの男子だった。
ホームルームが終わり、部室へ行こうとした矢先のこと。突然知らない奴から声を掛けられたと思ったら相手の表情は堅いし機嫌は悪そうだしで、俺は大きく戸惑った。
「何って……そっちこそ何?」
訳分かんねえ。
相手の乱暴な物言いにむかついた俺は眉をひそめた。その男は、そんな俺を睨み付け、なんというか、これまたきっぱりと言った。
「お前、むかつく」
「はあ?」
むかつく。
ぎりっと強く瞳を睨まれた。なんでそんなことを見ず知らずの奴に言われなくちゃいけないんだと思った俺は心底気分を悪くした。
「幼馴染か何だか知らないけど、佐藤を引っ張り回すなよ。朝も放課後も見せつけみたいにいやがって。彼氏でもないくせに佐藤に近付くな!」
呆然。
返す言葉も見つからず、口を半開きにしたまま俺はそいつのことをまじまじと見つめてしまった。隆、と部活仲間の前田雄介から声を掛けられるまでそれはもうまじまじと。
そいつは最後に俺をもうひと睨みして、その場から去っていった。不思議そうにそのようすを見ていた雄介がしびれを切らして俺の肩をたたくまで、俺はそいつが去っていった先をただじっと見つめていた。
分かったことといえば。
あいつは美緒が好きで、俺が邪魔だということ。
でも、なんであんなことを言われなくちゃならない。俺と美緒のことだ。あいつには関係ない。
「今の奴誰?」
隣で佇んでいた雄介が美緒と同じクラスだったことを思い出して、俺は眉間に皺を寄せたままそう尋ねた。俺の形相にびっくりしたのか、雄介は少し身を引いて口を開いた。
「飯嶋和輝。うちのクラスの学級委員」
「がっきゅういいん~?」
あれが、学級委員。
あんなのがクラスをまとめていて大丈夫なのだろうか。
「なんか飯嶋すっげえ怒ってなかった? なんで?」
「知らねーよ」
顔をしかめたままで言う俺に雄介は不敵な笑みを浮かべた。
「あ、もしかして佐藤のこと何か言われたんだ?」
「え」
的を射た発言に、俺は不覚にも驚いてしまい、顔を固まらせた。すると雄介はそんな俺に驚いたのか、俺よりもびっくりしたようすで目を見開いた。
「え、マジ? 飯嶋、マジで佐藤のこと言いにきたの」
自分で言ったくせに、雄介にとってそれは予想外のことだったらしい。しばし空中に視線をさまよわせたあと、ぼそりと口を開いた。
「そーいう奴じゃないと思うんだけど」
思うんだけど、じゃない。実際飯嶋は俺のところにやってきた。嫌悪感を隠そうともせず、真っ正面から。
「あいつ、美緒と仲いいのか?」
尋ねると、雄介は曖昧に首をかしげた。
「仲いいっつーかなんつーか……まあ、普通よりはいいんじゃない?」
「はっきりしろよ」
少しきつい口調で切り返した。けれど雄介はやっぱり曖昧に首をかしげるだけでそれ以上答えようとはしなかった。
「お前ら、付き合ってるんだろ?」
「は?」
誰と誰が。
問いかけの意味が分からず顔をしかめた。
「だから、佐藤とお前。飯嶋の奴かなり本気だから早めに牽制しといたほうがいいんじゃないの?」
「……付き合ってない」
もう、何十回聞かれたことだろう。ため息をつきながら言葉をはきだした。するとまたもや雄介はびっくりしたようすで目を大きく見開いた。
「それって嘘なんじゃねーの?」
「嘘じゃねえ。なんでこんなこと嘘付くんだよ」
「……いや、だって、さ」
雄介は言葉を濁らせた。
「美緒とは幼馴染。あいつだってそんなこと一度も思ったことないと思うぜ」
「…………」
しばしの無言。
俺をじっと見つめる雄介は、どこか確かめるように、その口を開いた。
「でも、お前は佐藤のこと好きなんだろ?」
好き。
俺が、美緒のことを好き?
美緒のことは好きだ。好きじゃないならこんなに長い時間を一緒にいたりなんかしない。
彼女は、俺にとって大切な女の子だ。何よりも、誰よりも、一番に守ってあげたい女の子だ。
「嫌いな奴と一緒にいるかよ」
答えるのに躊躇って。
俺はそのとき、雄介にやけくそ気味な返答を投げつけた。
だからなのか、美緒と初めて顔を合わせたとき、俺は彼女をまじまじと見つめてしまった。
背中へ真っ直ぐにおろされた長い黒髪、服からのぞく肌はまっ白で、その姿はどこか儚げだった。
それまで周りにいた女子といえばやたら元気な奴が多く、当時小柄な体型だった俺はそのパワーに圧倒されていた。外で遊んでいたいのに無理矢理おままごとに付き合わされたり、よくどつかれたりして転ぶこともしょっちゅうだった。今思い返してみれば情けないことこの上ないが、家には凶暴な姉がいて、それが当たり前だった俺には、〝女の子〟、その存在自体が脅威だったのだ。
俺を見る美緒のぱっちりとした瞳は、胸の奥をずーんとさせた。可愛い。こういう子を可愛いっていうんだ。そう思った。
お姫さま――おとぎ話にでてくる女の子は、こういう子なんだ。
俺はそのとき本気でそう思った。
その日から、美緒は俺の大切な女の子になった。お姫様な彼女は可愛くて優しかった。ちょっと気の強いところもあったけれど、俺を頼ってくれるその姿はひどく庇護欲をそそられた。俺が守ってあげたいと思った。
家が近かったということもあるが、その日から俺は毎日美緒と学校の行き帰りをともにした。
事故で足を悪くしたという彼女。俺は左足を少し引きずって歩く彼女に合わせて、ゆっくりと道を進んだ。朝の澄んだ空や、風になびく薄い雲、雨の露だとか道に咲く花にかかる七色の虹だとか、美緒と足をともにすればたくさんの発見があった。テンポがゆっくりなぶんだけ、視界に映る景色も広がる。そんなものを見つけては美緒は嬉しそうに笑い、俺はそんな彼女の表情に笑んだ。固く結ばれた手のひらは俺の視野を大きく広げてくれた。
小学校中学年に上がるころには、もう美緒は普通の人と変わらずに歩けるようになった。ときどき足をもたつかせて転んでしまうことはあったけれど、軽く走ったりもできるようになった。毎日のように握っていた手もそのころには離れ、俺の中には少し寂しい気持ちもあった。
美緒への恋心をはっきり自覚したのは、中学に上がってからだった。
俺と美緒は、徒歩で通える地元の公立中学へそのまま進学した。あいにくクラスは離れてしまったけれど、俺たちは相変わらずの関係を続けていた。
毎朝美緒を迎えに行っては学校へ向かう。美緒は調理部に入り、部活がないときは教室で友達と暇をつぶしたり、勉強をしたりと、俺の部活が終わるのを待っていてくれる。
きっかけは廊下で呼びかけられた低い声。その男の一声だった。
「佐藤ってお前の何?」
夏も色を濃くしてきた頃。
そう尋ねてきたのは、隣のクラス――美緒のクラスの男子だった。
ホームルームが終わり、部室へ行こうとした矢先のこと。突然知らない奴から声を掛けられたと思ったら相手の表情は堅いし機嫌は悪そうだしで、俺は大きく戸惑った。
「何って……そっちこそ何?」
訳分かんねえ。
相手の乱暴な物言いにむかついた俺は眉をひそめた。その男は、そんな俺を睨み付け、なんというか、これまたきっぱりと言った。
「お前、むかつく」
「はあ?」
むかつく。
ぎりっと強く瞳を睨まれた。なんでそんなことを見ず知らずの奴に言われなくちゃいけないんだと思った俺は心底気分を悪くした。
「幼馴染か何だか知らないけど、佐藤を引っ張り回すなよ。朝も放課後も見せつけみたいにいやがって。彼氏でもないくせに佐藤に近付くな!」
呆然。
返す言葉も見つからず、口を半開きにしたまま俺はそいつのことをまじまじと見つめてしまった。隆、と部活仲間の前田雄介から声を掛けられるまでそれはもうまじまじと。
そいつは最後に俺をもうひと睨みして、その場から去っていった。不思議そうにそのようすを見ていた雄介がしびれを切らして俺の肩をたたくまで、俺はそいつが去っていった先をただじっと見つめていた。
分かったことといえば。
あいつは美緒が好きで、俺が邪魔だということ。
でも、なんであんなことを言われなくちゃならない。俺と美緒のことだ。あいつには関係ない。
「今の奴誰?」
隣で佇んでいた雄介が美緒と同じクラスだったことを思い出して、俺は眉間に皺を寄せたままそう尋ねた。俺の形相にびっくりしたのか、雄介は少し身を引いて口を開いた。
「飯嶋和輝。うちのクラスの学級委員」
「がっきゅういいん~?」
あれが、学級委員。
あんなのがクラスをまとめていて大丈夫なのだろうか。
「なんか飯嶋すっげえ怒ってなかった? なんで?」
「知らねーよ」
顔をしかめたままで言う俺に雄介は不敵な笑みを浮かべた。
「あ、もしかして佐藤のこと何か言われたんだ?」
「え」
的を射た発言に、俺は不覚にも驚いてしまい、顔を固まらせた。すると雄介はそんな俺に驚いたのか、俺よりもびっくりしたようすで目を見開いた。
「え、マジ? 飯嶋、マジで佐藤のこと言いにきたの」
自分で言ったくせに、雄介にとってそれは予想外のことだったらしい。しばし空中に視線をさまよわせたあと、ぼそりと口を開いた。
「そーいう奴じゃないと思うんだけど」
思うんだけど、じゃない。実際飯嶋は俺のところにやってきた。嫌悪感を隠そうともせず、真っ正面から。
「あいつ、美緒と仲いいのか?」
尋ねると、雄介は曖昧に首をかしげた。
「仲いいっつーかなんつーか……まあ、普通よりはいいんじゃない?」
「はっきりしろよ」
少しきつい口調で切り返した。けれど雄介はやっぱり曖昧に首をかしげるだけでそれ以上答えようとはしなかった。
「お前ら、付き合ってるんだろ?」
「は?」
誰と誰が。
問いかけの意味が分からず顔をしかめた。
「だから、佐藤とお前。飯嶋の奴かなり本気だから早めに牽制しといたほうがいいんじゃないの?」
「……付き合ってない」
もう、何十回聞かれたことだろう。ため息をつきながら言葉をはきだした。するとまたもや雄介はびっくりしたようすで目を大きく見開いた。
「それって嘘なんじゃねーの?」
「嘘じゃねえ。なんでこんなこと嘘付くんだよ」
「……いや、だって、さ」
雄介は言葉を濁らせた。
「美緒とは幼馴染。あいつだってそんなこと一度も思ったことないと思うぜ」
「…………」
しばしの無言。
俺をじっと見つめる雄介は、どこか確かめるように、その口を開いた。
「でも、お前は佐藤のこと好きなんだろ?」
好き。
俺が、美緒のことを好き?
美緒のことは好きだ。好きじゃないならこんなに長い時間を一緒にいたりなんかしない。
彼女は、俺にとって大切な女の子だ。何よりも、誰よりも、一番に守ってあげたい女の子だ。
「嫌いな奴と一緒にいるかよ」
答えるのに躊躇って。
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