王子様な彼

nonnbirihimawari

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星空の下で

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「美緒?」
 鞄の中をごそごそやっていると、隆太郎が後ろから声をかけてきた。
 辺りはすでに暗い。いつの間にか空は群青色の方を濃くして、太陽は海に沈みかけていた。これがまた絶妙な色合いなのだ。わたしはその景色を見た途端あることを思いだし、夢中で捜し物をしていた。
「あ」
 あった、と小さくつぶやいて、わたしはそれを手に取った。途端笑顔になったわたしは隆太郎に駆け寄る。
「写真、写真撮ろ」
「写真ー?」
 まーた美緒の写真好きが始まった、と隆太郎が眉を寄せた。
 わたしが写真好きなのは隆太郎が一番よく知っていることだ。景色が綺麗なところだったり、何か珍しいものがあるとわたしはすぐに写真を撮りたがる。いつもどこに行くときでも鞄の中にコンパクトサイズのデジタルカメラが入っていることは必須だった。
「いーでしょ、ここ、すっごく綺麗なんだもん。ほら、今ちょうど太陽が沈んで空が絶妙な色合いだし」
 ね? と言ってわたしは隆太郎の腕を引っ張ると、いつものごとく手に持っていたカメラを彼に押しつけた。すると隆太郎は途端顔をしかめ、わたしを見る。
「俺?」
「だって、隆太郎の方が撮るのうまいんだもん」
 そう言うと、隆太郎は何だか納得いかないような顔でわたしを見た。
「そんなこと言っていっつもお前俺をのせるんだよな」
 ったくしょーがねーな、とつぶやいて、隆太郎はカメラを構える。
 でも、隆太郎の方がわたしより写真を撮るのが上手いというのは本当なのだ。わたしが持つよりも遠くにカメラを構えられるから、バックの景色をより多く撮ることができる。
「はい、笑顔でー」
 隆太郎のやる気のない声のあと、パシャリとシャッター音がなった。それはあっという間の出来事で、不意打ちともいえるそれにわたしはあーっと声を上げた。
「最悪! 今目つぶってたかもしれない」
「そ?」
「りゅーたろー……」
 もう、と頬をふくらませると、隆太郎は楽しそうにその膨らみをつついてくる。
 こういうところ、本当に子どもっぽいんだから。でもその笑顔を見ると何とも言えなくなってしまうわたしも相当の馬鹿かもしれない。
「なんか腹減ったな」
 突然隆太郎がお腹を押さえて言った。確かにわたしも空腹感を感じていた。
「かぼちゃケーキ食べる?」
「え、マジ? 食べる食べる」
 それとなく提案すると、隆太郎すぐさまそれに食いついてきた。


*        *        *


 荷物が置いてある場所へ向かい、紙袋を取る。手元が暗い。すると隆太郎がスマートフォンを取り出し、ライトを付けその光を紙袋に当てた。
「足元、気をつけろよ」
 石とかに躓いて転ばないように、と、どこぞの小学生に言うようなセリフを隆太郎はいつも言う。
「そんなヘマしません」
 ちょっと膨れたわたしに、隆太郎は小さく笑いを漏らした。
 まあ、とにかく隆太郎のおかげで視界は広がり作業がしやすくなった。わたしは紙袋の上にホールのかぼちゃケーキを置くと、かぶせてあったサランラップを取った。そして用意してあったフォークのひとつを隆太郎に渡す。
「好きなように食べて」
 隆太郎のために作ったんだから。
 帰り際自分が言った言葉を思い出し、わたしは思わず頬を熱くしてしまった。冷静になって思い返すと本当に恥ずかしい。わたしは誤魔化すように頭を軽く横に振った。
 下は土のため、地面にビニール袋をひいた。おそらく今日、隆太郎が昼購買で飲み物やその他もろもろを買ったときに購買のおばさんが入れてくれたビニール袋だ。基本、購買のおばさんは袋を出さない主義だけれど、あまりにたくさん買う人にはときどきくれることがある。
「んー、マジうめー」
 かぼちゃケーキを大口で一口、ぱくりとほおばった隆太郎はそんな嬉しい感想を言ってくれた。
 嬉しいけれど、やっぱりちょっと照れる。わたしはまたもや頬がほんのり熱くなるのを感じながら、自分も一口それを口に運んだ。うん、確かにおいしい。
「…………」
 膝に頬を乗せて、ケーキをおいしそうにほおばる隆太郎を見つめる。
 基本素直な性格をしている隆太郎。ちょっと意地悪で、でも優しくて、わたしを守ってくれる人。
 不意に隆太郎がこちらを見た。
「何?」
「んー……」
 別に、とわたしは笑った。
 隆太郎はちょっと不服そうな表情を作ったけれど、ケーキのせいかそれもすぐになおった。
「ねえ、隆太郎」
「ん?」
 隆太郎はこちらを見ないまま返事をした。わたしは空を見上げたまま、のんびりとした口調で口を開いた。
「星って不思議だねえ……」
「…………」
 その言葉に、隆太郎はわたしに顔を向けた。わたしを見るその表情はどこか疑問を含んでいて、彼は小首を傾げた。
「お前ってほんと突拍子もないな」
「だって」
「うん」
 すぐさま言葉を返してくれる隆太郎はわたしの言葉を真面目に聞いてくれる。他の人なら笑って聞き流してしまうようなことも、しっかりと最後まで、きちんと考えながら耳を傾けてくれる。
「だって、今見てる光はずーっと昔の光かもしれないんだよ」
 遠い、気が遠くなるほど遠くにある星々。
 今わたしたちが見ているその光は、もしかしたら1億年前、いや、もっと昔の光なのかもしれない。見えているはずの光。でも、その星はもうすでに宇宙に存在しないのかもしれない。
「不思議じゃない? 未来にしか進めない世界で、過去のものを見るなんて。不思議だよ、絶対」
 不思議、ともう一度繰り返して、わたしは星に目を細めた。
 少しだけ、わたしたちの間に静寂が落とされた。隣で難しそうな顔をして考え込む隆太郎。その横顔をちらりと覗き見る。不意に隆太郎と視線が絡んで、わたしは何ともなしに微笑んだ。
「……すごいな」
 ぽつりと隆太郎がつぶやいた。
「でしょ?」
「いや、」
 そうじゃなくて。
 そう言って、隆太郎はわたしをじっと見つめてきた。
「美緒がすごいって言ってんの」
「わたし?」
「うん、俺、今マジもーれつに感動した」
「ええ?」
 わたしはちょっと笑ってみせた。真剣に言う、隆太郎のその言葉が妙に胸をくすぐったくさせる。
「考えてみれば、世の中不思議なことだらけだよな。俺たちはいつもそれを当たり前のように受け入れてるけど……、本当はみんな奇跡みたいなもんなんだろうなあ」
 隆太郎は感慨深げに大きく息をはきだした。
「美緒はさ」
 空を見上げたまま、隆太郎はぽつりと口を開いた。
「夢枕って信じる?」
「夢枕……?」
 夢枕、というと、故人が夢の中に現れて何かを伝えてくるというアレだろうか。首を傾げた。隆太郎はそのまま言葉を続ける。
「俺、さ。ゴン太が死ぬその前の日見たんだよ。そのときはよく分かってなかったんだけど……」
 隆太郎は一度そこで口をつぐんだ。
「でも、ああ、ゴン太はお別れを言いにきたんだなあって、それだけは何か分かった。あいつ9歳でさ、大型犬じゃ高齢だったし、あの頃はもう食欲もなくて、散歩も全然行かなかったし。……枕元に、ゴン太が立ってたんだよな。部屋のドアはいつも締めてるし、ゴン太が入ってこれるはずがないって分かってたんだけど……全然驚かなかった。しっぽ振って、幸せそうに俺を見てた」
 隆太郎は目を細めた。
 三日月が、のぼる空。
 わたしはごくりと唾を飲み込んだ。ゴンちゃんが隆太郎に会いに来た。胸が小さく震えた。
「すごい……すごいね、隆太郎。ゴンちゃん、隆太郎に会いに来たんだね」
「ああ……って美緒、信じんの?」
 隆太郎は驚いたように目を丸くした。一方わたしはその言葉に驚いて、ぽかんとした表情を作った。
「え、嘘なの」
 呆気にとられたようにそう言うと、隆太郎は小さく笑みを漏らした。それはどこか嬉しさを感じさせるもので、隆太郎は首を振って否定の言葉を紡ぐと、わたしをそっと抱き寄せてきた。
「俺、美緒のそーゆーとこ好き」
「…………」
 耳元をくすぐる隆太郎の声。
 自然と頬が熱くなる。慣れない密着度。今までとは違う意味であろう抱擁。彼の発する体温だとか自分とはあきらかに違う彼の身体の感触だとか、視覚、聴覚、すべてで感じ取れること――それらはわたしの鼓動をあからさまに早くさせた。
「あれ、もしかして照れてる?」
 俯いていると、隆太郎はそんなことをぬけぬけと聞いてきた。
 わざとらしく顔を覗き込んでくる。
「別に」
 つんと顎を上げ、ひとこと言葉を返すと、隆太郎がふっと息をこぼした。視線を横に向ける。
 柔らかく細められた瞳。わたしを見る、愛しげなそれは、胸の奥にきゅっと甘い痛みをもたらした。
 隆太郎、と。
 最後まで言葉を終えることはできなかった。
 不意に手を引かれた、と思ったら、頬に柔らかい感触を覚えた。瞬きを繰り返す。すぐに離れていったそれ。ほんの数秒だったけれど、確かに感じた肌とは違うぬくもり。
 理解してから耳が熱くなった。ぱくぱくと、金魚のように口を動かし、隆太郎を見る。

 ファーストキスは隆太郎だった。小学生の頃――確か、あれは3年の春。
 始業式の帰り、隆太郎の家に寄ってそのまま眠ってしまったわたしは唇に不思議な感触をおぼえ、目を覚ました。瞼を開くと同時に飛び込んできたものは目前に迫る隆太郎の顔。無邪気な笑みを浮かべ、彼は嬉しそうに口を開いた。

――お姫さまは、王子さまのキスで目が覚めるんだって。

 それ、わたしも知ってる。
 あの頃のわたしは、笑顔でそんなあどけない言葉を口にしたものだ。キスの意味もよく知らなくて、ただ自分の側にいる隆太郎が笑顔でいることが嬉しかった。

 9年ぶりに感じた、隆太郎の唇の感触。
 たったの数秒だったし、頬にだったけれど、わたしの顔は信じられないくらいに熱くなった。
 言葉がうまく舌に乗らなかった。口から零れでるのは、夜風に溶けてしまいそうな掠れた声だけ。隆太郎はそんなわたしを見て小さく微笑んだ。
「美緒」
「りゅ、りゅうたろ……」
 きゅっと抱き寄せられて、今度はこめかみにキスをされる。
「まだ、プレゼント開けてないよな?」
「う、うん」
 小さく頷いた。朝、学校で開けるのは禁止と言われていたからまだ開けていない。
「今、開けて」


*         *        *


 鞄から小さな小箱を取り出した。きれいなエメラルドグリーンの箱に、白いリボンが結ばれてるそれ。わたしは一度隆太郎を見て、彼が頷いたのを確認してからリボンに手をかけた。
 胸がどきどきする。
「わあ……」
 あらわれたのは、シルバーのハート型ネックレスだった。
「かわいい……」
 夜空に向かってそれをかざす。
 フックをはずし、首後ろに手を回そうとしたところで、隆太郎の手がわたしを制した。
「俺がやる」
「うん……」
 ネックレスを手渡す。隆太郎は不器用ながらもそれをわたしに付けてくれた。方向転換をして隆太郎にそれを見せる。
「どう?」
 少し照れながらもそう聞くと、隆太郎はとろけるような甘い笑みを浮かべた。
「すっげえかわいい」
 一瞬、我を忘れるくらい。わたしは隆太郎の笑顔に魅せられてしまう。
 ふにゃっと相好を崩した。
「ありがと」
「ああ」
 隆太郎もわたしの言葉に嬉しそうに目を細める。
「これ」
 そしてそのあとわたしの手のひらに何かを落とした。
 なんだろう、と思って見てみれば、それはかわいい髪飾りだった。見覚えがある。
「返す」
 日詰くんからもらった、あの髪飾りだ。わたしは目をまたたくと隆太郎を見た。突然。なんでいきなり返してくれる気になったんだろう。
「さすがに、な」
 何だか隆太郎は気まずげに言った。
「孝明かわいそーだし」
「はい……?」
 どうして日詰くんがかわいそうなんだろう。わたしはさっぱり訳が分からず首を傾げた。
「いいから、美緒はありがたく受け取っておけ」
「……うん……」
 いまいち納得がいかなかったけれどわたしはそれを受け取った。せっかく日詰くんにもらったものだし、返してくれるというならありがたい。とりあえずネックレスの小箱と一緒に鞄の内ポケットにしまっておいた。
「隆太郎……?」
 身体を元に戻して、わたしは思わず不審げな声を出してしまった。何故か隆太郎がむっとしている。視線はわたしの鞄を睨んでいた。
「やっぱむかつくな……」
 ぽつりと隆太郎がつぶやく。
「何が?」
 そう問いかけると、彼はその問いには答えずにわたしをぎゅっと抱き寄せてきた。それは何か堪えるような抱擁で、わたしは首を傾げてしまう。隆太郎はわたしの肩にあごを乗せると、ふう、とため息のようなものをはきだした。

「今回だけだからな……」

 微かに耳に届いた彼の声。
 やっぱり訳が分からずわたしは首を傾げてしまう。
 けれど、胸のどきどきだけは相変わらず健全で、心地よいぬくもりの中わたしは目を細めた。
 美しい星空の下。
 隆太郎に抱きしめられながら、わたしはただもう一度、心の中で隆太郎にありがとうを言った。
 大好き。
 もちろん、この言葉も忘れずに。 
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