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Ⅱ、魔王様

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~闇の神殿~

「魔王様ー!」
「はあ~、どうせあのいんきち勇者のことだろ?」
「さすがです!でも、インキキというのは…?」
「いやさー、あいつアイテム使ってるよー。まじで使い放題だよ。チートだよ。あんなクズ好きにさせればいいんだよ!」
「ですがレベルⅠの草原エリアのが私達2人以外ほぼ全滅・・」
「まじかぁー、どうすっかなー・・」

魔王様、強いんだけどなんか一々適当なんだよなー・・

「まー、君らの仲間は補充しとくから今回はねっ?我慢しておいてよ」
「えっ、まさかそれだけで他には何もしてくれないんですか?!」
「え、他にすることあるの?」
「あるでしょう!!たとえば私たちのレベルをもっと上げて、あのくそ勇者に仕返しをさせてくれるだとか」
「俺だってなそんなことできたらとっくにしているさ。勇者とか来たら速効ぶっ倒してるよ!でも俺は倒されるしかないんだよ!だってゲームの使用なんだから仕方ないだろ!」

そう…倒されるしかないんだ。悪役は。一番忌み嫌われる魔王役なんて特になッ!!

「め、めたいです魔王様」
「まー、そうゆうことだから行った行った。今俺は洗濯物の取り込みで忙しんだ」

キャラ崩壊・・・。

ー秘密の洞窟の道ー

「ハァ~。魔王様があんな調子だからぬるげーとか言われるんだよなー・・」
「まっ、あれでも頑張ってるほうだと思うけどな・・」

「あっ、てかあいつツ元気にしてるかな」
「あいつって?」
「ほら、ミットスナイザーバルクヘットセットカイナコワ…(ry)とかいう海に住んでる」
「あ~、なんかくそ長い名前のやつか。てかよく覚えられたな」
「一年かけて覚えた・・」
「かかりすぎたてっ!…俺は覚えもしなかったけど・・」
「久しぶりに行こうぜ!元気にしてるかな?」
「まー、帰りがけだし久しぶりに行くか!」

「てか仲間が死んだっていうのに呑気だねぇー」
「言い出したお前が言うな!!!」

こうしてモンスターA、Bは徒歩1時間の海へ旅に出にたのであった!(完)

「いや、旅じゃねーから!!てか何で勝手に完結させちゃってんの!!」

   
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