私の占いは全部嘘。

天文学部の唯一の部員にして部長、鳥海咲子は今日もひとり、部室で本を読んでいた。
そんなとき。
一人の一年生が部室を訪れた。
「鳥海先輩、占いが得意だって聞いたんです」
小柄な彼女は、恋愛相談を始めた――。
だけど。
咲子は占いなんて何も知らないのだ――。

これは二人の少女が紡ぐ、淡い恋の物語。
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