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第四章 兎とナイフ
74 二度目の……
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舌を、リンダの口の中へと強引に割りこませる。
ぬちゃ、という粘膜がこすれ合う音。
そして次の瞬間――
ドクン! と目の前がピンク色に染まる。
そして、リンダの持っている法力が俺の中へと流れこんでくるのを感じた。
「ははは。気が狂ったの? 死ぬ前に誰でもいいから接吻してみたかったとか? それとも――まさか。粘膜直接接――」
姿の見えないそいつが言い終わる前に、俺の右手からライムグリーンの扇が出現し、ミーシアごとその辺り一帯を包み込んだ。
俺の能力は、俺が敵意を持っていない相手には効力を発揮しない。
それは以前実証済みだ。
次の瞬間には、見えなかったそいつが姿を表した。
俺の能力によって彼女は法術を維持できなくなったのだ。
そいつは、緑色の髪の毛を振り乱し、両手で頭をおさえて、
「うがあああああ!!」
と叫んだ。
拘束から解き放たれたミーシアは、全速力でその場から走りだし、倒れているヴェルの方へ。
同時に、俺も緑髪のそいつへとダッシュする。
「うが、うが、ぐがあぁぁぁぁ!」
うーん、結構派手目な顔だな、俺はもっとおとなしそうな顔の女の子が好きなんだけど。
俺はそいつの緑の髪を鷲掴みにすると、
「わりいな、勿体ないからな」
といって、そいつに接吻した。
「んむ、んむ? んむぅぅぅぅ!」
じたばたとそいつは暴れるが、かまわず法力を吸い取る。
十分吸いとったところで手を離し、
「さすがに、皇帝陛下に直接手を下した奴は許されねえな。ほんとに悪いとは思うが、お前の法術はやっかいすぎるから、すまんな」
右手に法術の剣を出現させると、俺はそれでそいつの頭部に斬りつけた。
「あおおおおお……」
断末魔とともに、緑髪はぐったりとして、そして、再び動くことはなかった。
永遠に。
うん。
二度目とはいえ、我ながらこんなにあっさりとコレができるとは。
生きるか死ぬかの戦乱の世界に、ようやく俺は慣れたのかもしれなかった。
俺は再び、人を殺したのだ。
「エージ様、これを……」
キッサが俺に短剣を渡す。
俺は頷いて受け取り、それで緑髪の女の耳を、切り取った。
慣れてしまえば簡単だ。
――俺はこれから何人の女の子を殺すことになるのだろうか。
男のいない世界に転生して、ちょっとはラッキーとは思わなくもなかったが、それは殺すべき敵も全て女性ということでもあって、今はすこし運命を呪いたくなった。
「――あ。そういえば、シュシュは?」
キッサが言う。
そうだ、まだ九歳のシュシュは、キッサと俺から離れすぎない程度の場所にある、大きな岩の陰に隠れていたはずだ。
俺とキッサは岩陰に急ぐ。
夜なので真っ暗でよく見えない。
キッサが例の黒い聖石を燃料とするランプに火をいれると、――いた。
小さな身体のシュシュが、岩に持たれるようにして座り込んでいる。
「シュシュッ! 大丈夫! どうしたのそれ!」
悲鳴みたいな声をあげるキッサ。
無理もない、シュシュは、どぼどぼと鼻血を垂らしていたのだ。
「おねえちゃん……おにいちゃん……ふえ……ふええええん! ちいねえちゃんが……ちいねえちゃん、大丈夫だったの?」
「ああ、シュシュ、陛下はご無事だ」
自分も怪我をしているのに、まず口をついて出てくるのがミーシアの安否とは。
九歳にしてはなかなか上出来だ、いい子だ。
しっかしまあ、この大陸が広しといえとも、皇帝陛下に対してちいねえちゃん呼ばわりのタメ口をきける奴隷なんて、こいつくらいなもんだろう。
いや、それは今はともかく。
「鼻血がひでえな……」
「なんかね、なんかね、最初、いきなりぐーって誰かに掴まれた感じがして、そんでそんでいきなりガツーンってなって、どばって鼻血でたの」
さっきの緑髪にやられたんだな。
九歳の女の子にひどいことしやがる。
おそらく、緑髪はミーシアを探していて、まず最初にシュシュをみつけたんだろう。
緑髪がミーシアの顔を知っていたかどうかはしらんが、九歳と十二歳の女の子じゃあ、ちょっと見ただけで区別はつくとは思う。
だがこの月の明かりしかない暗闇だ、最初にミーシアと間違ってシュシュを拘束しようとして、そのあとすぐに気づいてぶん殴ったんだろう。
「ねえねえ、なんなのこれ……」
鼻血をぬぐい、自分の手の甲についた血を見て、不思議そうに言うシュシュ。
まあそりゃ不思議だろう、なにもないはずなのにいきなり顔面に衝撃をくらって、鼻血が噴出しちゃったんだもんな。
なまじ敵の姿が見えなかった分だけ、シュシュはあまり恐怖を感じなかったようだ。
不幸中の幸いってやつか。
正直、キッサはともかくシュシュは自分の身を守る術をまったく持っていないわけで、俺がそのシュシュと三十メートル離れるとシュシュが死んでしまう、っていうこの縛りはきついぞ。
もうこうなったら、中途半端な位置に隠れさせるよりも、逆に俺のそばにぴったり張り付かせておいたほうが安全かもしれない。
実際、今のもそうしておけば、シュシュが殴られることもなかっただろう。
「……シュシュ、お前、もうずっと俺から離れるな」
俺がそう言うと、
「……そうですね、私もそちらのほうが安心できます。ついでに私もエージ様にはりつきます。そうすれば、いざというとき、私やシュシュが、エージさまに法力を補充させていただけますから」
たしかにそうかもしれない。
今のだって、たまたまリンダが近くにいたから法力を補充できただけだったしな。
「そういえば、ヴェルは?」
「あ、ちょうど今、目を覚ましたみたいですね」
見ると、半身を起こした女騎士ヴェルが、頭を手で抑えている。
あんなやばい体勢で地面にたたきつけられたのだ、おそらく痛むのだろう。
そのヴェルに抱きつくようにしているロリ女帝ミーシア。
「……とりあえず、兵をまとめよう。いったんみなをここに集めようぜ」
「はい、エージ様、わかりました」
その瞬間、ドンッという大きな音とともに、天空たかく、火花が散った。
俺はこれを見たことがある。
火花、じゃない。
こりゃ、花火だ。
赤く輝く、小さめの打ち上げ花火。
「……地元の祭り、ってわけじゃなさそうだな……」
俺が呟くと、
「なにアホなこといってんのよ、あれは進軍を命じる合図よ! あたしがいるってえのに普通に帝国軍の火炎狼煙使うなんて、舐められてんのかしらね」
ヴェルがミーシアに肩を借り、立ち上がりながらそう言った。
ぬちゃ、という粘膜がこすれ合う音。
そして次の瞬間――
ドクン! と目の前がピンク色に染まる。
そして、リンダの持っている法力が俺の中へと流れこんでくるのを感じた。
「ははは。気が狂ったの? 死ぬ前に誰でもいいから接吻してみたかったとか? それとも――まさか。粘膜直接接――」
姿の見えないそいつが言い終わる前に、俺の右手からライムグリーンの扇が出現し、ミーシアごとその辺り一帯を包み込んだ。
俺の能力は、俺が敵意を持っていない相手には効力を発揮しない。
それは以前実証済みだ。
次の瞬間には、見えなかったそいつが姿を表した。
俺の能力によって彼女は法術を維持できなくなったのだ。
そいつは、緑色の髪の毛を振り乱し、両手で頭をおさえて、
「うがあああああ!!」
と叫んだ。
拘束から解き放たれたミーシアは、全速力でその場から走りだし、倒れているヴェルの方へ。
同時に、俺も緑髪のそいつへとダッシュする。
「うが、うが、ぐがあぁぁぁぁ!」
うーん、結構派手目な顔だな、俺はもっとおとなしそうな顔の女の子が好きなんだけど。
俺はそいつの緑の髪を鷲掴みにすると、
「わりいな、勿体ないからな」
といって、そいつに接吻した。
「んむ、んむ? んむぅぅぅぅ!」
じたばたとそいつは暴れるが、かまわず法力を吸い取る。
十分吸いとったところで手を離し、
「さすがに、皇帝陛下に直接手を下した奴は許されねえな。ほんとに悪いとは思うが、お前の法術はやっかいすぎるから、すまんな」
右手に法術の剣を出現させると、俺はそれでそいつの頭部に斬りつけた。
「あおおおおお……」
断末魔とともに、緑髪はぐったりとして、そして、再び動くことはなかった。
永遠に。
うん。
二度目とはいえ、我ながらこんなにあっさりとコレができるとは。
生きるか死ぬかの戦乱の世界に、ようやく俺は慣れたのかもしれなかった。
俺は再び、人を殺したのだ。
「エージ様、これを……」
キッサが俺に短剣を渡す。
俺は頷いて受け取り、それで緑髪の女の耳を、切り取った。
慣れてしまえば簡単だ。
――俺はこれから何人の女の子を殺すことになるのだろうか。
男のいない世界に転生して、ちょっとはラッキーとは思わなくもなかったが、それは殺すべき敵も全て女性ということでもあって、今はすこし運命を呪いたくなった。
「――あ。そういえば、シュシュは?」
キッサが言う。
そうだ、まだ九歳のシュシュは、キッサと俺から離れすぎない程度の場所にある、大きな岩の陰に隠れていたはずだ。
俺とキッサは岩陰に急ぐ。
夜なので真っ暗でよく見えない。
キッサが例の黒い聖石を燃料とするランプに火をいれると、――いた。
小さな身体のシュシュが、岩に持たれるようにして座り込んでいる。
「シュシュッ! 大丈夫! どうしたのそれ!」
悲鳴みたいな声をあげるキッサ。
無理もない、シュシュは、どぼどぼと鼻血を垂らしていたのだ。
「おねえちゃん……おにいちゃん……ふえ……ふええええん! ちいねえちゃんが……ちいねえちゃん、大丈夫だったの?」
「ああ、シュシュ、陛下はご無事だ」
自分も怪我をしているのに、まず口をついて出てくるのがミーシアの安否とは。
九歳にしてはなかなか上出来だ、いい子だ。
しっかしまあ、この大陸が広しといえとも、皇帝陛下に対してちいねえちゃん呼ばわりのタメ口をきける奴隷なんて、こいつくらいなもんだろう。
いや、それは今はともかく。
「鼻血がひでえな……」
「なんかね、なんかね、最初、いきなりぐーって誰かに掴まれた感じがして、そんでそんでいきなりガツーンってなって、どばって鼻血でたの」
さっきの緑髪にやられたんだな。
九歳の女の子にひどいことしやがる。
おそらく、緑髪はミーシアを探していて、まず最初にシュシュをみつけたんだろう。
緑髪がミーシアの顔を知っていたかどうかはしらんが、九歳と十二歳の女の子じゃあ、ちょっと見ただけで区別はつくとは思う。
だがこの月の明かりしかない暗闇だ、最初にミーシアと間違ってシュシュを拘束しようとして、そのあとすぐに気づいてぶん殴ったんだろう。
「ねえねえ、なんなのこれ……」
鼻血をぬぐい、自分の手の甲についた血を見て、不思議そうに言うシュシュ。
まあそりゃ不思議だろう、なにもないはずなのにいきなり顔面に衝撃をくらって、鼻血が噴出しちゃったんだもんな。
なまじ敵の姿が見えなかった分だけ、シュシュはあまり恐怖を感じなかったようだ。
不幸中の幸いってやつか。
正直、キッサはともかくシュシュは自分の身を守る術をまったく持っていないわけで、俺がそのシュシュと三十メートル離れるとシュシュが死んでしまう、っていうこの縛りはきついぞ。
もうこうなったら、中途半端な位置に隠れさせるよりも、逆に俺のそばにぴったり張り付かせておいたほうが安全かもしれない。
実際、今のもそうしておけば、シュシュが殴られることもなかっただろう。
「……シュシュ、お前、もうずっと俺から離れるな」
俺がそう言うと、
「……そうですね、私もそちらのほうが安心できます。ついでに私もエージ様にはりつきます。そうすれば、いざというとき、私やシュシュが、エージさまに法力を補充させていただけますから」
たしかにそうかもしれない。
今のだって、たまたまリンダが近くにいたから法力を補充できただけだったしな。
「そういえば、ヴェルは?」
「あ、ちょうど今、目を覚ましたみたいですね」
見ると、半身を起こした女騎士ヴェルが、頭を手で抑えている。
あんなやばい体勢で地面にたたきつけられたのだ、おそらく痛むのだろう。
そのヴェルに抱きつくようにしているロリ女帝ミーシア。
「……とりあえず、兵をまとめよう。いったんみなをここに集めようぜ」
「はい、エージ様、わかりました」
その瞬間、ドンッという大きな音とともに、天空たかく、火花が散った。
俺はこれを見たことがある。
火花、じゃない。
こりゃ、花火だ。
赤く輝く、小さめの打ち上げ花火。
「……地元の祭り、ってわけじゃなさそうだな……」
俺が呟くと、
「なにアホなこといってんのよ、あれは進軍を命じる合図よ! あたしがいるってえのに普通に帝国軍の火炎狼煙使うなんて、舐められてんのかしらね」
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