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第6章 協力者
第45話 リリの新武装
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===リリ視点========================
「………あれ?師匠は?」
寝ているのに力強いルルの手をゆっくりと剥がしながら地下室を見渡すと、守姫さんは見つかりましたが、一緒に寝ていたはずの師匠がいません。ティフィラさんもいません。
「……………まあ、帰ってくるよね?」
まだまだ寝足りない私は考えるのを放棄しました……。
「ーーい、おーい、起きろ」
私は師匠の声で目を覚ましました。ゆっくりと体を起こし、伸びをしつつ、重たいまぶたを開けると案の定、師匠がいました。
「おはよう……ございます………」
「ああ、おはよ。取り敢えず、外に出て日に当たってこい。そうすれば、目も覚ますだろ」
「…………はい」
立ち上がる時にチラッと隣を見たら、ルルはいなかった。先に起きたんだ……。というか、私と師匠しかいないし……。
師匠の言われた通りに外に出ると、日が私を照らす。地下室は少し暗かったので、目が慣れていなかったけど、徐々に慣れてくると周りが見えてきました。まず、瓦礫に腰掛けているのがオリナ、キッチンで料理をしているのが守姫さんと技姫さん、家の近くの小さな丘でストレッチをしているのがルル。
「おお、やっと上がってきたか……」
「あ、オリナ。おはよう……」
「お、おはよう……」
オリナと挨拶をしてから、顔を洗うためにキッチンに向かいます。本当は洗面所で洗いたいけど、そんな贅沢は言えません。
「おはようございます……」
「あ、おはよう。リリ」「おはようございます、リリ」
「ちょっと顔を洗うために水を借りていいですか?」
「ええ、どうぞ」
「ありがとうございます」
この摩訶不思議な『蛇口』という捻るだけで水が出てくる魔道具には最初は驚かせられました。今ではこれが無いと不便に思うほど気に入ってます。
私は手のひらで水を溜め、一気に顔にかけます。冷たい水が一気に私の眠気を消し、爽やかな気分になります。そして、顔の体温を上げて顔に付いた水滴を乾かします。これも"身体強化"の練習で身についたものです。
「おーい、リリ。それとルルも。悪いが手伝ってくれ」
師匠が机とか椅子を"アイテムボックス"から出しながら呼びかけてきました。ルルはもうストレッチは終わったようで、師匠の下へと走って向かってます。私もいきますか。
「はーい、今行きます」
今日で別れてしまいますからね……。
「よし、これで終わったな。ありがとうな、二人とも」
「いえいえ」「…………これくらい問題ない」
「皆さん!朝食が出来ましたよ!!」
守姫さんと技姫さんが持って来たのは砂糖が沢山かかったフレンチトーストです。
「やったー!守姫さんのフレンチトースト、好きなんだ!!」
「ふふ、いっぱい食べてくださいね」
「あれ?そう言えばエルガさんとティフィラさん、攻武さんは?」
「ああ、攻武は俺の中に入った。エルガはティフィラに連れられて森の中に消えた」
攻武さんは分かりますが、どうしてティフィラさんがエルガさんを連れて森の中に?
「お、戻って来たみたいだぞ」
師匠が見ている方向を見ると、ティフィラさんもエルガさんもボロボロで疲れ切っているみたいでした。
「え、どうしたんですか!?」
「ちょっと模擬戦をしてました……」
二人は本気で戦っていたのでしょう。傷は深いものばかり。それを見た師匠は素早く守姫さんに指示し、二人の傷を治させました。
「まあ、取り敢えず食うか」
師匠が席に着き、後に続いてみんな座り、いつも通り「いただきます」と言ってから食べ出し、やっぱり食事中に……
「今日の昼から別行動になる。食い終わったらすぐに準備をしろ。後、リリとルルはある程度準備出来たら地下室に来い」
そう言って、師匠は素早く食べ終わり、地下室に入っていってしまいました。
「何だろうね?」
「…………何だろう?」
私とルルは疑問に思いつつも、フレンチトーストを食べる手は止まりませんででした……。
「地下室で何かするのかな?」
「…………分からない」
私とルルは、瓦礫の中に埋もれていた使える服や日用品を軽くまとめた後、師匠に言われた通りに地下室に続く階段を降りています。そして、地下室の扉を開けると、そこには師匠が武具を並べて私達を待っていました。
「よし、来たな。これからお前らに技姫が作った数々の武具の中から相応しいものをくれてやる」
「「え?」」
「まずはーー」
「ちょっ、ちょっと待ってくださいっ!」
「ん?どうした?」
「どうして私達にそんな貴重なものをくださるのですか?」
「はぁ、お前らは俺の弟子。師が弟子に武具を与えて何が悪い」
「で、でもっ!」
「勘違いするな。俺がお前達に武具を与えるのは修行の一環でもある」
「しゅ、修行?」
「そうだ。今から与えるのは扱いの難しいものばかり。それらをコントロール出来るようになるのが修行だ」
「取り敢えず、二人に渡すのがこの"アイテムボックス"を付与させたポーチ。無くすなよ」
そう言って渡されたのは、真っ白な普通の紐付きのポーチ。けど、中を開けると底なしの真っ黒な空間が広がっています。
「それは中にいくらでも入れれる。取り出したい時は、その物を念じれば出てくる。次はーー」
結局、二人とも同じ物は、互いで話す事が出来る小型の通信石と修行用の重力発生石。
「これはリリ専用の防具だ」
そう言って渡されたのは青くて薄い胸当てと膝当てと肘当ての防具。初めて師匠と会った時に来ていた防具と同じ箇所の物だけど、この防具は………。
「薄いのに硬ぇだろ。それは技姫が特殊な方法でミスリルと硬蒼岩っていう青くて凄く硬い岩を完璧な比率で合わせた特注品だ。大事にしろよ」
こんな凄い防具、《オウガ》で1度見た事があるSSSランク冒険者でも着てなかった……。
「次にルルはこれだな」
そう言ってルルに渡したのは黒を基調とし、所々に白の筋が入ったフード付きローブです。
「………これは……!凄く魔素を集めやすい」
ルルが着ながら驚いています。
「それは《リッチー》が着ていたローブに野生の精霊の髪の毛を編み込んだ物だ」
《リッチー》といえば、不死の魔術師とも言われるSSランク冒険者でも苦戦する魔物。それに野生の精霊は《世界樹の森》に住んでいるけど、ほとんど人の前に姿を現さないから、見れたらランクが上がるとかお金持ちになれるとか言われるほど希少なのに………。
「これだけで満足するなよ?これから渡す武器が本命だ。まず、リリ」
師匠が私の前に差し出したのは私の身長より少し小さいただの鉄の棒。それを見て戸惑っていると、
「取り敢えず、持てよ」
「あ、はい。分かりっ!!」
師匠から鉄の棒を受け取った瞬間、重すぎて腕が地面スレスレまで落ちましたが、何とかギリギリ腰を低くして耐えています。腕も腰もプルプルと震えていますが。
「それは魔力を自分が望む形に流すとその通りになる優れものだ」
そう言って師匠は軽々と鉄の棒を持ち上げます。そして、鉄の棒に赤い筋が一瞬通った瞬間、鉄の棒が直径15cmくらいの円柱が横に付いたハンマーになりました。これには驚きの余り、声が出ません……。
「次はルルな」
そう言って師匠がルルに渡したのはーーー
===============================
少しキリの良いような悪いような所で終わってしまいましたが、許してください!
「………あれ?師匠は?」
寝ているのに力強いルルの手をゆっくりと剥がしながら地下室を見渡すと、守姫さんは見つかりましたが、一緒に寝ていたはずの師匠がいません。ティフィラさんもいません。
「……………まあ、帰ってくるよね?」
まだまだ寝足りない私は考えるのを放棄しました……。
「ーーい、おーい、起きろ」
私は師匠の声で目を覚ましました。ゆっくりと体を起こし、伸びをしつつ、重たいまぶたを開けると案の定、師匠がいました。
「おはよう……ございます………」
「ああ、おはよ。取り敢えず、外に出て日に当たってこい。そうすれば、目も覚ますだろ」
「…………はい」
立ち上がる時にチラッと隣を見たら、ルルはいなかった。先に起きたんだ……。というか、私と師匠しかいないし……。
師匠の言われた通りに外に出ると、日が私を照らす。地下室は少し暗かったので、目が慣れていなかったけど、徐々に慣れてくると周りが見えてきました。まず、瓦礫に腰掛けているのがオリナ、キッチンで料理をしているのが守姫さんと技姫さん、家の近くの小さな丘でストレッチをしているのがルル。
「おお、やっと上がってきたか……」
「あ、オリナ。おはよう……」
「お、おはよう……」
オリナと挨拶をしてから、顔を洗うためにキッチンに向かいます。本当は洗面所で洗いたいけど、そんな贅沢は言えません。
「おはようございます……」
「あ、おはよう。リリ」「おはようございます、リリ」
「ちょっと顔を洗うために水を借りていいですか?」
「ええ、どうぞ」
「ありがとうございます」
この摩訶不思議な『蛇口』という捻るだけで水が出てくる魔道具には最初は驚かせられました。今ではこれが無いと不便に思うほど気に入ってます。
私は手のひらで水を溜め、一気に顔にかけます。冷たい水が一気に私の眠気を消し、爽やかな気分になります。そして、顔の体温を上げて顔に付いた水滴を乾かします。これも"身体強化"の練習で身についたものです。
「おーい、リリ。それとルルも。悪いが手伝ってくれ」
師匠が机とか椅子を"アイテムボックス"から出しながら呼びかけてきました。ルルはもうストレッチは終わったようで、師匠の下へと走って向かってます。私もいきますか。
「はーい、今行きます」
今日で別れてしまいますからね……。
「よし、これで終わったな。ありがとうな、二人とも」
「いえいえ」「…………これくらい問題ない」
「皆さん!朝食が出来ましたよ!!」
守姫さんと技姫さんが持って来たのは砂糖が沢山かかったフレンチトーストです。
「やったー!守姫さんのフレンチトースト、好きなんだ!!」
「ふふ、いっぱい食べてくださいね」
「あれ?そう言えばエルガさんとティフィラさん、攻武さんは?」
「ああ、攻武は俺の中に入った。エルガはティフィラに連れられて森の中に消えた」
攻武さんは分かりますが、どうしてティフィラさんがエルガさんを連れて森の中に?
「お、戻って来たみたいだぞ」
師匠が見ている方向を見ると、ティフィラさんもエルガさんもボロボロで疲れ切っているみたいでした。
「え、どうしたんですか!?」
「ちょっと模擬戦をしてました……」
二人は本気で戦っていたのでしょう。傷は深いものばかり。それを見た師匠は素早く守姫さんに指示し、二人の傷を治させました。
「まあ、取り敢えず食うか」
師匠が席に着き、後に続いてみんな座り、いつも通り「いただきます」と言ってから食べ出し、やっぱり食事中に……
「今日の昼から別行動になる。食い終わったらすぐに準備をしろ。後、リリとルルはある程度準備出来たら地下室に来い」
そう言って、師匠は素早く食べ終わり、地下室に入っていってしまいました。
「何だろうね?」
「…………何だろう?」
私とルルは疑問に思いつつも、フレンチトーストを食べる手は止まりませんででした……。
「地下室で何かするのかな?」
「…………分からない」
私とルルは、瓦礫の中に埋もれていた使える服や日用品を軽くまとめた後、師匠に言われた通りに地下室に続く階段を降りています。そして、地下室の扉を開けると、そこには師匠が武具を並べて私達を待っていました。
「よし、来たな。これからお前らに技姫が作った数々の武具の中から相応しいものをくれてやる」
「「え?」」
「まずはーー」
「ちょっ、ちょっと待ってくださいっ!」
「ん?どうした?」
「どうして私達にそんな貴重なものをくださるのですか?」
「はぁ、お前らは俺の弟子。師が弟子に武具を与えて何が悪い」
「で、でもっ!」
「勘違いするな。俺がお前達に武具を与えるのは修行の一環でもある」
「しゅ、修行?」
「そうだ。今から与えるのは扱いの難しいものばかり。それらをコントロール出来るようになるのが修行だ」
「取り敢えず、二人に渡すのがこの"アイテムボックス"を付与させたポーチ。無くすなよ」
そう言って渡されたのは、真っ白な普通の紐付きのポーチ。けど、中を開けると底なしの真っ黒な空間が広がっています。
「それは中にいくらでも入れれる。取り出したい時は、その物を念じれば出てくる。次はーー」
結局、二人とも同じ物は、互いで話す事が出来る小型の通信石と修行用の重力発生石。
「これはリリ専用の防具だ」
そう言って渡されたのは青くて薄い胸当てと膝当てと肘当ての防具。初めて師匠と会った時に来ていた防具と同じ箇所の物だけど、この防具は………。
「薄いのに硬ぇだろ。それは技姫が特殊な方法でミスリルと硬蒼岩っていう青くて凄く硬い岩を完璧な比率で合わせた特注品だ。大事にしろよ」
こんな凄い防具、《オウガ》で1度見た事があるSSSランク冒険者でも着てなかった……。
「次にルルはこれだな」
そう言ってルルに渡したのは黒を基調とし、所々に白の筋が入ったフード付きローブです。
「………これは……!凄く魔素を集めやすい」
ルルが着ながら驚いています。
「それは《リッチー》が着ていたローブに野生の精霊の髪の毛を編み込んだ物だ」
《リッチー》といえば、不死の魔術師とも言われるSSランク冒険者でも苦戦する魔物。それに野生の精霊は《世界樹の森》に住んでいるけど、ほとんど人の前に姿を現さないから、見れたらランクが上がるとかお金持ちになれるとか言われるほど希少なのに………。
「これだけで満足するなよ?これから渡す武器が本命だ。まず、リリ」
師匠が私の前に差し出したのは私の身長より少し小さいただの鉄の棒。それを見て戸惑っていると、
「取り敢えず、持てよ」
「あ、はい。分かりっ!!」
師匠から鉄の棒を受け取った瞬間、重すぎて腕が地面スレスレまで落ちましたが、何とかギリギリ腰を低くして耐えています。腕も腰もプルプルと震えていますが。
「それは魔力を自分が望む形に流すとその通りになる優れものだ」
そう言って師匠は軽々と鉄の棒を持ち上げます。そして、鉄の棒に赤い筋が一瞬通った瞬間、鉄の棒が直径15cmくらいの円柱が横に付いたハンマーになりました。これには驚きの余り、声が出ません……。
「次はルルな」
そう言って師匠がルルに渡したのはーーー
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少しキリの良いような悪いような所で終わってしまいましたが、許してください!
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