無気力カップルは、ネタ要素で出来ていた。

Nori

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1話 これが始まりだといつから勘違いしていた?(始まり)

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「ソナタハウツクシイ……だから課題を写させて…」

「無理…」

「頼む。このとうりだ。」ぐだ~

「わかったわ。その誠意のない姿勢に免じて見せてあげる。」

「おお~女神様~これからも敬愛させていただきます~」

「私も真面目に書いてないから字が読めないかも。」

「うわ、何これ?字…なのか?」

「書いてるうちに綺麗に書くの諦めたけど途中から汚い字から趣旨が変わって自作キャラクターを字にしだしたの」

「逆にめんどくさくない?」

「まぁ、私が本気出せば名作の絵を描けるから。この程度は、字とさほど手間は変わらないわ」

「超ー自己評価高いですね~女神様~」

「私の課題見たんだから。それなりの対価が必要よ?お姫様抱っこ30分かスタバのフラペチーノのL(ラージ)を奢るかどっちがいい?」

「あの~女神様?お姫様に憧れでもお持ちで?」

「私の憧れではないけれど。「女の子のうちは、彼氏にお姫様抱っこをしてもらう」と言う。世の中の憧れ度の高さが物語ってるわ。」

「つまり、女の子はお姫様抱っこに憧れるのが常識だからまだ女の子であるうちに体験したいということでよろしいですか?」

「よろしい」


「なぁ、お前たち。体は無気力なのになんで、口だけはそんな元気そうなんだ?」

そう、この面白カップルこと白井 冬面(しらい ふゆもて)と佐藤 小室(さとう おもろ)は校内で一番無気力でネタ発言が多いカップなのだ。聞いてて飽きないというか。何というか。

「てか、どうやって付き合い始めたんだ?告白したのか?」

「あ~コクハクしたな~」

「したね~。」

「………」
「………」

「おい、さっきまで元気だった口が急に無気力になったぞ?ちゃんと教えろ!」

「え~」
「え~」

「無理~」(同時)

「なんでだよ!」

何故か、このカップルのできた理由を誰も知らない。
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