魔法少女の炎上対策

プロローグ

　その昔、魔法少女は世界に1万人を超える人数がいた。それでも、敵を倒すのに奮闘を余儀なくされた。だが、その時の魔法少女を動かしていたのは純粋に魔法少女達を応援していた人間がいたからだった。

それから、80年後。科学が発達し情報社会が作られた。ネットワークのSNSでない事ない事書き込まれた情報を少数の純粋な人間がみてしまったことで。

純粋無垢な人間は誰1人として存在しなくなった。

世界を守るための魔法少女は、211人程度の少数になった。魔法少女は、純粋な心で15歳まで成長しないとなれない。

政治家達は、これを重く考えていなかった。もともと、少女に無茶をさせているじゃないか。とか今の化学力を持ってすれば敵が復活したところで圧勝することは目に見えている。など机上の空論が大好きな人間が社会をコントロールするようになってしまった。

魔法少女というのは、魔法で体を強化できる少女の事をいうが。その強化は、心が汚れるほど強くなっていく。力を持つが故に攻撃的になる。汚い心の人間が力を持つとまともなことが起こらない。それも中2であれば尚のこと。

つまり、敵は元々魔法少女だった。

強化に過ぎないため寿命が極端に縮む。少女に耐えられる力ではないが心が汚れきると一時的に知能が落ちる。考えを放棄するのだろう。

そして、この物語は唯一活動していた魔法少女4人組が解散してしまう物語。