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第33話 引っ掛かる
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「たまたまここを訪れただけで葬式続きとは、疲れるだろう」
「え、ええ」
が、巌は毬には向けなかった笑顔を文人に向け、そう労いの言葉を掛ける。それに、どういうことだと文人はますます困惑してしまう。
「こんなことにならなければ、もっともてなしたかったんだが」
「い、いえ。十分よくして頂いてます」
「そうか?何か不満があったら、いつでも言ってくれ。毬が君を気に入っているようだから、その点が安心できるよ」
「は、はあ」
「もし、あの子と付き合う気があるなら、真剣に頼むね」
「――ええっと」
「あの子が認めた人だ。さぞかし、しっかりしておられるんだろう」
戸惑う文人を、巌は笑みを湛えつつ、しかし目は鋭く見据えていた。それは何かを見透かそうとしているような目で、臆病だという情報を忘れてしまいそうになる。
いや、臆病だからこうやって先手を打ってきたのか。というか、あんたの中で俺は娘の恋人なのかと、そこにびっくりしてしまう。が、焔も似たような反応だった。
「あの子はどうも冷めているからねえ。このままでは婿を貰わないと言いかねないなって思っていたんだよ」
「は、はあ」
しかし、さらっと婿を貰うという表現を使うあたり、やっぱり毬を次期当主として見ているわけだ。文人はこの家に婿入りは嫌だなと心底思う。というより、この家はどうなってしまうんだろう。
「ああ、いきなり妙な話をして悪かったね。しかし、よく考えておいてくれ。こんな田舎だが、気に入ってもらえるとありがたい」
「は、はい」
迂闊なことは言えないうえに、頷かなきゃ出て行けない状況。なんて最悪と、そう思いつつも頷いて、ようやく巌の前を辞することが出来た。まったく、どいつもこいつも腹の底が見えなくて困る。
廊下に出ると、毬が面白くなさそうな顔をして立っていた。それは明らかに部屋の中の会話を聞いていたという顔だ。
「む、婿になる気はないからな」
だから、思わず文人はそう言ってしまう。こんな家を背負う運命にある毬に対して、大変だなとは思っても、それを傍で支えますとは言えないところだ。
「それはどうでもいいの。でも、あの父の態度は気になるわね」
「――そうか」
どうでもいいって、動揺した俺の気持ちを返してくれ。そう言いたくなるのを飲み込み、文人はどの点がと訊ねる。
「おそらく、父もこの家の誰かが犯人だと思っているようね。まあ、それはそうよね。自分の手駒のはずの繭があなたを連れてきて、しかも、そんなあなたは私と一緒に行動している。疑って当然だと思うわ」
「へ、へえ」
それってひょっとして、俺と毬が犯人だと思われているってことか。ひょっとして婿に来いというのは、総て握りつぶしてやるからってことか。いや、逃げられないってことか。文人の頭の中では最悪の想定が駆け巡ってしまう。
「それもあると思うけど、私が芹奈を殺したり麻央さんを殺す理由はないってのは解ってるわよ」
「ああ、そうだよな。それに多聞のこともあるし」
「ええ。多聞を追い詰められるということは、相当な手練れだわ。しかも、術に長けているとしか思えない」
「ってなると、ますます」
焔が怪しいんじゃないか。文人はそう思うが、毬は納得出来ないようだ。
「そうなのよね。焔兄さんが有力候補なのは解っているわ。でも、事件があの人の性格と合わないというのが、どうしても引っ掛かっちゃうのよね」
「性格と合わない。それこそ、わざとじゃねえのか?」
「ううん」
毬は言いつつ、葬儀の準備が進む広間へと移動した。文人もそれに付き従う。
「繭ちゃんは?」
「あれから話を聞くのは至難の業よ。後回しね」
「ああ。操られているから」
「ええ。日向からの情報を得るまでもなく、繭は操られているとしか思えないもの」
「へえ」
まあ、確かに第一印象から不可思議な子だ。それが今まではちょっと心的な何かかなと思っていたが、暗示の最中だったというだけで、不思議さは取り除かれていない。
広間は着々と一昨日と同じ姿になろうとしていた。違いは飾られる花がなにげなく種類を変えていること、それに、中央にある遺影だ。いつの間にか、大きな写真が飾られている。そこに写る麻央の顔を見ると、朝の無残な姿も思い出され、誰がこんな酷いことをと怒りが沸いてくる。
「ここで終わらせないと駄目なのは解ってるわ。手伝ってよ」
「も、もちろん」
文人の怒りが伝わったのか、毬が手を握ってくる。それにドキッとして怒りは遠のいたが、ここで終わらせなければ、次に毬が死ぬかもしれない。いや、その前に繭が邪魔だと消されるかもしれない。それは何とかしなければならない。新たな覚悟が湧き上がった。
「ただ、事件の本質が見えないままだわ。容疑者はうちの家の誰かとなったまではいいけど」
「いや、良くないけどね」
邪魔にならないように庭に移動して、毬と文人はそんなずれたやり取りをする。
「一体誰なの?条件としては焔兄さんだけど、やっぱり何かが引っ掛かるのよね」
「へえ。どういうところが?」
文人はもう焔で決まりと思っていた。しかし、よく知る毬から見ると、やっぱり納得出来ないのだという。
「まず、あの人はほぼ引きこもりなの」
「――そ、それはなんとなく解るな」
あまり家から出ないというのは、焔を見ていて気づくことだ。毬なんてどこにでも首を突っ込むというのに、焔は必要な時以外は出掛けたくないという感じがする。
それに積極的に話し掛けてくるタイプでもない。最初こそ見慣れない奴がいるから敵意満点に声を掛けて来たが、その後、焔が話し掛けてくることもなかった。毬には何かと気を遣うようだが、これはシスコンゆえだろう。イケメンなのにもったいない。
「麻央さんとは一応仲が良かったものの、それほど積極的に喋っていたわけでもないし、ましてや芹奈なんて、接点がゼロよ」
「そ、そうなのか?」
それも意外なんだがと、文人は驚いてしまう。だって、この村はほぼ全員が顔見知りではないか。
「え、ええ」
が、巌は毬には向けなかった笑顔を文人に向け、そう労いの言葉を掛ける。それに、どういうことだと文人はますます困惑してしまう。
「こんなことにならなければ、もっともてなしたかったんだが」
「い、いえ。十分よくして頂いてます」
「そうか?何か不満があったら、いつでも言ってくれ。毬が君を気に入っているようだから、その点が安心できるよ」
「は、はあ」
「もし、あの子と付き合う気があるなら、真剣に頼むね」
「――ええっと」
「あの子が認めた人だ。さぞかし、しっかりしておられるんだろう」
戸惑う文人を、巌は笑みを湛えつつ、しかし目は鋭く見据えていた。それは何かを見透かそうとしているような目で、臆病だという情報を忘れてしまいそうになる。
いや、臆病だからこうやって先手を打ってきたのか。というか、あんたの中で俺は娘の恋人なのかと、そこにびっくりしてしまう。が、焔も似たような反応だった。
「あの子はどうも冷めているからねえ。このままでは婿を貰わないと言いかねないなって思っていたんだよ」
「は、はあ」
しかし、さらっと婿を貰うという表現を使うあたり、やっぱり毬を次期当主として見ているわけだ。文人はこの家に婿入りは嫌だなと心底思う。というより、この家はどうなってしまうんだろう。
「ああ、いきなり妙な話をして悪かったね。しかし、よく考えておいてくれ。こんな田舎だが、気に入ってもらえるとありがたい」
「は、はい」
迂闊なことは言えないうえに、頷かなきゃ出て行けない状況。なんて最悪と、そう思いつつも頷いて、ようやく巌の前を辞することが出来た。まったく、どいつもこいつも腹の底が見えなくて困る。
廊下に出ると、毬が面白くなさそうな顔をして立っていた。それは明らかに部屋の中の会話を聞いていたという顔だ。
「む、婿になる気はないからな」
だから、思わず文人はそう言ってしまう。こんな家を背負う運命にある毬に対して、大変だなとは思っても、それを傍で支えますとは言えないところだ。
「それはどうでもいいの。でも、あの父の態度は気になるわね」
「――そうか」
どうでもいいって、動揺した俺の気持ちを返してくれ。そう言いたくなるのを飲み込み、文人はどの点がと訊ねる。
「おそらく、父もこの家の誰かが犯人だと思っているようね。まあ、それはそうよね。自分の手駒のはずの繭があなたを連れてきて、しかも、そんなあなたは私と一緒に行動している。疑って当然だと思うわ」
「へ、へえ」
それってひょっとして、俺と毬が犯人だと思われているってことか。ひょっとして婿に来いというのは、総て握りつぶしてやるからってことか。いや、逃げられないってことか。文人の頭の中では最悪の想定が駆け巡ってしまう。
「それもあると思うけど、私が芹奈を殺したり麻央さんを殺す理由はないってのは解ってるわよ」
「ああ、そうだよな。それに多聞のこともあるし」
「ええ。多聞を追い詰められるということは、相当な手練れだわ。しかも、術に長けているとしか思えない」
「ってなると、ますます」
焔が怪しいんじゃないか。文人はそう思うが、毬は納得出来ないようだ。
「そうなのよね。焔兄さんが有力候補なのは解っているわ。でも、事件があの人の性格と合わないというのが、どうしても引っ掛かっちゃうのよね」
「性格と合わない。それこそ、わざとじゃねえのか?」
「ううん」
毬は言いつつ、葬儀の準備が進む広間へと移動した。文人もそれに付き従う。
「繭ちゃんは?」
「あれから話を聞くのは至難の業よ。後回しね」
「ああ。操られているから」
「ええ。日向からの情報を得るまでもなく、繭は操られているとしか思えないもの」
「へえ」
まあ、確かに第一印象から不可思議な子だ。それが今まではちょっと心的な何かかなと思っていたが、暗示の最中だったというだけで、不思議さは取り除かれていない。
広間は着々と一昨日と同じ姿になろうとしていた。違いは飾られる花がなにげなく種類を変えていること、それに、中央にある遺影だ。いつの間にか、大きな写真が飾られている。そこに写る麻央の顔を見ると、朝の無残な姿も思い出され、誰がこんな酷いことをと怒りが沸いてくる。
「ここで終わらせないと駄目なのは解ってるわ。手伝ってよ」
「も、もちろん」
文人の怒りが伝わったのか、毬が手を握ってくる。それにドキッとして怒りは遠のいたが、ここで終わらせなければ、次に毬が死ぬかもしれない。いや、その前に繭が邪魔だと消されるかもしれない。それは何とかしなければならない。新たな覚悟が湧き上がった。
「ただ、事件の本質が見えないままだわ。容疑者はうちの家の誰かとなったまではいいけど」
「いや、良くないけどね」
邪魔にならないように庭に移動して、毬と文人はそんなずれたやり取りをする。
「一体誰なの?条件としては焔兄さんだけど、やっぱり何かが引っ掛かるのよね」
「へえ。どういうところが?」
文人はもう焔で決まりと思っていた。しかし、よく知る毬から見ると、やっぱり納得出来ないのだという。
「まず、あの人はほぼ引きこもりなの」
「――そ、それはなんとなく解るな」
あまり家から出ないというのは、焔を見ていて気づくことだ。毬なんてどこにでも首を突っ込むというのに、焔は必要な時以外は出掛けたくないという感じがする。
それに積極的に話し掛けてくるタイプでもない。最初こそ見慣れない奴がいるから敵意満点に声を掛けて来たが、その後、焔が話し掛けてくることもなかった。毬には何かと気を遣うようだが、これはシスコンゆえだろう。イケメンなのにもったいない。
「麻央さんとは一応仲が良かったものの、それほど積極的に喋っていたわけでもないし、ましてや芹奈なんて、接点がゼロよ」
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