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第17話 大倉涼真
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この年になって、まさか学ランを着る羽目になるとはとノエルは複雑だった。女装などとは違う気恥ずかしさがある。
「あの、ここからしますか?」
だから思わず、同じように学ランを着た今回の客である大倉涼真に訊く。
「だって、修学旅行気分を味わってみたいんだよ。それにさ、俺の学校制服はブレザーだったしね」
涼真はにっこりと笑って答えた。その理由に、なるほどとノエルは複雑な気分になる。
涼真は小さい頃から俳優をしている、結構な有名人だ。年齢は今年で二十三である。その涼真からの指名というのも驚きだが、今更修学旅行気分を味わってみたいとの要望も驚きだ。
「まあ、俺の学校もブレザーでしたけど」
今時学ランの学校は少ないだろう。しかし、俳優をしているならば着る機会はありそうなものだ。
「あとさ。ノエルも客に合せて演技できるだろ?俺を有名人扱いしないでね」
まだ遠慮のあるノエルに、涼真が念を押すように言った。プロ意識を見せろと、ずいっと顔を寄せる。
「解りました」
「それと、丁寧語も禁止」
すぐに涼真の指示が入る。ノエルは苦笑してしまった。しかし、プロとしてやれと言われればやるしかない。
「というわけで、修学旅行といえば枕投げだろ?」
涼真が枕を掴んで万全の態勢で言う。
「はあ」
が、まだまだペースの掴めないノエルは、やる気のない返事をしてしまった。しかし、涼真は気にする様子もない。すぐに枕をノエルに向けて投げた。
「うっ」
完全に不意打ちを食らったノエルは、枕が顔に当たった。いくら羽毛で柔らかいとはいえ、ダメージはある。
「このっ」
おかげで、ノエルは思わず反撃を開始してしまった。
そのまま枕投げが続行される。部屋は広い和室なので、何かを壊す恐れはない。おかげで大暴れしてしまった。
「もう、無理」
しかし、日ごろの不摂生が祟ったノエルが先に音を上げた。激しく動き回る機会などない。ぐったりとノエルが布団に寝転がると、涼真が遠慮なく上に乗った。
「涼真?」
「体力がいるのはここからだろ?」
何ともしっかりしている。ノエルは苦笑してしまった。
「だったら枕投げは要らなかったよ」
「いいや。これは俺の欲求なんだよ」
涼真はノエルの学ランに手を掛けながら言う。
「欲求?」
「だって、小さい頃からみんなが俺を知ってるんだぞ。学校の同級生をこうやって襲えるわけないじゃん」
言いながら涼真は下に着ているワイシャツのボタンを外していく。その動きは手慣れていた。
「ま、週刊誌どころでは済まないか」
ノエルは涼真にされるがまま納得した。子役から活躍している俳優は、何かトラブルがあればすぐに芸能界から干される。そういうところは、細心の注意を払わなければならないのだろう。
「そりゃあ女子も好きだけどね。でも、本当は男がいい」
涼真の表情が少し沈んだものとなる。しかし、目ははだけたノエルの姿を見て欲情していた。
「俺に遠慮は要らない。涼真」
ノエルがそう声を掛けると、涼真は嬉しそうに笑った。
「そっか。ノエルも当然男がいいわけだよね」
「まあ」
ここでどっちもいいという返事はおかしい。それに、ノエルは男としか経験がない。
それにしても、涼真はずっと本心を隠して生きてきたわけだ。日常生活でもばれないように演技をしなければならなかっただろう。だったら、今日くらい羽目を外す手伝いをしてもいい。
「こうやってさ。同じノリで暴れてそれからっていうのが、憧れだったわけ。ドラマなんかでは王道のパターンだろ?」
涼真はそう独白すると、肌蹴させたノエルの胸に手を這わせた。
ノエルも涼真の学ランを脱がせる。
「さすが、積極的だな」
満足そうに涼真は言う。すると、手の動きにも遠慮がなくなった。胸の突起を性急なまでに刺激し始める。
「んんっ」
強い刺激に、ワイシャツのボタンを外していた手が止まる。それだけ、涼真の指の動きには遠慮がない。
「思い切りよがってよ」
「うっ、んんっ」
涼真は激しい刺激でぷっくりと膨れたノエルの胸の突起を口に含む。そして優しく転がした。
「あっ」
そうやって刺激をしながらも、手は下半身へと伸びていた。ズボンを緩め、すっと手を差し入れる。そして、萌し始めていたモノを握った。
「ここも正直だね」
「んんっ」
くりくりと先端を指で刺激され、ノエルは背中を反らす。すると、涼真がじゅっと胸の突起をきつく吸った。
「あっ」
「いいね。すごくいい」
涼真は興奮した吐息を漏らす。そして、もう我慢できないとノエルのズボンを取り去った。そして、先走りを零すそこを口に含む。
「ああっ」
いきなりの口淫に、ノエルは思い切り声を上げていた。足を大きく開き、涼真が舐めやすいようにする。すると、涼真は内ももに手を這わせた。
「んんっ」
その柔らかな指の動きにも感じてしまい、ノエルは身体を震わせる。その反応に満足したのか、涼真は一層深くノエルのモノを口に含んだ。熱い口内に、すっぽりと包まれる。
「ああっ」
丁寧に舌を這わされ、口全体を使って締め付けられては我慢できない。ノエルは涼真の口の中に放っていた。
「ふふっ。さすがはプロ」
ノエルの放った白濁を飲み込むと、涼真は満足そうにノエルの髪を撫でた。
「褒めても何も出ないぞ」
「いやいや。ここからもっと、いやらしい蜜を出してもらうよ」
「――ったく」
くったりなった先端を撫でられ、ノエルは真っ赤になった。その反応に満足したらしく、涼真はそのまま指を後ろに這わせる。会陰部をゆっくりと愛撫してから、ようやく後孔に指を入れる。
「んっ」
じらされたせいか、ノエルは挿れられた瞬間に鼻から甘い息を漏らしていた。
「可愛い」
「んんっ」
すぐに指が二本に増えたが、ノエルはやすやすとそれを飲み込んだ。そしてきゅっと指を締め付ける。
「りょ、涼真」
そして早くと、涼真の名前を呼ぶ。真っ赤な顔をしたノエルに呼ばれ、涼真はごくりと生唾を飲み込んだ。
「ったく。ノエル相手だと余裕ぶってられないな」
「ああっ」
涼真は指を抜くと同時に、昂った自身でノエルを貫いた。予想より大きなそれに、ノエルは背を反らして感じてしまう。
「どう?」
「い、いい。涼真の、おっきい」
「ふふっ。そう褒められると頑張っちゃうな」
涼真はノエルの腰を掴むと、激しく揺さぶり始める。
「ああっ」
いきなりの刺激に、ノエルは耐えられなかった。白濁を思い切り吹き上げてしまう。しかし、涼真は腰を止めることはなかった。
「ちょっ」
「待てはなし。すんげえ締まる」
「ううっ」
敏感になった身体は、涼真の刺激に翻弄される。すぐにまた前は勃起し、白濁をたらたらと零し始めた。それに、涼真は指を這わせて扱き上げる。
「ああっ」
「今度は同時に」
「――」
涼真がそう言って後ろに熱い奔流を叩きつけるのと同時に、ぎゅっとノエルの前を刺激した。だから、ノエルは続けての絶頂を味わい、息も絶え絶えになっていた。
ノエルは体力差を感じずにはいられなかった。何度も激しく抱き合ったというのに、涼真はまだまだ元気だ。
「ノエル」
布団に力なく横たわっているノエルに、涼真はキスをしてくる。
「んっ」
自然と返していると、涼真が遠慮なく舌を入れてきた。その動きは激しく、まだ欲求が収まっていないと訴えているようだ。
「涼真」
「こんな機会、今夜しかないかもしれないから」
涼真は切なく言うと、ノエルの頭を抱えるようにする。他にこんな激しく求めることは出来ない。そう訴えている。
「いいよ」
本当はもう限界に近いが、ノエルは涼真のそんな想いに応えたかった。少なくとも、今夜だけは何か我慢する必要はない。プライベートすら演技している彼に、遠慮の要らない時間を味わってほしかった。
「優しいんだ」
ノエルの耳元で、涼真が嬉しそうに囁く。
「どうかな?」
優しさとは違う気がして、ノエルは苦笑する。ただ、解るだけだ。好きに出来ない時間を、好きに生きられない時間を、ノエルも知っているだけだ。
「どれだけ獣になっても、ノエルがマスコミに言うことはないし」
首筋に舌を這わせながら、涼真が甘い声のまま言う。
「それはお互いさまだよ」
夜の相手をしていることをばらされれば、社長の津久見に迷惑が掛かる。ノエルは少し冷たいかなと思いながらも言った。俺に対して、何の遠慮も要らないのだと。
「そうか。お互い、好き勝手できないわけだ」
涼真は気を悪くすることなく、そう呟いただけだった。まさか伝わるとは思っていなくて、ノエルは驚いてしまう。すると、涼真がにっこりと微笑んだ。
「初めから解ってたよ。ノエルは、どこか俺と似てる」
「まさか。そんなことより、今度はもう少し優しく」
ノエルは全く違うと悲しくなり、だからこそ続きを要求した。そして涼真の背に手を回す。
「じゃあ、頑張ってもっと付き合ってくれよ」
涼真は悪戯を思いついたかのように笑う。
「も、もっとって?」
何だか嫌な予感がするノエルは、涼真の顔を見つめた。するとにやりと笑われる。その顔は、映画やドラマでは見たことのない、涼真の素の悪巧みの顔だった。
「あと五ラウンドくらい」
「――まったく」
気を許してくれたのが嬉しい。そう思うと、ノエルは諦めていた。そうやって、優しく甘い時間が始まったのだった。
「あの、ここからしますか?」
だから思わず、同じように学ランを着た今回の客である大倉涼真に訊く。
「だって、修学旅行気分を味わってみたいんだよ。それにさ、俺の学校制服はブレザーだったしね」
涼真はにっこりと笑って答えた。その理由に、なるほどとノエルは複雑な気分になる。
涼真は小さい頃から俳優をしている、結構な有名人だ。年齢は今年で二十三である。その涼真からの指名というのも驚きだが、今更修学旅行気分を味わってみたいとの要望も驚きだ。
「まあ、俺の学校もブレザーでしたけど」
今時学ランの学校は少ないだろう。しかし、俳優をしているならば着る機会はありそうなものだ。
「あとさ。ノエルも客に合せて演技できるだろ?俺を有名人扱いしないでね」
まだ遠慮のあるノエルに、涼真が念を押すように言った。プロ意識を見せろと、ずいっと顔を寄せる。
「解りました」
「それと、丁寧語も禁止」
すぐに涼真の指示が入る。ノエルは苦笑してしまった。しかし、プロとしてやれと言われればやるしかない。
「というわけで、修学旅行といえば枕投げだろ?」
涼真が枕を掴んで万全の態勢で言う。
「はあ」
が、まだまだペースの掴めないノエルは、やる気のない返事をしてしまった。しかし、涼真は気にする様子もない。すぐに枕をノエルに向けて投げた。
「うっ」
完全に不意打ちを食らったノエルは、枕が顔に当たった。いくら羽毛で柔らかいとはいえ、ダメージはある。
「このっ」
おかげで、ノエルは思わず反撃を開始してしまった。
そのまま枕投げが続行される。部屋は広い和室なので、何かを壊す恐れはない。おかげで大暴れしてしまった。
「もう、無理」
しかし、日ごろの不摂生が祟ったノエルが先に音を上げた。激しく動き回る機会などない。ぐったりとノエルが布団に寝転がると、涼真が遠慮なく上に乗った。
「涼真?」
「体力がいるのはここからだろ?」
何ともしっかりしている。ノエルは苦笑してしまった。
「だったら枕投げは要らなかったよ」
「いいや。これは俺の欲求なんだよ」
涼真はノエルの学ランに手を掛けながら言う。
「欲求?」
「だって、小さい頃からみんなが俺を知ってるんだぞ。学校の同級生をこうやって襲えるわけないじゃん」
言いながら涼真は下に着ているワイシャツのボタンを外していく。その動きは手慣れていた。
「ま、週刊誌どころでは済まないか」
ノエルは涼真にされるがまま納得した。子役から活躍している俳優は、何かトラブルがあればすぐに芸能界から干される。そういうところは、細心の注意を払わなければならないのだろう。
「そりゃあ女子も好きだけどね。でも、本当は男がいい」
涼真の表情が少し沈んだものとなる。しかし、目ははだけたノエルの姿を見て欲情していた。
「俺に遠慮は要らない。涼真」
ノエルがそう声を掛けると、涼真は嬉しそうに笑った。
「そっか。ノエルも当然男がいいわけだよね」
「まあ」
ここでどっちもいいという返事はおかしい。それに、ノエルは男としか経験がない。
それにしても、涼真はずっと本心を隠して生きてきたわけだ。日常生活でもばれないように演技をしなければならなかっただろう。だったら、今日くらい羽目を外す手伝いをしてもいい。
「こうやってさ。同じノリで暴れてそれからっていうのが、憧れだったわけ。ドラマなんかでは王道のパターンだろ?」
涼真はそう独白すると、肌蹴させたノエルの胸に手を這わせた。
ノエルも涼真の学ランを脱がせる。
「さすが、積極的だな」
満足そうに涼真は言う。すると、手の動きにも遠慮がなくなった。胸の突起を性急なまでに刺激し始める。
「んんっ」
強い刺激に、ワイシャツのボタンを外していた手が止まる。それだけ、涼真の指の動きには遠慮がない。
「思い切りよがってよ」
「うっ、んんっ」
涼真は激しい刺激でぷっくりと膨れたノエルの胸の突起を口に含む。そして優しく転がした。
「あっ」
そうやって刺激をしながらも、手は下半身へと伸びていた。ズボンを緩め、すっと手を差し入れる。そして、萌し始めていたモノを握った。
「ここも正直だね」
「んんっ」
くりくりと先端を指で刺激され、ノエルは背中を反らす。すると、涼真がじゅっと胸の突起をきつく吸った。
「あっ」
「いいね。すごくいい」
涼真は興奮した吐息を漏らす。そして、もう我慢できないとノエルのズボンを取り去った。そして、先走りを零すそこを口に含む。
「ああっ」
いきなりの口淫に、ノエルは思い切り声を上げていた。足を大きく開き、涼真が舐めやすいようにする。すると、涼真は内ももに手を這わせた。
「んんっ」
その柔らかな指の動きにも感じてしまい、ノエルは身体を震わせる。その反応に満足したのか、涼真は一層深くノエルのモノを口に含んだ。熱い口内に、すっぽりと包まれる。
「ああっ」
丁寧に舌を這わされ、口全体を使って締め付けられては我慢できない。ノエルは涼真の口の中に放っていた。
「ふふっ。さすがはプロ」
ノエルの放った白濁を飲み込むと、涼真は満足そうにノエルの髪を撫でた。
「褒めても何も出ないぞ」
「いやいや。ここからもっと、いやらしい蜜を出してもらうよ」
「――ったく」
くったりなった先端を撫でられ、ノエルは真っ赤になった。その反応に満足したらしく、涼真はそのまま指を後ろに這わせる。会陰部をゆっくりと愛撫してから、ようやく後孔に指を入れる。
「んっ」
じらされたせいか、ノエルは挿れられた瞬間に鼻から甘い息を漏らしていた。
「可愛い」
「んんっ」
すぐに指が二本に増えたが、ノエルはやすやすとそれを飲み込んだ。そしてきゅっと指を締め付ける。
「りょ、涼真」
そして早くと、涼真の名前を呼ぶ。真っ赤な顔をしたノエルに呼ばれ、涼真はごくりと生唾を飲み込んだ。
「ったく。ノエル相手だと余裕ぶってられないな」
「ああっ」
涼真は指を抜くと同時に、昂った自身でノエルを貫いた。予想より大きなそれに、ノエルは背を反らして感じてしまう。
「どう?」
「い、いい。涼真の、おっきい」
「ふふっ。そう褒められると頑張っちゃうな」
涼真はノエルの腰を掴むと、激しく揺さぶり始める。
「ああっ」
いきなりの刺激に、ノエルは耐えられなかった。白濁を思い切り吹き上げてしまう。しかし、涼真は腰を止めることはなかった。
「ちょっ」
「待てはなし。すんげえ締まる」
「ううっ」
敏感になった身体は、涼真の刺激に翻弄される。すぐにまた前は勃起し、白濁をたらたらと零し始めた。それに、涼真は指を這わせて扱き上げる。
「ああっ」
「今度は同時に」
「――」
涼真がそう言って後ろに熱い奔流を叩きつけるのと同時に、ぎゅっとノエルの前を刺激した。だから、ノエルは続けての絶頂を味わい、息も絶え絶えになっていた。
ノエルは体力差を感じずにはいられなかった。何度も激しく抱き合ったというのに、涼真はまだまだ元気だ。
「ノエル」
布団に力なく横たわっているノエルに、涼真はキスをしてくる。
「んっ」
自然と返していると、涼真が遠慮なく舌を入れてきた。その動きは激しく、まだ欲求が収まっていないと訴えているようだ。
「涼真」
「こんな機会、今夜しかないかもしれないから」
涼真は切なく言うと、ノエルの頭を抱えるようにする。他にこんな激しく求めることは出来ない。そう訴えている。
「いいよ」
本当はもう限界に近いが、ノエルは涼真のそんな想いに応えたかった。少なくとも、今夜だけは何か我慢する必要はない。プライベートすら演技している彼に、遠慮の要らない時間を味わってほしかった。
「優しいんだ」
ノエルの耳元で、涼真が嬉しそうに囁く。
「どうかな?」
優しさとは違う気がして、ノエルは苦笑する。ただ、解るだけだ。好きに出来ない時間を、好きに生きられない時間を、ノエルも知っているだけだ。
「どれだけ獣になっても、ノエルがマスコミに言うことはないし」
首筋に舌を這わせながら、涼真が甘い声のまま言う。
「それはお互いさまだよ」
夜の相手をしていることをばらされれば、社長の津久見に迷惑が掛かる。ノエルは少し冷たいかなと思いながらも言った。俺に対して、何の遠慮も要らないのだと。
「そうか。お互い、好き勝手できないわけだ」
涼真は気を悪くすることなく、そう呟いただけだった。まさか伝わるとは思っていなくて、ノエルは驚いてしまう。すると、涼真がにっこりと微笑んだ。
「初めから解ってたよ。ノエルは、どこか俺と似てる」
「まさか。そんなことより、今度はもう少し優しく」
ノエルは全く違うと悲しくなり、だからこそ続きを要求した。そして涼真の背に手を回す。
「じゃあ、頑張ってもっと付き合ってくれよ」
涼真は悪戯を思いついたかのように笑う。
「も、もっとって?」
何だか嫌な予感がするノエルは、涼真の顔を見つめた。するとにやりと笑われる。その顔は、映画やドラマでは見たことのない、涼真の素の悪巧みの顔だった。
「あと五ラウンドくらい」
「――まったく」
気を許してくれたのが嬉しい。そう思うと、ノエルは諦めていた。そうやって、優しく甘い時間が始まったのだった。
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