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第67話 オフ会その2
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酔ったのか、ミクミクさんが俺にしなだれかかってきた。
うおっ!これだ!!これが正統派当ててんのよ!!って奴だ。
「ミクミクさん、酔うとすぐに隣の人にすがり付くんです。」
「それは、困ったな。マユユンが暴れるぞ!!」
俺は冗談のつもりで言った。周りもウケた!
でも、マユユンの表情が怖かった。
「マスター!私というものがありながら!!浮気は禁止ですよぉ!!」
周りは更にウケた!
マユユンもネタだと分かってくれてますように!!
「マユユン!!今日で貴女の時代は終わったのよ!!今日からはマスターは私の物だから」
調子に乗ったミクミクさんは俺に抱きつきマユユンに宣言した。
「マユユンには僕がいるから大丈夫さ!!」
まーちゃんがマユユンの手をとる。
ムッ。なんかムカつく!!
「僕も居まーす」
夢幻晶迄反対の手をここぞとばかりにさわる。
テメーの脂ぎった手で触るんじゃねーっ!
これか、これがジェラシーって奴か!
マユユンに怒るなとは言えないな。
でも、婚約者宣言なんて…恥ずかしすぎる。
それに、マユユンのストーカーネタがなくなってしまう。
とりあえず、自分が静まろう。俺からミクミクさんに手を出しちゃダメだ。これは絶対だ。
そう考えていたら、マユユンを見ていたミクミクさんが、俺に向き直り唇をつきだしてきた。
「はいストップ!!俺の唇高いんだよ。」
両手でミクミクさんの肩を押さえる。
「そーですよ!!マスターの唇はマユユンの人生と同じ値段なんですよぉ!!」
マユユンが変な例えを叫ぶ。高いのか安いのか分からんだろっ!!
夢幻晶はそれは高い!と俺に恨みがましい視線を送って来るし、その他は重い!と連呼してる。
「マユユンみたいな気持ちデブから、私が守ってあげますからね。」
ミクミクさんがノリノリになった。
「俺なんかのどこが良いのかね。…マユユンには聞いてない!!…ただのゲーム廃人だぞ?ニートだし。」
ここでマユユンに入って来られても困る。
だが、マユユンを止めた事で余計に周りがウケてしまった。
「マスターの全てですぅ。」
微妙にマユユンの真似をしたサブマスが抱きついてきた。マユユンしか抱きつきマトモに抱きつかれた事がないので、大人の男の体格の良さを実感した。
両腕をホールドされた。
そこに、ミクミクさんが同じように真似しながら唇をつきだして来る。
「私もですマスター!」
俺は唇を奪われるのを楽しみに、いや!仕方なく待った。
「あれ~?」
残念ながら、ミクミクさんに唇は奪われなかった。何かに興味を示したみたいだ。
「あれあれ?みんな注目~!!マスターとマユユンが、出来てる可能性について話し合います!!」
何が起こった?
うおっ!これだ!!これが正統派当ててんのよ!!って奴だ。
「ミクミクさん、酔うとすぐに隣の人にすがり付くんです。」
「それは、困ったな。マユユンが暴れるぞ!!」
俺は冗談のつもりで言った。周りもウケた!
でも、マユユンの表情が怖かった。
「マスター!私というものがありながら!!浮気は禁止ですよぉ!!」
周りは更にウケた!
マユユンもネタだと分かってくれてますように!!
「マユユン!!今日で貴女の時代は終わったのよ!!今日からはマスターは私の物だから」
調子に乗ったミクミクさんは俺に抱きつきマユユンに宣言した。
「マユユンには僕がいるから大丈夫さ!!」
まーちゃんがマユユンの手をとる。
ムッ。なんかムカつく!!
「僕も居まーす」
夢幻晶迄反対の手をここぞとばかりにさわる。
テメーの脂ぎった手で触るんじゃねーっ!
これか、これがジェラシーって奴か!
マユユンに怒るなとは言えないな。
でも、婚約者宣言なんて…恥ずかしすぎる。
それに、マユユンのストーカーネタがなくなってしまう。
とりあえず、自分が静まろう。俺からミクミクさんに手を出しちゃダメだ。これは絶対だ。
そう考えていたら、マユユンを見ていたミクミクさんが、俺に向き直り唇をつきだしてきた。
「はいストップ!!俺の唇高いんだよ。」
両手でミクミクさんの肩を押さえる。
「そーですよ!!マスターの唇はマユユンの人生と同じ値段なんですよぉ!!」
マユユンが変な例えを叫ぶ。高いのか安いのか分からんだろっ!!
夢幻晶はそれは高い!と俺に恨みがましい視線を送って来るし、その他は重い!と連呼してる。
「マユユンみたいな気持ちデブから、私が守ってあげますからね。」
ミクミクさんがノリノリになった。
「俺なんかのどこが良いのかね。…マユユンには聞いてない!!…ただのゲーム廃人だぞ?ニートだし。」
ここでマユユンに入って来られても困る。
だが、マユユンを止めた事で余計に周りがウケてしまった。
「マスターの全てですぅ。」
微妙にマユユンの真似をしたサブマスが抱きついてきた。マユユンしか抱きつきマトモに抱きつかれた事がないので、大人の男の体格の良さを実感した。
両腕をホールドされた。
そこに、ミクミクさんが同じように真似しながら唇をつきだして来る。
「私もですマスター!」
俺は唇を奪われるのを楽しみに、いや!仕方なく待った。
「あれ~?」
残念ながら、ミクミクさんに唇は奪われなかった。何かに興味を示したみたいだ。
「あれあれ?みんな注目~!!マスターとマユユンが、出来てる可能性について話し合います!!」
何が起こった?
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