43 / 75
第2章 自分磨き
ネルVS盗賊
しおりを挟む
俺は急ぐためにほぼ全力で走った。
走っている途中にローブを着て、グローブを付けた。武器も破癒剣グラスを装備した。
俺の1兆あるステータスだと、すぐに着いた。お父様達には驚かれてしまったがもう遅い。
「加勢します!」
「ダメだ!こんなことは言いたくないが子供ではどうにも出来ないし、邪魔になるだけだ!」
「そうだ!ここは危険なんだ!逃げろ!」
「大丈夫です!腕には少し自信があるので!」
俺は破癒剣グラスで空気を切って飛斬を飛ばした。そして盗賊団の意識を破壊した。意識を破壊という言葉は適切ではないかもしれないが要するに気絶させたという事だ。まずは裏にいる10人程を気絶させた。これで魔法などの遠距離攻撃は出来なくなったはずだ。もちろん盗賊団も傷ついていない。破癒剣グラスで切ったのあくまで意識なので傷を付けることはないし斬ることも出来ない。破壊する対象を変えたらもちろん斬ることは出来るが今はしない。まだ、人を殺すということはしたくないからだ。いつかは殺さないといけない時が来るとは思うが今はまだその時ではない。免疫を付ける、ということならいいかもしれないが恐らく”完全耐性”で何も思うことはないだろう。だからそういう感情にならないためにまだ殺しはしない。殺した途端に気持ちが急変して殺人鬼にもなりかねないしな。
俺はグラスを地面に突き刺し、ある程度の魔力を込め、俺は言う。
「対象は盗賊団残り39人。効果は意識の破壊。対象の者全てを気絶させろ」
すると、剣から黒いモヤが出て、盗賊団に触れる。盗賊団は驚いていたがモヤが盗賊団に触れる方が早く、すぐに気絶していった。
これで全員気絶させた。
護衛の方は全員無事で傷ひとつない。
後から見てみると、獣人の騎士が、30人程いる。騎士団の紋章も違うから別の騎士なのかな?
「無事で良かったです」
「馬車に寄るな!貴様は誰だ!?」
警戒させちゃったかな?
まぁそれもそうだよな。いきなり現れて次々に盗賊の人達が倒れていくんだから。
俺はグラスをマジックバックに入れる振りをして異空間にしまい、名をなのることにした。
馬車は俺の家の辺境伯家の馬車よりも豪華だったので丁寧に言う。
「申し遅れました。私はネル・ネロリアと申します。ゼル・ネロリア辺境伯の次男になります。盗賊団に襲われているとスキルで分かりましたので応援に駆けつけました。もうすぐ父の騎士も来ると思います。父はもう少しかかると思いますが」
「ふむ。では証明できるものはあるか?」
「あります。これで良いですかね?」
俺は身分証を出した。もちろんステータスなどは隠してあるので名前や性別などしかうつっていない。
「分かった。信じよう。だがここまで簡単に盗賊団を倒せるとは思わん。どうやった?」
「どうやったかは教えることは出来ませんがこれを見ていただけると分かると思います」
俺は冒険者カードを出して見せた。
「ほう。その歳でBランクか。流石はネロリア伯の子供だな」
「お父様のことを知っているのですか?」
「知ってるも何も有名だからな。しかも俺は近衛騎士団の副騎士団長だからな。憧れの人でもあるのだ。騎士団長様も憧れの人ではあるがな」
「そうでしたか。ですがそちらに乗っている方は?紋章は王族家のものではないように見えますが。他の貴族の方の紋章でもないようですし」
「あぁこの方はセルモンド獣王国の第2王女のユア・フィルネリア・セルモンド様だ。この度は我がスティフィア王国に起こしいただいていたのだ。騎士の中にも獣人の人が見えるだろう?その人達はセルモンド獣王国の近衛騎士団の方々だ」
「そ、そうでしたか。ですがここはスティフィア王国内です。このような事があれば戦争とか賠償金とかを支払わないといけないんですよね?」
「戦争はまずないから安心しろ。賠償金ももしかしたらないかもしれん。まぁ、分からんがな」
戦争まで発展しなくて良かった。
他国の王族がここで襲われたとなったら国際問題だからな。
それほどまでスティフィア王国とセルモンド獣王国は仲が良い。スティフィア王国は獣人を受け入れる数少ない国だからだ。
「応援にネル・ネロリア辺境伯の騎士だ。応援に参っ·····た···え?盗賊団がいるとお伺いしたがもう倒されていたか。って!ネル様!?なぜこのような所に!?」
「俺も応援に来たんです。少しでも怪我人を減らしたかったですしね。ちゃんとお父様の許可は貰っていますよ」
「そうでしたか。それなら。ネル様なら可能かもしれませんね。そちらは近衛騎士団の方ですか、それと、セルモンド獣王国の近衛騎士団?何故ここに?」
「馬車に乗っている方がセルモンド獣王国の王族の方らしいですよ」
「なに!?そしたら···」
「待ってください、そこはもう説明を受けましたから大丈夫です。後で説明しますから」
「そうか。分かったお騒がせして申し訳ない」
すると、突然馬車の扉が開き、待女に支えられたユア様が出てきた。
走っている途中にローブを着て、グローブを付けた。武器も破癒剣グラスを装備した。
俺の1兆あるステータスだと、すぐに着いた。お父様達には驚かれてしまったがもう遅い。
「加勢します!」
「ダメだ!こんなことは言いたくないが子供ではどうにも出来ないし、邪魔になるだけだ!」
「そうだ!ここは危険なんだ!逃げろ!」
「大丈夫です!腕には少し自信があるので!」
俺は破癒剣グラスで空気を切って飛斬を飛ばした。そして盗賊団の意識を破壊した。意識を破壊という言葉は適切ではないかもしれないが要するに気絶させたという事だ。まずは裏にいる10人程を気絶させた。これで魔法などの遠距離攻撃は出来なくなったはずだ。もちろん盗賊団も傷ついていない。破癒剣グラスで切ったのあくまで意識なので傷を付けることはないし斬ることも出来ない。破壊する対象を変えたらもちろん斬ることは出来るが今はしない。まだ、人を殺すということはしたくないからだ。いつかは殺さないといけない時が来るとは思うが今はまだその時ではない。免疫を付ける、ということならいいかもしれないが恐らく”完全耐性”で何も思うことはないだろう。だからそういう感情にならないためにまだ殺しはしない。殺した途端に気持ちが急変して殺人鬼にもなりかねないしな。
俺はグラスを地面に突き刺し、ある程度の魔力を込め、俺は言う。
「対象は盗賊団残り39人。効果は意識の破壊。対象の者全てを気絶させろ」
すると、剣から黒いモヤが出て、盗賊団に触れる。盗賊団は驚いていたがモヤが盗賊団に触れる方が早く、すぐに気絶していった。
これで全員気絶させた。
護衛の方は全員無事で傷ひとつない。
後から見てみると、獣人の騎士が、30人程いる。騎士団の紋章も違うから別の騎士なのかな?
「無事で良かったです」
「馬車に寄るな!貴様は誰だ!?」
警戒させちゃったかな?
まぁそれもそうだよな。いきなり現れて次々に盗賊の人達が倒れていくんだから。
俺はグラスをマジックバックに入れる振りをして異空間にしまい、名をなのることにした。
馬車は俺の家の辺境伯家の馬車よりも豪華だったので丁寧に言う。
「申し遅れました。私はネル・ネロリアと申します。ゼル・ネロリア辺境伯の次男になります。盗賊団に襲われているとスキルで分かりましたので応援に駆けつけました。もうすぐ父の騎士も来ると思います。父はもう少しかかると思いますが」
「ふむ。では証明できるものはあるか?」
「あります。これで良いですかね?」
俺は身分証を出した。もちろんステータスなどは隠してあるので名前や性別などしかうつっていない。
「分かった。信じよう。だがここまで簡単に盗賊団を倒せるとは思わん。どうやった?」
「どうやったかは教えることは出来ませんがこれを見ていただけると分かると思います」
俺は冒険者カードを出して見せた。
「ほう。その歳でBランクか。流石はネロリア伯の子供だな」
「お父様のことを知っているのですか?」
「知ってるも何も有名だからな。しかも俺は近衛騎士団の副騎士団長だからな。憧れの人でもあるのだ。騎士団長様も憧れの人ではあるがな」
「そうでしたか。ですがそちらに乗っている方は?紋章は王族家のものではないように見えますが。他の貴族の方の紋章でもないようですし」
「あぁこの方はセルモンド獣王国の第2王女のユア・フィルネリア・セルモンド様だ。この度は我がスティフィア王国に起こしいただいていたのだ。騎士の中にも獣人の人が見えるだろう?その人達はセルモンド獣王国の近衛騎士団の方々だ」
「そ、そうでしたか。ですがここはスティフィア王国内です。このような事があれば戦争とか賠償金とかを支払わないといけないんですよね?」
「戦争はまずないから安心しろ。賠償金ももしかしたらないかもしれん。まぁ、分からんがな」
戦争まで発展しなくて良かった。
他国の王族がここで襲われたとなったら国際問題だからな。
それほどまでスティフィア王国とセルモンド獣王国は仲が良い。スティフィア王国は獣人を受け入れる数少ない国だからだ。
「応援にネル・ネロリア辺境伯の騎士だ。応援に参っ·····た···え?盗賊団がいるとお伺いしたがもう倒されていたか。って!ネル様!?なぜこのような所に!?」
「俺も応援に来たんです。少しでも怪我人を減らしたかったですしね。ちゃんとお父様の許可は貰っていますよ」
「そうでしたか。それなら。ネル様なら可能かもしれませんね。そちらは近衛騎士団の方ですか、それと、セルモンド獣王国の近衛騎士団?何故ここに?」
「馬車に乗っている方がセルモンド獣王国の王族の方らしいですよ」
「なに!?そしたら···」
「待ってください、そこはもう説明を受けましたから大丈夫です。後で説明しますから」
「そうか。分かったお騒がせして申し訳ない」
すると、突然馬車の扉が開き、待女に支えられたユア様が出てきた。
0
お気に入りに追加
75
あなたにおすすめの小説
【オンボロ剣】も全て【神剣】に変える最強術者
月風レイ
ファンタジー
神の手違いにより死んでしまった佐藤聡太は神の計らいで異世界転移を果たすことになった。
そして、その際に神には特別に特典を与えられることになった。
そして聡太が望んだ力は『どんなものでも俺が装備すると最強になってしまう能力』というものであった。
聡太はその能力は服であれば最高の服へと変わり、防具であれば伝説級の防具の能力を持つようになり、剣に至っては神剣のような力を持つ。
そんな能力を持って、聡太は剣と魔法のファンタジー世界を謳歌していく。
ストレスフリーファンタジー。
転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?
N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、
生まれる世界が間違っていたって⁇
自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈
嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!!
そう意気込んで転生したものの、気がついたら………
大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い!
そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!!
ーーーーーーーーーーーーーー
※誤字・脱字多いかもしれません💦
(教えて頂けたらめっちゃ助かります…)
※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません
女神様から同情された結果こうなった
回復師
ファンタジー
どうやら女神の大ミスで学園ごと異世界に召喚されたらしい。本来は勇者になる人物を一人召喚するはずだったのを女神がミスったのだ。しかも召喚した場所がオークの巣の近く、年頃の少女が目の前にいきなり大量に現れ色めき立つオーク達。俺は妹を守る為に、女神様から貰ったスキルで生き残るべく思考した。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる