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#8 4年生のクリスマスパーティーは、笑理の学校生活スタートへの扉
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文化祭が終わった後。もう少しでクリスマスだ。今年はなんと、学校で特別に、1泊2日のクリスマスパーティーが開かれる。俺たちは12月20日の今日、その準備をしている。
今の俺は、これまでにないほど熱心に、教室の飾り付けをしている。その理由は、なんとなく分かるだろう。
そう、笑理(えいり)が参加するのだ。学校や児童の雰囲気とかを見直して、5年生から登校するかどうかを決めるらしい。俺は、今やっているように飾り付けもするし、当日は笑理を案内して、夜は一緒に眠る。担任の先生たちが立ててくれたプラン。絶対に無駄にはしたくない。
いや!絶対にしない!
本番が来てしまった。今日は12月24日。
まず、笑理と一緒に学校に向かうところからスタートだ。
「ピンポーン」と、俺はチャイムを鳴らした。「はーい。あっ!進(すすむ)君!」
笑理が出て来た。
小さな赤いトランクケースを転がしている。
次に目に入って来たのは、黒のブーツ、白い長ズボン、ネイビーの上着、黄色のマフラー、そして、紫色のベレー帽だ。
「可愛いじゃん。笑理。」「ありがとう。でも進君もかっこいいよ。特に、その赤いジャケット。白のズボンといい組み合わせ。すごく似合ってるよ」
俺の格好は、黒の靴、白のズボン、赤いジャケット、黒のネックウォーマーだ。
「ズボン、お揃いだな」「うん。じゃあ、一緒行こう」「よし!行こう!」
雪が降る中、学校に向かう途中、俺たちは例の側溝の近くに来た。
「私…ここに落ちたんだよね…今見ても怖いな…」「あの時は本当にごめんな。無事だったから良かったけどさ…」「もう気にしなくていいよ。私は大丈夫でしょ?」「おお…にしてもやっぱり深いな…この側溝。そういえば、あの時もこんなふうに、雪が降っていたな。あれから1年ちょいか…」「本当だ。記念日ではないけど、特別な日だね」「記念にできることじゃねーよ」「そうだね…へへっ…」
やはりまだ、笑理はあの日の事を覚えている。
学校に到着し、教室に入った。
「おはよう。進(すすむ)。うん?その子誰だ?」「同じクラスの笑理(えいり)だよ。まあ、分かんねーか。ずっと学校来てなかったし」
その後も、俺が笑理の紹介をする状況が続いた。笑理はまだ、周りとうまく話せない。だから、俺が代わりに紹介することなった。
「はい。席着いて」と、先生の声だ。
「今日は、笑理が参加してくれることになって…」「誰ですか?えーりって」「誰ですか?」
あーあ。まだ紹介してない奴がいた。面倒くさいな…
すると先生が、
「笑理。前に来れるか?」「…進君と一緒なら、大丈夫です」「おお。分かった。じゃあ進、よろしく」「はーい」
そうして先生が説明を始めた。
「笑理は、訳あって学校に来れていない。しかし、学校にできるだけ来たいと考えている。よって、このクリスマスパーティーに来てもらって、学校の様子を見てもらうことになった。みんな、サポートよろしく。と言っても…」
先生は続けた。
「進がメインのサポーターということになっている!基本的に2人が一緒だ」「ちょっと。先生」
「最後に一言。笑理、いいぞ」
「…皆さん…今日と明日、よろしくお願いします」
パーティー開始後、俺と笑理は学校見学に移った。
「自己紹介、先生派手にやったな」「うん。ちょっと意地悪だねー」
まあ、俺のことを考えてなのだろう。しかし、強調し過ぎだ。
「ねえ、進君」「うん?どうした?」「実はさ、この学校で一番最初に話しかけてくれたの、進君なの。いきなり呼び捨てでびっくりしたけど、あれ、嬉しかった」「そっか。そりゃ良かったよ」
楽しかったパーティーも終わり、夜の闇と月の光が近づいて来た。「闇と光って、俺と笑理みたいだ」って、ふと思った。
事前に契約されていた銭湯で体をきれいにした俺たち児童は、寝る前の出し物に入る。
俺は笑理(えいり)と一緒に、後ろで見学。先生に頼んで飾り付けだけをさせてもらったから、出し物あたりは何もしてない。
すると突然、笑理が聞いて来た。
「進君、教室の飾りって、誰がつけたの?」「えっ?俺だよ」
めっちゃ正直に答えた。そんな自分に今、びびってる。
「本当?すごく綺麗だったなー。1人で?」「黒板の絵以外は、やらせてもらった」「本当!?すごい!」
笑理の瞳が、夜の闇に浮かぶ、月より明るく、太陽のように輝いていた。
いろいろあって、寝る時間になった。笑理は人に慣れていないので、別室で寝ることになっている。隣の部屋に先生がいる、安全な場所。もちろん、俺が笑理と寝ることは、笑理のお母さんにも、周りの先生にも、OKをもらっている。
「笑理。来たぞ」「あっ。こんばんは。進君」
2人で布団に入ってしばらくすると、また笑理が言った。
「私がイジメを受けてたって話、したかな?」「なんかされてたって言う話は聞いたと思うぜ」
長い話が始まった。
『私、笑理(えいり)は、これまでずっと辛かったの。幼稚園の頃、いろんな男の子に抱きつかれたし、たくさん体も触られた。
嫌だってこと、言えなかった。
でも小学生になって、そんなのは遊びだったんだって思えた。
物を隠され、殴られ、蹴られ、着替えている時に無理矢理(むりやり)…そしてそのまま、廊下に…』
「そんな…なんでそうなるんだ!」「私にも分かんないよ!」
『だから、2年生から、学校を休んだ。私の性格、異常な落ち込みとか、体力の弱さとか考えたのか、お母さんは休ませてくれた。先生は家に来るたび、どうして学校に来ないのかってことだけを聞き続けて来た。私は、やられたことを先生にも、お母さんにも言わなかった。分かって欲しかったのに、あれだけのことに気づけない先生たちに、すごいショックを感じた。こんな大人たち、おかしいって!ずっと質問から逃げて、ずっと休み続けた。
2年生の夏休み、夜になると、お母さんとお父さんが口喧嘩(くちげんか)を始めた。私は止めた。2人のお兄ちゃんたちも止めた。そこで私だけが、殴られた。それに怒ったお母さんも、殴られた。お兄ちゃんたちは殴られなかったけど、肩を落として、動かなくなっていた。疲れちゃったんだよ。たぶん。そしてこっちにお母さんと来るまで、家では地獄だった。結局学校も、最後まで行かなかった』
「それでこっちの学校に来たの。ごめんねこんな話」「そんな…笑理!」
俺は笑理(えいり)を抱いた。
「俺、何も知らなかった!お前に何もできなかった!本当に…ごめんな!せっかく学校、頑張って来たのに、俺も、酷いことして…」「進君…グスン…ありがとう」
ここで、あの言葉を思い出す。
「笑理!怖がらなくていい!もう大丈夫だから!」
そう言って力いっぱい、俺は笑理を抱きしめた。「ああ…あ…うん…ありがとう…うう…」笑理は泣きながら、俺に抱きつく。
そうしているうちに、俺たちは眠ってしまった。
そうして、朝が来た。
「おーい朝だぞー。2人とも起き…って!?おい!?どうしたんだ!?」
笑理の顔は涙でぐしゃぐしゃ。おれは笑理を抱いている。
その後、みんなが解散した後、俺と笑理は、職員室に呼び出された。笑理は、昨夜俺に話したことを、泣きながら全部説明した。そして言い終わると、大粒の涙を流して泣き出した。
「そんなことが…」
それを聞いていた周りの先生2人くらいも、とても驚いていた。
そのうち、笑理が、口を開いた。
「先生、この学校には、いじめはないですか?なかったら、5年生から学校に来たいです」「…」
笑理の話を聞いた今、誰ももはっきりと答えを出せなかった。
自分たちの知らないところで…ということを、考えていたのだ。
「ううん…」
笑理は床に座って、そのまま寝てしまった。一気に話したから、疲れたんだろう。
笑理のお母さんが、俺たち2人迎えに来ることになった。もちろんお母さんにも、このことは話された。
その後、笑理が通っていた小学校で、調査が行われた。何人かの児童の証言により、いじめがあったこと、加害者は誰かから、その場に居た傍観者まで、全て調べ上げられた。笑理の元担任は、不十分な教育をしていたことも見つかり、処分がくだされた。
報告書が来た時、笑理と俺はそれらを見た。
「私…5年生から学校行くよ」
横には俺、後ろにはお母さんがいる状況で、笑理はそう言った。
「たくさん、友達を作りたい!」
「笑理…分かったわ」
そうしてこれから、笑理の学校生活が始まっていく。
そしてその場で、俺はこう言った。
「俺が絶対、笑理を守ります!」
笑理のお母さんはそんな俺を見て、少しほっとしたようだった。
今の俺は、これまでにないほど熱心に、教室の飾り付けをしている。その理由は、なんとなく分かるだろう。
そう、笑理(えいり)が参加するのだ。学校や児童の雰囲気とかを見直して、5年生から登校するかどうかを決めるらしい。俺は、今やっているように飾り付けもするし、当日は笑理を案内して、夜は一緒に眠る。担任の先生たちが立ててくれたプラン。絶対に無駄にはしたくない。
いや!絶対にしない!
本番が来てしまった。今日は12月24日。
まず、笑理と一緒に学校に向かうところからスタートだ。
「ピンポーン」と、俺はチャイムを鳴らした。「はーい。あっ!進(すすむ)君!」
笑理が出て来た。
小さな赤いトランクケースを転がしている。
次に目に入って来たのは、黒のブーツ、白い長ズボン、ネイビーの上着、黄色のマフラー、そして、紫色のベレー帽だ。
「可愛いじゃん。笑理。」「ありがとう。でも進君もかっこいいよ。特に、その赤いジャケット。白のズボンといい組み合わせ。すごく似合ってるよ」
俺の格好は、黒の靴、白のズボン、赤いジャケット、黒のネックウォーマーだ。
「ズボン、お揃いだな」「うん。じゃあ、一緒行こう」「よし!行こう!」
雪が降る中、学校に向かう途中、俺たちは例の側溝の近くに来た。
「私…ここに落ちたんだよね…今見ても怖いな…」「あの時は本当にごめんな。無事だったから良かったけどさ…」「もう気にしなくていいよ。私は大丈夫でしょ?」「おお…にしてもやっぱり深いな…この側溝。そういえば、あの時もこんなふうに、雪が降っていたな。あれから1年ちょいか…」「本当だ。記念日ではないけど、特別な日だね」「記念にできることじゃねーよ」「そうだね…へへっ…」
やはりまだ、笑理はあの日の事を覚えている。
学校に到着し、教室に入った。
「おはよう。進(すすむ)。うん?その子誰だ?」「同じクラスの笑理(えいり)だよ。まあ、分かんねーか。ずっと学校来てなかったし」
その後も、俺が笑理の紹介をする状況が続いた。笑理はまだ、周りとうまく話せない。だから、俺が代わりに紹介することなった。
「はい。席着いて」と、先生の声だ。
「今日は、笑理が参加してくれることになって…」「誰ですか?えーりって」「誰ですか?」
あーあ。まだ紹介してない奴がいた。面倒くさいな…
すると先生が、
「笑理。前に来れるか?」「…進君と一緒なら、大丈夫です」「おお。分かった。じゃあ進、よろしく」「はーい」
そうして先生が説明を始めた。
「笑理は、訳あって学校に来れていない。しかし、学校にできるだけ来たいと考えている。よって、このクリスマスパーティーに来てもらって、学校の様子を見てもらうことになった。みんな、サポートよろしく。と言っても…」
先生は続けた。
「進がメインのサポーターということになっている!基本的に2人が一緒だ」「ちょっと。先生」
「最後に一言。笑理、いいぞ」
「…皆さん…今日と明日、よろしくお願いします」
パーティー開始後、俺と笑理は学校見学に移った。
「自己紹介、先生派手にやったな」「うん。ちょっと意地悪だねー」
まあ、俺のことを考えてなのだろう。しかし、強調し過ぎだ。
「ねえ、進君」「うん?どうした?」「実はさ、この学校で一番最初に話しかけてくれたの、進君なの。いきなり呼び捨てでびっくりしたけど、あれ、嬉しかった」「そっか。そりゃ良かったよ」
楽しかったパーティーも終わり、夜の闇と月の光が近づいて来た。「闇と光って、俺と笑理みたいだ」って、ふと思った。
事前に契約されていた銭湯で体をきれいにした俺たち児童は、寝る前の出し物に入る。
俺は笑理(えいり)と一緒に、後ろで見学。先生に頼んで飾り付けだけをさせてもらったから、出し物あたりは何もしてない。
すると突然、笑理が聞いて来た。
「進君、教室の飾りって、誰がつけたの?」「えっ?俺だよ」
めっちゃ正直に答えた。そんな自分に今、びびってる。
「本当?すごく綺麗だったなー。1人で?」「黒板の絵以外は、やらせてもらった」「本当!?すごい!」
笑理の瞳が、夜の闇に浮かぶ、月より明るく、太陽のように輝いていた。
いろいろあって、寝る時間になった。笑理は人に慣れていないので、別室で寝ることになっている。隣の部屋に先生がいる、安全な場所。もちろん、俺が笑理と寝ることは、笑理のお母さんにも、周りの先生にも、OKをもらっている。
「笑理。来たぞ」「あっ。こんばんは。進君」
2人で布団に入ってしばらくすると、また笑理が言った。
「私がイジメを受けてたって話、したかな?」「なんかされてたって言う話は聞いたと思うぜ」
長い話が始まった。
『私、笑理(えいり)は、これまでずっと辛かったの。幼稚園の頃、いろんな男の子に抱きつかれたし、たくさん体も触られた。
嫌だってこと、言えなかった。
でも小学生になって、そんなのは遊びだったんだって思えた。
物を隠され、殴られ、蹴られ、着替えている時に無理矢理(むりやり)…そしてそのまま、廊下に…』
「そんな…なんでそうなるんだ!」「私にも分かんないよ!」
『だから、2年生から、学校を休んだ。私の性格、異常な落ち込みとか、体力の弱さとか考えたのか、お母さんは休ませてくれた。先生は家に来るたび、どうして学校に来ないのかってことだけを聞き続けて来た。私は、やられたことを先生にも、お母さんにも言わなかった。分かって欲しかったのに、あれだけのことに気づけない先生たちに、すごいショックを感じた。こんな大人たち、おかしいって!ずっと質問から逃げて、ずっと休み続けた。
2年生の夏休み、夜になると、お母さんとお父さんが口喧嘩(くちげんか)を始めた。私は止めた。2人のお兄ちゃんたちも止めた。そこで私だけが、殴られた。それに怒ったお母さんも、殴られた。お兄ちゃんたちは殴られなかったけど、肩を落として、動かなくなっていた。疲れちゃったんだよ。たぶん。そしてこっちにお母さんと来るまで、家では地獄だった。結局学校も、最後まで行かなかった』
「それでこっちの学校に来たの。ごめんねこんな話」「そんな…笑理!」
俺は笑理(えいり)を抱いた。
「俺、何も知らなかった!お前に何もできなかった!本当に…ごめんな!せっかく学校、頑張って来たのに、俺も、酷いことして…」「進君…グスン…ありがとう」
ここで、あの言葉を思い出す。
「笑理!怖がらなくていい!もう大丈夫だから!」
そう言って力いっぱい、俺は笑理を抱きしめた。「ああ…あ…うん…ありがとう…うう…」笑理は泣きながら、俺に抱きつく。
そうしているうちに、俺たちは眠ってしまった。
そうして、朝が来た。
「おーい朝だぞー。2人とも起き…って!?おい!?どうしたんだ!?」
笑理の顔は涙でぐしゃぐしゃ。おれは笑理を抱いている。
その後、みんなが解散した後、俺と笑理は、職員室に呼び出された。笑理は、昨夜俺に話したことを、泣きながら全部説明した。そして言い終わると、大粒の涙を流して泣き出した。
「そんなことが…」
それを聞いていた周りの先生2人くらいも、とても驚いていた。
そのうち、笑理が、口を開いた。
「先生、この学校には、いじめはないですか?なかったら、5年生から学校に来たいです」「…」
笑理の話を聞いた今、誰ももはっきりと答えを出せなかった。
自分たちの知らないところで…ということを、考えていたのだ。
「ううん…」
笑理は床に座って、そのまま寝てしまった。一気に話したから、疲れたんだろう。
笑理のお母さんが、俺たち2人迎えに来ることになった。もちろんお母さんにも、このことは話された。
その後、笑理が通っていた小学校で、調査が行われた。何人かの児童の証言により、いじめがあったこと、加害者は誰かから、その場に居た傍観者まで、全て調べ上げられた。笑理の元担任は、不十分な教育をしていたことも見つかり、処分がくだされた。
報告書が来た時、笑理と俺はそれらを見た。
「私…5年生から学校行くよ」
横には俺、後ろにはお母さんがいる状況で、笑理はそう言った。
「たくさん、友達を作りたい!」
「笑理…分かったわ」
そうしてこれから、笑理の学校生活が始まっていく。
そしてその場で、俺はこう言った。
「俺が絶対、笑理を守ります!」
笑理のお母さんはそんな俺を見て、少しほっとしたようだった。
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