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第二十三話※
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服の中に手が入ってくる。その手はウィードのお腹を不規則に撫でながら胸の突起まで到達すると、それを弾いた。
「んああっ!」
その動きを繰り返す手とは反対の手が、今度はズボンに手を突っ込んだ。ウィードは服を脱がされ、性器を触られ、こすられる。
「んっっああっああっ!」
媚薬に敏感になった身体はびくびくと振るえ、すぐに達しそうになる。その時、性器からハルサックの手が離れた。
「んあ、な、なんで……」
お尻の割れ目をさわりと触られたかと思うと、ぐりぐりと穴を刺激される。
「ウィード、入れていいか?」
頭を縦にコクコクと振る。早く欲しい。早くこの熱を発散したい。
ローションに濡れた指がぐいぐいと、ウィードの穴を押し入る。指一本目は圧迫感があるだけでさほど痛くなかった。むしろ媚薬の効果か指に感じ入っていた。二本目も特に問題なかった。しかし、三本目はそういかなかった。
「んっっっ……」
圧迫感が……なんか気持ち悪い……。
前の方も触られているせいで痛みに集中せずに済んでいるが、こんなんでハルサックのあれが入るんだろうか?
そういえばあの日も苦しかった。ハルサックがウィードの後ろで感情任せに腰を振ったあの時のことを。
一際心臓が大きく高鳴った。
目の前で自分に指を突っ込んでいるこの男が怖い。
もしまた、あの時のように自分の意思を無視されて痛みや苦しみを植え付けられたら……。
「やっっっ! ロットくん!! ロットくん!!」
ウィードはハルサックを押しのけて、ロットを探した。
しかし、足が震えて床に座り込んでしまう。
少し離れたところで椅子に座っていたロットが赤面しながらウィードを抱き寄せる。
「ウィードさん、どうしたんですか?」
「こ、こわい……」
「ハルサックが?」
ウィードさんはコクコクと頷く。
「ごーかん……される……」
「え? いや、さすがにハルサックもそこまでは……」
「すまない、したんだ……。ウィード、本当に悪かった」
ハルサックは頭を下げた。それを見てロットが「はっ!?!?」と声を上げた。
「な、何やってるんだよ、あんた!!!」
「すまなかった。だが、これからは絶対にそんなことしない。ウィードが嫌がればすぐ辞める」
「本当に本当だな?」
「ああ」
「じゃあとりあえずソファから少し離れろ」
ロットはハルサックが離れたのを確認すると、ウィードをソファに座らせた。ロットはチラチラと視線をウィードの身体から横に逸らす。
「ウィードさん身体はどうですか?」
ウィードは自身の性器を擦りながら、首を横に振る。
「だめ……後ろ、触らないと……足りない……」
でも、自分で触るにはもどかしいし、どうしたら気持ち良いのか分からない。
さっきまでのは苦しかったけど、気持ちはよかった。
「ハルサックに指入れて欲しい……でも、三本は苦しかった。あと、怖いからロットに抱きしめてて欲しい……」
「ま、まじですか……でも、分かりました。自分が巻いた種ですし」
ウィードはロットの腰に抱きつくような体勢でうつ伏せになり、腰を上げた。ハルサックはウィードの後ろに、さっきとは比べものにならないほど丁寧に指を入れた。
「ウィード、苦しかったらすぐ言えよ。お前が嫌なことはしたくないし、気持ちよくなって欲しいんだ」
ウィードがコクコクと頷くと、ハルサックは慎重に中をかき回し始めた。
「んんっっ……あっ、きも……んっ、あっ……」
人肌に抱きついているからだろうか?
それとも、自分が嫌なことをちゃんと聞き入れて貰えたからだろうか?
安心する。
苦しくないし、気持ち悪くない。
その分快感に集中できて、ウィードはすぐにぞくぞくと身体に刺激が駆け巡る。
「んああっ、あああっ……いくっ、ひあああ、いくっ! んあああああああっ……」
「……続けるか?」
ハルサックの言葉にウィードは首を縦に振り、イって敏感になった後ろをまたかき混ぜて貰う。そんなことを何度もウィード達は繰り返した。
「んああっ!」
その動きを繰り返す手とは反対の手が、今度はズボンに手を突っ込んだ。ウィードは服を脱がされ、性器を触られ、こすられる。
「んっっああっああっ!」
媚薬に敏感になった身体はびくびくと振るえ、すぐに達しそうになる。その時、性器からハルサックの手が離れた。
「んあ、な、なんで……」
お尻の割れ目をさわりと触られたかと思うと、ぐりぐりと穴を刺激される。
「ウィード、入れていいか?」
頭を縦にコクコクと振る。早く欲しい。早くこの熱を発散したい。
ローションに濡れた指がぐいぐいと、ウィードの穴を押し入る。指一本目は圧迫感があるだけでさほど痛くなかった。むしろ媚薬の効果か指に感じ入っていた。二本目も特に問題なかった。しかし、三本目はそういかなかった。
「んっっっ……」
圧迫感が……なんか気持ち悪い……。
前の方も触られているせいで痛みに集中せずに済んでいるが、こんなんでハルサックのあれが入るんだろうか?
そういえばあの日も苦しかった。ハルサックがウィードの後ろで感情任せに腰を振ったあの時のことを。
一際心臓が大きく高鳴った。
目の前で自分に指を突っ込んでいるこの男が怖い。
もしまた、あの時のように自分の意思を無視されて痛みや苦しみを植え付けられたら……。
「やっっっ! ロットくん!! ロットくん!!」
ウィードはハルサックを押しのけて、ロットを探した。
しかし、足が震えて床に座り込んでしまう。
少し離れたところで椅子に座っていたロットが赤面しながらウィードを抱き寄せる。
「ウィードさん、どうしたんですか?」
「こ、こわい……」
「ハルサックが?」
ウィードさんはコクコクと頷く。
「ごーかん……される……」
「え? いや、さすがにハルサックもそこまでは……」
「すまない、したんだ……。ウィード、本当に悪かった」
ハルサックは頭を下げた。それを見てロットが「はっ!?!?」と声を上げた。
「な、何やってるんだよ、あんた!!!」
「すまなかった。だが、これからは絶対にそんなことしない。ウィードが嫌がればすぐ辞める」
「本当に本当だな?」
「ああ」
「じゃあとりあえずソファから少し離れろ」
ロットはハルサックが離れたのを確認すると、ウィードをソファに座らせた。ロットはチラチラと視線をウィードの身体から横に逸らす。
「ウィードさん身体はどうですか?」
ウィードは自身の性器を擦りながら、首を横に振る。
「だめ……後ろ、触らないと……足りない……」
でも、自分で触るにはもどかしいし、どうしたら気持ち良いのか分からない。
さっきまでのは苦しかったけど、気持ちはよかった。
「ハルサックに指入れて欲しい……でも、三本は苦しかった。あと、怖いからロットに抱きしめてて欲しい……」
「ま、まじですか……でも、分かりました。自分が巻いた種ですし」
ウィードはロットの腰に抱きつくような体勢でうつ伏せになり、腰を上げた。ハルサックはウィードの後ろに、さっきとは比べものにならないほど丁寧に指を入れた。
「ウィード、苦しかったらすぐ言えよ。お前が嫌なことはしたくないし、気持ちよくなって欲しいんだ」
ウィードがコクコクと頷くと、ハルサックは慎重に中をかき回し始めた。
「んんっっ……あっ、きも……んっ、あっ……」
人肌に抱きついているからだろうか?
それとも、自分が嫌なことをちゃんと聞き入れて貰えたからだろうか?
安心する。
苦しくないし、気持ち悪くない。
その分快感に集中できて、ウィードはすぐにぞくぞくと身体に刺激が駆け巡る。
「んああっ、あああっ……いくっ、ひあああ、いくっ! んあああああああっ……」
「……続けるか?」
ハルサックの言葉にウィードは首を縦に振り、イって敏感になった後ろをまたかき混ぜて貰う。そんなことを何度もウィード達は繰り返した。
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