今日は映画でもどうですか？

マホーン！！久しぶりー！！ ドミノ

クリエイターがいつの間にか上映終了してしまい、後悔していたので慌てて観に行った本作。最初は観るつもりなかったんですが、マホーンことウィリアム・フィクナー氏が中々良さげな役で出演していそうだぞ！？って事で劇場へ。やっぱり最高でした…以下ネタバレしますからね！
















マホーンマホーン言ってますが、私と彼の出会いはブラックホークダウンです。子供の頃にみた狙撃手に心を打ちぬかれ（狙撃手タイプがやたら好きになったのはここが始まりかもしれない…弓矢タイプが好きとかね）、気が付けばあらゆる所にいる事に気が付き、大人になってマホーン役の彼に再会したんです。最高でしたね、ありがとう、プリズンブレイク…
さて、私のフィクナー氏への愛は一旦おいて。本作は…何て言えばいいんでしょうかね。
原題はヒプノティックですが、個人的にはドミノっていいタイトルだなとは思います。タイトル変えたり、つき足したりするのあんまり好きじゃないんですが（コーダ・愛のうた的なやつです）、本作に関して言うなら変えた方が引きはあっただろうし、原題は結構直球だしね。一ひねり加えている感じ結構好きです。いや、ドミノもわりと直球だけど…
娘を誘拐され、妻と離婚した刑事が、ある日銀行強盗が起こると匿名の通報を受け相棒と共に現場に向かう。そこで謎の男との出会いが彼の運命を大きく変えていく事になる…というのが本作のざっくりとしたあらすじです。
娘の行方を捜すミステリー的なものかと思えば、実際のところはヒプノティックという催眠術？的なものを使って戦うマトリックス風味、インセプションの香り漂う作品だったのでそこは意外でした。まぁ娘探しはしますし、何なら娘の存在がキーになっているのですがね。
ここからお話と世界が二転三転していくのですが、第一段階のわくわく感がうすい。序盤でヒプノティックの説明は特にいらなかった気がする。デルレーンの謎パワーで押し切ってしまってよかった気がする。彼と本作の主人公ダニーとの、にらみ合い合戦で初めて明かされる的な事でも…と思いつつ、しかしデルレーンの目的を考えれば序盤でヒプノティックの事を説明する必要があるよなぁとか。
隠された秘密を知ってから始まる日常がめちゃくちゃシュールで面白い。デルレーンさんあんなクールな顔と決め台詞言いながら、本当にちょこーんとした段差にぼふんしたんでしょ？いや可愛いな。あの脚本書いた人誰なんだろうね。デルレーンさんと、名も無きお金持っていそうなおねぇさん絶対喧嘩したでしょ。私がおねぇさんならごねる。行動が意味不明過ぎるもん。他に何かないのって嚙みつくし、ゴキを踏ませる演出本当にきっつい。絶対ダニーの事嫌いな奴が考えただろう。へへ、あいつにゴキ踏ませたれぇってさ。何て悪いやつだい…
娘の誘拐の真実を知った時ダニー、そして彼の妻の時間が動き始め、物語は予想外の展開を迎えます。
第一段階が少しもわくわくしませんが、そこを越えたらめちゃくちゃ面白くなります！
フィクナー氏が大好きな人にはおすすめしたい作品です！機会があればぜひ！