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最高の漢、サラームロッキーバーイ KGF CHAPTER1&2【後編】

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さて、こちらは後編となります。最初からネタバレしますのでご注意を!
やっぱりロッキー兄貴を語るには足りなかったよね!申し訳ないです、でも本当にかっこいいんですよ!観た後皆彼について行きたいと思うか、殺されたいと思うかの二択だと思います。煙草仕草が全部好き。これ前編でも言いました?でも好きなんだもん…ごめんなさいね…
そしてそんな漢に魅せられたのがワナラムです。ガルダ支配下でKGFの総司令を務めた男です。パンフにはスーリヤワルダン一族への忠誠よりもKGFそのものへの忠誠の方が…的な書かれ方してますが、それだけじゃないとは思うんですよね。ロッキーがガルダを殺した時の彼の叫びにはガルダへの信頼や忠誠心も感じたし。ガルタの事を語るロッキーに対して凄まじい怒りを見せてたし。
ロッキーとワナラムの対峙は結末含めて最高のシーンです。何なら2で一番好きかもしれない。あの時ワナラムは何を考えて、何を思ったんだろう。最後の彼の涙の事まで考えるとさ、ワナラムぅ…どんだけ貴方は私の癖に刺さるんだい…マジでロッキーの事考えてなかったら私はワナラムの事考えてる…ロッキーへの忠誠心はそれほどないような気がするし、でもどこか信頼している様にも見えるし、ロッキーが非人道的な事をしているとカシム指摘された時、一番ショック受けてた様子だったのがワナラムなのも私の癖に深く刺さる…皆がロッキーを称える中一人直立不動なのも最高…お前ロッキーの事どう思っていたんだい…?なんて素敵なんだよワナラム…続編でそこが語られるなら…私は嬉しい…
2で敵なしかと思いきや最恐の敵アディーラの登場!ロッキーを圧倒し、すべてを支配せんばかりだったけど詰めが甘かった。屈辱の意趣返しを食らい、そしてまた同じ事を繰り返す。彼の敗因はロッキーを侮る事はしなかったけど(でもどっかで自分の方が優れているとは思っていそう。それはロッキーにも同じ事が言える訳だけど)、彼に泣きっ面かかせようとしたこと。彼の大切なものを奪った時、自分がどうなるかを考えなかった事。ロッキーの敗因は意趣返しなんてしちゃった事。あの時殺すべきだったのにそうはしなかった。それじゃ駄目なんだよ…歯向かう者は全員殺してきただろうに…まぁね、ロッキーならやりそうな事ではあるんだけど…あの描写が単純にロッキーの油断をチラ見させたものだとしたらすごいよね…
そして1では名前だけちらちらしていたラミカ・セン!予告見た時はラミカの事女マフィアのボスでロッキーとバチバチやり合うのかと思っていましたが違いましたね。まぁね、そこまで間違いではないけど。互いにインドをかけて争った二人なので。彼女が本当に強くて最高でした。出番は少なくてもロッキーに決して屈しない心意気が好き。
ちょっと不満なとこもあって、カーチェイスシーンがちょっともったいなかったかな…あんだけ大爆発でもあのカットの感じとかはなぁ…ちょっと見にくいし、迫力も半減しちゃうような…
個人的には3はね、そんなに求めてないです。めちゃくちゃいい終わりだったので…これ以上のエンディングはないからね、2以降は蛇足になりそうだし、あそこでロッキーは沈んでて欲しい。これで実は生きてました、はさすがにちょっと違う…でももし次の語り部がラミカやワナラムだった場合喜んで観ます…
インドの現実という重い皮を被りながらも、本作は最高のエンタメ作品となっております。
うおー!何かイライラしちゃうなー!って時に観ると精神が非常に整います。それ以外でも非常に整います。機会があれば、ぜひ一度!
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