今日は映画でもどうですか?

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わたしはわたしのもの プロミシングヤングウーマン

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ラストナイトインソーホーと同日に鑑賞しました。それは危険行為でした。以下ネタばれしますからね。


















私個人としてはこっちの方が心にきましたね…
でもこの映画は全人類に鑑賞してほしいです。あんまりこんな事言いたくないけど、本当に観て欲しい。何なら道徳の授業とかで観るといいよ。(今道徳の授業とかありますかね?やだ、年齢がばれちゃう)それくらい素晴らしい作品です。
本作は実際にあった事件を元に制作されたようですね、事件の内容が本当に酷いので、ちゃんとは調べませんでしたが。
本作の主人公キャシーは夜な夜なバーで酔っぱらう毎日、そこへ親切な男が声をかける。大丈夫?一人で帰れる?良ければ家まで送るよ、と。
彼女は男に支えられながら、家まで送ってもらう事にするが道中男はこう提案する。
どうかな?よかったら、俺の家で飲まない?と。
彼女は意識朦朧、いいとも悪いとも言えずに男の家に入る。男はそんな彼女にさらに酒を飲ませる。もはや意思疎通など叶わないほど昏睡し、眠ってしまう彼女の下着を脱がし始める。
さてここまで読んで、皆さんはどう思いますか?
前後不覚になるまで酔っぱらった彼女がこの後どうなると思いますか?
この映画は始終問続けます。さぁあなたはどう思う?と。
わからないほど酔っぱらった人間は何をされてもいいのか?襲った男よりも、彼女が責められる現実。
理不尽ですよね、普通に考えれば男が悪いのに。
キャシーの半身ともいえるニーナも大学生時代、深く酒に酔い同級生に乱暴され、被害を訴えても信じてもらえずむしろ責められてしまう。
ニーナは身も心も傷つけられ、とうとう自分自身を殺してしまう。キャシーも同じく壊れてしまう。加害者は将来を約束された男だったが、彼女達もまた将来を約束されていたのに。
この事件をきっかけに、キャシーは夜な夜なバーへ出かける事になるのです。
昼間はコーヒーショップの店員として働く彼女。だがそこに大学時代の同級生であるライアンが、客としてやってきた事をきっかけにすべてが狂い始めてしまう。
べろべろになるまで酒を飲んだニーナが悪いといった同級生は双子の子供の母親に。
そんな訴え毎日聞くの、覚えていない。彼は将来有望な子供だったという先生は学長となった。
そして彼女を襲った男は結婚するという。
キャシーの心に復讐の炎が大きく燃え上がった時、彼女が自らに下した罰。
辛いのは彼女に束の間人を信用させておいて、更なる地獄に叩き落すところ。でも確かに予感?布石?匂わせ?はあったんだよね。普段のキャシーなら必ず気が付いたと思う。でも気が付けなかった、あるいは見ないふりをした。人を信じてもいいのかもしれないと思ったからなのか。
前に進めと言われたから、勇気を出して一歩踏み出した。その結果が辛い、あんまりだけど見事な復讐となってしまった。あんまりだよ、本当に。
ラストシーンのメールが素晴らしいけど、あまりにも悲しい。ライアンよ、君にはできる事があったのにね…
終盤に見せられる男の友情と破滅に笑いがとまらない本作、ぜひ一度元気な時に観て下さい。







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