今日は映画でもどうですか？

最高のミステリー映画になると思った残穢

今回は邦画ホラー残穢のお話をしたいと思います。
前半めっちゃ面白い！！！これはいいミステリーになると思ったのにねぇ…
ラストなんであんな事してしもたんや…
以下ネタバレます。
















雑誌で百物語を連載中の私の元に届いた手紙。
そこには大学に通う為に引っ越してきたマンションの部屋で起こる怪異について記されていた。
宛名に書かれた住所に見覚えがあった私は、以前もらった手紙を改めて探す。
そこにあったのは同じマンションでまったく違う怪異について記されたものだった。興味を惹かれた私は、手紙をくれた大学生に会って話を聞くことにするが、そこから事態は思わぬ方向へと進んでいく。
この思わぬ方向が面白い！！
何気に残穢って半分ノンフィクションっぽいとこも想像をかきたてられて、すごく好み。
※原作は小野不由美先生の残穢及び鬼談百景です。まるで映画の私が小野先生で、連載中の作品が鬼談百景のように感じます。
怪異がどんどん転がっていく様子もたまらん！！！ここでは着物の女性、ここでは電話、ここでは猫の鳴き声を聞く老婆、男のうめき声などなど怪異をあげればキリがない！なのにそれが一本の線で繋がった時のワクワクといったら！！！
うわぁ～！！！これこれ！！謎解きがスパッとハマった時の、あの快感が味わえます。
エピソードとして出てくる怪異もめっちゃ怖い。貞子さんや伽耶子さんの様に心臓に負担をかける恐怖ではなく、じわじわとぬめっと気持ち悪い感じで、これもまたいい！！！！
しかも本質は生きてる人間が一番怖いが底にきちんとあって、あぁ日本のホラー！嫌らしい～！って感じがします。（褒めてます）
初めて観た時一番こわぁ…って思ったのはわいてでるおばあちゃんです。あの恐怖に歪んだ顔はかなりぞっとしました。
それこそ八つ墓村初めて観た時めっちゃ怖かったじゃないですか？（最初に観たのはおそらくテレビで小学生低学年だったと思われます、つくづく教育には良くないよね…けど好きだったなぁ）
だからこそ！！最後の私にかかってくる電話のくだりとか事故物件に住む男のくだりとかがね、うん。
あってもいいけど、匂わせで終わって欲しかったかなって思います。特に事故物件の男に関しては、着物の女性なのか先住者なのか想像させて欲しかったし、私にかかってくる電話のシーンも「もしもし？」で終わって欲しかった。
ただの電話なのか、そうじゃないのか余韻が欲しかった。
何よりあの！！編集部シーンはまるごといらないよ！！誰だあれやろうって言い出したん！！
途中で思った？あ！これホラーやんけ！人殺しとこ！って思った？いやいや…
これまでのお話で直接手をかけたシーンってなかったやん？なんで最後でやってしもたん…あれやられると逆に冷めるよぉ…
ラストが解釈違いですけど、ミステリーとしてはとっても面白いですし、ホラーとしても、ぬめっとしてて素晴らしいです（最後はいわずもがなですけど）
それと、北九州市にゆかりのある方はぜひ観てみて欲しいですね！楽しめると思いますよ♪