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第十四話
第14話 18
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ーベル シオsaidー
アイクが去ってから、いきなりだが動きが変わった。
空間に歪みが生まれて、獣が現れる。
フードをかぶったの森羅万象使いの獣を筆頭に。
「…ターゲット確認。
これより…殲滅すル。」
フードの獣がそういうと、一斉に獣が走り出した。
森羅万象使いの人間の兵士達も、各々炎や水等を纏わせて交戦。
その中を、セカンドが走っていく。
インフィニティである白い包帯に闇色のオーラを纏わせて。
グルグルと包帯を巻いて一本の大剣を作る。
「ォお!!」
セカンドは、力任せに大剣を振り抜いた。
“炎産む鉄”
森羅万象使いの獣も炎で出来た双剣を握りセカンドの攻撃を防ぐ。
セカンドの攻撃の威力は、凄まじく獣に攻撃を防がれてなお余波を周囲に放ちながら獣に向かっていった。
そして、一瞬で移動。
森羅万象使いの背後に大剣を振る。
だが、セカンドの攻撃は的外れな所に振り下ろされた。
それは何故か?
理由は、獣の首にぶら下がっている物のせいだろう。
暴食のチェーンと、憤怒のバッチ。
「武装の正常な作動を確認。
…攻撃を再開すル。」
獣は、そう言うと回し蹴りでセカンドを蹴り飛ばした。
“技の1段”
シオは、剣形態のキーウエポンから炎の斬撃を飛ばした。
だが、獣のもつ暴食の膜で防がれる。
「…被弾数0。
攻撃を再開。」
それだけを告げると、セカンドの方に向かっていく。
「…私を忘れては、困る。」
“シン”
ニースは、獣に向かって杖斧を振り下ろした。
獣は、それを紙一重で避ける。
とっさとかではなく、余裕の現れだろう。
「満身創痍なその肉体で…何ができル?」
「貴様らを…倒すことダ!」
ニースは、獣人化をして獣に向かっていく。
“スゥエン・ハイ”
ニースは、杖斧を獣に再度振り下ろした。
獣は、氷の追撃だけを暴食の膜で吸収してニースの攻撃を受け止める。
「…暴食の弱点は知っていル。
生物には聞かないのだろウ?
生物の定義とは何カ?
私なりの解釈だが…血液が付着又は体内で巡回しているのがそうなのだろウ。
インフィニティは…力を自然と引き出せるように…使用者の血や献血などで集めた血液が使用されていル。
私のインフィニティは全て私の血によって作られているから、私の武器を奪う事は…フード君には不可能なのだヨ!」
ニースは、獣を押し潰す勢いで力をいれていく。
だが、状況はかわなかった。
「…貴様の知恵などその程度。
満身創痍で頭から抜けているのか知らないが…暴食は打ち消す訳じゃなイ。
敵の戦力を完全に把握。
これより…排除すル。」
“炎這う大地”
獣から実体のある炎が展開されたが…直ぐにニースの周辺に闇色の帯が展開される。
炎は闇色の帯を破る事ができず、ついには打ち消された。
「…ッ!
バカな、暴食で強化された炎だゾ。」
「…人間をあまり見くびらない方がいいぞ。
獣共!!」
セカンドは、闇色の帯を全体に展開して周囲の獣だけを攻撃した。
精度、威力共に申し分ない。
“心の2段”
獣達に隙ができると、シオはベルを力技で引っ張りニースの元まで移動するとキーウエポンを杖形態にしてニースを治癒した。
「助けてくれるのはありがたいんだが…俺は人形じゃないだからさ、もうちょっと…こう…さあ?」
後方でグッタリとしているベルをよそにシオはせっせとニースを治癒している。
コーダの応急処置から、完全な治療にするために。
「助かったよ、シオ君。」
コーダの応急処置も殆ど完璧だったもので、直ぐにニースは立ち上がる。
そして、ニースはベルを見た。
「…君はいつまでそうしているつもりかネ?
他の者は、騙せても私は騙せなイ。
…いい加減使ってもいいのではないかね…ホープヲ。」
シオは直ぐにベルを見た。
ベルは苦い表情をしてニースを見ていた。
そして、キーウエポンを起動させる。
「…あまり気分が乗らなかったんです。
何故、もっと早く…使えなかったのかと。
そうすれば…。」
ニースは、話の途中だがベルの胸ぐらを掴んで持ち上げる。
「いつまでいじけているつもりなのダ!
後ろを向くな、前を見たまエ!!
今の君が動けば、被害はもっと抑えられる…もっと、民を救えル。
サヤ君の奪還もより容易になるはずだ、今できることから目を逸らすのはやめないカ!」
ニースは、それだけを言うとベルの胸ぐらを乱暴に離す。
そして、杖斧を握り直した。
「…そうっすね。
分かりました…俺…が、前衛に立ちます。
後ろはお願いします。」
「まって、使えるって言っても…。」
ベルは、シオの静止を聞かずに走り出した。
“体の1段”
ベルの心特化型のキーウエポンから、雷がベルの肉体に向かって流れていく。
いきなり走りながらの強化だったが、無事に強化が済み森羅万象の獣に真っ直ぐと向かっていった。
「対象を変更。
速やかに排除する。」
「迷惑をかけた分、やってやるさ。」
“技の1段”
ベルは、杖の先端に炎でつくられた槍のような刃を留めた。
それをバトンを回すようにキーウエポンを振って攻撃し始める。獣はそれを双剣で対応した。
炎の刃を振り下ろし双剣で受け止められると直ぐに刃を戻すように回転させ石突のほうで双剣の軌道をズラし、その勢いで炎の刃を獣に向かわせる。
「っちィ!」
予想外の行動で、とっさに後ろに下がった。
だが、そのせいで首にあった暴食のチェーンと憤怒のバッチが獣の首から離れる。
「…人体の構造の研究の一つとして二人で、アホみたいにバトンをやった甲斐があったよ。
俺は、死んだ後でもあいつに助けられるんだな。」
ベルはしんみりとした笑みを浮かべて両肩にキーウエポンをかけて足で暴食のチェーンを弾き飛ばす。
獣は、回収しようとしたがベルに道を遮られる。
「無駄だよワンワン。
仮に転移が使えても、俺はお前を探知できる。
俺も、傲慢の適合者の一人だからな。
まぁ、どちらにしろサヨナラだ。」
“技の1段 ローエン”
キーウエポンの先端にあった炎の刃がキーウエポン全体に燃え上がるように包み込み大きな炎の槍に姿を変えた。
ベルの手は守られているようで、苦しそうな表情を浮かべていない。
ベルは、槍が完成するとすぐに炎の持つ推進力と肉体強化による勢いで獣に向かって突進する。
「増援を求む、森羅万象ヨ!!」
“マグマ”
ベルと獣の前に溶岩の壁ができる。
だが、ベル攻撃の勢いは治る気配は無く寧ろ勢いは増していった。
「残念だよ、ワンワン。
俺は、止まる気はないんだよなぁ。」
ベルはそのまま、溶岩の壁を貫き粉々に破壊する。
獣は、それでも良いと思っていたのだろう。
“エックス”
獣は舌打ちをした後に転移して、この場を離脱した。
移動した先の補足はベルはできるベルはキーウエポンの炎を消すと立ち止まり、納得したようにボソッと口を開く。
「なるほど、本拠地に帰ったか。」
補足をされても困らない場所。
襲撃されても困らない場所。
サヤが囚われている場所だった。
アイクが去ってから、いきなりだが動きが変わった。
空間に歪みが生まれて、獣が現れる。
フードをかぶったの森羅万象使いの獣を筆頭に。
「…ターゲット確認。
これより…殲滅すル。」
フードの獣がそういうと、一斉に獣が走り出した。
森羅万象使いの人間の兵士達も、各々炎や水等を纏わせて交戦。
その中を、セカンドが走っていく。
インフィニティである白い包帯に闇色のオーラを纏わせて。
グルグルと包帯を巻いて一本の大剣を作る。
「ォお!!」
セカンドは、力任せに大剣を振り抜いた。
“炎産む鉄”
森羅万象使いの獣も炎で出来た双剣を握りセカンドの攻撃を防ぐ。
セカンドの攻撃の威力は、凄まじく獣に攻撃を防がれてなお余波を周囲に放ちながら獣に向かっていった。
そして、一瞬で移動。
森羅万象使いの背後に大剣を振る。
だが、セカンドの攻撃は的外れな所に振り下ろされた。
それは何故か?
理由は、獣の首にぶら下がっている物のせいだろう。
暴食のチェーンと、憤怒のバッチ。
「武装の正常な作動を確認。
…攻撃を再開すル。」
獣は、そう言うと回し蹴りでセカンドを蹴り飛ばした。
“技の1段”
シオは、剣形態のキーウエポンから炎の斬撃を飛ばした。
だが、獣のもつ暴食の膜で防がれる。
「…被弾数0。
攻撃を再開。」
それだけを告げると、セカンドの方に向かっていく。
「…私を忘れては、困る。」
“シン”
ニースは、獣に向かって杖斧を振り下ろした。
獣は、それを紙一重で避ける。
とっさとかではなく、余裕の現れだろう。
「満身創痍なその肉体で…何ができル?」
「貴様らを…倒すことダ!」
ニースは、獣人化をして獣に向かっていく。
“スゥエン・ハイ”
ニースは、杖斧を獣に再度振り下ろした。
獣は、氷の追撃だけを暴食の膜で吸収してニースの攻撃を受け止める。
「…暴食の弱点は知っていル。
生物には聞かないのだろウ?
生物の定義とは何カ?
私なりの解釈だが…血液が付着又は体内で巡回しているのがそうなのだろウ。
インフィニティは…力を自然と引き出せるように…使用者の血や献血などで集めた血液が使用されていル。
私のインフィニティは全て私の血によって作られているから、私の武器を奪う事は…フード君には不可能なのだヨ!」
ニースは、獣を押し潰す勢いで力をいれていく。
だが、状況はかわなかった。
「…貴様の知恵などその程度。
満身創痍で頭から抜けているのか知らないが…暴食は打ち消す訳じゃなイ。
敵の戦力を完全に把握。
これより…排除すル。」
“炎這う大地”
獣から実体のある炎が展開されたが…直ぐにニースの周辺に闇色の帯が展開される。
炎は闇色の帯を破る事ができず、ついには打ち消された。
「…ッ!
バカな、暴食で強化された炎だゾ。」
「…人間をあまり見くびらない方がいいぞ。
獣共!!」
セカンドは、闇色の帯を全体に展開して周囲の獣だけを攻撃した。
精度、威力共に申し分ない。
“心の2段”
獣達に隙ができると、シオはベルを力技で引っ張りニースの元まで移動するとキーウエポンを杖形態にしてニースを治癒した。
「助けてくれるのはありがたいんだが…俺は人形じゃないだからさ、もうちょっと…こう…さあ?」
後方でグッタリとしているベルをよそにシオはせっせとニースを治癒している。
コーダの応急処置から、完全な治療にするために。
「助かったよ、シオ君。」
コーダの応急処置も殆ど完璧だったもので、直ぐにニースは立ち上がる。
そして、ニースはベルを見た。
「…君はいつまでそうしているつもりかネ?
他の者は、騙せても私は騙せなイ。
…いい加減使ってもいいのではないかね…ホープヲ。」
シオは直ぐにベルを見た。
ベルは苦い表情をしてニースを見ていた。
そして、キーウエポンを起動させる。
「…あまり気分が乗らなかったんです。
何故、もっと早く…使えなかったのかと。
そうすれば…。」
ニースは、話の途中だがベルの胸ぐらを掴んで持ち上げる。
「いつまでいじけているつもりなのダ!
後ろを向くな、前を見たまエ!!
今の君が動けば、被害はもっと抑えられる…もっと、民を救えル。
サヤ君の奪還もより容易になるはずだ、今できることから目を逸らすのはやめないカ!」
ニースは、それだけを言うとベルの胸ぐらを乱暴に離す。
そして、杖斧を握り直した。
「…そうっすね。
分かりました…俺…が、前衛に立ちます。
後ろはお願いします。」
「まって、使えるって言っても…。」
ベルは、シオの静止を聞かずに走り出した。
“体の1段”
ベルの心特化型のキーウエポンから、雷がベルの肉体に向かって流れていく。
いきなり走りながらの強化だったが、無事に強化が済み森羅万象の獣に真っ直ぐと向かっていった。
「対象を変更。
速やかに排除する。」
「迷惑をかけた分、やってやるさ。」
“技の1段”
ベルは、杖の先端に炎でつくられた槍のような刃を留めた。
それをバトンを回すようにキーウエポンを振って攻撃し始める。獣はそれを双剣で対応した。
炎の刃を振り下ろし双剣で受け止められると直ぐに刃を戻すように回転させ石突のほうで双剣の軌道をズラし、その勢いで炎の刃を獣に向かわせる。
「っちィ!」
予想外の行動で、とっさに後ろに下がった。
だが、そのせいで首にあった暴食のチェーンと憤怒のバッチが獣の首から離れる。
「…人体の構造の研究の一つとして二人で、アホみたいにバトンをやった甲斐があったよ。
俺は、死んだ後でもあいつに助けられるんだな。」
ベルはしんみりとした笑みを浮かべて両肩にキーウエポンをかけて足で暴食のチェーンを弾き飛ばす。
獣は、回収しようとしたがベルに道を遮られる。
「無駄だよワンワン。
仮に転移が使えても、俺はお前を探知できる。
俺も、傲慢の適合者の一人だからな。
まぁ、どちらにしろサヨナラだ。」
“技の1段 ローエン”
キーウエポンの先端にあった炎の刃がキーウエポン全体に燃え上がるように包み込み大きな炎の槍に姿を変えた。
ベルの手は守られているようで、苦しそうな表情を浮かべていない。
ベルは、槍が完成するとすぐに炎の持つ推進力と肉体強化による勢いで獣に向かって突進する。
「増援を求む、森羅万象ヨ!!」
“マグマ”
ベルと獣の前に溶岩の壁ができる。
だが、ベル攻撃の勢いは治る気配は無く寧ろ勢いは増していった。
「残念だよ、ワンワン。
俺は、止まる気はないんだよなぁ。」
ベルはそのまま、溶岩の壁を貫き粉々に破壊する。
獣は、それでも良いと思っていたのだろう。
“エックス”
獣は舌打ちをした後に転移して、この場を離脱した。
移動した先の補足はベルはできるベルはキーウエポンの炎を消すと立ち止まり、納得したようにボソッと口を開く。
「なるほど、本拠地に帰ったか。」
補足をされても困らない場所。
襲撃されても困らない場所。
サヤが囚われている場所だった。
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