私は死にました。なのであとは妹とお幸せに!

名ばかりの正妃とは、私のことである。

そんな私と皇帝陛下の距離は近いようで遠い。

一日のほとんどを部屋に篭り読書に費やす中、私に一つの手紙が来る。

『お姉さま。私ね、エヴァン様の恋人なんだ。でもエヴァン様はお姉さまがいるから私と結ばれないって言ってるの。だから消えてくれない?』

元々、陛下が私を嫌っているんだろうとは、分かっていた。

その手紙には、一つの花がついていた。黄色の小輪の薔薇だった。

花言葉は——
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