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番外編
2020: Happy New Year!
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「な、おき…も、やだ」
「近間さん、声嗄れてますよ」
誰のせいだよ。
涙が滲む目で睨むと、直樹はにやっと笑ってサイドテーブルのペットボトルを煽った。
次いで、唇が塞がれる。
口を開くと、冷えた水が流れこんできた。渇いた喉に染み入るようで、夢中で飲み込む。
口腔の水はすぐに尽きたが、直樹はキスをやめてくれない。
「や、もっと欲しい」
近間が訴えると、直樹は嬉しそうに微笑む。
「勿論」
深く入り込んだ舌で歯茎を舐められ、ぞくりと快感が走った。
同時に、繋がったままだった下半身が一度ゆるりと抜かれ、勢いをつけて押し込まれた。
奥を抉るような動きに、目の前がちかちかする。
「……っああ!」
「は、すご。あんたの中、すげえうねってる」
額に汗を浮かべながら、直樹は欲望のままに腰を振っている。
突かれる度にびりびりとした電流が直腸の奥から脳天へ駆け上がる。
気持ちいい。
気持ち良すぎて逃げたくなる。
思わず腰を引くと、すかさず捕らえられて、より深く打ち付けられた。
「……っ! やめっ、も、やだそれ」
「もっとって言ったの近間さんでしょ」
「ちがっ、俺はっ、水が欲しくて……ああっ」
イキたい。でもずっと繋がってたい。
イキたいけど、まだイキたくない。終わりたくない。
快楽のジレンマ。
「へえ、水」
低い声で呟くと、直樹は腰の動きを止めた。
「…な、にっ?」
突然奪われた刺激を求め、ナカがきゅっと締まったのが自分でも分かった。
直樹は両腕で身体を支えたまま、動かない。
血管が浮き出た逞しい腕に一筋の汗が流れていく。
その様が妙に官能的で、近間は唾を飲み込んだ。
「な、おき?」
動いてほしい。
今ナカにある熱くて太いもので、奥まで突いてほしい。
視線で訴えるが、直樹は面白そうに近間を見下ろしているだけだ。
我慢できず、近間は両脚を高く掲げた体勢のまま、腰を揺らめかした。
シーツを握りしめて腰を動かすが、自分ではわずかな動きしか出来ず、欲しい快楽が得られない。
つらくて、涙が滲んだ。
「あんた、ほんとエロい」
直樹が囁き、目元の雫を舌ですくい取った。
「…どっちがだ」
近間は抗議する。
夕食の後、後片付け中にキッチンで後ろから襲われて一回。
そのままソファに移動してしつこいくらいフェラされた後にまた後ろから貫かれて。
その後、清めるために入った風呂でまた汚されて、近間はベッドに入った途端寝落ちてしまったが、寝ている間にイタズラされて、コトが始まり、今に至る。
もう何回挿入されたのか、何回イかされたのか、記憶が曖昧だ。
直樹は疲れも見せずに、気持ち良さそうに近間を堪能している。
「おまえ、なんでそんな元気なんだよ」
息も絶え絶えに訊くと、直樹は即答した。
「そんなの、相手が近間さんだからに決まってるじゃないですか」
頬を包むように撫でられ、真っ直ぐに見つめられる。
その瞳は優しく、けれど情熱的に近間を捉える。
近間は微笑んだ。
ああ、もう、好きだ。
こいつが好きで堪らない。
「直樹」
「はい」
「好きだよ。愛してる」
「俺もです」
何度となく交わしたこのやりとり。
交わす度に幸福感に満たされる。
近間は直樹の首筋に両腕を回した。耳元で囁くように強請る。
「だから、早く」
「早く? ああ、水が欲しいんでしたっけ?」
分かっているだろうに、直樹はわざとらしく聞き返す。
「……おまえ、意地悪だ」
「近間さんが可愛いからです」
「くそ、後で覚えとけよ」
「はいはい。で、水? それともこっち?」
言いながら、直樹は円を描くように腰を回した。
直樹のペニスがナカをぐるりと圧迫し、近間は声を震わせた。
ぞくぞくが、止まらない。
「っ、ああっ、は、それ、きもちいっ…!」
「訊くまでもないですね」
直樹は決定的な刺激は与えずに、ゆるゆると緩慢な動きで攻めたててくる。
じらされるのは、良すぎて辛い。
「直樹、も、イカせて」
胸板にすがりつくと、直樹はベッドサイドのデジタル時計を見た。
「あと10秒待ってください」
「なんだよ、それ」
解せない近間の至近距離、唇が触れるか触れないかの場所で、直樹が数を数える。
「5、4、3」
そこまで来れば、近間にも分かる。
「2、1」
直樹が優しく微笑み、2人は身体を繋げたまま静かに声を合わせた。
「Happy New Year!」
令和2年元日。
シンガポールはブギス地区のアパートのダイニングで、近間と直樹は手を合わせた。
部屋には朝の爽やかな空気と光が満ちている。
食卓に上るのは、お節でもお雑煮でもなく、湯気の立つ天ぷら蕎麦である。
「うま。手打ちの日本蕎麦なんて久しぶりに食べました。岩崎さんの蕎麦打ちの趣味に感謝ですね。あ、近間さん、エビ天沢山揚げたんで、お代わりしてくださいね」
蕎麦を啜りながら、直樹は上機嫌である。
「何故に正月に年越し蕎麦」
箸を進めながら、近間は不満をアピールする。
「何故って。折角岩崎さんに頂いたんだから、早く食べないと勿体ないですよ」
近間は直樹をじろりと睨んだ。
「違うだろ。元々は昨日の夜に紅白見ながら食べる予定だったのに。おまえが一晩中サカったせいで、食べられなかったんだろ」
「近間さんだって嫌がってなかったじゃないですか」
近間の怒りが本気でないことが分かっているのだろう。
直樹は悪びれずに反撃してくる。
「うるさい。大体おまえは、クリスマスだやり納めだって、理由つけては年末の1週間やりたい放題だっただろ。俺は大晦日くらい静かに過ごしたかった。ってか、正月から腰とケツが痛いとか、俺なんなの」
近間が本当に嫌がれば直樹はすぐに止めてくれる。
昨夜だって、最後は近間の方から続きを強請ったので、これはお門違いの文句。
痴話喧嘩にもならない言葉の戯れだ。
「俺、今年は近間さんとひとつになったまま、新年を迎えたかったんです」
「なんのプレイだよ」
「一昨年の正月は電話でしかおめでとうございますを言えなかったし、去年はご家族と一緒だったし。今年は2人きりでいられるって思ったら、嬉しすぎて。でも、はしゃぎすぎましたよね、ごめんなさい」
しおらしく詫びる直樹の頭を、近間は髪を梳くように撫でた。
「もういいよ。その代わり、後で雑煮は作ってくれよ。あと、三が日は禁慾な」
近間が言うと、直樹は悲壮な顔になった。
「え、でも、今日はめくるめく姫始めのプランを用意してるのに」
近間は呆れる。
なんのプランだ。
「うわ、怖い。俺、何されんの」
「気持ちいいことしかしませんよ」
「却下」
「えー。しましょうよ」
直樹は箸を置いて立ち上がると、背もたれ越しに近間を背後から抱きしめた。
「甘えても駄目。これ以上されたら死ぬ」
「すっげえ優しくしますから。近間さんだって好きでしょ? 俺とセックスするの」
大好きな低い声を耳元に吹き込まれ、ぞわりと官能が呼び起こされる。
こんなんで絆されるとか、俺も大概どうかしてる。
どうかするくらい、恋をしている。
「……好きだよ」
小さく呟くと、直樹は満足そうに笑って言った。
「近間さん。今年もよろしくお願いします」
「こちらこそ、末永くよろしくお願いします」
そう返して、近間は直樹の頬にキスを贈った。
「近間さん、声嗄れてますよ」
誰のせいだよ。
涙が滲む目で睨むと、直樹はにやっと笑ってサイドテーブルのペットボトルを煽った。
次いで、唇が塞がれる。
口を開くと、冷えた水が流れこんできた。渇いた喉に染み入るようで、夢中で飲み込む。
口腔の水はすぐに尽きたが、直樹はキスをやめてくれない。
「や、もっと欲しい」
近間が訴えると、直樹は嬉しそうに微笑む。
「勿論」
深く入り込んだ舌で歯茎を舐められ、ぞくりと快感が走った。
同時に、繋がったままだった下半身が一度ゆるりと抜かれ、勢いをつけて押し込まれた。
奥を抉るような動きに、目の前がちかちかする。
「……っああ!」
「は、すご。あんたの中、すげえうねってる」
額に汗を浮かべながら、直樹は欲望のままに腰を振っている。
突かれる度にびりびりとした電流が直腸の奥から脳天へ駆け上がる。
気持ちいい。
気持ち良すぎて逃げたくなる。
思わず腰を引くと、すかさず捕らえられて、より深く打ち付けられた。
「……っ! やめっ、も、やだそれ」
「もっとって言ったの近間さんでしょ」
「ちがっ、俺はっ、水が欲しくて……ああっ」
イキたい。でもずっと繋がってたい。
イキたいけど、まだイキたくない。終わりたくない。
快楽のジレンマ。
「へえ、水」
低い声で呟くと、直樹は腰の動きを止めた。
「…な、にっ?」
突然奪われた刺激を求め、ナカがきゅっと締まったのが自分でも分かった。
直樹は両腕で身体を支えたまま、動かない。
血管が浮き出た逞しい腕に一筋の汗が流れていく。
その様が妙に官能的で、近間は唾を飲み込んだ。
「な、おき?」
動いてほしい。
今ナカにある熱くて太いもので、奥まで突いてほしい。
視線で訴えるが、直樹は面白そうに近間を見下ろしているだけだ。
我慢できず、近間は両脚を高く掲げた体勢のまま、腰を揺らめかした。
シーツを握りしめて腰を動かすが、自分ではわずかな動きしか出来ず、欲しい快楽が得られない。
つらくて、涙が滲んだ。
「あんた、ほんとエロい」
直樹が囁き、目元の雫を舌ですくい取った。
「…どっちがだ」
近間は抗議する。
夕食の後、後片付け中にキッチンで後ろから襲われて一回。
そのままソファに移動してしつこいくらいフェラされた後にまた後ろから貫かれて。
その後、清めるために入った風呂でまた汚されて、近間はベッドに入った途端寝落ちてしまったが、寝ている間にイタズラされて、コトが始まり、今に至る。
もう何回挿入されたのか、何回イかされたのか、記憶が曖昧だ。
直樹は疲れも見せずに、気持ち良さそうに近間を堪能している。
「おまえ、なんでそんな元気なんだよ」
息も絶え絶えに訊くと、直樹は即答した。
「そんなの、相手が近間さんだからに決まってるじゃないですか」
頬を包むように撫でられ、真っ直ぐに見つめられる。
その瞳は優しく、けれど情熱的に近間を捉える。
近間は微笑んだ。
ああ、もう、好きだ。
こいつが好きで堪らない。
「直樹」
「はい」
「好きだよ。愛してる」
「俺もです」
何度となく交わしたこのやりとり。
交わす度に幸福感に満たされる。
近間は直樹の首筋に両腕を回した。耳元で囁くように強請る。
「だから、早く」
「早く? ああ、水が欲しいんでしたっけ?」
分かっているだろうに、直樹はわざとらしく聞き返す。
「……おまえ、意地悪だ」
「近間さんが可愛いからです」
「くそ、後で覚えとけよ」
「はいはい。で、水? それともこっち?」
言いながら、直樹は円を描くように腰を回した。
直樹のペニスがナカをぐるりと圧迫し、近間は声を震わせた。
ぞくぞくが、止まらない。
「っ、ああっ、は、それ、きもちいっ…!」
「訊くまでもないですね」
直樹は決定的な刺激は与えずに、ゆるゆると緩慢な動きで攻めたててくる。
じらされるのは、良すぎて辛い。
「直樹、も、イカせて」
胸板にすがりつくと、直樹はベッドサイドのデジタル時計を見た。
「あと10秒待ってください」
「なんだよ、それ」
解せない近間の至近距離、唇が触れるか触れないかの場所で、直樹が数を数える。
「5、4、3」
そこまで来れば、近間にも分かる。
「2、1」
直樹が優しく微笑み、2人は身体を繋げたまま静かに声を合わせた。
「Happy New Year!」
令和2年元日。
シンガポールはブギス地区のアパートのダイニングで、近間と直樹は手を合わせた。
部屋には朝の爽やかな空気と光が満ちている。
食卓に上るのは、お節でもお雑煮でもなく、湯気の立つ天ぷら蕎麦である。
「うま。手打ちの日本蕎麦なんて久しぶりに食べました。岩崎さんの蕎麦打ちの趣味に感謝ですね。あ、近間さん、エビ天沢山揚げたんで、お代わりしてくださいね」
蕎麦を啜りながら、直樹は上機嫌である。
「何故に正月に年越し蕎麦」
箸を進めながら、近間は不満をアピールする。
「何故って。折角岩崎さんに頂いたんだから、早く食べないと勿体ないですよ」
近間は直樹をじろりと睨んだ。
「違うだろ。元々は昨日の夜に紅白見ながら食べる予定だったのに。おまえが一晩中サカったせいで、食べられなかったんだろ」
「近間さんだって嫌がってなかったじゃないですか」
近間の怒りが本気でないことが分かっているのだろう。
直樹は悪びれずに反撃してくる。
「うるさい。大体おまえは、クリスマスだやり納めだって、理由つけては年末の1週間やりたい放題だっただろ。俺は大晦日くらい静かに過ごしたかった。ってか、正月から腰とケツが痛いとか、俺なんなの」
近間が本当に嫌がれば直樹はすぐに止めてくれる。
昨夜だって、最後は近間の方から続きを強請ったので、これはお門違いの文句。
痴話喧嘩にもならない言葉の戯れだ。
「俺、今年は近間さんとひとつになったまま、新年を迎えたかったんです」
「なんのプレイだよ」
「一昨年の正月は電話でしかおめでとうございますを言えなかったし、去年はご家族と一緒だったし。今年は2人きりでいられるって思ったら、嬉しすぎて。でも、はしゃぎすぎましたよね、ごめんなさい」
しおらしく詫びる直樹の頭を、近間は髪を梳くように撫でた。
「もういいよ。その代わり、後で雑煮は作ってくれよ。あと、三が日は禁慾な」
近間が言うと、直樹は悲壮な顔になった。
「え、でも、今日はめくるめく姫始めのプランを用意してるのに」
近間は呆れる。
なんのプランだ。
「うわ、怖い。俺、何されんの」
「気持ちいいことしかしませんよ」
「却下」
「えー。しましょうよ」
直樹は箸を置いて立ち上がると、背もたれ越しに近間を背後から抱きしめた。
「甘えても駄目。これ以上されたら死ぬ」
「すっげえ優しくしますから。近間さんだって好きでしょ? 俺とセックスするの」
大好きな低い声を耳元に吹き込まれ、ぞわりと官能が呼び起こされる。
こんなんで絆されるとか、俺も大概どうかしてる。
どうかするくらい、恋をしている。
「……好きだよ」
小さく呟くと、直樹は満足そうに笑って言った。
「近間さん。今年もよろしくお願いします」
「こちらこそ、末永くよろしくお願いします」
そう返して、近間は直樹の頬にキスを贈った。
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