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ちっちゃい男やなあ@矢倉ん家
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「で、これは何の会なんだ?」
手持ち無沙汰な岩崎は、忙しく働く他の3人を見回した。
矢倉のアパートメントのキッチンである。
主の矢倉翼はボールの中身を攪拌し、三宅里奈はエプロン姿で大量の具材をカットし―キムチなんて入れるのか―、近間はたこ焼き器にぺたぺたとサラダ油を塗っている。
「何って、たこ焼きを食らう会に決まってるやないですか」
矢倉がたこ焼き器に生地を流し入れながら、陽気に答えた。
「そうじゃなくて、なんでこのメンバーなんだ?」
「んー、3人いっつも仲ええから、俺も混ぜてもらいたいなーって」
「俺は別にお前と仲良くなりたくない」
おちゃらける矢倉を近間がばっさり切り捨てた。
岩崎はすこし驚く。
人当たりの良い近間がそんなことを言うのは珍しい。
「えー、ひどいわあ。こんなに好きアピールしてるのに」
手際よくタコを落とし入れながら、矢倉はシナを作っている。
「おまえ、懐くか凄むかどっちかに統一しろよ」
「二面性あった方がミステリアスでええやないですか。近間さんはどっちの俺が好みですか?」
話の流れが良く見えず、岩崎が首を傾げていると、三宅が助け船を出した。
「簡単に言うと、矢倉翼は近間さんに一目惚れして、なんとかお近づきになろうと鋭意努力中」
岩崎は正直呆れた。
「それ、新手のジョークじゃないよな」
「真剣度100パーセントやし。バク転する近間さんも、着替え中の近間さんもほんま押し倒したくなるくらいカッコ可愛かった」
矢倉は思い出すようにうっとりした目付きをしている。
一体なんなのだ、これは。
岩崎は、近間と梶直樹の交際を好意的に受け止めているし、心から応援している。
が、矢倉は真剣と言うより、ただ横恋慕を楽しんでいるように見える。
そもそも、世の中には同性を恋愛対象に出来る人間がそんなに多いのだろうか。
岩崎には絶対に無理だ。
例え近間のような美形でも、女性にしか見えないような美人ニューハーフでも、自分と同じモノがついていると想像するだけで萎える。
それが普通じゃないか?
「岩崎さん、ほら食べて食べて」
考え込んでいると、三宅がくるくるとひっくり返したたこ焼きを皿に取ってくれる。
手付きがプロ並みに鮮やかだ。
「矢倉翼って有名人なんですよ」
と三宅が続けた。
「なにが有名なんだ?」
「市ヶ谷までは話が届いてないのかもしれないけど。この人、霞ヶ関一のチャラ男で遊び人でしかも両刀使いで通ってるんです」
身もふたもない説明に、岩崎はたこ焼き―中身はタコではなく納豆だったが―を喉に詰まらせかけた。
「ちょい待ち三宅さん。そんな言い方ないんちゃう? 俺は単に、魅力ある人を見かけたら、性別関係なく声をかけるようにしてるだけや。イタリア男のようにな!」
…迷惑な奴である。イタリア人にも失礼だ。
「それを世は遊び人と呼ぶのよ。あなた、初出勤日にいきなり庶務班の花村さんに告白してたでしょ」
「花村さん、脚めっちゃキレイやん」
「節操無し」
漫才のような2人の会話は聞き流して、岩崎は近間を見た。
自分が話題になっているのに、相変わらずの旺盛な食欲で黙々とたこ焼きを頬張っている。
「おまえ、なんでこんな会に参加したんだ?」
近間は箸を止めて答えた。
「この前、うちでたこ焼きしたんですけど、イマイチだったんです」
突然なんの話だ。
「カリッふわっじゃなくて、べちゃっていうか。タコも小さすぎたり大きすぎたりして。三宅さんと矢倉君がたこ焼きプロ級だって言うから、技を盗もうと思って来ただけですよ」
「おまえ、粉もんそんな好きだったか?」
「俺じゃなくてあいつが、屋台のメシとかあんま食ったことないらしくて。この前すごく残念そうだったから、次は絶対美味いの食わしてやりたいんですよね」
半分は矢倉にわざと聞かせるためだろう。
近間は涼しい顔で盛大に惚気ている。
「2人の愛を深めるためなら、レシピ大放出しますよ、私」
三宅が興奮しながら、新たな具材を追加する。
「そんなんやったら俺は放出したないわ。矢倉家代々続くたこ焼きレシピは門外不出やで」
拗ねる矢倉に、三宅が「ちっちゃい男やなあ、あんた」と関西弁で突っ込みを入れている。
「梶君は、矢倉のこと知ってるのか?」
たこ焼きをひっくり返しながら、岩崎は小声で近間に尋ねた。
「話してますよ。隠し事はしないようにしているので。あ、このロックフォール入れたの美味いですよ」
答えながら、近間がチーズゾーンのたこ焼きを皿に取ってくれる。
「悪い、俺、ブルーチーズは苦手なんだ」
「じゃあ俺がいただきますね」
近間は美味そうにたこ焼きを口に入れた。頬がリスのように膨らんでいる。
「……その、梶君はなにか言ってたか?」
自分の恋人に気がある奴がいて、ましてやそいつの家に遊びに行くなど、普通は気が気じゃないと思うのだか。
「楽しんできてくださいって」
「それだけ?」
更問すると、近間はちらりと岩崎を見た。
いたずらをする子供のように、口端を上げている。
「俺は近間さんを信じてるし、俺より近間さんのことを好きな奴なんてこの世にいないってこと、覚えておいてくださいね。続きも聞きたいですか?」
「いや、いい。変なこと聞いて悪かった」
聞いている岩崎の方が照れてしまった。
照れ冷ましに冷たい麦茶を飲む。
梶直樹は心底すごいと思う。
ドラマや映画ではあるまいし、日常のワンシーンでそんな歯が浮くような台詞を言えるとは。
岩崎は嫁の美奈子に甘い言葉を向けたことはほとんどない。
付き合い始めの頃とプロポーズした時くらいだ。
俺がいきなり梶君みたいな台詞言ったら、あいつ爆笑しそうだよな。
美奈子が笑いながら、それでも少し恥ずかしそうにしている姿を想像して、岩崎は微笑んだ。
結局、4人で100個を超すたこ焼きを消費し、矢倉邸を後にした。
腹も膨れて、良い気分だ。
岩崎が駅のコンコースを歩いていると、花屋の屋台があった。
小ぶりな花束がいくつか並んでいる中に、ガーベラのアレンジがあるのが見えた。
10年以上も前、初めて一緒に住んだ時、美奈子が買ってきた花だ。
狭くて古い官舎の部屋に飾られたピンク色のガーベラはいかにも新婚家庭らしく、嬉しくも気恥ずかしかったのを今でも覚えている。
たまには、花でも買って帰るか。
岩崎はポケットから財布を取り出しながら、花屋に足を向けた。
手持ち無沙汰な岩崎は、忙しく働く他の3人を見回した。
矢倉のアパートメントのキッチンである。
主の矢倉翼はボールの中身を攪拌し、三宅里奈はエプロン姿で大量の具材をカットし―キムチなんて入れるのか―、近間はたこ焼き器にぺたぺたとサラダ油を塗っている。
「何って、たこ焼きを食らう会に決まってるやないですか」
矢倉がたこ焼き器に生地を流し入れながら、陽気に答えた。
「そうじゃなくて、なんでこのメンバーなんだ?」
「んー、3人いっつも仲ええから、俺も混ぜてもらいたいなーって」
「俺は別にお前と仲良くなりたくない」
おちゃらける矢倉を近間がばっさり切り捨てた。
岩崎はすこし驚く。
人当たりの良い近間がそんなことを言うのは珍しい。
「えー、ひどいわあ。こんなに好きアピールしてるのに」
手際よくタコを落とし入れながら、矢倉はシナを作っている。
「おまえ、懐くか凄むかどっちかに統一しろよ」
「二面性あった方がミステリアスでええやないですか。近間さんはどっちの俺が好みですか?」
話の流れが良く見えず、岩崎が首を傾げていると、三宅が助け船を出した。
「簡単に言うと、矢倉翼は近間さんに一目惚れして、なんとかお近づきになろうと鋭意努力中」
岩崎は正直呆れた。
「それ、新手のジョークじゃないよな」
「真剣度100パーセントやし。バク転する近間さんも、着替え中の近間さんもほんま押し倒したくなるくらいカッコ可愛かった」
矢倉は思い出すようにうっとりした目付きをしている。
一体なんなのだ、これは。
岩崎は、近間と梶直樹の交際を好意的に受け止めているし、心から応援している。
が、矢倉は真剣と言うより、ただ横恋慕を楽しんでいるように見える。
そもそも、世の中には同性を恋愛対象に出来る人間がそんなに多いのだろうか。
岩崎には絶対に無理だ。
例え近間のような美形でも、女性にしか見えないような美人ニューハーフでも、自分と同じモノがついていると想像するだけで萎える。
それが普通じゃないか?
「岩崎さん、ほら食べて食べて」
考え込んでいると、三宅がくるくるとひっくり返したたこ焼きを皿に取ってくれる。
手付きがプロ並みに鮮やかだ。
「矢倉翼って有名人なんですよ」
と三宅が続けた。
「なにが有名なんだ?」
「市ヶ谷までは話が届いてないのかもしれないけど。この人、霞ヶ関一のチャラ男で遊び人でしかも両刀使いで通ってるんです」
身もふたもない説明に、岩崎はたこ焼き―中身はタコではなく納豆だったが―を喉に詰まらせかけた。
「ちょい待ち三宅さん。そんな言い方ないんちゃう? 俺は単に、魅力ある人を見かけたら、性別関係なく声をかけるようにしてるだけや。イタリア男のようにな!」
…迷惑な奴である。イタリア人にも失礼だ。
「それを世は遊び人と呼ぶのよ。あなた、初出勤日にいきなり庶務班の花村さんに告白してたでしょ」
「花村さん、脚めっちゃキレイやん」
「節操無し」
漫才のような2人の会話は聞き流して、岩崎は近間を見た。
自分が話題になっているのに、相変わらずの旺盛な食欲で黙々とたこ焼きを頬張っている。
「おまえ、なんでこんな会に参加したんだ?」
近間は箸を止めて答えた。
「この前、うちでたこ焼きしたんですけど、イマイチだったんです」
突然なんの話だ。
「カリッふわっじゃなくて、べちゃっていうか。タコも小さすぎたり大きすぎたりして。三宅さんと矢倉君がたこ焼きプロ級だって言うから、技を盗もうと思って来ただけですよ」
「おまえ、粉もんそんな好きだったか?」
「俺じゃなくてあいつが、屋台のメシとかあんま食ったことないらしくて。この前すごく残念そうだったから、次は絶対美味いの食わしてやりたいんですよね」
半分は矢倉にわざと聞かせるためだろう。
近間は涼しい顔で盛大に惚気ている。
「2人の愛を深めるためなら、レシピ大放出しますよ、私」
三宅が興奮しながら、新たな具材を追加する。
「そんなんやったら俺は放出したないわ。矢倉家代々続くたこ焼きレシピは門外不出やで」
拗ねる矢倉に、三宅が「ちっちゃい男やなあ、あんた」と関西弁で突っ込みを入れている。
「梶君は、矢倉のこと知ってるのか?」
たこ焼きをひっくり返しながら、岩崎は小声で近間に尋ねた。
「話してますよ。隠し事はしないようにしているので。あ、このロックフォール入れたの美味いですよ」
答えながら、近間がチーズゾーンのたこ焼きを皿に取ってくれる。
「悪い、俺、ブルーチーズは苦手なんだ」
「じゃあ俺がいただきますね」
近間は美味そうにたこ焼きを口に入れた。頬がリスのように膨らんでいる。
「……その、梶君はなにか言ってたか?」
自分の恋人に気がある奴がいて、ましてやそいつの家に遊びに行くなど、普通は気が気じゃないと思うのだか。
「楽しんできてくださいって」
「それだけ?」
更問すると、近間はちらりと岩崎を見た。
いたずらをする子供のように、口端を上げている。
「俺は近間さんを信じてるし、俺より近間さんのことを好きな奴なんてこの世にいないってこと、覚えておいてくださいね。続きも聞きたいですか?」
「いや、いい。変なこと聞いて悪かった」
聞いている岩崎の方が照れてしまった。
照れ冷ましに冷たい麦茶を飲む。
梶直樹は心底すごいと思う。
ドラマや映画ではあるまいし、日常のワンシーンでそんな歯が浮くような台詞を言えるとは。
岩崎は嫁の美奈子に甘い言葉を向けたことはほとんどない。
付き合い始めの頃とプロポーズした時くらいだ。
俺がいきなり梶君みたいな台詞言ったら、あいつ爆笑しそうだよな。
美奈子が笑いながら、それでも少し恥ずかしそうにしている姿を想像して、岩崎は微笑んだ。
結局、4人で100個を超すたこ焼きを消費し、矢倉邸を後にした。
腹も膨れて、良い気分だ。
岩崎が駅のコンコースを歩いていると、花屋の屋台があった。
小ぶりな花束がいくつか並んでいる中に、ガーベラのアレンジがあるのが見えた。
10年以上も前、初めて一緒に住んだ時、美奈子が買ってきた花だ。
狭くて古い官舎の部屋に飾られたピンク色のガーベラはいかにも新婚家庭らしく、嬉しくも気恥ずかしかったのを今でも覚えている。
たまには、花でも買って帰るか。
岩崎はポケットから財布を取り出しながら、花屋に足を向けた。
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