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気安く呼ぶな@シャングリラ
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オーチャードロードにあるシャングリラホテルのボールルームでは、オランダ大使館主催のレセプションが大々的に催されていた。
レセプションでの人脈構築と情報収集は防衛駐在官の重要な任務のひとつだ。
航空自衛隊の礼装に身を包んだ近間は、岩崎防衛駐在官夫妻と共に、シンガポール政府の要人に挨拶をして回っていた。
空軍司令部の幹部と話し終え、新しいグラスを取ろうと広い場内を歩いていると、直樹を見つけた。
目配せをすると、ビールを片手にどこかの外国人と談笑している直樹も、目線を返してくる。
華やかな社交の場で、直樹と二人で、美味い酒と料理を片手におしゃべりが出来たら最高なのだが、互いに仕事で来ているのでそうもいかない。
「明日のオランダのレセプション、俺も行くことになりました」
昨夜、二人で夕食を取っている時に、直樹がそう切り出してきた。
「おまえ、アルベールのこと気にして、無理矢理招待状手に入れたんじゃないだろうな」
フランス大使館付空軍武官のアルベール・シュヴァリィー大佐に、直樹は異様に敵愾心を抱いている。三宅の誕生日祝いの席でアルベールと偶然会った時も、相当機嫌を損ねていた。
近間の指摘に、直樹は心外だとばかりに肩をすくめる。
「違いますよ。支社長に招待状が来てたんですが、別用で参加できないので、名刺置きを仰せつかったんです」
一流総合商社勤務の直樹が、上司の代理でレセプションに参加することはこれまでもあった。この手のことで嘘をつく男ではないから、本当なのだろう。
「そうか、妙なこと言って悪かったな」
すぐに詫びると、直樹は笑った。
「代役を探している時に、率先して手を挙げたのは事実ですけどね」
正直な奴だと、近間も釣られて笑った。
レセプションも中盤になると、帰る客が目立ち始めた。ビュッフェの行列も途切れ、社交も十分こなしたので、近間は腹ごしらえをすることにする。空腹の胃にワインだけ飲んでいたので、いい加減腹が減っていた。
「美味しそうですね」
白身魚のフライにニシンのマリネ、ホワイトアスパラガス。
立食用のテーブルでオランダ料理に舌鼓を打っていると、直樹がやってきた。
「どれも美味い。おまえ、もう食った?」
「まだです」
直樹はカトラリーボックスからフォークを取ると、近間の皿からホワイトアスパラを攫った。
シャドーストライプのブラックスーツを着た直樹は、いつも以上の男振りだ。
普段は下ろしている前髪をワックスで後ろに流しているのが、色っぽい。
こいつ、普通にカッコいいんだよな。
毎日見ている顔だが、社交の場で改めて見ると新鮮で気恥ずかしい。
近間は見惚れていたのを誤魔化すように、皿の上のヘマ・ウォーストにかぶりついた。
噛み切ると、肉汁がじゅわっと溢れ出す。嚥下してから、唇についた油分を舌で舐めた。
「これ、すげえ美味い。おまえも食えよ」
勧めると、直樹は困ったように顔を赤らめている。
「どうかしたか?」
「近間さん、エロいです。俺の前でそんなもの食べないでください」
ヘマ・ウォーストはオランダの伝統料理で、直径3~4センチもあるソーセージである。
「……おまえ、中二かよ」
近間はフォークを握り直すと、見せつけるように豪快にかぶりついてやった。
一枚の皿を仲良くつついていると、入口の方から礼装姿のアルベールが近づいてきた。
そういえば、アルベールのことをすっかり忘れてた。
姿が見えないと思っていたら、今頃到着したらしい。
直樹を見遣ると、咄嗟に営業スマイルを張り付けているが、機嫌バロメータが急降下しているのが伝わってくる。
「ケイスケ、梶さん。今晩は」
アルベールは映画俳優ばりの整った笑顔を見せた。
一度会っただけの直樹の名前まで覚えているのは流石である。
直樹も「今晩は、シュヴァリィー大佐」と礼儀正しく挨拶をしている。
「アルベール、来るの遅かったな」
アルベールはいつものように近間の肩を抱いて、挨拶のために頬を近づけてくる。
頬を交互に触れ合わせるのは同性間でも異性間も普通の挨拶だが、直樹が嫌がるなら、もうしないと決めていた。
近間は不自然にならないように、軽く身を引き、頬を合わせる代わりに、アルベールの手を握った。
握手を受け入れてから、アルベールは肩をすくめる。
「冷たいな」
「日本人は元々そういう挨拶しないんだよ」
「日本人はしないかもしれないけど、フランス人はするよ、こういう挨拶」
言うなり、アルベールは顔を近づけてきた。
なんだ?と警戒する暇も与えず、唇の端ぎりぎりに柔らかい感触が掠めていく。
ちゅっと音まで立てられた。
反射神経はある方だが、全く想定外のフェイントに反応できなかった。
何するんだと抗議するより先に、まずいと焦った。
直樹はぎりっと音がしそうなほど奥歯を噛んでいる。
その右拳が強く握られるのが視界の端に見えた。その拳が反動をつけようと後ろに引かれる。
近間は咄嗟に直樹の手首を掴んだ。アルベールと直樹の間に身体を滑り込ませる。
「駄目だ」
短く、けれど強く諌める。
アルベールは外交官だ。トラブルを起こしたら、直樹の否にされ兼ねない。
近間の本気が伝わったのか、直樹の拳から力が抜けた。
「帰るぞ」
面白いものを見るようににやついているアルベールには一瞥もくれず、近間は足早に出口へ向かった。
ロビーまで来て、後ろを追ってきた直樹の顔を見た途端、ふつふつと腹の底に怒りが溜まり始めた。
直樹は、憤りと辛さと悲しみがごちゃ混ぜになったどうしようもない顔をしていて、感情の決壊を必死で抑えているようだった。
いつも明るく近間を映し出す瞳は、口惜しさに細められている。
なんとも思っていない相手、それも野郎に頬にキスされたからといって、どうってことない。
何とも思わない。けれど。
強張っている直樹の頬に触れると、ひやりと冷たい。
こいつにこんな顔させたのは、許せねえな。
「直樹、クロークで荷物取ってくるから、タクシー呼んでてくれ」
言い置くと、近間はボールルームへ戻った。
アルベールは米国大使館の外交官と話し込んでいた。
別に悪い奴じゃない。
フランスの駐在武官としての仕事はきっちりこなしているし、同じパイロットとして話も合う。
一方で、既婚者だがプレイボーイとして名高いアルベールは、パーソナルスペースが狭く、誰に対してもスキンシップが過剰だ。
近間にやたらと触ったり絡んでくるのも、スキンシップの延長だと思っていたのだが。
「アルベール、ちょっといいかな」
近間を見ると、アルベールは相好を崩した。CMに出てくるような爽やかな笑顔だ。
場外の待合室に向かう近間に、大人しくついてくる。
待合室は無人で、ボールルームの賑やかさが嘘のように静かだった。
「どうしたんだい、こんなとこに呼び出して」
アルベールが囁いた。
その声が甘く低いものだったので、近間は内心で舌打ちする。
認めたくはないが、三宅と直樹の直感は正しかったらしい。
何を勘違いしたのか、アルベールは近間を壁際に追い詰めるように距離を詰めた。
慣れた仕草で、顔の横に手を付かれた。
「おまえ、アホだな」
近間は日本語で呟いた。
「なに?」
聞き返してくるアルベールの声にはやはり欲望が滲んでいる。
「ケイスケ」
指先で顎を捕らえられ、近間は笑いそうになるのを堪えた。
壁ドンに顎クイとか、おまえ、日本の少女漫画でも読んでんのかよ。
近間は右拳を握りしめると、顔を寄せてくるアルベールのボディに渾身のフックを繰り出した。
長らく人を殴っていないので、久々の感触に拳が震えた。
「ぐはっっ!!」
アルベールは一瞬白目を剥き、腹を押さえながら膝を折った。
礼服の膝を床につき、げほげほと汚い咳を続けている。
床には口から洩れた唾液が垂れていて、俳優ばりのイケメンの見る影もない。
たった一発のパンチで大打撃を受けているアルベールを、近間は冷たく見下ろした。
正面から向き合っている時には気づかなかったが、頭頂部の毛が薄く、地肌が透けている。
「次にふざけた真似したら、顔面行くからな。日本の自衛官ナメんな」
低く凄むと、アルベールが顔を上げた。涙目になっている。
「ケ、イスケ」
「気安く呼ぶな」
床を這うアルベールの指を爪先で蹴って、近間は踵を返した。
レセプションでの人脈構築と情報収集は防衛駐在官の重要な任務のひとつだ。
航空自衛隊の礼装に身を包んだ近間は、岩崎防衛駐在官夫妻と共に、シンガポール政府の要人に挨拶をして回っていた。
空軍司令部の幹部と話し終え、新しいグラスを取ろうと広い場内を歩いていると、直樹を見つけた。
目配せをすると、ビールを片手にどこかの外国人と談笑している直樹も、目線を返してくる。
華やかな社交の場で、直樹と二人で、美味い酒と料理を片手におしゃべりが出来たら最高なのだが、互いに仕事で来ているのでそうもいかない。
「明日のオランダのレセプション、俺も行くことになりました」
昨夜、二人で夕食を取っている時に、直樹がそう切り出してきた。
「おまえ、アルベールのこと気にして、無理矢理招待状手に入れたんじゃないだろうな」
フランス大使館付空軍武官のアルベール・シュヴァリィー大佐に、直樹は異様に敵愾心を抱いている。三宅の誕生日祝いの席でアルベールと偶然会った時も、相当機嫌を損ねていた。
近間の指摘に、直樹は心外だとばかりに肩をすくめる。
「違いますよ。支社長に招待状が来てたんですが、別用で参加できないので、名刺置きを仰せつかったんです」
一流総合商社勤務の直樹が、上司の代理でレセプションに参加することはこれまでもあった。この手のことで嘘をつく男ではないから、本当なのだろう。
「そうか、妙なこと言って悪かったな」
すぐに詫びると、直樹は笑った。
「代役を探している時に、率先して手を挙げたのは事実ですけどね」
正直な奴だと、近間も釣られて笑った。
レセプションも中盤になると、帰る客が目立ち始めた。ビュッフェの行列も途切れ、社交も十分こなしたので、近間は腹ごしらえをすることにする。空腹の胃にワインだけ飲んでいたので、いい加減腹が減っていた。
「美味しそうですね」
白身魚のフライにニシンのマリネ、ホワイトアスパラガス。
立食用のテーブルでオランダ料理に舌鼓を打っていると、直樹がやってきた。
「どれも美味い。おまえ、もう食った?」
「まだです」
直樹はカトラリーボックスからフォークを取ると、近間の皿からホワイトアスパラを攫った。
シャドーストライプのブラックスーツを着た直樹は、いつも以上の男振りだ。
普段は下ろしている前髪をワックスで後ろに流しているのが、色っぽい。
こいつ、普通にカッコいいんだよな。
毎日見ている顔だが、社交の場で改めて見ると新鮮で気恥ずかしい。
近間は見惚れていたのを誤魔化すように、皿の上のヘマ・ウォーストにかぶりついた。
噛み切ると、肉汁がじゅわっと溢れ出す。嚥下してから、唇についた油分を舌で舐めた。
「これ、すげえ美味い。おまえも食えよ」
勧めると、直樹は困ったように顔を赤らめている。
「どうかしたか?」
「近間さん、エロいです。俺の前でそんなもの食べないでください」
ヘマ・ウォーストはオランダの伝統料理で、直径3~4センチもあるソーセージである。
「……おまえ、中二かよ」
近間はフォークを握り直すと、見せつけるように豪快にかぶりついてやった。
一枚の皿を仲良くつついていると、入口の方から礼装姿のアルベールが近づいてきた。
そういえば、アルベールのことをすっかり忘れてた。
姿が見えないと思っていたら、今頃到着したらしい。
直樹を見遣ると、咄嗟に営業スマイルを張り付けているが、機嫌バロメータが急降下しているのが伝わってくる。
「ケイスケ、梶さん。今晩は」
アルベールは映画俳優ばりの整った笑顔を見せた。
一度会っただけの直樹の名前まで覚えているのは流石である。
直樹も「今晩は、シュヴァリィー大佐」と礼儀正しく挨拶をしている。
「アルベール、来るの遅かったな」
アルベールはいつものように近間の肩を抱いて、挨拶のために頬を近づけてくる。
頬を交互に触れ合わせるのは同性間でも異性間も普通の挨拶だが、直樹が嫌がるなら、もうしないと決めていた。
近間は不自然にならないように、軽く身を引き、頬を合わせる代わりに、アルベールの手を握った。
握手を受け入れてから、アルベールは肩をすくめる。
「冷たいな」
「日本人は元々そういう挨拶しないんだよ」
「日本人はしないかもしれないけど、フランス人はするよ、こういう挨拶」
言うなり、アルベールは顔を近づけてきた。
なんだ?と警戒する暇も与えず、唇の端ぎりぎりに柔らかい感触が掠めていく。
ちゅっと音まで立てられた。
反射神経はある方だが、全く想定外のフェイントに反応できなかった。
何するんだと抗議するより先に、まずいと焦った。
直樹はぎりっと音がしそうなほど奥歯を噛んでいる。
その右拳が強く握られるのが視界の端に見えた。その拳が反動をつけようと後ろに引かれる。
近間は咄嗟に直樹の手首を掴んだ。アルベールと直樹の間に身体を滑り込ませる。
「駄目だ」
短く、けれど強く諌める。
アルベールは外交官だ。トラブルを起こしたら、直樹の否にされ兼ねない。
近間の本気が伝わったのか、直樹の拳から力が抜けた。
「帰るぞ」
面白いものを見るようににやついているアルベールには一瞥もくれず、近間は足早に出口へ向かった。
ロビーまで来て、後ろを追ってきた直樹の顔を見た途端、ふつふつと腹の底に怒りが溜まり始めた。
直樹は、憤りと辛さと悲しみがごちゃ混ぜになったどうしようもない顔をしていて、感情の決壊を必死で抑えているようだった。
いつも明るく近間を映し出す瞳は、口惜しさに細められている。
なんとも思っていない相手、それも野郎に頬にキスされたからといって、どうってことない。
何とも思わない。けれど。
強張っている直樹の頬に触れると、ひやりと冷たい。
こいつにこんな顔させたのは、許せねえな。
「直樹、クロークで荷物取ってくるから、タクシー呼んでてくれ」
言い置くと、近間はボールルームへ戻った。
アルベールは米国大使館の外交官と話し込んでいた。
別に悪い奴じゃない。
フランスの駐在武官としての仕事はきっちりこなしているし、同じパイロットとして話も合う。
一方で、既婚者だがプレイボーイとして名高いアルベールは、パーソナルスペースが狭く、誰に対してもスキンシップが過剰だ。
近間にやたらと触ったり絡んでくるのも、スキンシップの延長だと思っていたのだが。
「アルベール、ちょっといいかな」
近間を見ると、アルベールは相好を崩した。CMに出てくるような爽やかな笑顔だ。
場外の待合室に向かう近間に、大人しくついてくる。
待合室は無人で、ボールルームの賑やかさが嘘のように静かだった。
「どうしたんだい、こんなとこに呼び出して」
アルベールが囁いた。
その声が甘く低いものだったので、近間は内心で舌打ちする。
認めたくはないが、三宅と直樹の直感は正しかったらしい。
何を勘違いしたのか、アルベールは近間を壁際に追い詰めるように距離を詰めた。
慣れた仕草で、顔の横に手を付かれた。
「おまえ、アホだな」
近間は日本語で呟いた。
「なに?」
聞き返してくるアルベールの声にはやはり欲望が滲んでいる。
「ケイスケ」
指先で顎を捕らえられ、近間は笑いそうになるのを堪えた。
壁ドンに顎クイとか、おまえ、日本の少女漫画でも読んでんのかよ。
近間は右拳を握りしめると、顔を寄せてくるアルベールのボディに渾身のフックを繰り出した。
長らく人を殴っていないので、久々の感触に拳が震えた。
「ぐはっっ!!」
アルベールは一瞬白目を剥き、腹を押さえながら膝を折った。
礼服の膝を床につき、げほげほと汚い咳を続けている。
床には口から洩れた唾液が垂れていて、俳優ばりのイケメンの見る影もない。
たった一発のパンチで大打撃を受けているアルベールを、近間は冷たく見下ろした。
正面から向き合っている時には気づかなかったが、頭頂部の毛が薄く、地肌が透けている。
「次にふざけた真似したら、顔面行くからな。日本の自衛官ナメんな」
低く凄むと、アルベールが顔を上げた。涙目になっている。
「ケ、イスケ」
「気安く呼ぶな」
床を這うアルベールの指を爪先で蹴って、近間は踵を返した。
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