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キスくらいケチるなよ@朝のバスルーム
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最悪だ。
腰がだるい。股関節と尾てい骨も痛いし、ケツはじんじんする。
別に初めての症状ではないが、今朝はかなりひどい方だ。
「……マジかよ」
呟いたつもりが声が出ないので、近間はうつぶせの姿勢のまま喉を押さえた。
枕の上で顔の向きを変えると、頬に触れた部分がひんやりと湿っている。
見るとシミが出来ているのは、きっと自分のよだれだ。
布団の裾から手を伸ばしてスマホを取った。
液晶の時計は3月10日土曜日の朝10時を示している。
「……マジかよ」
今度はちゃんと声が出たが、老人のように掠れていた。
防衛大学校入学以来、休日も含めて、起床ラッパの鳴る朝6時より遅く起きたことはなかった。なのに、直樹と付き合い始めてからはこのザマだ。
しつこい時は深夜どころか明け方まで求められるので、早起きなんてしていたら身体が持たない。
あいつのせいだけってわけじゃねーけど。
近間の方から誘うことも、わざと直樹を煽る仕草をすることもある。
「気持ちいいものは気持ちいいしな」
身体を横向きにしてゆっくりと身を起こすと、直樹とばちりと目があった。肘枕をして、ずっとこちらを見ていたらしい。
「なに、おまえ、起きてたの」
「はい。とっくに。寝起きでもぞもぞしてる近間さん、可愛いです」
「アホか」
「何が気持ちいいんですか?」
「知るか。悪趣味だぞ、おまえ」
「はは。さ、起きたらブランチにしましょう。俺、作ります」
ベッドを出る直樹の顔は完全に目覚めていて、すっきりとしている。
「おまえ、何時に起きたの」
「8時です」
「起こせよ」
「だって、昨日無理させたから」
「してねーよ。戦闘機乗りなめんな」
「はい。でも、体力も種類がありますから。俺が甘やかしたいだけです」
直樹はにっこりと笑うと、近間の頭をひと撫でした。
直樹は、大人なのか子供なのか分からない部分がある。
どこにいっても堂々としているし、人当たりがいいし、どんな話題にもついてこれる知識と教養と話術がある。なのに、家族のことや、同性と付き合っていることには過剰に気弱になる。
そういうアンバランスさが人間くさくて、近間は好きだ。
完璧なエリート商社マンなんてつまらない。
スパダリモードの直樹もいいが、ダメダメになっているこいつも好きだと近間は思う。
近間はベッドから出ようとするが、腰が重くてままならない。
舌打ちする近間に、直樹がたっぷりの水が入ったグラスを差し出した。
「さんきゅ」
ごくごくと喉を潤すと、ほのかに甘酸っぱい。目で問いかけると、直樹は「はちみつとレモンが入っています」と教えた。
「うまい」
「はちみつは喉にいいですから」
「喉?」
「近間さん、喘ぎすぎて声ハスキーです」
直樹は目を細めた。
愛しいものを見る時の優しい目線。微笑み返すと、喉仏にちゅっとキスをされた。
「おまえが4回もするからだろ」
昨夜は1週間ぶりのセックスで、互いに快楽に溺れた。直樹はいつも以上に甘く意地悪に攻め立ててきて、最中に言わされた言葉を反芻すると、羞恥で死ねる。
赤くなる顔を隠そうと、立てた膝のブランケットに顔を埋める近間の頭を、直樹が撫でた。
「俺は4回ですけど、近間さん、何回イったか覚えてます?」
「知るか」
途中から意識が朦朧として、数えることなんてできなくなった。大体、朝からなんて会話をしているのだ。
「でしょうね。最後の方、ドライでイきっぱなしになってましたから」
「……そういうこと、口に出すな」
「がっついてすみませんでした。でも、すごく気持ちよかったです」
直樹は近間のつむじにキスをしながら、囁く。近間は膝に額を当てたまま、応じた。
「謝んな。俺も気持ちよかったから、いいんだよ」
声はまだ掠れている。
「おまえ、できる彼氏だよなー」
ぬるめの風呂に漬かり、近間はうっとりと目を閉じた。
痛む身体の隅々がじわじわ温まっていく。
「今日は何でもサービスします」と直樹が宣ったので、ブランチはエッグベネディクトがいいと言えば、クックパッド片手に初見で完璧に作ってみせ、ミネストローネまで出てきた。
食後に風呂に入りたいといえば、「勿論、準備できています」と高級ホテルのコンシェルジュのように返され、風呂場には洗い立てのタオルと着替えが用意されていた。
湯船で手足を伸ばす近間の横で、直樹は着衣のまま浴槽の縁に腰かけている。
気持ちよさに浸っていると、直樹がふはっと笑った。
「なんだよ」
「近間さん、頭の後ろ、これみたいになってます」
これ、と指さしたのは、湯にぷかぷか浮いているゴム製のアヒルだ。
手をやると、確かに後頭部の毛がひよこの尻尾のように逆立っている。
「本当だ。あとで、髪、洗ってくれよ」
甘えてみると、直樹は当然というように頷いた。
「勿論。全身洗ってあげます」
「うわ、なんか言い方がエロい。俺、また犯されんの?」
冗談めかして直樹を見上げると、困ったような顔をしている。と思ったら、その顔が近づいてきて、上から覆いかぶさるようにキスをされた。
ぱしゃんと湯が揺れる。
触れるだけの、けれど長いキス。
気持ちいいけれど物足りなくて、誘うように唇を開くが、いつものように舌は入って来ず、唇全体を食べるようにはむと甘噛みした後、あっさり離れていく。
もう少しキスしたい。
思いを込めて直樹の瞳を見つめていると、額をでこぴんされた。
「痛っ、なにすんだよ」
抗議する近間に、直樹は口を尖らせる。
「あんた、人を煽るの得意すぎ」
「キスくらいケチるなよ」
「キスだけで止まれる自信ありません。ただでさえ、風呂に入ってる近間さんなんて目の毒なのに」
「ただのおっさんの入浴シーンだろ」
軽口を返すが、直樹が自分に欲情してくれるのは素直に嬉しい。
顔面偏差値が平均より高いことも、鍛えられた無駄のない身体をしていることも自覚している。
それでも、近間は男だ。膨らみも柔らかさも曲線もない、平坦で直線的な身体だ。
本来なら欲情する要素なんてひとつもないはずだ。近間を好きだからこそ、この身体を愛してくれるのだと思うと、幸福な気持ちになる。
「近間さんはただのおっさんじゃないけど、おっさんになっても好きです」
相変わらず抜け抜けとした台詞を口にしながら、直樹は近間の髪をシャワーで濡らすと、髪の毛洗いますね、と銀色のシャンプーボトルを手に取った。
食事をして風呂に入ったら、身体のだるさや痛みが随分取れた。
後孔には違和感があるが、この感覚にももう慣れている。
「さ、次は何をご所望ですか? ご主人様」
ドライヤーで髪まで乾かしてくれた直樹が、芝居がかった口調で訊く。
「食材の買い出しと、洗濯と掃除、あとクリーニング取りに行って、靴磨いて」
近間が指を折ると、直樹は紅茶を煎れる支度をしながら答えた。
「買い出しとクリーニング以外は終わってます」
「まじか。おまえ、家政婦にもなれるんじゃね?」
「五和商事クビになったら考えます。でも、近間さんが永久契約してくださいね」
直樹は慣れた手つきでティーポッドに湯を注ぐと、蓋をして、ティーコジーをかぶせた。カップにも温めるためのお湯が注がれる。
「もうしてんだろうが」
「なんか、俺たちラブラブですね」
「こんな会話、人に訊かれたら恥ずかしくて死ぬな」
「三宅さんあたりなら喜びそうですけど」
直樹がティーセットをリビングに運んでくる。銀色のトレイには、一口サイズの焼き菓子まで添えられている。
どこのティーサロンだ、ここは。
近間も料理は出来るが、体調管理のために必要に迫られて覚えたものだから、レパートリーはほぼ和食のみだ。 直樹は外食派だったが、近間と付き合い始めてから料理の腕を飛躍的に上げた。
元々が器用なのだろう、レシピさえあれば何でも作れるようだ。
魚捌くのだけは相変わらず苦手みたいだけど。そういうとこも可愛いっつーか。
にやつきながら、近間は香り高い紅茶に口をつけた。
「三宅さんといえば、彼女、来週誕生日なんだよ」
「へえ。一緒にメシでも奢りますか」
タマを打ち返すような直樹の即答に、近間は満足する。さすが、こいつは話が早い。
物を贈るのはおかしいから、何かご馳走しようと思ってるんだけど、おまえも付き合えよと頼むつもりだったのだ。
「そう考えてた。いつにするかな」
三宅里奈にワッツアップを送ると、すぐに既読のチェックがついた。
『ありがとうございます! 来週は月~水が空いています。インド料理希望です』
仕事が出来る彼女は返信も的確だ。料理を指定してくれると、選ぶ側も楽だ。
スマホの液晶を見せると、直樹も即決だった。
「じゃあ、水曜日にしましょう。ボートキーのマハラジャを予約しておきますね」
「さんきゅ」
その旨返信しようと画面をタップすると、三宅からのメッセージが届いた。
『食事も嬉しいけど、お二人のらぶらぶ話が何よりのプレゼントです!!!』
メッセージの後に力こぶの絵文字が3つ続いていて、近間と直樹は思わず噴き出した。
腰がだるい。股関節と尾てい骨も痛いし、ケツはじんじんする。
別に初めての症状ではないが、今朝はかなりひどい方だ。
「……マジかよ」
呟いたつもりが声が出ないので、近間はうつぶせの姿勢のまま喉を押さえた。
枕の上で顔の向きを変えると、頬に触れた部分がひんやりと湿っている。
見るとシミが出来ているのは、きっと自分のよだれだ。
布団の裾から手を伸ばしてスマホを取った。
液晶の時計は3月10日土曜日の朝10時を示している。
「……マジかよ」
今度はちゃんと声が出たが、老人のように掠れていた。
防衛大学校入学以来、休日も含めて、起床ラッパの鳴る朝6時より遅く起きたことはなかった。なのに、直樹と付き合い始めてからはこのザマだ。
しつこい時は深夜どころか明け方まで求められるので、早起きなんてしていたら身体が持たない。
あいつのせいだけってわけじゃねーけど。
近間の方から誘うことも、わざと直樹を煽る仕草をすることもある。
「気持ちいいものは気持ちいいしな」
身体を横向きにしてゆっくりと身を起こすと、直樹とばちりと目があった。肘枕をして、ずっとこちらを見ていたらしい。
「なに、おまえ、起きてたの」
「はい。とっくに。寝起きでもぞもぞしてる近間さん、可愛いです」
「アホか」
「何が気持ちいいんですか?」
「知るか。悪趣味だぞ、おまえ」
「はは。さ、起きたらブランチにしましょう。俺、作ります」
ベッドを出る直樹の顔は完全に目覚めていて、すっきりとしている。
「おまえ、何時に起きたの」
「8時です」
「起こせよ」
「だって、昨日無理させたから」
「してねーよ。戦闘機乗りなめんな」
「はい。でも、体力も種類がありますから。俺が甘やかしたいだけです」
直樹はにっこりと笑うと、近間の頭をひと撫でした。
直樹は、大人なのか子供なのか分からない部分がある。
どこにいっても堂々としているし、人当たりがいいし、どんな話題にもついてこれる知識と教養と話術がある。なのに、家族のことや、同性と付き合っていることには過剰に気弱になる。
そういうアンバランスさが人間くさくて、近間は好きだ。
完璧なエリート商社マンなんてつまらない。
スパダリモードの直樹もいいが、ダメダメになっているこいつも好きだと近間は思う。
近間はベッドから出ようとするが、腰が重くてままならない。
舌打ちする近間に、直樹がたっぷりの水が入ったグラスを差し出した。
「さんきゅ」
ごくごくと喉を潤すと、ほのかに甘酸っぱい。目で問いかけると、直樹は「はちみつとレモンが入っています」と教えた。
「うまい」
「はちみつは喉にいいですから」
「喉?」
「近間さん、喘ぎすぎて声ハスキーです」
直樹は目を細めた。
愛しいものを見る時の優しい目線。微笑み返すと、喉仏にちゅっとキスをされた。
「おまえが4回もするからだろ」
昨夜は1週間ぶりのセックスで、互いに快楽に溺れた。直樹はいつも以上に甘く意地悪に攻め立ててきて、最中に言わされた言葉を反芻すると、羞恥で死ねる。
赤くなる顔を隠そうと、立てた膝のブランケットに顔を埋める近間の頭を、直樹が撫でた。
「俺は4回ですけど、近間さん、何回イったか覚えてます?」
「知るか」
途中から意識が朦朧として、数えることなんてできなくなった。大体、朝からなんて会話をしているのだ。
「でしょうね。最後の方、ドライでイきっぱなしになってましたから」
「……そういうこと、口に出すな」
「がっついてすみませんでした。でも、すごく気持ちよかったです」
直樹は近間のつむじにキスをしながら、囁く。近間は膝に額を当てたまま、応じた。
「謝んな。俺も気持ちよかったから、いいんだよ」
声はまだ掠れている。
「おまえ、できる彼氏だよなー」
ぬるめの風呂に漬かり、近間はうっとりと目を閉じた。
痛む身体の隅々がじわじわ温まっていく。
「今日は何でもサービスします」と直樹が宣ったので、ブランチはエッグベネディクトがいいと言えば、クックパッド片手に初見で完璧に作ってみせ、ミネストローネまで出てきた。
食後に風呂に入りたいといえば、「勿論、準備できています」と高級ホテルのコンシェルジュのように返され、風呂場には洗い立てのタオルと着替えが用意されていた。
湯船で手足を伸ばす近間の横で、直樹は着衣のまま浴槽の縁に腰かけている。
気持ちよさに浸っていると、直樹がふはっと笑った。
「なんだよ」
「近間さん、頭の後ろ、これみたいになってます」
これ、と指さしたのは、湯にぷかぷか浮いているゴム製のアヒルだ。
手をやると、確かに後頭部の毛がひよこの尻尾のように逆立っている。
「本当だ。あとで、髪、洗ってくれよ」
甘えてみると、直樹は当然というように頷いた。
「勿論。全身洗ってあげます」
「うわ、なんか言い方がエロい。俺、また犯されんの?」
冗談めかして直樹を見上げると、困ったような顔をしている。と思ったら、その顔が近づいてきて、上から覆いかぶさるようにキスをされた。
ぱしゃんと湯が揺れる。
触れるだけの、けれど長いキス。
気持ちいいけれど物足りなくて、誘うように唇を開くが、いつものように舌は入って来ず、唇全体を食べるようにはむと甘噛みした後、あっさり離れていく。
もう少しキスしたい。
思いを込めて直樹の瞳を見つめていると、額をでこぴんされた。
「痛っ、なにすんだよ」
抗議する近間に、直樹は口を尖らせる。
「あんた、人を煽るの得意すぎ」
「キスくらいケチるなよ」
「キスだけで止まれる自信ありません。ただでさえ、風呂に入ってる近間さんなんて目の毒なのに」
「ただのおっさんの入浴シーンだろ」
軽口を返すが、直樹が自分に欲情してくれるのは素直に嬉しい。
顔面偏差値が平均より高いことも、鍛えられた無駄のない身体をしていることも自覚している。
それでも、近間は男だ。膨らみも柔らかさも曲線もない、平坦で直線的な身体だ。
本来なら欲情する要素なんてひとつもないはずだ。近間を好きだからこそ、この身体を愛してくれるのだと思うと、幸福な気持ちになる。
「近間さんはただのおっさんじゃないけど、おっさんになっても好きです」
相変わらず抜け抜けとした台詞を口にしながら、直樹は近間の髪をシャワーで濡らすと、髪の毛洗いますね、と銀色のシャンプーボトルを手に取った。
食事をして風呂に入ったら、身体のだるさや痛みが随分取れた。
後孔には違和感があるが、この感覚にももう慣れている。
「さ、次は何をご所望ですか? ご主人様」
ドライヤーで髪まで乾かしてくれた直樹が、芝居がかった口調で訊く。
「食材の買い出しと、洗濯と掃除、あとクリーニング取りに行って、靴磨いて」
近間が指を折ると、直樹は紅茶を煎れる支度をしながら答えた。
「買い出しとクリーニング以外は終わってます」
「まじか。おまえ、家政婦にもなれるんじゃね?」
「五和商事クビになったら考えます。でも、近間さんが永久契約してくださいね」
直樹は慣れた手つきでティーポッドに湯を注ぐと、蓋をして、ティーコジーをかぶせた。カップにも温めるためのお湯が注がれる。
「もうしてんだろうが」
「なんか、俺たちラブラブですね」
「こんな会話、人に訊かれたら恥ずかしくて死ぬな」
「三宅さんあたりなら喜びそうですけど」
直樹がティーセットをリビングに運んでくる。銀色のトレイには、一口サイズの焼き菓子まで添えられている。
どこのティーサロンだ、ここは。
近間も料理は出来るが、体調管理のために必要に迫られて覚えたものだから、レパートリーはほぼ和食のみだ。 直樹は外食派だったが、近間と付き合い始めてから料理の腕を飛躍的に上げた。
元々が器用なのだろう、レシピさえあれば何でも作れるようだ。
魚捌くのだけは相変わらず苦手みたいだけど。そういうとこも可愛いっつーか。
にやつきながら、近間は香り高い紅茶に口をつけた。
「三宅さんといえば、彼女、来週誕生日なんだよ」
「へえ。一緒にメシでも奢りますか」
タマを打ち返すような直樹の即答に、近間は満足する。さすが、こいつは話が早い。
物を贈るのはおかしいから、何かご馳走しようと思ってるんだけど、おまえも付き合えよと頼むつもりだったのだ。
「そう考えてた。いつにするかな」
三宅里奈にワッツアップを送ると、すぐに既読のチェックがついた。
『ありがとうございます! 来週は月~水が空いています。インド料理希望です』
仕事が出来る彼女は返信も的確だ。料理を指定してくれると、選ぶ側も楽だ。
スマホの液晶を見せると、直樹も即決だった。
「じゃあ、水曜日にしましょう。ボートキーのマハラジャを予約しておきますね」
「さんきゅ」
その旨返信しようと画面をタップすると、三宅からのメッセージが届いた。
『食事も嬉しいけど、お二人のらぶらぶ話が何よりのプレゼントです!!!』
メッセージの後に力こぶの絵文字が3つ続いていて、近間と直樹は思わず噴き出した。
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