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お見通しなんだよ@パラゴン
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「近間さん、どっちがいいと思います?」
直樹は、両手に持ったシャツを交互に胸元に当ててみせた。
右手には白のストライプシャツ、左手にはチェック柄の赤いオックスフォードシャツだ。
「こっち」
近間はすぐにチェック柄の方を差した。
この人はどんな時も決断が早い。
「なんか意外です。近間さんなら白い方を選ぶかと」
「自分が着るんならな。おまえ、そういうトラッドな服も似合うだろ」
「そうですか? じゃあ、これ、試着します」
にこにこしながら二人の会話を聞いていた店員に、白シャツを返した。
日曜日の午後、直樹と近間は、オーチャード通りにあるショッピング・センター「パラゴン」に来ている。
昨日は、情事の残り香を纏った近間を誰にも見せたくなくて、一日中部屋に閉じ込めていた。
というか、ひたすらいちゃいちゃしていた。
日曜の朝を迎え、折角の週末をひきこもりで過ごすのは不健全だ、さすがに今日は外出しようと意見が合致したのだ。
丁度、私服用に新しいシャツが欲しいところだった。
パラゴンは海外のこだわり系ブランドが入っているので、好きな買い物スポットのひとつだ。
今日はスコッチ&ソーダの店舗に来ている。
「お連れ様、背が高いからなんでも似合いそうですよね」
「そうですね」
「お客様も何かお探しになりませんか? こちらのシャツに、このパンツの組み合わせなんてお似合いだと思いますよ」
「ありがとう。でも、俺は付き添いで来ただけなんで」
試着室の外で、近間と店員が話しているのが聞こえる。
店員は小柄で可愛らしい感じのマレー系シンガポール人だった。
あまり仲良くしないでほしい。
直樹は、チェックのシャツを着て扉を開ける。
近間が眩しいものでも見るように目を細め、「お、やっぱすげえ似合うな」とお墨付きをくれた。
この人は世辞を言わないので、本当に似合っているのだろう。
頬を上気させて近間と喋っていた店員は、プロの顔に戻って丈や袖の長さを確認する。
「サイズもぴったりですね。よくお似合いです」
「じゃあ、これをいただきます」
再度着替えて試着室の外に出ると、陳列台に置かれた白のシャツとマゼンタのパンツが目に入った。先ほど店員が近間に選んだものだろう。
無地のシャツだが、襟と袖だけ黒いのが洒落ている。
いいチョイスだ。
絶対に似合う。
「近間さん、これ、着てみてください」
お願いすると、手持無沙汰にしていた近間は、思い切り嫌そうな顔をした。
「俺はいいって。おまえみたいに、服に散財する趣味もない」
「この店、そんな高くないですよ。なんだったら俺がプレゼントします」
ファッションにこだわらない近間は、いつもシンプルな服装をしている。
今日も、黒の細身のパンツに白のポロシャツというモノトーンスタイルだ。
どんな服でも似合う容姿に恵まれているのに勿体ないと直樹は常々思っている。
「いらないし。大体、赤紫のズボンなんてどこに着ていくんだよ」
「じゃあ、買わなくてもいいんで着てみてください」
「それ店に失礼じゃないか? なんでそんな着せたがるんだよ」
「俺が見たいからです」
日本語は分からずとも、雰囲気で会話の内容を察したのだろう、店員が笑顔で割って入ってきた。
「勿論試着だけでも構いませんよ。よろしければこれもどうぞ」
差し出されたのは濃紺のサスペンダーだ。
それを見た直樹は、「Excellent!」と親指を立てた。
サスペンダー姿の近間なんて、きっと悶絶ものだ。
この店員は本当にセンスがいい。
ごり押しする直樹と店員に、抵抗するのが面倒になってきたのか、近間はしぶしぶ試着室に入っていった。
「近間さん、終わりました?」
自衛官である近間はいつも着替えが早いが、今日は手間取っているようだ。
「このサスペンダー、どうやってつけるんだ?」
扉越しに聞いてくる。
確かに、デザイン性が高く、金具部分が複雑な構造をしていた。
「入りますよ」
直樹は一言断ってから試着室に入り、扉を閉めた。
至近距離にいる近間をまじまじと見る。
「うわ、すごく似合います。カッコいい」
「そうか?」
近間は半信半疑だ。
第1ボタンまで留めた襟元はストイックだが、襟だけが黒いのがセクシーだ。
なんとなく、バニーガールを思い起こさせる。
股下が長いので、派手な色のパンツも自然に映える。
近間の背後に回り、サスペンダーをつけてやる。
金具を嵌めながら、目の前で露わになっている首筋にそっとキスを落とした。
「おい」
すかさず近間が肩越しに睨んでくる。
「すみません、だって近間さん、いい匂いします」
抱きしめたかったが、商品がシワになるといけない。
後ろから近間の指先だけ握り、ふわふわの髪に鼻を埋めた。シャンプーの香りに混じって、近間の匂いがする。
「やめろって」
息を吹きかけると、近間はくすぐったそうに身をよじる。
「おまえ、所構わず発情するのやめろよ」
「誰のせいですか」
髪から顔を離すと、近間の腰に手を当てて180度回転させる。
指先で顎を少し上げてやると、近間は素直に瞼を閉じた。
そうすると、綺麗な顔が幼さを帯びる。
長い睫毛が、試着室の蛍光灯を受けて頬に影を落とす。血色のいい唇が、誘うように少し開かれている。
キス顔が可愛くて見惚れていると、不審に思ったのか、近間がうっすらと目を開けた。
目が合うと、見られていたことに気づいて、途端に真っ赤になる。
「……おまえなあ」
「すみません」
直樹は悪びれずに謝ると、ちゅっと音を立てて軽いキスをした。
「プレゼントするって言ったのに」
「記念日でもないのに買ってもらう理由がない」
「俺は、毎日だって近間さんに貢ぎたいです」
「破産するぞ」
結局、近間が試着した服は買わなかった。
「俺が買います」「貰っても着ないからな」の押し問答を、店員が呆れて笑い出すほど繰り返し、結局直樹が折れた。
コーヒーでも飲もうと、二人はパラゴンの地下へ向かっている。
休日のショッピング・センターは家族連れやカップルで混雑していて、活気に満ちている。
「じゃあ、クリスマスプレゼントならいいですか?」
「却下。そういえば、クリスマスはもう来週か」
パラゴンの中も、ツリーやリースで飾られてクリスマスムード一色だ。
直樹はスコッチ&ソーダの紙袋を持つ手に力を込める。
特別な日だ。普段の予定を聞くよりも数段緊張する。
仕事の合間を縫って、クリスマスのために、雰囲気のいいレストランとバーとホテルをリストアップしてあった。
「近間さん、クリスマスって空いてますか?」
「うん。24日は日曜だし、25日は祝日だから大使館も閉館」
近間はさらりと答える。
一緒に過ごしたいです。
そう口に出す前に、先手を打たれた。
「高級レストランも五つ星ホテルも禁止だからな」
一緒に過ごすつもりでいてくれたことは嬉しい。
が、禁止とは。
戸惑う直樹に、近間はにやりと笑った。
「おまえの考えてることなんてお見通しなんだよ。バブリーなクリスマスデートはしないからな」
じゃれるように、脇腹に猫パンチを繰り出してくる。可愛い。
「記念すべき初めてのクリスマスなのに?」
「初めてだからだよ」
そう言うと、近間は背伸びをして直樹の耳元で囁いた。
「二人きりの方がいい」
直樹の手から紙袋が滑り落ちた。
…………爆死しそうだ。
直樹は、両手に持ったシャツを交互に胸元に当ててみせた。
右手には白のストライプシャツ、左手にはチェック柄の赤いオックスフォードシャツだ。
「こっち」
近間はすぐにチェック柄の方を差した。
この人はどんな時も決断が早い。
「なんか意外です。近間さんなら白い方を選ぶかと」
「自分が着るんならな。おまえ、そういうトラッドな服も似合うだろ」
「そうですか? じゃあ、これ、試着します」
にこにこしながら二人の会話を聞いていた店員に、白シャツを返した。
日曜日の午後、直樹と近間は、オーチャード通りにあるショッピング・センター「パラゴン」に来ている。
昨日は、情事の残り香を纏った近間を誰にも見せたくなくて、一日中部屋に閉じ込めていた。
というか、ひたすらいちゃいちゃしていた。
日曜の朝を迎え、折角の週末をひきこもりで過ごすのは不健全だ、さすがに今日は外出しようと意見が合致したのだ。
丁度、私服用に新しいシャツが欲しいところだった。
パラゴンは海外のこだわり系ブランドが入っているので、好きな買い物スポットのひとつだ。
今日はスコッチ&ソーダの店舗に来ている。
「お連れ様、背が高いからなんでも似合いそうですよね」
「そうですね」
「お客様も何かお探しになりませんか? こちらのシャツに、このパンツの組み合わせなんてお似合いだと思いますよ」
「ありがとう。でも、俺は付き添いで来ただけなんで」
試着室の外で、近間と店員が話しているのが聞こえる。
店員は小柄で可愛らしい感じのマレー系シンガポール人だった。
あまり仲良くしないでほしい。
直樹は、チェックのシャツを着て扉を開ける。
近間が眩しいものでも見るように目を細め、「お、やっぱすげえ似合うな」とお墨付きをくれた。
この人は世辞を言わないので、本当に似合っているのだろう。
頬を上気させて近間と喋っていた店員は、プロの顔に戻って丈や袖の長さを確認する。
「サイズもぴったりですね。よくお似合いです」
「じゃあ、これをいただきます」
再度着替えて試着室の外に出ると、陳列台に置かれた白のシャツとマゼンタのパンツが目に入った。先ほど店員が近間に選んだものだろう。
無地のシャツだが、襟と袖だけ黒いのが洒落ている。
いいチョイスだ。
絶対に似合う。
「近間さん、これ、着てみてください」
お願いすると、手持無沙汰にしていた近間は、思い切り嫌そうな顔をした。
「俺はいいって。おまえみたいに、服に散財する趣味もない」
「この店、そんな高くないですよ。なんだったら俺がプレゼントします」
ファッションにこだわらない近間は、いつもシンプルな服装をしている。
今日も、黒の細身のパンツに白のポロシャツというモノトーンスタイルだ。
どんな服でも似合う容姿に恵まれているのに勿体ないと直樹は常々思っている。
「いらないし。大体、赤紫のズボンなんてどこに着ていくんだよ」
「じゃあ、買わなくてもいいんで着てみてください」
「それ店に失礼じゃないか? なんでそんな着せたがるんだよ」
「俺が見たいからです」
日本語は分からずとも、雰囲気で会話の内容を察したのだろう、店員が笑顔で割って入ってきた。
「勿論試着だけでも構いませんよ。よろしければこれもどうぞ」
差し出されたのは濃紺のサスペンダーだ。
それを見た直樹は、「Excellent!」と親指を立てた。
サスペンダー姿の近間なんて、きっと悶絶ものだ。
この店員は本当にセンスがいい。
ごり押しする直樹と店員に、抵抗するのが面倒になってきたのか、近間はしぶしぶ試着室に入っていった。
「近間さん、終わりました?」
自衛官である近間はいつも着替えが早いが、今日は手間取っているようだ。
「このサスペンダー、どうやってつけるんだ?」
扉越しに聞いてくる。
確かに、デザイン性が高く、金具部分が複雑な構造をしていた。
「入りますよ」
直樹は一言断ってから試着室に入り、扉を閉めた。
至近距離にいる近間をまじまじと見る。
「うわ、すごく似合います。カッコいい」
「そうか?」
近間は半信半疑だ。
第1ボタンまで留めた襟元はストイックだが、襟だけが黒いのがセクシーだ。
なんとなく、バニーガールを思い起こさせる。
股下が長いので、派手な色のパンツも自然に映える。
近間の背後に回り、サスペンダーをつけてやる。
金具を嵌めながら、目の前で露わになっている首筋にそっとキスを落とした。
「おい」
すかさず近間が肩越しに睨んでくる。
「すみません、だって近間さん、いい匂いします」
抱きしめたかったが、商品がシワになるといけない。
後ろから近間の指先だけ握り、ふわふわの髪に鼻を埋めた。シャンプーの香りに混じって、近間の匂いがする。
「やめろって」
息を吹きかけると、近間はくすぐったそうに身をよじる。
「おまえ、所構わず発情するのやめろよ」
「誰のせいですか」
髪から顔を離すと、近間の腰に手を当てて180度回転させる。
指先で顎を少し上げてやると、近間は素直に瞼を閉じた。
そうすると、綺麗な顔が幼さを帯びる。
長い睫毛が、試着室の蛍光灯を受けて頬に影を落とす。血色のいい唇が、誘うように少し開かれている。
キス顔が可愛くて見惚れていると、不審に思ったのか、近間がうっすらと目を開けた。
目が合うと、見られていたことに気づいて、途端に真っ赤になる。
「……おまえなあ」
「すみません」
直樹は悪びれずに謝ると、ちゅっと音を立てて軽いキスをした。
「プレゼントするって言ったのに」
「記念日でもないのに買ってもらう理由がない」
「俺は、毎日だって近間さんに貢ぎたいです」
「破産するぞ」
結局、近間が試着した服は買わなかった。
「俺が買います」「貰っても着ないからな」の押し問答を、店員が呆れて笑い出すほど繰り返し、結局直樹が折れた。
コーヒーでも飲もうと、二人はパラゴンの地下へ向かっている。
休日のショッピング・センターは家族連れやカップルで混雑していて、活気に満ちている。
「じゃあ、クリスマスプレゼントならいいですか?」
「却下。そういえば、クリスマスはもう来週か」
パラゴンの中も、ツリーやリースで飾られてクリスマスムード一色だ。
直樹はスコッチ&ソーダの紙袋を持つ手に力を込める。
特別な日だ。普段の予定を聞くよりも数段緊張する。
仕事の合間を縫って、クリスマスのために、雰囲気のいいレストランとバーとホテルをリストアップしてあった。
「近間さん、クリスマスって空いてますか?」
「うん。24日は日曜だし、25日は祝日だから大使館も閉館」
近間はさらりと答える。
一緒に過ごしたいです。
そう口に出す前に、先手を打たれた。
「高級レストランも五つ星ホテルも禁止だからな」
一緒に過ごすつもりでいてくれたことは嬉しい。
が、禁止とは。
戸惑う直樹に、近間はにやりと笑った。
「おまえの考えてることなんてお見通しなんだよ。バブリーなクリスマスデートはしないからな」
じゃれるように、脇腹に猫パンチを繰り出してくる。可愛い。
「記念すべき初めてのクリスマスなのに?」
「初めてだからだよ」
そう言うと、近間は背伸びをして直樹の耳元で囁いた。
「二人きりの方がいい」
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