【二部開始】魔王と勇者のカスガイくん~腐男子が転生して推しカプの子どもになりました~

森原ヘキイ

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第三章 カスガイくんは、パパとママのお仕事を見学したい

3-9 えっ、ランチって不倫なの?

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 完全にアウェーとなったドラゴンが、ここが正念場とばかりに長い首を上へと伸ばす。そして、今まで見た中でも間違いなく最大火力と思われる炎を真上に向けて吐き出した。
 まずい。そこにはユラがいる。いや、ユラなら絶対に避けられるだろう。問題はユラがかわしたあとの猛火が、むき出しの天井に向かってしまうことだ。もちろん防火対策は施されているだろうが、遺跡の守護者の攻撃などというイレギュラー中のイレギュラーにまで対応できるかは疑わしい。もし天井に火が伝わり展示室全体に燃え広がれば大惨事になる。華やかなショーが一転、悪夢に変わってしまう。

(でも、大丈夫だ)

 そう、大丈夫。マオがいる。
 当然、ユラも同じ考えだろう。猛烈な勢いで襲い来る火炎放射をひらりとかわし、あっけなく別の足場に飛び乗った。目標を失った炎は、天井の一点めがけて吸い込まれるように向かっていく。そして接触を果たしたまさにその瞬間、その部分から、突如として分厚い水晶の塊が出現した。

「こ、氷の花です!」

 それは薔薇によく似た、あまりにも繊細な形をしていた。中央のめしべと思われる部分で炎を受け止め続けている間にも、幾重にも重なった透明の花弁が円形状に広がっていく。攻めの炎と守りの氷。眩い光を放つ炎の照り返しで、氷の薔薇が波打つように煌めく。美しすぎる矛と盾による激しすぎる共演は、いつまでも続くかのように思われた。

「あ!」

 先に力尽きたのは炎だった。呼吸を必要としたのか、それとも別の理由からか、ドラゴンの大きな顎がゆっくりと閉じられる。完全に収束する炎。追撃する様子はない。
 氷はというと、その儚げな見た目とは裏腹にかなりの暴れん坊だったらしい。すべての炎を吸収し尽くしてもまだ物足りないのか、ひび割れのような音を響かせながら天井を覆い尽くしていく。ついには壁を伝い、床まで浸食して、展示室をまるごと氷の世界へと変えてしまった。

「す、すごいです! キレイです! でも、さむっ!」
「いや、さっむ! でもすごいな、キレイだなっ!」

 座り込んだまま見守っていたイリスとロキだったが、尻の下の冷たさにたまらず飛び上がり、そのまま暖をとるべく抱き合った。ほかの観客たちも、白い息と一緒に似たような感想を吐き出している。
 そんな中、このとんでもない空間を作り出した魔王は、相変わらず無感動な表情でドラゴンを眺めてていた。
 万策が尽きたのか。あるいは、もうどうにもならないと思い知ったのか。ドラゴンは炎を吐き切った体勢のまま、目玉だけをぎょろりと動かしてマオをにらむ。その口から漏れ出るのは、真っ赤な炎ではなく、真っ白なうなり声だけだ。

 観念したのだと、イリスには思えた。全身からほとばしっていた怒気は、もうどこにもない。あれだけ執着していたユラのことも忘れてしまったかのように、ただマオだけを見つめている。
 恐怖――いや、畏怖だろうか。それにしては穏やかだ。悲哀。郷愁。困惑。失望。ひとことでは言い表せないほどの複雑な感情を浮かべた守護者の瞳が、淡く輝く。そんな一等星にも似た光を静かに受け止めたマオが目を細めた――次の瞬間、両者を強く結びつけていた視線を身体全体で断ち切るように、天上から純白の鳥が滑空してきた。

 ユラだ。白装束の裾をはためかせた勇者が、澄んだ衝撃音を立てて中空に着地する。かと思えば、落下の勢いを保ったまま即座に水平方向へ跳躍した。目的地は、ドラゴンの左胸。
 あっという間に懐に飛び込むと、肋骨の隙間から躊躇なく手を差し込む。ほどなくしてユラが光り輝く小さななにかを取り出すまで、守護者はなんの抵抗もみせなかった。
「ごめんね、またね」と、ユラがドラゴンの胸に額をくっつけながら呟くと、そのまま糸が切れたかのようにばらばらと音を立てて巨体が崩壊する。後に残されたのは、小高い山となって積み上がった白骨の欠片だけだった。

「……」

 まさに電光石火の出来事。イリスも観客たちも、すぐには状況を把握できなかった。しんと静まり返る冬の領域に、グレイの最後のワンフレーズが切ない余韻を響かせていく。やがてその歌も終わり、完全な沈黙が訪れた。
 かつ、かつ、かつ。透明な大階段を降りてくるユラの足音が、はっきりと聞こえてくる。ドラゴンの胸の中にあった小さな石のようなもの――おそらく心核――を、右手に握りしめながら降りてくる勇者。それを最下段で待ち受けている魔王。二人の視線が絡む。

 おもむろに、マオがユラに向けて右手を差し出した。ユラはそれを「心核を渡せ」というジェスチャーだと解釈したのだろう。石を持っているほうの手をマオに伸ばしかけたところで、そうじゃないとばかりに空いている左手のほうをとられる。そのまま軽く引き寄せられたユラは、半ばよろけるような形で氷の床にふわりと着地した。マオの予期せぬ行動に驚いて目を瞬かせたユラだったが、すぐに「あ、そうか」と呟いて笑顔になる。
 改めて観客のほうへ向き直ると、手をつないだまま二人一緒に優雅な一礼をした。まるでカーテンコールで行われる、役者同士の挨拶のように。

 瞬間、今までで一番の歓声が沸き上がった。割れんばかりの拍手が鳴り響き、惜しみない声援がいつまでも贈られ続ける。
 ホールで同じように礼をしたときは、なんの反応もなかったのに。圧倒的な強さをさらけ出したあとだというのに。誰も怯えていない。誰も怖がってない。誰もが最強のアンバーサスを笑顔で賞賛している。
 ああ、すごい。よかった。いや、当然だ。だってあの二人だ。マオとユラだ! 当たり前だ!

「っセンリさん、センリさん! 大丈夫でしたよ! みんな、パパとママのこと大好きになっちゃいましたよ!」

 ずっとこちらに背中を向けたまま黙って戦闘を見守っていたセンリが、そこでようやく肩から力を抜く。「……ったく。こっちの気持ちも知らないで、あっさり乗り越えていきやがる」
 そう小さく呟いてからくるりと振り向き、あきれたように微笑んだ。「ホント、やんなっちゃいますね」

 うふふふふ、と。胸の奥底からせり上がってきた笑い声が、とうとう堪えきれずにあふれ出す。センリの選択が間違いにならなくて本当によかった。最強のアンバーサスが本当に最強でよかった。どうしよう、全身の震えが収まらない。「うひょー!」とか「どひゃー!」とか、とにかくなんでもいいから叫びたい気分だった。

 そんなイリスの横で、ロキがぽつりと呟く。「……あの人、あの金髪のキラキラした人。名前、なんだっけ」
 お! イリスは反射的に背筋を伸ばした。あれだけ暴言を吐いていたロキも、さすがにあんなウルトラかっこいい姿を見たら前言を撤回せざるをえないだろう。期待を込めて、イリスは答える。

「ユラさんです! 勇者のユラさんです! 最強にして最速の、雷の魔法を使うめちゃくちゃ強くてかっこよくてきれいでかわいくて優しい人ですよ! ボクのずうっと前からの最推しなんですよ!」

 盛りに盛った古参アピールをしながら、鼻高々で胸を張る。さすがに自分のママだとまでは言えなかったが、情報としては十分すぎるだろう。

「ユラ……、そうか、ユラ。いや、ユラさんか」

 まるで魅入られたかのようにユラに視線を固定したロキが、ひとこと。「決めた! オレ、ユラさんと結婚する!」
「ええええええええええっ!?」

 これは予想外! アンチから同担になることは予想できても、アンチからリアコ――芸能人や二次元のキャラクターに『リアルに恋しちゃってる人』人のこと――になるなんて聞いてない! それはさすがにメーターを一気に振り切りすぎている!

「ちょおぉっと待ったああ! エイミーちゃんはどうしたんですかっ、エイミーちゃんはぁ!」
「ドウケイとヒゴヨクを恋だと勘違いしていた子どものオレはもういない! オレの初恋はユラさんに捧げるのだ!」
「なにを言っちゃってるんですか、このロキ君めぇっ! それはぜぇええったい! ぜええぇえったいにだめでぇええす!!」

 頬を紅潮させ、瞳を潤ませているロキに向けて、イリスは絶対に譲れない想いを込めて絶叫する。それは観客の賛美の声を真っ二つに割きながら、いつまでもいつまでも氷の世界に響き渡った。

 


「きょうはこれ! この香水をみんなに見てほしかったんだよ! ね、ね、このアトマイザーのラベルめっちゃくちゃかわいくない? 聞いてびっくり、なんとあのポロネリアとコラボしちゃったんだー! ボクたち二人をイメージした香水だって! すごくない? やばくない?」
「ぼくたちも使ってみたんだけど、トップノートからラストノートまで、全部の香りが好みすぎるんだよねー! だからいっつもソワレの匂いをくんくんしてる!」
「ね、やばくない? おもしろくない? おんなじ匂いつけてるんだから自分をくんくんすればいいじゃんってカンジじゃない? でもボクもマチネをくんくんしてるから、あおいこー!」

 そう言ってきゃらきゃらと笑い合う二人の姿を、タブレットの画面越しに見つめながら思う。きょうも自分の推したちが最高にかわいい、と。
 マチネとソワレは、世界最大の動画共有サイト『クロックリング』で活躍中の二人組リンガーだ。まるで双子のようにそっくりな青年で、違いといえば、さらさらの長い白髪に入っているメッシュの色の組み合わせくらいか。その中性的な容姿から、女性だけでなく男性のファンもしっかり確保している。

「ほんっとうにマチネとソワレは仲良しよねん。『双子のアンバーサス』って異名がつけられるのも納得だわ」と、二人のすぐ横。配信画面の端っこに映っている三人目が、楽しそうに感想を述べる。『三人目』とは言ったが、彼――もしくは彼女――は、人の姿をしていない。小さなディスプレイに表示されている音の波形だけが、彼の全てだった。

「ありがと、グレイちゃん! でもでもそうだよね、ぼくたちほど仲がいいアンバーサスっていないよねーーって、これ言っちゃ駄目なやつ? 不仲説とか出て炎上しちゃう系?」
「悲しいかな、みなアンバーサスにそこまでの興味はないのだよマチネ。ボクたちが、こーんなに頑張ってるのにねー。うちのほかのアンバーサスは、みーんな恥ずかしがり屋さんでぜーんぜん表に出てこないからねー」

 困っちゃうよねー、と。声と動作をシンクロさせる双子の尊い姿を見ながら、確かにと頷く。魔王と勇者については、歴史の授業でも習っている。学校に通っている人間や魔物なら、一度は必ず触れることになることだろう。
 けれど、それをもとにしたアンバーサスとやらの詳細な活動を知る人は少ない。マチネやソワレの存在も、まず最初にリンガーとして知ったくらいだ。ファンとなった今では彼らがモデルをしていることも把握しているが、正直アンバーサスに関してはリンガーによくある『設定』くらいの認識でいる。

「ふふ、そうよねん。あ――ごめんなさい、ちょっと待ってね。サードでお仕事中のアタシからの情報同期が始まっちゃった。……はいはい、なるほどなるほど。それはそれは。ふふ、ふふふふふっ」
「お、どした? グレイちゃん、どしたの?」
「なになに? おもしろいことでもあった?」

 オーディオスペクトラムが激しく波打つディスプレイに向けて、双子が揃って身を乗り出す。

「ええ、そうなの! あったの、おもしろいこと! これからはあなたたちのように仲良しな魔王と勇者が表舞台に上がってくるかもしれないわ。――あの最強のアンバーサスがね」
「びっくり! うっそ、あの二人? 一番ないと思ってたやつが、まさかまさか!?」
「ユラくんはともかく、マオくんがよくオッケーしたね。やるなぁ、セン――こほん。ミュージアムのマネージャーくん」

 画面の向こうでは盛り上がっているが、こちらはまったくピンと来ていない。最強のアンバーサス。そんな人たちがいるのか。まあ、たとえどんなにすごい人たちだろうと、自分が推し変することは絶対にないので関係ない。画面の端で流れていくコメントも、ほとんど同じような反応だった。「最強?」「知らない」「私たちにとっての最強は双子だから!」

「そっかそっかぁ……あ。ふっふっふ、ぼくイイコト考えた! 聞いてくれるひとー!?」
「マチネの『イイコト』は、ほとんど誰かにとっての迷惑! まあ、ほどほどにね? なになにー?」

 くふくふと笑ってから、ソワレとグレイにだけ聞こえるような小さな声でごにょごにょ。なので当然、「ぼくたちが参加する予定で話が進んでたカップルイベントの枠、あの二人にあげちゃお!」という台詞が、こちらに聞こえることもなく。
「なになにー?」「教えてー」という視聴者のコメントに、「ごめん、内緒ー!」「おもしろいことになりそうだったら改めて伝えるー!」と、答える二人を見ながら思う。
 とりあえず、香水を買いに行こう。実用と保存用と観賞用に、最低三つ。




「はい、お待たせ。デミグラスソースたっぷりのハンバーグだよ」
「わーい! ハンバーグ大好きです! いただきます!」

 イリス用に小さめに作られたハンバーグが、鉄板の上でふっくらと焼き上がっている。食欲を刺激する香ばしい香りに誘われるがまま、添えられたニンジンと一緒にナイフで細かく切って口に運べば、口の中で肉汁がじゅわっと広がった。

「んんんっ! お肉のやわらかい食感と甘いソースが絶妙に絡み合って舌がとろけそうです…!」
「あはは、よかった。イリスは本当に食レポが上手だね」

 朝と同じ食卓。朝と同じ配置。そんな夕食の席で、イリスは大満足とばかりに微笑んだ。口元ににじんだソースを、ギルモンテがすぐさまナプキンで拭いてくれる。

「皆様、きょうは本当にお疲れ様でした。お話を伺うかぎり、大変エキサイティングな一日だったご様子ですね。どうぞ今夜はごゆっくりお体をお休めくださいませ」
「ありがとう、ギルモンテ。まあイベント自体は一応なんとかこなせたし、お客さんにもけががなくて本当によかったよ。守護者の暴走の原因はわからないから、これから大変だけど……主にセンリが」

 ラボに怒られちゃったりするんだろうな、とハンバーグの刺さったフォークをぱくりと口に含みながら、ユラが遠い目をする。

「あのドラゴンが動いた理由は、やっぱりわからないんですか?」
「ぜんっぜん。でしょ、魔王さま?」
「ああ」と、こちらもハンバーグを口に運ぼうとした手を一度止めて、マオが首を縦に振った。

 あれは本当にいったいなんだったのかと不思議でたまらないが、マオが「わからない」と言うなら、イリスがいくら悩んだところでどうにもならないだろう。早々に考えることを諦めて、口の中のハンバーグを水で流し込んでいたイリスは、そこでマオにじっと見つめられていることに気づいた。

「ママの手作りハンバーグ、とってもおいしいですね!」
「ああ」

 マオに同意を求めれば、無表情のまま頷いてくれる。そんな二人にユラが「ありがとう」と笑顔を見せたところで、どこからか軽快な電子音が響いた。

「あ、ロキ君から早速メッセージがきた」
「ぶふぉえっ」

 あやうく食卓の上に口から水鉄砲を発射するところを、すんでのところで首をひねって回避する。すかさずギルモンテに口元を拭き拭きしてもらってから、改めてユラに顔を向けた。

「ろ、ろろろロキ君って、どのロキ君ですか!?」
「もちろん、イリスのお友達のロキ君だよ。おもしろいね、彼。『イリス君ともっと仲良くなりたいので、ユラさんを通じて連絡していただくことは可能でしょうか?』だって」
(あんにゃろーめ!)

 サードで別れる前に、イリスにスマホの有無を確認してきたのは、そういう意図があったからなのか。なんのことはない。将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、というやつだ。イリス自身が連絡手段を持っていないことにかこつけて、ちゃっかりユラのアドレスをゲットしたらしい。イリスとユラとマオが家族ということまでは教えなかったが、ドラゴン戦でのやり取りを見て親密だということはなんとなく察したらしい。さっぱりとしたわかりやすい少年だと思っていたが、こんなにしたたかな一面を隠し持っていたとは……!

「ママ、そのアドレス消してください」
「ど、どうしたのイリス? ロキ君と喧嘩でもした?」
「これからすることになると思います。おそらく永遠に相容れることはない激しい戦いが始まるでしょう」
「そこまでの因縁をいつの間にっ?」

 半眼になって淡々と呟くイリスを目の当たりにして、ユラが席を立つ勢いで焦り始める。あんなに巨大で凶暴な守護者を前にしても全く動じなかった勇者が、イリスのような幼児ひとりにあわあわしているというギャップが、これまたとんでもなくかわいらしい。ロキ君には絶対に見せられないやつだ!

「んー。それじゃあ、せっかく友達になった二人の親交を深めるために、ばあちゃんのカフェで一緒にランチでもしよっか。あ、ついでにセンリも呼んで労わってあげよう」
「えっ、えっ、えっ、ふ、ふ、ふ」

 正直に言うと、それはとても楽しそうだ。けれど、ユラとマオと、ユラのことが好きなロキが同席して――という修羅場のような展開は、さすがに御免である。ああでも、センリにはちゃんと謝りたい。おいしいものも食べたい。みんなでカフェでおしゃべりしたい。そんな気持ちがぐるぐると頭の中を駆けめぐった末に、イリスは叫ぶ。

「不倫は! 駄目です!」
「えっ、ランチって不倫なの?」

 勘違いの声を上げるユラに、マオが「ランチは一般的には『昼食』または『昼食の時間帯に食べる食事』を指す。ビジネスや社交の場においても広く用いられるが、そこに不倫という意味は――」と律儀に返す。その様子を微笑ましそうに見つめるギルモンテと、ぴょこぴょこ飛び跳ねるタフィー。

 恐ろしくハードだった一日を包み込むように、屋敷の夜がゆっくりと更けていく。
 またあしたから始まる、楽しい一日のために。
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