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第三章 カスガイくんは、パパとママのお仕事を見学したい
3-3 してるしてる、めちゃくちゃしてるよ
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グレイの満を持しての呼びかけ(しかも熱いリモート投げキッス付き)によって召喚されし、二つの人影。円形のステージへとゆっくり登壇するスタイル抜群のシルエットに、客席の視線が集中する。
会場内全体を暗くしてステージ上だけ明るくするようなライティングだが、わざわざ外側から照らす必要などない。彼ら自身が内側から光り輝いているからだ。
遠目から見てもはっきりと感じる、その圧倒的な存在感。華やかな美貌。凛とした佇まい。間違いようもなくマオとユラであるはずなのだが、とてもつい数時間前に屋敷の食堂で一緒に楽しく朝食をとっていた人たちと同一人物であるとは思えない。
まず服装が違う。可愛らしいメイドエプロンでも着古した部屋着でもない。ユラは冒険者と王子を足して二で割り、マオは軍人と神父を足して二で割ったような幻想的な衣装を着用している。上品で洗練されていながらも現代風にアレンジされているので、この近未来的な会場にも信じられないほど溶け込んでいた。
勇者の純白と魔王の漆黒が壮絶に際立っていて、目に眩しい。あまりの神々しさに耐えきれず、せっかくの晴れ舞台だというのに視界がぼんやり歪んでしまった。ああ、穴が開くほど見たいのに! 網膜に焼きつけたいのに!
(世界よ、見るのです! これがボクのパパとママです!)
シンバルを叩くサルのおもちゃのごとく拍手をしようとしたイリスだったが、寸前でその小さな手を止める。気づいてしまったからだ。――自分と、会場の、温度差に。
イリスの高揚とは裏腹に、客席はしんと静まり返っている。だからといって空気が凍りついているわけではない。冷めた視線が注がれているわけでもない。
ただ、じいっと見つめている。まるで魂を抜かれた人形のように。
感嘆とも陶酔とも畏怖とも震撼とも違う。色彩も温度もないただの吐息だけが、ドライアイスのようにゆっくりと空間を満たしていく。
それは決して悪意などではなく、決して排他などではない。けれどイリスは、ステージと客席の間に絶望的な距離を感じてしまった。決して埋めようがない、途方もない心の溝を。
「あの衣装は、魔王と勇者としての正装みたいなものです。かっこいいでしょ?」
「っ」
すぐ隣から聞こえてきた誇らしげな声で、はっと我に返る。慌てて首をめぐらせると、イリスと視線を合わせたセンリが驚いたように眉を跳ね上げた。おそらく心中の複雑な感情が思いっきり顔に出ていたに違いない。すぐに察して「こちらとしては想定済みです。まあ、仕方ないです」と、なだめるように微笑んでくれた。
仕方なくはない、と思う。でも、どうしてこんな反応になるのか、その理由が全くわからない。だから、おそらくマオとユラの一番近いところにいて色んなものを見てきたセンリがそう言うのなら、今のイリスに返せる言葉はない。
「はーい、よろしくね! マオ、ユラ! あなたたちをこうやって迎えることができて本当に感激だわ! 調子はどう? あら、ひょっとして緊張してる?」
二人の登場前と全く変わらないグレイの明るい声が、沈んでしまったイリスの顔を上げさせた。その視界の中に、キラキラと輝く最強のアンバーサスが戻ってくる。
「してるしてる、めちゃくちゃしてるよ。だってこんなふうに人前に出るのなんて初めてだからさ」
いつも通りのユラの声。口調。抑揚。ああ、泣きそうだ。
この会場の異様な反応に気づいてないわけがないのに。それでも、いつも通りの笑顔を振りまいている。
「!」
ふと、強い視線を感じた。マオだ。
ステージの上から、イリスをまっすぐに見つめてくる。大丈夫だ。青い目に、そう言われたような気がした。様々な感情がじわじわと湧き上がり、思わず下唇をぎゅっと噛みしめる。
「むしろ俺はお客さんのほうが心配。いきなり予定にない人たちが出てきてびっくりしちゃったんじゃない? ごめんね?」
「あらやだ、確かに! じゃあまずはみんなにあなたたちのことを教えるところからはじめちゃいましょ! 残陽の遺跡の話は後でとっておくとしてぇ――改めて紹介するわね! メモリアコードのアンバーサス、魔王のマオと勇者のユラよんっ!」
大きなモニターに表示されたグレイの声の波形が、一段と激しく波打つ。その画面を互いの間に挟んで立っていたマオとユラが、まるで役者のように優雅に一礼した。
今度こそ、イリスは拍手する。始まったばかりなのにスタンディングオベーションのような勢いで、それはもう手のひらが熱くて痛くなるほどに。音を発しているのが自分とセンリだけでも気にしない。
そうだ、気にしてる暇なんか一瞬もないのだ。推しの初舞台を隅から隅まで堪能できなくて、なにがオタクか! なにが腐男子か!
「ああん、熱烈な拍手をありがとー! グレイちゃん痺れちゃう! さてさて、それじゃあはりきって説明するわねん! 旧時代事象管理機関――通称メモリアコードは、その名のとおり旧時代に関する事象を扱う連盟の専門機関よ。この博物館――サードはその中でもミュージアムと呼ばれる部門によって運営されているわ」
マオとユラがステージ上に用意された簡素な椅子に腰掛けると同時に、グレイの画面に組織図が現れた。『メモリアコード』を頂点として、その下に『ミュージアム』や『ラボ』、そして『ガーデン』などの文字が横一列に並んでいる。メモリアコードという単語は初めて知ったが、なるほど。
「つまりメモリアコード小学校の中に一年ミュージアム組とか一年ラボ組がある、というカンジなんですか?」
「ええ。はい、そんなカンジで大丈夫です。その例えだとオレはミュージアム組の生徒ですが、あの二人はしょっちゅうクラス間を移動する転校生みたいなものでしょうか。今は一時的にミュージアム組にいますが、そのうちまた別のクラスで別の授業を受けることもあると思います」
センリがわずかに安堵を浮かべた表情で答えてくれる。きっと、元気をなくしていたイリスのことを心配してくれていたのだろう。本当に優しい人だ。
「幻獣退治は各地に散らばっているアンバーサス共通のお仕事だとして、ミュージアムにいるあなたたちは主に遺跡探索を担当してるじゃない? というか、そればっかりじゃない? イベントにも配信にも全く出てこなかったから、最強のアンバーサスの存在を疑っていた人も多いみたいよ?」
「はは」と、ユラが軽快に笑う。「俺の場合はカフェの仕事が忙しかった――というのは言い訳で、まあ色々と事情があったんだよね」
ユラに顔の振りだけで同意を求められたマオが「ああ」と、短く答える。
「なるほどなるほど、色々と事情があるなら仕方ないわよね。でもでもぉ? そんな超レアキャラなあなたたちがここにいるってことはぁ? 今後も表に出て活動していくって認識でオッケー?」
オッケーだよ、と大きく首を縦に振るユラ。イリスにとってはこの上なく喜ばしいことのはずだ。けれどまだ、素直に受け止めることができない。
「それはとんでもないビッグニュースだけど、ちょっと聞いてもいいかしら? それって一体どういう心境の変化なの?」
「まずは、優秀なマネージャーによる長年の根気強い説得の成果であり――」
ちらっとイリスが横目で見上げると、その優秀なマネージャーがすこぶる得意げな顔をしていた。「ふふんっ」という勝ち誇ったような笑顔が、とても幼くてかわいらしい。
「でもって、一番大きいのは環境が変わったことかな。本当に突然だったから、俺たちもついていくのが大変なんだよね。でもそのお陰で、今すっごく楽しいんだ」
うれしそうに笑うユラと一緒に、マオが頷く。
「あなたのことですよ」
「えっ?」
思わず顔を上げたところで、小さく笑うセンリと視線が合った。
もしそれが本当なら。二人の行動の変化のきっかけが、自分だというのなら――。
「……」
イリスは、改めて客席を見渡す。相変わらず反応は乏しい。歓声ひとつ、物音ひとつ立てず、ただそこにいる。美術館に飾られた石膏像のように。
マオとユラが表に出るということは、これからずっとこんな寂しい光景を見続けるということだ。
――それは二人にとって、本当にいいことなのだろうか。
「ふふふ、そうなの。それはそれはステキなきっかけがあったのね。なら、あたしたちとしても大いに感謝しなきゃ。あなたたちと今こうやってお話ができるんだから。それじゃあ新たな門出を祝して、改めて二人の今までをおさらいしましょうか。マオ、ユラ。あなたたちの馴れ初めを教えてちょうだい?」
(馴れ初め!?)
シリアスモードだったはずのイリスの超高性能センサーが、ついつい勝手に反応してしまう。もちろん、イリスが妄想するような意図があるわけもない単なる言葉のあやだろうが、少なくともグレイとは一緒においしいオレンジジュースが飲めそうだ。
会場内全体を暗くしてステージ上だけ明るくするようなライティングだが、わざわざ外側から照らす必要などない。彼ら自身が内側から光り輝いているからだ。
遠目から見てもはっきりと感じる、その圧倒的な存在感。華やかな美貌。凛とした佇まい。間違いようもなくマオとユラであるはずなのだが、とてもつい数時間前に屋敷の食堂で一緒に楽しく朝食をとっていた人たちと同一人物であるとは思えない。
まず服装が違う。可愛らしいメイドエプロンでも着古した部屋着でもない。ユラは冒険者と王子を足して二で割り、マオは軍人と神父を足して二で割ったような幻想的な衣装を着用している。上品で洗練されていながらも現代風にアレンジされているので、この近未来的な会場にも信じられないほど溶け込んでいた。
勇者の純白と魔王の漆黒が壮絶に際立っていて、目に眩しい。あまりの神々しさに耐えきれず、せっかくの晴れ舞台だというのに視界がぼんやり歪んでしまった。ああ、穴が開くほど見たいのに! 網膜に焼きつけたいのに!
(世界よ、見るのです! これがボクのパパとママです!)
シンバルを叩くサルのおもちゃのごとく拍手をしようとしたイリスだったが、寸前でその小さな手を止める。気づいてしまったからだ。――自分と、会場の、温度差に。
イリスの高揚とは裏腹に、客席はしんと静まり返っている。だからといって空気が凍りついているわけではない。冷めた視線が注がれているわけでもない。
ただ、じいっと見つめている。まるで魂を抜かれた人形のように。
感嘆とも陶酔とも畏怖とも震撼とも違う。色彩も温度もないただの吐息だけが、ドライアイスのようにゆっくりと空間を満たしていく。
それは決して悪意などではなく、決して排他などではない。けれどイリスは、ステージと客席の間に絶望的な距離を感じてしまった。決して埋めようがない、途方もない心の溝を。
「あの衣装は、魔王と勇者としての正装みたいなものです。かっこいいでしょ?」
「っ」
すぐ隣から聞こえてきた誇らしげな声で、はっと我に返る。慌てて首をめぐらせると、イリスと視線を合わせたセンリが驚いたように眉を跳ね上げた。おそらく心中の複雑な感情が思いっきり顔に出ていたに違いない。すぐに察して「こちらとしては想定済みです。まあ、仕方ないです」と、なだめるように微笑んでくれた。
仕方なくはない、と思う。でも、どうしてこんな反応になるのか、その理由が全くわからない。だから、おそらくマオとユラの一番近いところにいて色んなものを見てきたセンリがそう言うのなら、今のイリスに返せる言葉はない。
「はーい、よろしくね! マオ、ユラ! あなたたちをこうやって迎えることができて本当に感激だわ! 調子はどう? あら、ひょっとして緊張してる?」
二人の登場前と全く変わらないグレイの明るい声が、沈んでしまったイリスの顔を上げさせた。その視界の中に、キラキラと輝く最強のアンバーサスが戻ってくる。
「してるしてる、めちゃくちゃしてるよ。だってこんなふうに人前に出るのなんて初めてだからさ」
いつも通りのユラの声。口調。抑揚。ああ、泣きそうだ。
この会場の異様な反応に気づいてないわけがないのに。それでも、いつも通りの笑顔を振りまいている。
「!」
ふと、強い視線を感じた。マオだ。
ステージの上から、イリスをまっすぐに見つめてくる。大丈夫だ。青い目に、そう言われたような気がした。様々な感情がじわじわと湧き上がり、思わず下唇をぎゅっと噛みしめる。
「むしろ俺はお客さんのほうが心配。いきなり予定にない人たちが出てきてびっくりしちゃったんじゃない? ごめんね?」
「あらやだ、確かに! じゃあまずはみんなにあなたたちのことを教えるところからはじめちゃいましょ! 残陽の遺跡の話は後でとっておくとしてぇ――改めて紹介するわね! メモリアコードのアンバーサス、魔王のマオと勇者のユラよんっ!」
大きなモニターに表示されたグレイの声の波形が、一段と激しく波打つ。その画面を互いの間に挟んで立っていたマオとユラが、まるで役者のように優雅に一礼した。
今度こそ、イリスは拍手する。始まったばかりなのにスタンディングオベーションのような勢いで、それはもう手のひらが熱くて痛くなるほどに。音を発しているのが自分とセンリだけでも気にしない。
そうだ、気にしてる暇なんか一瞬もないのだ。推しの初舞台を隅から隅まで堪能できなくて、なにがオタクか! なにが腐男子か!
「ああん、熱烈な拍手をありがとー! グレイちゃん痺れちゃう! さてさて、それじゃあはりきって説明するわねん! 旧時代事象管理機関――通称メモリアコードは、その名のとおり旧時代に関する事象を扱う連盟の専門機関よ。この博物館――サードはその中でもミュージアムと呼ばれる部門によって運営されているわ」
マオとユラがステージ上に用意された簡素な椅子に腰掛けると同時に、グレイの画面に組織図が現れた。『メモリアコード』を頂点として、その下に『ミュージアム』や『ラボ』、そして『ガーデン』などの文字が横一列に並んでいる。メモリアコードという単語は初めて知ったが、なるほど。
「つまりメモリアコード小学校の中に一年ミュージアム組とか一年ラボ組がある、というカンジなんですか?」
「ええ。はい、そんなカンジで大丈夫です。その例えだとオレはミュージアム組の生徒ですが、あの二人はしょっちゅうクラス間を移動する転校生みたいなものでしょうか。今は一時的にミュージアム組にいますが、そのうちまた別のクラスで別の授業を受けることもあると思います」
センリがわずかに安堵を浮かべた表情で答えてくれる。きっと、元気をなくしていたイリスのことを心配してくれていたのだろう。本当に優しい人だ。
「幻獣退治は各地に散らばっているアンバーサス共通のお仕事だとして、ミュージアムにいるあなたたちは主に遺跡探索を担当してるじゃない? というか、そればっかりじゃない? イベントにも配信にも全く出てこなかったから、最強のアンバーサスの存在を疑っていた人も多いみたいよ?」
「はは」と、ユラが軽快に笑う。「俺の場合はカフェの仕事が忙しかった――というのは言い訳で、まあ色々と事情があったんだよね」
ユラに顔の振りだけで同意を求められたマオが「ああ」と、短く答える。
「なるほどなるほど、色々と事情があるなら仕方ないわよね。でもでもぉ? そんな超レアキャラなあなたたちがここにいるってことはぁ? 今後も表に出て活動していくって認識でオッケー?」
オッケーだよ、と大きく首を縦に振るユラ。イリスにとってはこの上なく喜ばしいことのはずだ。けれどまだ、素直に受け止めることができない。
「それはとんでもないビッグニュースだけど、ちょっと聞いてもいいかしら? それって一体どういう心境の変化なの?」
「まずは、優秀なマネージャーによる長年の根気強い説得の成果であり――」
ちらっとイリスが横目で見上げると、その優秀なマネージャーがすこぶる得意げな顔をしていた。「ふふんっ」という勝ち誇ったような笑顔が、とても幼くてかわいらしい。
「でもって、一番大きいのは環境が変わったことかな。本当に突然だったから、俺たちもついていくのが大変なんだよね。でもそのお陰で、今すっごく楽しいんだ」
うれしそうに笑うユラと一緒に、マオが頷く。
「あなたのことですよ」
「えっ?」
思わず顔を上げたところで、小さく笑うセンリと視線が合った。
もしそれが本当なら。二人の行動の変化のきっかけが、自分だというのなら――。
「……」
イリスは、改めて客席を見渡す。相変わらず反応は乏しい。歓声ひとつ、物音ひとつ立てず、ただそこにいる。美術館に飾られた石膏像のように。
マオとユラが表に出るということは、これからずっとこんな寂しい光景を見続けるということだ。
――それは二人にとって、本当にいいことなのだろうか。
「ふふふ、そうなの。それはそれはステキなきっかけがあったのね。なら、あたしたちとしても大いに感謝しなきゃ。あなたたちと今こうやってお話ができるんだから。それじゃあ新たな門出を祝して、改めて二人の今までをおさらいしましょうか。マオ、ユラ。あなたたちの馴れ初めを教えてちょうだい?」
(馴れ初め!?)
シリアスモードだったはずのイリスの超高性能センサーが、ついつい勝手に反応してしまう。もちろん、イリスが妄想するような意図があるわけもない単なる言葉のあやだろうが、少なくともグレイとは一緒においしいオレンジジュースが飲めそうだ。
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