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第八章 寂しがりやに、さようなら
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「自分が犠牲になればいいとか、いっそこのまま死んでしまえたら、とか。そんなことばっかり考えてるわけじゃないの。今だって絶対、ヒーローごっこみたいで楽しい! とか思いながら走ってたりするのよ、きっと」
「確かにエリヤは存外、幼いところがある。コスプロへの潜入計画を俺に持ち掛けたときも、内心では悪童のように乗り気に見えたな」
悪巧みが好きな者同士、エリヤとタイシは波長が合うのかもしれない。そんなタイシの援護射撃を受けて、ミサキは大きく何度も頷いた。
「だから、そんなに心配しないの! 怠け者のアイツが、折角やる気になってるのよ? それなのにアンタにそんな顔されたら、動きずらくってしょうがないじゃない」
ばんばんばんばんと、結局は背中叩きという力押しで解決を図るミサキを見て、マコトは思わず吹き出してしまった。それを大人しく受け入れたユウも「ありがとう」と、いつもの笑顔を浮かべている。
「さて、脱線はそこまでだ。俺たち三人は野外音楽堂へ急ぐぞ。――マコト」
「はい! わ、え?」
急に名指しをされて反射的に挙手をしたマコトは、タイシに投げられた白い布のようなものを慌ててキャッチした。
「これを着て、エリヤを追え」
「確かにエリヤは存外、幼いところがある。コスプロへの潜入計画を俺に持ち掛けたときも、内心では悪童のように乗り気に見えたな」
悪巧みが好きな者同士、エリヤとタイシは波長が合うのかもしれない。そんなタイシの援護射撃を受けて、ミサキは大きく何度も頷いた。
「だから、そんなに心配しないの! 怠け者のアイツが、折角やる気になってるのよ? それなのにアンタにそんな顔されたら、動きずらくってしょうがないじゃない」
ばんばんばんばんと、結局は背中叩きという力押しで解決を図るミサキを見て、マコトは思わず吹き出してしまった。それを大人しく受け入れたユウも「ありがとう」と、いつもの笑顔を浮かべている。
「さて、脱線はそこまでだ。俺たち三人は野外音楽堂へ急ぐぞ。――マコト」
「はい! わ、え?」
急に名指しをされて反射的に挙手をしたマコトは、タイシに投げられた白い布のようなものを慌ててキャッチした。
「これを着て、エリヤを追え」
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