174 / 198
第3章 ホワイトライスケーキと疫病の話
聖水と疫病の終息へ
しおりを挟む
「…………そうなんですか、 光属性と闇属性混合の聖水……」
作り方は知識としてスイの頭にあった。
それをリィンに伝えたら、リィンはなるほど……と答える。
「では、 急いで作らないとですね!」
「うん!………………………っ!?」
リィンも納得してスイを見た瞬間、 スイは何かが頭に浮かんだ。
それを理解したあと、 スイは崩れ落ちる。
『ちょっ……どうしたの!?』
「……クリスティーナぁぁぁぁぁ…私の事見捨てたりしないでねぇぇぇ」
『えぇ!? なんなの!?』
ううう……と泣きそうになりながらリィンの傍に行った。
そして、 ガっ!!と肩を掴むとリィンの頭の中に何かの映像が浮かぶ
それを理解したあと呆然としながらも、 ネジ巻きを巻かれた人形のようにギシギシと軋むような感覚でスイを見上げる。
そして、 崩れ落ちた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」
2人はエルフの長、 エイファンの部屋の真ん中でお互いに向かい合って座っている。
傍らにはハーヴェイが用意した小瓶が10個程置いてあった。
2人はゴクリ……と喉を鳴らして頷く。
そんな深刻そうな2人をクリスティーナたちは黙って見ていた。
スイはステータスを開き、 新しく闇属性と書かれた場所をタップする。
そこにある水魔法を習得すると、
リィンも同じく光属性の水魔法を習得した。
これは聖水を作るのに必要なもので、 現段階聖水を作る以外に使い道はない。
スイはそっと小瓶を持ち目を閉じる。
《数多に煌めく星達よ、 暗闇に閉ざされた哀れなる者達に慈悲の祈りを》
そう呟いた事で、 スイの魔力半分を使って闇色の水が小瓶に満たされた。これが闇属性の聖水だ。
その片手で持たれた小瓶を今度はリィンが持つ。
《数多に煌めく天体よ、闇夜に閉ざされた哀れなる者達に光をもたらせ》
闇色の水に光が交じりだし光と闇が混ざった聖水ができ上がる。
それを2人がじっと見ていると、 ファーレンは出来たのか!?と声を上げる。
2人はグッと眉を寄せてファーレンを見た。
「まだ」
「これから2人で……光と闇の属性を定着させて完成、 です」
『じゃあ、 もう少しね!』
「………………うん、 そうなんだけど…ね」
はっきりと答えないスイに首を傾げるクリスティーナ。
スイは仕方なく、 仕方なーく小瓶のコルクを閉めた後立ち上がった。
「……………リィンさん」
「………………はい」
小瓶を真ん中にお互い手を繋いで立つ2人。
その鬼気迫る様子にクリスティーナたちはハラハラしだした。
難しい事なの!?大丈夫なの………
…………光と闇をぐーるぐる!混ぜ混ぜ混ぜ混ぜぐーるぐる!わたし達の愛の気持ちでみんなを満たしちゃうぞ☆ダイスキダイスキ!わたしの気持ちを受け取って♡あなたを蝕む虫さんなんか私達がエイ!しちゃう!フェアリーライトダーイス!!闇夜に浮かぶ光を見る度わたし達を思い出す♡
手を繋いで上にあげてから、 くるりとダンスをするように回るリィン。
手を広げてスカートの裾を持つリィンに、 スイは
タップするように足を動かす。
そして、 フェアリーライトダイスと言った時に2人で小瓶に向かい投げキッスをすると、 小瓶の自体がキラキラと輝きだし、 聖水には無数のハートが浮かび上がる。
最後のわたし達を思い出す♡
で、 リィンは両手を、 スイは片手を差し出して言うと小瓶はふわりと浮き上がりお互いの重なった手にゆっくりと着地した。
光と闇が混ざった変わった液体に浮かぶハートの模様。
それを握りしめながら2人は倒れた。
残りの魔力を使い切ったこともあるが、 精神的ダメージが1番ひどい。
「…………………もう……生きていけない…………」
「わたしなんて……また恥を晒しました……」
さめざめとなく2人にクリスティーナ、 爆笑。
ファーレンも必死に口を抑えて笑いを止めようとするが、 まあ無理。
そして、 小さく笑ったハーヴェイは2人を突き落とした。
「二人とも、 あと9本分ね。…………頑張れ」
サムズアップするハーヴェイに、 スイとリィンはいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!と叫んだ。
こうして魔力と神経と回復薬を遺憾無く減らしながら出来た12本の聖水。
一応足りなかった時用にとプラス2本作らされた2人はピクピクと倒れふしている。
そんな2人にエイファンは目を丸くしながらも、 それぞれに薬を持ちエルフの里は勿論近隣の街や村へとエルフ達は一斉に散らばった。
聖水を与えて症状が緩和した獣人や人族はその後回復術を施され完治に向かっていくのだ。
残念ながら聖水に重複効果はなく、 進行しすぎて緩和したが第3段階まで戻らない獣人たちも中にはいた。
助けられない者達も確かにいたのだ。
「……………ありがとう…ね」
ハーヴェイの友人の母、 パメラは流行り始めた疫病の最初の方で伝染っていた。
スイが生臭い匂いがすると言っていたのはかなり進行していた証拠だ。
そう、 内部から腐っていたのだ。
スイ達が持つ聖水を一番最初に使い確かに緩和はした。
しかし、 第4段階までだったのだ。
「…………力が及ばなくて……」
「…………仕方ないわ……私の母もね……この病で亡くなったの…だから、 わかってたから。……こんな特効薬が出来ただけでも凄いことだわ、 だから、 ね?謝ることなんてないのよ」
「………パメラ…」
「ハーヴェイ、 今までありがとう……最後はパラベンと一緒にいたいの…」
「……わかった、 呼んでくる」
ハーヴェイはスイの背中に手を当てて外に出るよう促す。
それに従いスイは勿論クリスティーナ達も部屋を出る。
その扉の所に俯き手を強く握りしめるパラベンがいた。
肩をそっと叩いて促すと、 小さく小さくありがと……と言うパラベンの声が聞こえた。
「…………ハーヴェイ」
「パラベン」
「…………ありがとうな、 色々世話になった。 あんたたちも」
泣き腫らした目で弱々しく笑うパラベン。
………パメラは?と聞くと、ハーヴェイの座るベンチにゆっくりと座った。
「……逝ったよ。 聖水の効果なのかな痛みは完全に無くなってた。……………なぁハーヴェイ」
「………ん?」
「……………………凄く、 穏やかな顔してたよ。ハーヴェイに感謝してた。」
「そっか……」
「…………………………ありがと、 な」
「……………助けられなくてわるい」
「………………なんで間に合わなかったって、 かーさん見た時思ったのは本音。 でもさ、 あんな穏やかな最後を見て感謝してるって言うかーさんを見てさ………涙が止まんなかったわ。痩せ細っちまって手をあげるだけでもやっとな状況だったけどさ、 綺麗に笑うんだよ。 …………最後をあんたと過ごせて嬉しいって、 笑うんだよ。…………………………………………………………………
仕方ないことなんだろうけど…生きてて、 生きてて欲しかったっ!!!」
「…………………………」
「…………はぁ、 悪い。 ハーヴェイには感謝してるし仕方ない事だって分かってるけど割り切れなくて……吐き出したくてさ」
「………ああ」
泣き腫らした目でハーヴェイをみるパラベンは先ほどよりも少しだけ優しい目をしていた。
色々な所でたくさんの被害をだした疫病が、こうして終息へと向かっていく。
作り方は知識としてスイの頭にあった。
それをリィンに伝えたら、リィンはなるほど……と答える。
「では、 急いで作らないとですね!」
「うん!………………………っ!?」
リィンも納得してスイを見た瞬間、 スイは何かが頭に浮かんだ。
それを理解したあと、 スイは崩れ落ちる。
『ちょっ……どうしたの!?』
「……クリスティーナぁぁぁぁぁ…私の事見捨てたりしないでねぇぇぇ」
『えぇ!? なんなの!?』
ううう……と泣きそうになりながらリィンの傍に行った。
そして、 ガっ!!と肩を掴むとリィンの頭の中に何かの映像が浮かぶ
それを理解したあと呆然としながらも、 ネジ巻きを巻かれた人形のようにギシギシと軋むような感覚でスイを見上げる。
そして、 崩れ落ちた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」
2人はエルフの長、 エイファンの部屋の真ん中でお互いに向かい合って座っている。
傍らにはハーヴェイが用意した小瓶が10個程置いてあった。
2人はゴクリ……と喉を鳴らして頷く。
そんな深刻そうな2人をクリスティーナたちは黙って見ていた。
スイはステータスを開き、 新しく闇属性と書かれた場所をタップする。
そこにある水魔法を習得すると、
リィンも同じく光属性の水魔法を習得した。
これは聖水を作るのに必要なもので、 現段階聖水を作る以外に使い道はない。
スイはそっと小瓶を持ち目を閉じる。
《数多に煌めく星達よ、 暗闇に閉ざされた哀れなる者達に慈悲の祈りを》
そう呟いた事で、 スイの魔力半分を使って闇色の水が小瓶に満たされた。これが闇属性の聖水だ。
その片手で持たれた小瓶を今度はリィンが持つ。
《数多に煌めく天体よ、闇夜に閉ざされた哀れなる者達に光をもたらせ》
闇色の水に光が交じりだし光と闇が混ざった聖水ができ上がる。
それを2人がじっと見ていると、 ファーレンは出来たのか!?と声を上げる。
2人はグッと眉を寄せてファーレンを見た。
「まだ」
「これから2人で……光と闇の属性を定着させて完成、 です」
『じゃあ、 もう少しね!』
「………………うん、 そうなんだけど…ね」
はっきりと答えないスイに首を傾げるクリスティーナ。
スイは仕方なく、 仕方なーく小瓶のコルクを閉めた後立ち上がった。
「……………リィンさん」
「………………はい」
小瓶を真ん中にお互い手を繋いで立つ2人。
その鬼気迫る様子にクリスティーナたちはハラハラしだした。
難しい事なの!?大丈夫なの………
…………光と闇をぐーるぐる!混ぜ混ぜ混ぜ混ぜぐーるぐる!わたし達の愛の気持ちでみんなを満たしちゃうぞ☆ダイスキダイスキ!わたしの気持ちを受け取って♡あなたを蝕む虫さんなんか私達がエイ!しちゃう!フェアリーライトダーイス!!闇夜に浮かぶ光を見る度わたし達を思い出す♡
手を繋いで上にあげてから、 くるりとダンスをするように回るリィン。
手を広げてスカートの裾を持つリィンに、 スイは
タップするように足を動かす。
そして、 フェアリーライトダイスと言った時に2人で小瓶に向かい投げキッスをすると、 小瓶の自体がキラキラと輝きだし、 聖水には無数のハートが浮かび上がる。
最後のわたし達を思い出す♡
で、 リィンは両手を、 スイは片手を差し出して言うと小瓶はふわりと浮き上がりお互いの重なった手にゆっくりと着地した。
光と闇が混ざった変わった液体に浮かぶハートの模様。
それを握りしめながら2人は倒れた。
残りの魔力を使い切ったこともあるが、 精神的ダメージが1番ひどい。
「…………………もう……生きていけない…………」
「わたしなんて……また恥を晒しました……」
さめざめとなく2人にクリスティーナ、 爆笑。
ファーレンも必死に口を抑えて笑いを止めようとするが、 まあ無理。
そして、 小さく笑ったハーヴェイは2人を突き落とした。
「二人とも、 あと9本分ね。…………頑張れ」
サムズアップするハーヴェイに、 スイとリィンはいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!と叫んだ。
こうして魔力と神経と回復薬を遺憾無く減らしながら出来た12本の聖水。
一応足りなかった時用にとプラス2本作らされた2人はピクピクと倒れふしている。
そんな2人にエイファンは目を丸くしながらも、 それぞれに薬を持ちエルフの里は勿論近隣の街や村へとエルフ達は一斉に散らばった。
聖水を与えて症状が緩和した獣人や人族はその後回復術を施され完治に向かっていくのだ。
残念ながら聖水に重複効果はなく、 進行しすぎて緩和したが第3段階まで戻らない獣人たちも中にはいた。
助けられない者達も確かにいたのだ。
「……………ありがとう…ね」
ハーヴェイの友人の母、 パメラは流行り始めた疫病の最初の方で伝染っていた。
スイが生臭い匂いがすると言っていたのはかなり進行していた証拠だ。
そう、 内部から腐っていたのだ。
スイ達が持つ聖水を一番最初に使い確かに緩和はした。
しかし、 第4段階までだったのだ。
「…………力が及ばなくて……」
「…………仕方ないわ……私の母もね……この病で亡くなったの…だから、 わかってたから。……こんな特効薬が出来ただけでも凄いことだわ、 だから、 ね?謝ることなんてないのよ」
「………パメラ…」
「ハーヴェイ、 今までありがとう……最後はパラベンと一緒にいたいの…」
「……わかった、 呼んでくる」
ハーヴェイはスイの背中に手を当てて外に出るよう促す。
それに従いスイは勿論クリスティーナ達も部屋を出る。
その扉の所に俯き手を強く握りしめるパラベンがいた。
肩をそっと叩いて促すと、 小さく小さくありがと……と言うパラベンの声が聞こえた。
「…………ハーヴェイ」
「パラベン」
「…………ありがとうな、 色々世話になった。 あんたたちも」
泣き腫らした目で弱々しく笑うパラベン。
………パメラは?と聞くと、ハーヴェイの座るベンチにゆっくりと座った。
「……逝ったよ。 聖水の効果なのかな痛みは完全に無くなってた。……………なぁハーヴェイ」
「………ん?」
「……………………凄く、 穏やかな顔してたよ。ハーヴェイに感謝してた。」
「そっか……」
「…………………………ありがと、 な」
「……………助けられなくてわるい」
「………………なんで間に合わなかったって、 かーさん見た時思ったのは本音。 でもさ、 あんな穏やかな最後を見て感謝してるって言うかーさんを見てさ………涙が止まんなかったわ。痩せ細っちまって手をあげるだけでもやっとな状況だったけどさ、 綺麗に笑うんだよ。 …………最後をあんたと過ごせて嬉しいって、 笑うんだよ。…………………………………………………………………
仕方ないことなんだろうけど…生きてて、 生きてて欲しかったっ!!!」
「…………………………」
「…………はぁ、 悪い。 ハーヴェイには感謝してるし仕方ない事だって分かってるけど割り切れなくて……吐き出したくてさ」
「………ああ」
泣き腫らした目でハーヴェイをみるパラベンは先ほどよりも少しだけ優しい目をしていた。
色々な所でたくさんの被害をだした疫病が、こうして終息へと向かっていく。
54
お気に入りに追加
116
あなたにおすすめの小説
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
動物大好きな子が動物と遊んでいたらいつの間にか最強に!!!!
常光 なる
ファンタジー
これは生き物大好きの一ノ瀬夜月(いちのせ ないと)が有名なVRMMOゲーム
Shine stay Onlineというゲームで
色々な生き物と触れて和気あいあいとする
ほのぼの系ストーリー
のはずが夜月はいつの間にか有名なプレーヤーになっていく…………
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
インフィニティ・オンライン~ネタ職「商人」を選んだもふもふワンコは金の力(銭投げ)で無双する~
黄舞
SF
無数にあるゲームの中でもβ版の完成度、自由度の高さから瞬く間に話題を総ナメにした「インフィニティ・オンライン」。
貧乏学生だった商山人志はゲームの中だけでも大金持ちになることを夢みてネタ職「商人」を選んでしまう。
攻撃スキルはゲーム内通貨を投げつける「銭投げ」だけ。
他の戦闘職のように強力なスキルや生産職のように戦闘に役立つアイテムや武具を作るスキルも無い。
見た目はせっかくゲームだからと選んだもふもふワンコの獣人姿。
これもモンスターと間違えられやすいため、PK回避で選ぶやつは少ない!
そんな中、人志は半ばやけくそ気味にこう言い放った。
「くそっ! 完全に騙された!! もういっその事お前らがバカにした『商人』で天下取ってやんよ!! 金の力を思い知れ!!」
一度完結させて頂きましたが、勝手ながら2章を始めさせていただきました
毎日更新は難しく、最長一週間に一回の更新頻度になると思います
また、1章でも試みた、読者参加型の物語としたいと思っています
具体的にはあとがき等で都度告知を行いますので奮ってご参加いただけたらと思います
イベントの有無によらず、ゲーム内(物語内)のシステムなどにご指摘を頂けましたら、運営チームの判断により緊急メンテナンスを実施させていただくことも考えています
皆様が楽しんで頂けるゲーム作りに邁進していきますので、変わらぬご愛顧をよろしくお願いしますm(*_ _)m
吉日
運営チーム
大変申し訳ありませんが、諸事情により、キリが一応いいということでここで再度完結にさせていただきます。
最強と言われてたのに蓋を開けたら超難度不遇職
鎌霧
ファンタジー
『To The World Road』
倍率300倍の新作フルダイブ系VRMMOの初回抽選に当たり、意気揚々と休暇を取りβテストの情報を駆使して快適に過ごそうと思っていた。
……のだが、蓋をひらけば選択した職業は調整入りまくりで超難易度不遇職として立派に転生していた。
しかしそこでキャラ作り直すのは負けた気がするし、不遇だからこそ使うのがゲーマーと言うもの。
意地とプライドと一つまみの反骨精神で私はこのゲームを楽しんでいく。
小説家になろう、カクヨムにも掲載
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる